クビになりやすいフリーランスエンジニアの特徴は?理由・対策案も紹介

「失敗が多く、フリーランスエンジニアをクビにならないか心配」
「契約が延長されるか不安…」
「フリーランスエンジニアの現実について知りたい」

このように考えていませんか?

フリーランスエンジニアは高単価の案件が多く、稼ぎやすい一方、クビになることが多いといわれています。

スキルがシビアに評価されるため、今後フリーランスエンジニアで仕事がなくならないか心配な方も多いのではないでしょうか。

この記事では、下記の内容について解説します。

  • フリーランスエンジニアの雇用事情
  • フリーランスエンジニアがクビになる理由
  • クビになりやすいフリーランスエンジニアとは
  • クビにならないためにできる対策

今後、フリーランスエンジニアを続けていきたいと考えている方は、ぜひ最後まで内容をご覧ください。

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フリーランスエンジニアはクビになりやすい?

フリーランスエンジニアは、実力と環境次第ではクビになることもあります。

なぜなら、フリーランスは即戦力として起用され、実力がないと判断されれば契約を切られるのも珍しくないからです。

特にエンジニアの場合、実務経験が最低でも1年以上求められる案件が多く、知識と経験は必須といえます。

しかし、動くコードが実装できなかったり、トラブルを自分で解決できなかったりすると「この人は仕事ができない」とクライアントから判断されてしまうことも。

また、フリーランスエンジニアがクビになりやすい環境もあります。

自分が所属したチームのリーダーがエンジニア経験豊富な場合、仕事に対する評価は厳しくなります。

逆に、チーム内に自分よりできるエンジニアがいなかった場合は、クビになる確率も低いです。

事前にチームリーダーがどういう人か、確認しておくことをおすすめします。

クビになりやすいフリーランスエンジニアの特徴4選

クビになりやすいフリーランスエンジニアの特徴は、下記の4つです。

  1. チームで仕事ができない
  2. 時間にルーズ
  3. スキルがない
  4. ミスを繰り返す

詳しく解説していきますので、ご自身が当てはまってないかチェックしてみてください。

1.チームで仕事ができない

フリーランスエンジニアと聞くと一人でひたすら黙々と作業するイメージが強いかもしれません。

しかし、多くの仕事はプロジェクトで進むため、チームメンバーの役割も多岐にわたります。

チームメンバーの役割

プロジェクトオーナー:クライアント側のプロジェクト最高責任者
プロジェクトマネージャー:プロジェクトの執行責任者
プロジェクトリーダー:設計、実装など現場の進捗を管理する役職
システムエンジニア:実際に設計、実装に携わる人
プログラマー:仕様書に基づいてシステムを実装する人
デザイナー:サイト制作などでビジュアルを考える人
営業:クライアントとの窓口になる人

チームメンバーと適宜コミュニケーションをとり、協力して仕事ができないとクビになる可能性があります。

チームに1人でもコミュニケーションがとれない人がいると、全体の作業がストップしたり大きなミスにつながったりしかねません。

例えば、要件定義の段階でクライアントの意図を汲み取れなかったら、見当違いな成果物を開発してしまいます。

プログラマーさんに実装をお願いする際にも、質問に答えられなかったり言葉足らずな指示を出したりすれば、バグだらけのシステムになります。

このように、上手く連携がとれなければ「この人とは仕事がやりにくいな…」と思われてチーム内で孤立し、仕事を回してもらえなくなることも。

  • 指摘を受け入れず自己流にこだわる
  • 自分が1番仕事ができると思っている
  • チームメンバーを信用していない
  • 人と会話するのが苦手

上記に当てはまっている方は、チーム内でのコミュニケーションを意識して取り組みましょう。

詳しい対策法は後ほど紹介します。

2.時間にルーズ

時間にルーズなフリーランスエンジニアは、仕事がなくなる可能性が高いです。

スケジュール管理ができないと、下記のようなことが起こりかねません。

  • 納期に遅れる
  • 寝坊、遅刻する
  • 大事な仕事の予定を忘れる
  • ミーティングに遅れる

時間やスケジュールを守るのは、社会人としての常識です。

できなければ、チームメンバーやクライアント企業、エージェントからの信用を失いかねないので、気をつけましょう。

3.スキルがない

スキルがないフリーランスエンジニアの場合、クビになることも十分ありえます。

クライアントがフリーランスに求めることは即戦力としての活躍であって、会社員のように一から育てるつもりはありません。

そのため、最低でも実務経験1年以上のエンジニアを求めるクライアントも多いです。

専門職であるエンジニアは、下記のように多くのスキルが必要になります。

  • IT技術(データベース、セキュリティなど)
  • プログラミングスキル
  • 営業スキル
  • コミュニケーションスキル
  • 論理的思考力

スキル不足で仕事を請けてしまうと、クライアントからクレームがくることも。

エラーやトラブルが起きても「自分でなんとかできる」くらいのスキルや経験が身についていないと、厳しいでしょう。

4.ミスを繰り返す

ミスを改善する気がないフリーランスエンジニアも、契約を切られる対象になります。

会社員とは違い、フリーランスエンジニアがミスをしてもクライアントは責任を被ってはくれません。

ミスもトラブルもすべて自己責任になるので、失敗を繰り返せば「仕事に対するプロ意識がない」と判断され、信用が下がります。

また、クライアントに損害を与えるほどのミスをした場合、賠償責任を負う可能性も。

トラブルを起こさないよう、責任感を持って仕事に取り組みましょう。

フリーランスエンジニアがクビになる3つの理由は?

フリーランスエンジニアがクビになる主な理由は、下記3つです。

  1. 案件終了によるクビ
  2. クライアントの資金不足によるクビ
  3. 実力不足によるクビ

フリーランスエンジニアの現実を知りたい方は、ぜひご覧ください。

1.案件終了によるクビ

フリーランスエンジニアは、クライアント企業と業務委託契約を結ぶ場合が多いです。

業務委託契約とは、企業側が期間を定め「成果物」もしくは「行為の遂行」に対して報酬を支払うことを意味します。

例えば、下記のような案件内容で契約を結んだ場合、契約期間が満了すれば次回も依頼して貰えるかどうかわかりません。

職務内容 SaaSプロダクト開発案件
契約期間 3ヶ月
時間 150時間
成果物 システムサービス

契約期間中でも、仕事やフリーランスエンジニア自身の評価が悪ければ、クビになることもあるので注意しましょう。

2.クライアントの資金不足によるクビ

クライアントの資金が不足すれば、フリーランスエンジニアはクビになる可能性が高いです。

業績が悪化した場合、人件費削減のために自社の社員よりも、フリーランスエンジニアのほうが契約を切りやすいからです。

個人の力量でクビになるわけではないので、落ち込む必要はありません。

資金不足によるクビを避けるためにも、下記のような対策を行うことをおすすめします。

  • 会社の資本や業績をチェックする
  • 会社の口コミを確認する
  • 大企業や上場企業の案件を請ける

資本に余裕がある企業なら契約を延長してもらえることもあるので、案件がすぐ切られないか心配な方は、ぜひ参考にされてください。

3.実力不足によるクビ

フリーランスエンジニアは実力がないと判断されれば、クビになることもあります。

企業はフリーランスエンジニアを育てたいわけではなく、即戦力として活躍してほしいと思っているからです。

会社員であれば上司や先輩から助けてもらえますが、フリーランスの場合は任せられた仕事は1人でこなさなければなりません。

システム開発の一連の流れを1人でもできる、エラーが起こっても対応できる人でなければ、フリーランスエンジニアは難しいでしょう。

また、基本的なスキルを持ち合わせていても、下記の状況では契約が切られることも。

  • チームリーダーがエンジニアの知識が豊富
  • 周囲の人が高いスキルを持っている

1人でも業務ができるほどのスキルを身につけて、案件に応募することをおすすめします。

フリーランスエンジニアがクビにならないための対策は?

フリーランスエンジニアが、クビにならないためにできる対策を5つ紹介します。

  1. できない仕事を請けない
  2. コミュニケーションをとる
  3. 仕事を請けすぎない
  4. 常に学び続ける
  5. 複数のエージェントに登録する

契約を切られないか不安な方は、ぜひご覧ください。

1.できない仕事を請けない

できない仕事を無理して請けないことも大切です。

中には、スキルが足りないにも関わらず、クライアントから頼まれた仕事を請けてしまう人もいます。

「仕事をしながら勉強すればいい」と思うかもしれませんが、クライアントからするとスキルが足りないエンジニアに仕事を任せたくはありません。

また、エンジニアはチームで案件をこなすことが多いため、1人でも仕事ができない人がいれば全体に迷惑がかかります。

たとえ高単価の案件だったとしても、スキルが伴っていない場合は無理して仕事を請けないようにしましょう。

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2.コミュニケーションをとる

フリーランスエンジニアには、プログラミングなどの技術や知識だけではなく、コミュニケーションも必要です。

何度もいいますが、エンジニアは基本的にチームで仕事を進めます。

そのため、業務を円滑にするためにもコミュニケーションは必須です。

さらに、業務を行ううえで、クライアントの要望をしっかり確認して仕事に反映させなければなりません。

オンライン会議やチャットが苦手だからといって怠っていると「ちゃんと希望どおりの仕事をしてくれているの​​かな?」と不安に思われることも。

また、コミュニケーションをとることで、下記のようなメリットがあります。

  • アイデアが生まれやすくなる
  • 知識が身につく
  • 仕事のミスが減る
  • 自分の間違いに気づける
  • チームで仕事がしやすくなる

十分にコミュニケーションがとれて、組織のなかでも問題なく仕事ができていれば契約更新になることもありますので、報告・連絡・相談は常に意識して行いましょう。

「コミュニケーションが苦手…」という方は、以下の内容を普段から取り入れてみてください。

  • 相手に興味をもつ
  • 表情が硬くならないように意識する
  • 相手が違う意見だったとしても、否定から入らない
  • 専門用語を使いすぎない
  • 自分と相手の会話量を同じにする

クライアントやチームメンバーとの距離を縮めて信頼を得られれば、さらに重宝されるフリーランスエンジニアになれるでしょう。

3.仕事を請けすぎない

フリーランスエンジニアになると収入が不安定になることから、依頼された仕事を片っ端から請けてしまう方もいます。

しかし、仕事を請けすぎることで1人では抱えきれない量になることも。

案件を抱え込みすぎると、下記の状況に陥る可能性があります。

  • 納期に遅れてしまう
  • クライアントやエージェントから信頼を失う
  • 過労で体調を崩す

どれくらいの仕事量なら無理なくこなせるかを逆算して考え、自分のキャパを超えるようであれば断る勇気をもちましょう。

4.常に学び続ける

フリーランスエンジニアになれば、常に学び続ける姿勢が大切です。

IT業界は特に変化が激しく、どんどん新しい技術が求められています。

例えば、エンジニア業界ではノーコードの需要が高まりつつあり、ノーコードツールを開発できるエンジニアが重宝されています。

このように新しい技術についていくことができなければ、今後受注できる仕事も限られてくるでしょう。

下記の方法から学べるので、自分に合った学習方法を見つけてみてください。

  • 書籍
  • オンラインスクール
  • 学習サイト
  • 勉強会

ある程度の知識やスキルが身についたからといってそこで満足するのではなく、新しい知識を学んで仕事の幅を広げていきましょう。

5.複数のエージェントに登録する

「契約を切られて仕事がなくならないか心配…」という方は、複数のフリーランスエージェントへの登録もおすすめです。

フリーランスエージェントに登録しておけば自分で営業を行わなくても、希望の条件に適した案件の獲得に動いてくれます。

1つだけでなく、複数のエージェントに登録することで、仮にクビになったとしてもすぐに別の仕事が見つかる可能性が高まります。

おすすめのフリーランスエージェントは、下記3つです。

  1. レバテックフリーランス(業界最大級の案件数)
  2. テクフリ(フリーランスエンジニアへの福利構成が手厚い)
  3. テックビズフリーランス(無料でトータルコンサルタント)

仕事をしながら次の仕事を探すのは大変なので、エージェントを活用して効率的に案件を見つけましょう。

会社員とフリーランスはどちらがおすすめ?

ここまでの内容から「フリーランスエンジニアより会社員エンジニアのほうがよさそう…」と思われた方もいるかもしれません。

結論、実務経験が1年以上あって、システム開発の一連の流れを1人でもできるくらいのスキルがあれば、フリーランスエンジニアがおすすめです。

なぜなら、年収の大幅アップが見込まれるから。

会社員と比べて、給料が2倍以上もらえるという意見もよく目にします。

フリーランスエンジニアはクビになりやすいというデメリットもありますが、エージェントを活用するなどして対策できるので、クビを怖がりすぎず挑戦してください。

まとめ

この記事では、フリーランスエンジニアのクビ事情や、フリーランスエンジニアがクビになる理由などを紹介しました。

フリーランスエンジニアはクライアントからシビアに評価されるため、仕事や取り組み方次第ではクビになる可能性も高いです。

ただ、仕事の成果や環境がよければ、契約が延長になることも十分あります。

「なるべくクビになりたくない」と考えている方は、この記事で紹介したクビにならない対策5つを行い、フリーランスエンジニアとして長く活躍しましょう。