医師・医者が年収アップを目指すために狙うべき6つのポイントとは?

医師として日々忙しく働く中、ふと同期と話していたり、同級生と集まったりしたときに「自分の年収ってもしかして低い?」と、疑問を抱いたことのある方も多いのではないでしょうか?

困っている患者さんを助ける、救急対応で命を救うなど、仕事としてのやりがいはもちろん大切ですが、その働きに見合った報酬を受けとることも重要です。

仕事の現状と報酬を比較しても不満に感じない状況を目指すために、転職は1つの選択肢ですが、転職先を間違えると「以前より仕事がキツイのに報酬は下がった」という目も当てられない状況になることも考えられます。

忙しくてそんな細かいところまで考えていられないという方のために、こちらの記事では年収アップしたい時に狙い目なポイントについて紹介しています。

6つのポイントについてご紹介しますが、この部分は頭になかったと思う人も多いはずです。

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新規に開院、拡張しようとしている病院

1つの病院ごとの病床は減らすようにと国から通達が出ていますが、実際のところ、患者数に対して、病床数が足りていない地域も多々あります。

そのような地域では新規に開院したり、既にある病院を拡張したりする事例も少なくありません。

新規に開院する場合、病院の規模にもよりますが、必ず一定数の医師が必要とされるので1つの狙い目と言えるでしょう。

地方などで医師が不足している場所であれば、多少、報酬が高くても採用せざるを得ない事情もあります。

また、拡張しようとしている病院にもよりますが、医師が不足しがちな分野であれば、需要と供給のバランスもあり、報酬は高くなりやすいです。

コロナ禍で医療を取り巻く状況は厳しいところですが、新規に開院、拡張する資金的な体力のある病院であれば、経営も安定しており、長い目で見て勤め続けることも考えやすいと言えるでしょう。

せっかく、報酬が高く、労働環境が良くなっても長く経営を続けるのが難しい病院へ転職してしまうと、いらぬ苦労をすることにもなりかねないので、経営状況も合わせてチェックすると良いでしょう。

地方の交通の便が悪く医師が不足している地域

地方の医師不足が叫ばれるようになって、長い月日がたちますが依然として医師不足が解消できていない地域も多く残っています。

あと数年後には2025年問題として話題になっている、高齢者が一気に増加する時期もやってきます。

現在でも医師が足りていない状況に対して、病院へ通院する人数が増加することになるので、最低人数の医師を確保するために報酬を上げざるを得ない病院も出てくるはずです。

交通の便が悪い地域というと買い物などの日常生活も不便という印象が強く、なかなか転職先の候補として考えにくいという方も多いのではないでしょうか。

実際のところ、現在ではアマゾンや楽天を始めとするネットショッピングが発達したこともあり、日常的に必要な物に関しては簡単に手に入るようになっています。

どうしても買い物は自分の手にとり、目で見て行いたいというこだわりがなければ、転職先として検討してみるのも良いでしょう。

在宅・訪問診療の体制強化予定の病院

2021年現在、残念ながら介護が必要な方を全員収容できるほどの病床、老人ホームは整備されていません。

その部分をカバーするために、自宅で家族が無理なく介護できる体制を整えることや訪問診療の需要が高まっています。

まだまだ発展途上の分野であり、整備が十分に行われていない地域も多いです。

病床が足りないため、家にいながら診療を受けざるを得ない患者の数は今後、増えていくと考えられます。

病床削減に伴う在宅患者の増加にあわせて、訪問診療の体制強化は欠かせない分野ですが介護関係の職員や家族との調整も求められることもあり、なかなか人が集まりづらい状況です。

どのような地域でも必ず整備を進めることを求められる分野のため、医師が足りない地域であれば、報酬は高くなるでしょう。

地方から都市へ就職して、地元へ戻りたいと考えている方の場合には、転職先の候補として頭に入れておきましょう。

産婦人科、麻酔科などの医師不足の診療科をもつ病院

出生数の減少、医療訴訟の増加といった社会の状況がきっかけで、産婦人科の医師は以前にも増して不足しています。

また、開業に向いていないとして敬遠されがちながら、がん治療などを始め、ペインクリニックなど、求められる仕事が近年増えてきたことで需要の増している麻酔科も人手不足です。

個々の専門科に関わる部分なので、転職先として考える場合には制限が大きい分野ではあります。

しかし、あなたが専門科としている分野であるのなら一度検討してみる価値はあるのではないでしょうか。

求人を募集しているどの病院も不足している状況を放置するわけにはいかないので、何とかして医師を確保しようとしているはずです。

転職の際の交渉の仕方も関わってはきますが、病院の置かれている状況によっては現在の報酬よりも格段にアップすることにもつながってくるでしょう。

仕事としてはかなり大変な分野ではありますが、人材不足な現状とあわせて考えれば年収アップにつながりやすいと言えるでしょう。

成長が見込める美容外科などの自由診療科

テレビをつけていれば毎日見ると言っても過言ではないくらい、美容外科のCMを目にします。

当然のことながらテレビでCMを流すためには、かなりの費用がかかります。

逆に考えれば、それだけの費用を使えるだけ儲かっている分野とも言えるでしょう。

まぶたを二重にするなどの軽度の手術から、脂肪吸引、大掛かりな整形手術など、美容に関する需要は日を追うごとに高まっています。

美容外科であれば救急もなく、クリニックが営業している時間がメインの勤務時間となるので、医師の理想的な労働環境としても注目されています。

  • 今後も成長が見込める
  • 無理のない範囲で働くことができる職場が多い
  • 保険診療ではないので多額の売り上げが見込める

と、労働環境の改善と年収アップを同時に狙いやすい分野です。

急な欠員が出て即座に人員を必要としている病院

病院運営には最低限の医師数が定められていることもあり、急な欠員が出た場合には死活問題になりかねません。

このような病院の場合には、転職も比較的スムーズに進みやすく、何としても至急で医師を揃えないといけない状況も手伝い、年収アップも目指せるでしょう。

ただし、欠員が出た原因はしっかりと把握しておくべきでしょう。

前任の医師が職場の労働環境が悪すぎて体調を崩してしまっていたり、パワハラが原因で精神不調に陥っている可能性も考えられます。

このような病院の場合は転職の相場以上に高い報酬を設定されていることも多いので、求人内容を近隣の病院と見比べてみて、明らかに高額すぎる場合には転職エージェントなどを活用して理由を確認するのが大切です。

まとめ

年収アップを目指せる医師の職場について6つのポイントを取り上げてご紹介しました。

それぞれ良い点もあれば悪い点もありますので年収アップという視点だけでなく、転職後に後悔することのないように、あわせて考えておきたいポイントがいくつもあります。

いくら年収をアップできても、その結果、労働環境が悪化してしまったり、思いもよらぬ不利益を被るのは誰しも本意ではないでしょう。

こちらの記事を参考に転職先の分野を狙い定めた後は、慎重に転職先について検討を重ねてください。

あなたが理想の転職先に巡り合えることを願っております。

記事の執筆者
マツ

大学卒業後、車の営業として7年勤務。個人、法人、卸売と様々な形の営業を経験。
2017年から始めた自身のブログは1200記事超えるほど、とにかく文章を書くことが好き。転職、IT、教育を得意ジャンルとして活動中。
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