介護職のニーズが高まる中、他職種やフリーターから介護職への就職を考える人が増えています。
介護職に就くには、学力面で不安のある人や高卒でもなれるのでしょうか。
ここでは、介護職に就くための方法や向いている人、介護職で年収アップさせる方法まで、介護職に興味ある人に向けて知っておきたい情報を紹介します。
介護職員になるには?
資格や学力は不要
介護施設などで働く介護職員になるには、国家資格や学力は不要です。
採用さえされれば、介護職員の一員として働くことができます。
介護業界が未経験の人や資格がない人は、掃除や洗濯などの雑用や送迎時の運転手、自費の訪問介護などの仕事から始めることが多いです。
これらの仕事は多く募集されており、資格が要らないため、すぐにでも仕事を始められるでしょう。
仕事の幅を広げるために資格を取る
介護職員になるだけなら、無資格でも仕事に就けますが、仕事の幅を広げるために介護の資格を取得する人が増えています。
介護の資格には
- 基本的な介護の知識やスキルがあることを証明する「介護職員初任者研修」
- サービス提供責任者として働ける「介護福祉士実務者研修」
- 介護資格で唯一の国家資格「介護福祉士」
などがあり、これらの資格は通信教育などで取得することが可能です。
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高卒が最短で介護福祉士になるには?
介護の資格の中で最も難易度が高い、介護福祉士。
高卒で介護福祉士になるためには、主に3つの方法があります。
実務経験ルート
社会人が介護福祉士になりたい場合、実務経験で資格を取る方法が一般的です。
実務経験で資格を取るには、実務者研修を修了した上で3年以上の実務経験が必要。
3年以上の実務経験とは、実務経験の対象となる介護施設で、1,095日間以上籍を置き、540日間働かなければなりません。
勤務時間は問われないため、アルバイトやパートとして1日数時間働いても、1日としてカウントされます。
実務経験の方法で受験の申し込みを行う時には、試験実施年度の3月31日までに従業期間と従事日数がクリアできそうであれば、実務経験見込み証明書を提出しての受験が可能です。
養成施設ルート
高卒で、文部科学大臣および厚生労働大臣が指定する養成施設で学ぶことで介護福祉士の受験資格を得られます。
4年生大学、短期大学、専門学校などがありますが、2年間以上の課程を修了することが必要です。
福祉学校ルート
福祉系の高校を卒業しても資格を得られます。
高卒で最短で介護福祉士になるためには、2年間以上の短大や専門学校に通うのが最短です。
介護職で手に職を持っていると強い?
高学歴でも就職活動に失敗したり、ニートのような状況になっている人は多くいます。
たとえ学力が高卒程度でも、努力次第でキャリアアップできるのが介護職。
介護の現場は需要と供給のバランスがあっておらず、常に人手不足で求人情報が出ている状況です。
介護職の資格や経験を持っていることで、より転職が容易になっています。
同じ職場で長く働くことができない場合でも、派遣で働ける介護士の職種もあり、残業がなく、人間関係が気にならない働き方が可能です。
未経験で働く場合には働ける場所も限られてしまいますが、介護福祉士などの資格を持っているだけで、優位に転職活動を進められるでしょう。
介護職が向いている人は?
人と接することが好きな人
介護の仕事は、高齢者の人の生活に密着し、専門的なスキルや知識を必要とします。
コミュニケーションを取りながら、一人一人のお世話をすることも多いため、人と接することが好きな人に向いている仕事です。
会話をする機会も多く、高齢者の話を聞くのが上手な人や、話を盛り上げられる人は、高齢者からも話しやすいと人気になります。
さらに、高齢者の人の話を聞きながら、言葉遣いに気をつけて対応しなければなりません。
そのため、利用者や家族が気持ちよくサービスを受けられるように細かな気配りができると、信頼されるでしょう。
体力に自信がある人
身体介助では、お年寄りの介助が必要なことから、体力に自信がある人が重宝されます。
免疫力が落ちている高齢者も多いため、いつも健康で風邪も引かない人は最適です。
認知症を患っている人など、時には理不尽な言動で傷つけられることもあります。
終身介護の施設では、人の亡くなる場面に遭遇することも多いです。
精神的に安定できているか、プライベートの時間に発散できる人だと仕事が続けやすいでしょう。
また、介護の仕事には1日中休みがありません。
介護施設では、シフト制をとっていて、土日祝日や夜間に出勤しなければならないことも。
土日休みではなく、平日の休みでも抵抗がない人だと安心して働けるでしょう。
休日などを優先させたい人は、派遣タイプの仕事や日勤のみの介護施設を選びます。
責任感を持って働ける人
介護の仕事では、小さなミスが事故につながることもあり、責任感を持って仕事に当たることが重要です。
介護施設では、1人で仕事が完結できるのではなく、他のスタッフと連携しながら仕事をします。
自分の担当する業務に責任を持てる人は介護職にぴったりです。
介護の仕事は、現場でスキルアップしていく人が多い通り、学ぶことが多くあります。
現場で対応が変わることも多く、さまざまな経験を積むことが重要です。
資格取得など介護の仕事でキャリアを積みたい人は、学びながら経験が積める最適な職場と言えるでしょう。
介護職が向いていない人は?
体力に自信がない人
介護職が向いていない人は、体力がなく人と話すのが苦手な人です。
介護の現場で、コミュニケーションなしに仕事を進めることは難しいでしょう。
体力がないと、介助が必要な人のサポートができないため、毎日の仕事が苦痛になってしまいます。
高齢者と話すことも仕事のひとつなので、全く会話をしたくないという人には向いていない仕事です。
潔癖症の人
介護は、高齢者の排泄の介助なども含まれるため、潔癖症の人や他人に触れることが苦手な人は、仕事が全くできなくなってしまいます。
入浴や排泄などの介助も大切な仕事のため、それらに抵抗がある人はできません。
コミュニケーションが苦手な人
高齢者とのコミュニケーションはもちろんですが、周囲のスタッフと協力して仕事を進めることも多い職場です。
ミスが事故につながらないように、介護の現場ではこまめな報告や声かけが行われています。
周囲と協力せず、1人で仕事を進めたい人には向いていません。
介護職で年収をアップさせるポイントは?
介護職で年収をアップさせるには、地道に同じ職場で働くこともできますが、実務者研修や介護福祉士の資格を取得するのが有効です。
無資格:275,920円
初任者研修修了:301,210円
介護福祉士:329,250円
資格をとっていることで、職種手当が期待できるほか、経験やスキルの証明にもなり、転職時にも高い年収でのスタートが可能です。
未経験者でもできる仕事は時給も低めですが、実務者研修があるというだけで手当がつき、高い時給でスタートも可能。
介護の職場で仕事をするなら、資格を取得してスキルアップしましょう。
転職する場合には、同じような介護施設を選ぶと即戦力になることから、給与が前職よりも高く提示されることが多いです。
給与アップが期待できない職場には早く見切りを付け、給与面や福利厚生の待遇がよい介護施設を選びましょう。
介護職は頭が悪くてもなれる!
介護職は高卒や頭の悪さが気になる人でも、無資格でつける仕事です。
実務者研修や介護福祉士の資格を持っていると、給料アップや仕事の幅が広がるため、介護業界でキャリアアップしたいなら、資格取得を目指すとよいでしょう。
介護職は人と話すのが好きで、体力がある人が向いています。
未経験でも飛び込める業界のためチャレンジしてみてください。
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