女性プログラマーが少ない3つの理由!女性エンジニアが多い会社の特徴も紹介

  • 女性のプログラマーってあまり見ないけれどなぜ?
  • 女性はプログラマーにおすすめしない職業?
  • 女性プログラマーが多い会社の共通点は何?

IT技術の進歩と柔軟な働き方の観点などから、プログラマーを目指す女性が増えています。
しかし、女性プログラマーの数が少ないと聞き、女性がプログラマーに向いているのか疑問視する人もいますよね。

結論から言うと女性こそプログラマーに適しています。なぜなら高収入を期待できる、長期的なキャリアを築ける、といったメリットがあるからです。

ぜひこの記事を最後までお読みください。

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女性プログラマーが少ない3つの理由

女性プログラマーが少ない理由は主に3つです。

実際に働いている女性の声も交えて解説します。

現場がきつい

現場での業務が辛すぎて、プログラマーを嫌がる女性は少なくありません。

  • 炎上案件を任されて収拾がつかない
  • 長時間残業が当たり前
  • チームの雰囲気が悪い

あまりの辛さに、食欲が湧かない、涙が止まらないと悩む女性もいます。しかし業務改善が進まないせいで、プログラマーを避ける女性は多いです。

女性の就労環境が整っていない

女性が働ける環境が整備されておらず、女性プログラマーが定着していないケースもあります。

  • 育休・産休の取得実績が少ない
  • 男性中心の雰囲気がある
  • 女性管理職が少ない

特に育休・産休に関して、理解を得られていないケースが目立ちます。例えば、時短勤務になった分減給される、昇進試験を受けられない会社は珍しくありません。キャリアを諦めきれないため、我慢してフルタイムを続ける女性プログラマーもいます。

加えて「女性はプログラマーに向いていない」など差別的な見方をする企業も珍しくありません。

このように女性に配慮した職場環境がないのも、女性プログラマーが増えない理由の1つです。

プログラミングに挫折する人が多い

プログラミングにつまづきやすいのも、女性プログラマーが増えない背景に挙げられます。プログラミングスキルを習得するためには、以下のような能力が求められます。

プログラミングに求められる能力

論理的思考力

情報検索力

忍耐力

プログラミングは1つでも文法に間違いがあったり、ロジックが破綻したりすると、エラーやバグが発生します。緻密に筋道を立てて原因を突き止めなければいけません。しかし、論理的思考に慣れていないせいで、プログラマーを諦める女性は珍しくありません。

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また、高度な情報検索力も求められます。エラーが発生した際に、原因を調査しなければいけないからです。

大前提として、書いたコードが一発で正常に動くことは稀です。テストでエラーやバグが発生した際に、インターネットや書籍をつかって原因を究明しなければいけません。時には半日がかりでデバッグ(バグの修正作業)することもあります。

このような情報収集力と忍耐力を求められるせいで、プログラマーを諦める女性はたくさんいます。

女性にプログラマーをおすすめする5つの理由

女性のプログラマーが少ない背景を紹介しましたが、それでも女性にプログラマーをおすすめできるのはなぜでしょうか?

ここでは、女性にこそプログラマーをおすすめする理由を5つ紹介します。

他の職業では得られないメリットがたくさんあるので、じっくり目を通してください。

働き方が柔軟

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プログラマーになると、場所と時間に縛られにくいワークスタイルを実現できます。パソコンとネット環境があれば仕事ができるからです。

ITの企業は古くからリモートワークを導入している企業が多く、フレックス制を採用している企業も珍しくありません。

そのため、子供が急に熱を出しても看病しながら仕事ができます。パートナーが転勤してもキャリアを諦める必要が無くなります。

このように自分の生活に合わせて働き方を選べる点でも、プログラマーは女性におすすめです。

高収入を期待できる

プログラマーになると、高収入が見込めます。求人ボックスナビによると、ITエンジニアの平均年収は正社員で500万円程度。女性の給与所得者の平均年収が300万円前後であることを踏まえると、かなりの高収入です。

フリーランスになれば、さらに収入アップを目指せます。フリーランスエージェント事業を展開している株式会社PE-BANKの調査によると、フリーランスエンジニアの平均年収は792万円。1,000万円を超える案件も珍しくありません。

このように、高い給料を期待できる点でも、女性がプログラマーを目指す価値はあります。

日本全体がエンジニア不足

日本ではエンジニアを初め、深刻なIT人材不足に直面しています。経済産業省は、2030年までに少なくとも40万人以上のIT人材が不足すると発表しました。加えて日本のIT人材は東京に集中するケースが多く、地方企業はさらなる人材不足に悩んでいます。

IT業界は拡大市場かつ、プログラミングの挫折者が後を絶たないため、人材不足に歯止めがかかっていません。

ITエンジニア不足は女性でも同じ。転職サイトの「女の転職type」によると、2019年から2021年の間で求人数は約3倍に増えました。

このように人材の需要に対して供給が追いついていない点でも、女性がプログラマーにチャレンジしてほしい理由です。

 

肉体的に続けやすい

肉体的な負荷が少ないのも、女性にとってプログラマーが魅力的な職業である理由です。プログラマーはパソコンの前でコーディングする仕事です。重量物を運んだり長時間立って働いたりするわけではありません。

また、仮に身体的にハンデを背負ってもプログラマーは続けやすいです。例えば足が不自由になり出社が難しくなっても、在宅勤務に切り替えればOK。病気や事故で長期入院する場合でも、病院で仕事することも可能です。

このように肉体的・体力的に不安がある女性でも、プログラマーであればキャリアを中断するリスクを抑えられます。

コミュニケーション能力を活かせる

女性ならではの気配りや汲み取り力などを活かせるのも、女性にプログラマーをおすすめする理由です。

プログラマーにはコミュニケーションを苦手とする人も多く、職場での意思疎通に頭を悩ませる企業は少なくありません。女性だと自然と人と打ち解けたり、相手が言わんとするところを上手く言語化してくれたりと、コミュニケーション力を発揮しやすくなります。

私の職場でも、多くの男性プログラマーは対面のコミュニケーションが苦手です。そのため、職場での対話がうまくいきませんでした。しかし、女性エンジニアが配属されてから業務上の意思疎通がスムーズになりました。

プログラミングスキルだけがプログラマー適性を決めるわけではありません。コミュニケーションスキルを発揮できる女性は、現場で重宝されるでしょう。

女性プログラマーが多い会社の特徴3選

確かにプログラマーは女性におすすめできる職業ですが、どの会社でも良いというわけではありません。たとえホワイト企業に入社できても、女性への配慮が欠けていたら退職を余儀なくされる可能性もあります。

ここでは、女性プログラマーが多い会社の特徴を3つ紹介します。

女性の出世が目立つ

女性の管理職や役員が多い会社は、女性プログラマーの定着率が高いといえます。
結婚や出産、育児など、女性はライフステージでキャリアを左右されがちです。それにも関わらず、女性のキャリアアップが顕著であれば、ライフイベントがハンデにならない可能性が高いです。

特に、プログラマーがいる部署から管理職の登用実績が多ければ安心。キャリアアップでの部署差別、男女差別を気にする心配は少なくて済みます。

女性のキャリアアップに理解あるかどうかを確かめるなら、志望企業の公式サイトで女性管理職のインタビュー記事を探してみましょう。エンジニア出身の女性管理職が多ければ、女性プログラマーへの理解があるといえます。

柔軟な勤務形態

以下のように、働き方を自由に選べるのも、女性プログラマーが多い企業の特徴です。

  • リモートワーク推奨
  • 副業OK
  • フレックスタイム制導入
  • 強制転勤なし

リモートワークが基本であれば育児をしながら仕事ができます。パートナーの転勤が理由で退職する必要もありません。仮に出社が義務でもフレックスタイム制を採用していれば、急用が入っても働く時間を選べます。

また副業も許可されていれば、本業のキャリアを活かして収入を増やしたり社外の人脈を構築することも可能。

このように、自分の生活や望むキャリアに合わせて働ける会社は、女性プログラマーも多い傾向にあります。

育休・産休の取得実績が多い

育休・産休制度があっても、利用実績が無ければ意味がありません。女性プログラマーが多い企業は、総じて休暇の取得実績があります。

実績を確かめる方法は、志望企業の公式サイトから産休・育休取得者の体験談を探すこと。見るべきポイントは以下の通りです。

  • 休暇の取得日数
  • インタビュイーの役職
  • 制度利用者の数

本気で女性プログラマーを採用したい企業であれば、具体的に制度の利用実績を紹介しています。

入社後に制度を使っているところをリアルに想像できるなら、女性プログラマーも安心して働けるでしょう。

未経験から女性プログラマーになる3ステップ

プログラマーは未経験からチャレンジできるのも魅力ですが、然るべき手順を踏まないと挫折する可能性があります。

ここでは、女性が未経験からプログラマーになるステップを紹介します。

どれか1つでも欠けると、プログラマーデビューが遠のいてしまうので、注意してください。

初級レベルを独学

まずは入門書を1冊買って独学で勉強してください。プログラミングがどのような作業か、肌で実感できるからです。

また独学力はスキルの高低に関わらず、ずっと必要になる力です。初級者の間に、エラーに躓いて自分で調べるという経験に慣れましょう。

プログラミングスクールに通う

プログラミングの触りを掴んだら、プログラミングスクールで本格的に勉強しましょう.
主なメリットは以下の通り。

  • プロのエンジニアに質問できる
  • 仲間がいるためモチベーションが上がる
  • 就職をサポートしてくれる

大きなメリットは、プロのエンジニアに教えてもらえることです。繰り返しになりますが、プログラミングはエラーやバグとの闘いです。初級者だと「いったいどこから修正すれば良いの」と迷子になる人がほとんど。しかしプロのエンジニアに聞けば一発で解決できるケースが多く、その分上達も速くなります。

また大手のプログラミングスクールであれば、書類添削や面接対策などの就職サポートも実施してくれます。求められるエンジニア像に基づいて指導してくれるため、スムーズに転職先を決められるでしょう。

 

実績を使って転職活動

プログラミングスクールでポートフォリオ(卒業時の制作物)を作ったら、実績を武器に転職活動をしましょう。

おすすめは転職エージェントのサポートを受けること。転職エージェントとは、求職者の仕事探しを支援してくれる会社のことで、以下のようなサービスを受けられます。

  • 非公開求人の紹介
  • 書類添削
  • 面接指導
  • 待遇交渉の代行

転職活動は1人でやると骨が折れるもの。プロの力を借りることで、志望企業へスムーズに転職できる可能性が高くなります。

まとめ

この記事では、女性プログラマーが少ない背景と、女性にプログラマーをおすすめする理由などについて紹介しました。

これから女性のプログラマーは増えていくと予想されています。それに伴い、女性プログラマーにとって働きやすい企業も増えるでしょう。

本記事を参考に、ぜひプログラマーにチャレンジしてみてください。

記事の執筆者
喜多村道秋

2018年より英語学習専門のブロガーとして活動。2020年に月間最高アクセス9万PVを達成。
また、2020年よりSEOライターとして活動開始。
英語学習を初め転職活動、ライフスタイル記事など多ジャンルの記事を執筆。
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