フリーランスエンジニアにとって、安定して案件を獲得することは死活問題となります。
効率的に案件を獲得するには、自ら企業に営業するよりもエージェントを利用するのが効率的です。
そこで、高額案件を多数保有すると評判のエージェントサービス、ギークスジョブの特徴やメリット・デメリットについてご紹介しましょう。
ギークスジョブとは?
案件数 | 約2,400件 |
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・8割以上がリモート案件
・平均年収821万円
ギークスジョブとは、エンジニア向けの案件を紹介してくれるフリーランスエージェントです。
フリーランス支援を20年以上行っている老舗エージェントで、多くのフリーランスエンジニアが利用しています。
ギークスジョブの公開案件数は2,000件ほどしかなく、大手のフリーランスエージェントと比べると案件が少ないように見えます。
しかし非公開案件も取り扱っていることで、年間契約数は12,000件以上の実績があります。
取引企業は約3,100件あり、中には大手企業の案件も含まれています。
非公開案件はサイト上に掲載されていないものの、ギークスジョブに登録するとコンサルタントから紹介してもらえます。
近年ではリモート可能な案件が増加しているので、在宅で仕事をしたい人にもおすすめです。
ギークスジョブのマージン率は公開されていませんが、多くの案件は20%程度のマージン率だといわれています。
紹介されている案件によっては、10%〜15%程度の低マージン率のものもあります。
ギークスジョブの特徴は?
3人体制のサポート
ギークスジョブでは、1人のエンジニアにつき3人のコンサルタントが対応してくれます。
コンサルタント1人ひとりの担当業務が異なり、さまざまな側面からエンジニアをサポートできる体制を整えています。
コンサルタントはエンジニアの現状を確認した上で、働き方などについてアドバイスする担当者です。
サポート担当は仕事やキャリアに関する問題に対応し、営業担当は面接に同行してくれたり、勤務先と給与交渉などを行います。
請求書作成などの業務もサポートしてもらえるので、独立したばかりのフリーランスでも安心して業務に取り組めるでしょう。
リモート案件が豊富
ギークスジョブはリモート案件が豊富です。
ギークスジョブで取り扱う案件のうち、約9割をリモート案件が占めています。
都市部向けのサービスではあるものの、リモート案件を選ぶなら地方でフリーランスとして働きたい人も利用できるでしょう。
ただし、フルリモートに対応していない案件もあるので、案件に応募する際は注意が必要です。
フルリモートの案件を探したいなら、ギークスジョブと他のフリーランスエージェントを併用して使うのが良いでしょう。
福利厚生が充実
フリーランスとして働き始めるときに気になることの一つが福利厚生です。
ギークスジョブは、福利厚生が充実しているのも特徴です。
ITフリーランス向けの福利厚生プログラム「フリノベ」というサービスが用意されています。
フリノベとは、豊富なフリーランス支援実績を持つギークスジョブが提供するサービスのことです。
福利厚生として準備されているさまざまなサービスが使い放題になります。
健康診断や飲食店の優待利用、オンライン学習サービスや会計ソフトを特別価格で利用といった特典が利用可能です。
ギークスジョブを利用すればお得なサービスが利用できるようになるので、福利厚生を重視している人には適しています。
ギークスジョブを利用するメリットは?
高収入を目指せる
ギークスジョブを選ぶメリットは、高収入の案件が見つかることです。
ギークスジョブで案件を獲得したフリーランスの平均年収は820万円以上だといわれています。
実際にギークスジョブで案件を検索すると、月単価100万円以上の案件も多く掲載されています。
日本の平均年収が430万円程度といわれているので、経験やスキルに自信があるならフリーランスとして働いた方が高収入を狙える可能性が高いかもしれません。
十分な経験やスキルがある人は、ギークスジョブの高単価案件に応募してみると良いでしょう。
市場価値診断が便利
ギークスジョブでは、便利な市場価値診断を利用することも可能です。
メールアドレスや職種などを入力するだけで、簡単に診断を受けられます。
市場価値診断は開発経験など50の質問に答えると、想定収入を算出してくれるサービスです。
フリーランスになったばかりの人や現在の単価が妥当な金額なのか判断したい場合は、市場価値診断を利用すれば目安となるでしょう。
あくまで目安の数値とはなりますが、フリーランス案件を探すときだけでなく転職を考えている場合にも参考になります。
セミナー・イベントも開催
ギークスジョブが開催するフリーランス向けのセミナーやイベントに参加できるのもメリットだといえます。
東京や大阪、福岡などの主要都市で毎月5〜10回程度、イベントが開催されています。
フリーランス初心者向けセミナーやスキルシートの書き方講習など、フリーランスで活動する人向けの内容です。
遠方に住んでいる人のために、オンライン参加が可能なイベントもあります。
なお、セミナーやイベントには定員が設けられているので、気になるイベントがあれば早めに予約することをおすすめします。
ギークスジョブを利用するデメリットは?
案件が東京に集中
ギークスジョブの案件は、その半数以上が東京都内に集中しています。
東京以外の案件は少なく、特に東北や北陸、中国、四国地方などの案件は取り扱い件数が少ない傾向にあります。
東京以外に住んでいる場合、ギークスジョブ1つに絞って利用すると、なかなか希望に合う案件に出会えないかもしれません。
地方に住んでいる人は、他のフリーランスエージェントにも登録したり、フルリモート案件を探すことをおすすめします。
経験が浅いと厳しい
ギークスジョブは未経験者向けの案件が少ないため、経験が浅い人だと案件を獲得するのは厳しいでしょう。
案件によって求められるスキルは異なりますが、高単価の案件だと最低でも2〜3年程度の実務経験は必要となります。
これはギークスジョブに限らず、どのフリーランスエージェントでも実務経験が浅い方向けの案件は少ない傾向にあります。
経験が浅くても転職できる企業で経験を積むか、プログラミングスクールなどで専門的な知識を学び、経験の浅さをカバーできるように取り組みましょう。
ギークスジョブがおすすめな人は?
さまざまなメリットがあるサービスだからといって、全ての人に適しているという訳ではありません。ギークスジョブは以下のような人におすすめです。
以下の項目に当てはまるなら、とりあえず登録だけでも済ませておくと良いでしょう。
- 東京に住んでいる人
- 高単価案件を受けたい人
- 福利厚生を重視したい人
- 継続的に案件を紹介してもらいたい人
- サービスの質にこだわりたい人
ギークスジョブは、東京で高単価のフリーランス案件を探している人におすすめです。
スキルや経験が求められる案件が多いので、高額案件が見つかる可能性があります。
フリーランスになった後も福利厚生を重視したい人にも向いています。
ギークスジョブは福利厚生のサービス内容が豊富で、仕事関連だけでなくプライベートに関する割引も受けられます。
継続的に案件を紹介してもらいたい人にも最適です。
ギークスジョブは3人体制で担当するようになっており、案件参画後もしっかりアフターフォローしてもらえるので安心です。
フリーランスエージェントを選ぶポイントは?
案件数をチェックしよう
フリーランスエージェントを選ぶ上で、案件数がどれくらいあるかとういうことは大事なポイントです。
まずは、案件数の多いフリーランスエージェントを3種類ほど登録しておきましょう。
そうすることで、客観的な視点で見ることができます。
東京や大阪などの大都市エリアと、地方のエリアでは案件数が変わってくるため、自分に合ったサイトを選んでください。
大手のフリーランスエージェントは1万件以上あることも多いです。
仕事にこだわりを持っている人は、なるべく多くの案件が掲載されているフリーランスエージェントに登録すれば仕事が見つかりやすくなります。
様々なフリーランスエージェントで公開されている案件の内容を比較して、希望する条件に合う仕事を多く紹介しているフリーランスエージェントを選びましょう。
サポート体制をチェックしよう
フリーランスの案件紹介サービスは2種類あり、
- エージェント型
- クラウドソーシング型
と呼ばれます。
エージェント型は、契約時やトラブルが起きた時のサポート環境が整っています。
一方、クラウドソーシング型は案件にかかるまでの流れが簡単なので、簡単に仕事を始めることが可能です。
エージェント型に登録したいという人は、2〜3社程登録してみてください。
そうすれば、様々な案件を比較したり、使いやすいエージェントを探すことが出来ます。
探しているうちに、相性の良い担当者にも出会えることが多いです。
どちらが良いか分からないという人は、2つとも登録してみましょう。
まず登録してみて、使い勝手の良い自分に合ったサイトを見つけてください。
マージン率や支払サイトをチェックしよう
フリーランスエージェントでは、マージンを取られることが多いです。
マージンとは手数料のことを指し、この費用によってエンジニアが利用しやすい環境が整えられています。
中間マージンを取られたくないと思う人も多いですが、案件を探して仕事に参加するための必要な経費です。
マージンはフリーランスエージェントによって異なり、10~25%程度が多いと言われています。
中には、マージン率を非公開にしているサイトもあるため、しっかり確認してください。
高単価な案件を探すには、フリーランスエージェントを利用すると見つけやすいです。
フリーランスエージェントの賢い使い方は?
連絡はこまめに
IT業界でフリーランスとして活動をしていく上で重要となるのが人としての信頼です。
どんなに能力が高くても、クライアントから信用されなければ契約を結んで貰えません。
フリーランスがクライントから信頼を失う原因の一つに連絡の遅延があります。
作業に没頭するあまり連絡を忘れてしまうミスを犯すフリーランスは少なくありません。
定期的な報告を怠ればクライアントに無用な心配を掛けることになります。
例え期待通りの成果を上げられても、安心して任せられないという理由で次回以降は仕事を任せてもらえません。
経過報告が契約に記されていなくても定期的な連絡を入れることは最低限のマナーです。
フリーランスエージェントを複数併用する
近年はフリーランス向けのエージェントが増えています。
一見するとどこを利用しても同じという印象を受けますが、フリーランスエージェントによって案件数から仕事内容まで特徴は様々です。
高単価の報酬が期待できるエージェントもあれば報酬が低い分、短期間で数をこなせる案件が充実している所もあります。
クライアントからの依頼がいつ出るかは決められていないため、時期によって案件数に偏りが出ることも珍しくありません。
利用するフリーランスエージェントを一つに絞ってしまうと仕事が限定されてしまうだけでなく、安定した収入の確保も難しくなります。
仕事が途切れないように、複数のフリーランスエージェントを利用することもフリーランスとして長く活動する秘訣です。
報酬相場を把握しておく
フリーランスは仕事だけでなく、クライアントとの契約も自身で行わなければいけません。
フリーランスエージェントに依頼をするクライアントは大手企業から個人まで様々です。
全てが信頼できるわけではなく、中には不当に安い金額で契約を結ぼうとするクライアントもいます。
一般的な相場を把握していないと、提示された金額が正当な物か判断することができません。
正しく理解をしていれば契約交渉で金額を上げられる上限も見えてきます。
交渉を有利に進める相場の把握もフリーとして成功するための大事な作業です。
参画企業の情報もチェックしておく
仕事相手の情報を知っておくことはビジネスにおける基本作業の一つです。
クライアント企業の事業内容や過去の実績といった情報を調べておくことで、漠然と相手が何を求めているかが見えてくるので円滑に話を進められます。
相手を理解することで得られるメリットはスムーズな契約だけではありません。
良き理解者、パートナーとして長く付き合っていきたい相手と思わせることもできます。
安定して仕事を確保するためにも、事前調査を怠ってはいけません。
高収入のフリーランスエンジニアを目指そう
フリーランスエンジニアは、実績や実力がものをいう世界です。
高い実績やスキルを積み上げてきた人は、自分の実力だけで高収入を目指すことができます。
ギークスジョブはフリーランスエンジニアが力を発揮できる場を紹介してくれるエージェントです。
力試しをしてみたい人は登録してみてはいかがでしょう。