ブラック企業に転職したくない!求人票から見極める9つの危険ポイントを紹介

転職を考えている人であれば、できるだけ働きやすく、条件が良いホワイト企業が良いですよね。

良好な職場環境に恵まることで、仕事に対してもやりがいを感じられるでしょう。

しかし、その反対としてブラック企業というものがあります。

求人情報に書かれた甘い言葉で転職者を誘い、過酷な労働を強いたり、不当な扱いをしたりなど、様々な問題が見られます。

そんなブラック企業に転職しないためにはどうしたら良いのか?

求人情報から判別できるポイントを大きく4つ紹介します。

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ホワイト企業とブラック企業の違いとは?

ホワイト企業について

労働条件には、会社が独自で決めることができるものと、法律によって守られているものの2つがあります。

例えば、給料の仕組みや金額は、業績にもよるため、会社が資金繰りを考えて従業員の給料を決めることができます。

しかし、労働時間や休日に関しては、労働基準法によって守られているため、その範囲内の労働あるいはオーバーした分は割増賃金を払うなどの対処をしなければなりません。

こういった法律で決められている部分をしっかり守っている企業が「ホワイト企業」と呼ばれ、働きやすいことに加え、不当な働き方をさせられることはないと従業員たちからの支持も高い傾向があります。

ブラック企業について

しかし、ブラック企業は、法律を違反したり限りなく違反に近いグレーゾーンで従業員を働かせる仕組みをとったりする企業を指します。

内容は企業によって様々ですが、法律で決められている有給休暇を一切与えなかったり、休日出勤や残業をしても、一切割増賃金を払ってもらえなかったりすることがあります。

こういった企業に転職してしまうと、従業員たちの不満が徐々に積もっていき、長く続けられなかったり、働きすぎやストレスで体調を崩してしまったりする可能性もあるため、仕事探しをする上では、ブラック企業を選ばないよう注意しなければなりません。

求人票から見極める9つの危険ポイント

1. 仕事内容を確認

まずは、仕事内容を注意して確認してください。

明記された内容が自分に合っているものか、今までの経験を活かせるところなのかが判断できるのであれば良いですが、場合によっては、実際に入社してから任された仕事と、求人票に書かれていた仕事内容が違う、というケースがあります。

そのため、入社後にどんな仕事をさせてもらえるのかを明確にしておくことが大切です。

求人票をしっかり確認するだけでなく、面接でも念のため仕事内容の確認を行うようにしましょう。

2. 雇用形態や応募条件に注意

次に、雇用形態や応募条件です。

正社員募集の求人でも、中には期間の定めがあるものや、一定期間を契約社員として働いてから正社員に登用されるものなど、内容は様々です。

「正社員」という言葉だけで安易に転職を決めてしまうと、後で後悔する可能性もあるため、注意が必要です。

また、資格や経験の有無で雇用形態が決まることもあるため、併せて確認しておきましょう。

3. 待遇について確認

そして、待遇についても確認が必要です。

仕事内容と給与のバランスが適切かどうか、最低限の手当がついているかどうかなど、ブラック企業を判別するための注意点はたくさんあります。

特に待遇面はブラック企業の特徴が出やすい傾向があります。

ここに注意!

例えば、仕事内容を「簡単」や「楽」などと書いているにもかかわらず、給与が高いというのは明らかにバランスが適切ではありません。

その上、休日もしっかり休めて、残業も一切ないなどの高待遇だと尚更怪しいですよね。

こういったところに限って、実際に入社すると「求人情報と全然違う」という現実が待っている可能性が高いのです。

もちろん、記載通り高待遇で雇ってくれる企業もあるかもしれませんが、そんな企業は滅多にありません。

休みが少ない、仕事内容が難しいなどのリスクがないにもかかわらず、高待遇な場合はブラック企業を疑ってかかった方が無難だと言えるでしょう。

4. 募集要項を確認

募集要項には、ブラック企業による様々な罠が仕掛けられています。

求職者が、企業に少しでも良い印象を与えようと履歴書の内容を良くするのと同様に、企業も優秀な人材を得るために、少しでも良く見られるような求人情報を出そうとします。

その甘い罠をしっかり見極めていかなければならないわけですが、判別するにはまず、一般的な労働条件の水準を理解することが大切です。

この程度の仕事内容であれば、給与はこれくらいという水準を理解しておけば、募集要項のアンバランスを見抜くことができます。

5. 企業リサーチは徹底的に

次に、企業リサーチをすることです。

企業のHPで概要を見ることだけでなく、企業に対する口コミなども参考にしましょう。

実際に働いている人や、過去に働いていた人などの口コミが掲載されている場合があるため、よりリアルに内部の情報をキャッチすることが可能です。

6. 気を付けるべきフレーズ

こんな言葉を見たら要注意、というフレーズをいくつか紹介するので、転職活動中の人は参考にしてください。

まず、

  • 未経験歓迎
  • 誰でもできる
  • 積極採用

などの、入社を安易にする印象を与えるフレーズです。

私でもできるのかな?と思わせる魅力的な言葉ですが、未経験を歓迎するということは、周りの従業員も未経験者が多く、キャリアが浅い可能性があります。

また、誰にでもできる仕事や、応募者を積極的に採用するということは、それだけ離職率も高いと言えます。

次に、

  • アットホーム
  • 和気あいあい

といった職場環境に関するフレーズです。

人間関係が円滑なように感じられますが、仕事とプライベートのメリハリがつけにくい、パワハラやセクハラなどのトラブルに疎いケースが多く見られます。

仕事とプライベートをはっきり分けたい人は特に注意したいポイントですね。

7. 割増賃金に関して

次に、「一部残業代として含む」や「固定残業代」などの割増賃金に関する記載です。

月々の給与にあらかじめ残業代が含まれているということは、それだけ残業の頻度が多いと言えます。

また、残業代を固定にすることで、長時間労働を強いる場合も考えられるため、きちんと法定通りの支払いを行う企業かを見極めましょう。

8. ハローワークで聞いてみる

そのほかに、ブラック企業かどうかを確認するには、ハローワークで聞くという方法が使えるでしょう。

ハローワークは、日頃から多くの求人情報を扱っているため、職員は企業についての情報もたくさん知っています。

なぜ、募集しているのか、どんな人が働いているのかなどを聞いてみると、求人票からは分からない情報が得られる可能性があります。

9. 転職エージェントで聞いてみる

最後は、転職エージェントの担当者に聞いてみるという方法です。

企業と求職者をつなげる役割を果たす彼らは、お互いが有益になるような紹介の仕方をします。

企業に合わない人間をあえて紹介はしませんし、逆に求職者が求めていないような企業をすすめてくることもありません。

そのため、企業情報を聞けば素直に答えてくれますし、明らかにブラック企業だと分かるところもすすめてこないでしょう。

このように、第三者の意見を聞くことで、一般的な水準から分かるブラック企業を確認することが可能です。

仕事探しは慎重に行おう

転職するのであれば、長く働けるところに就きたいですよね。

そのためには、本人がきちんと情報収集を行い、企業をホワイトかブラックか判別することが大切です。

少しでも条件が良いところを、と思っている求職者の心理を理解し、甘い罠を仕掛けるのがブラック企業なので、そこにまんまと引っかかってしまうと後悔することになるでしょう。

正しい判断ができるよう、求人情報をしっかり吟味するとともに、自分が企業に何を求めているのかを明確にしておく必要があります。

それができれば、きっと自分に合った転職先と巡り合えるでしょう。

記事の執筆者
LS編集部

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