子育て支援センターって?種類や活用方法や注意点などを紹介

子育てをしていると、子どもの成長や毎日の過ごし方、保育園についてなど悩みはつきませんよね。そんな子育て中のパパやママたちを支援する場として、全国に「子育て支援センター」があります。

ただ、自分が住んでいる地域にもあるけれど、利用の仕方がわからないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、「子育て支援センター」とは具体的に何をするところなのか、どんな支援が受けられるかなどをご紹介します。

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子育て支援センターとは

子育てをしているとよく耳にする子育て支援センター。具体的にどんなことをする場所なのでしょうか。

乳幼児と親の交流の場

子育て支援センターは、主に乳幼児とその親が集い、交流を深める場です。全国の市区町村ごとに、公共施設や保育所、児童館などに設置されています。

親子で遊んで過ごしたり、親同士で気軽におしゃべりしながら情報交換をしたり、スタッフに育児相談をすることもできます。子育て中は悩みがつきないものですが、親同士の交流が少なかったり、誰に相談していいかわからなかったりして、悩みや不安が解消されにくいことも多くあります。

そんな子育て中の家庭をサポートするのが、子育て支援センターの役割です。

地域子育て支援拠点事業の一つ

子育て支援センターは、厚生労働省が推進している地域子育て支援拠点事業の取り組みの一つです。令和3年度時点で全国に7,856箇所設置されており、その数は年々増え続けています。

核家族世帯が増え、共働きが多い現代では育児に関して相談できる家族が身近にいなかったり、地域との繋がり方がわからず家庭が孤立しやすい傾向にあります。子育て家庭の孤立化を防ぎ、子育てを地域で支援することが目的です。

子育て支援センターは大きく2種類ある

子育て支援センターには、一般型と連携型の2種類のタイプがあります。

どちらも実施主体は市区町村、もしくはそこから委託された社会福祉法人やNPO法人などです。

違いは次の通りです。

一般型

一般型は地域に常設の拠点を設けて、子育ての知識・経験があるスタッフが子育て支援を行っています。

また、気軽に親子が集える場を提供し、子育て情報の発信や相談・援助を行います。保育所や公共施設内の空きスペース、商店街空き店舗、民家、アパートの一室などを活用して運営されています。

連携型

連携型は、地域の児童福祉施設などに親子が集える場を設置しています。

一般型と同じく子育ての知識・経験があるスタッフに加えて、児童福祉施設などに勤務している子育て中の当事者や、経験者のスタッフも交えて子育て支援事業を展開しているところが特徴です。

子育て支援センターでできること

子育て支援センターでできることは、次の3点です。

親子の交流の場に参加

子育て支援センターは親子に開かれた場として、自由に利用することができます。

親子で遊んで絆を深めたり、その日出会った親同士で子育てに関する会話が弾むことも少なくありません。

リズム遊び、絵本の読み聞かせ、動物との触れ合いなど様々なイベントなどに参加すれば、親同士・子ども同士の交流を深めることができます。

人との交流が苦手な親子でも、自然と「お子さん何ヶ月ですか?」などの何気ない会話から始まる交流を楽しむことができるでしょう。

子育ての相談や援助

子育てに関する悩みや不安の解消につなげるため、相談や援助を実施しています。どんなに些細なことでも、スタッフに相談することが可能です。

発達に関することや身体の不調、病気といった医療系の相談であれば、医療機関を紹介してくれる場合もあります。保育士、助産師、栄養士など様々な専門スタッフに相談できる日程が設けられていることもありますので、気になることがある場合は相談してみましょう。

講習の受講や情報収集

子育て中の親子や、子育て支援に興味がある方々を対象にした講習などに参加することができます。

例えば、緊急時の救急対応や避難講習、これから親になる人向けにプレパパ・プレママ講習など様々な講習があります。いざという時に役立つ知識や日々の子育てに役立つ情報が満載です。

子育て支援センターでできる遊び

子育て支援センターでは、次のような遊びができます。

絵本の読み聞かせ

絵本の読み聞かせは、子どもの想像力や集中力、言語能力の発達などの効果があるとされています。月齢や年齢に合わせたおすすめの絵本を読み聞かせしてもらうことができますから、子どもはもちろん、親も一緒に楽しむことができます。

「自分の子はこういうお話に興味があるみたい!」「読み聞かせってこんな風に読むといいのかな。」というように、発見や学びの連続です。家庭での絵本の読み聞かせに活かすことができるでしょう。

絵本にあまり興味が湧かない子どもは、無理に座らせて読み聞かせなくても大丈夫です。自由に過ごしていいところが、子育て支援センターの魅力です。

おもちゃを使った遊び

子育て支援センターでは、自由に遊べるおもちゃがたくさん置いてあります。指先や頭を使うパズルやブロック、おままごと、身体を大きく使うボールや遊具など様々です。

絵本と同じように、自分の子が興味を持つおもちゃを知ったり、得意な遊びを見つけることができるかもしれません。気に入ったおもちゃは、誕生日などのプレゼント候補に入れることもできるでしょう。

リトミック

リトミックとは、音楽に合わせて身体を動かし、心と身体の発達を促すというものです。音楽によって好奇心をくすぐったり、想像力や協調性などあらゆる力を育むことができます。

リトミックは保育園や学校など、様々な教育現場で取り入れられている音楽教育法です。子育て支援センターでも取り入れられていますので、親子で体験してみてはいかがでしょうか。

子育て支援センターを利用するときの注意点

子育て支援センターを利用する際は、次の点に注意しましょう。

子どもから目を離さない

子育て支援センターは保育園のように預ける施設ではありませんので、子どもから目を離さないよう注意が必要です。親同士が交流していてうっかり目を離した隙に、危険な行動をとってケガをしたり、あるいは他の子にケガをさせてしまうかもしれません。

スタッフも常駐していますが、あくまでも見守り・支援の立場です。混みあっていて人数が多い日は目が届かないこともあります。親は我が子を見守りながら、交流を楽しみましょう。

子育て支援センターを利用する子どもは、ほとんどが0~3歳の未就学児です。0~3歳は月齢や性別の違い、個人差による体格差があります。大きな子が小さな子に悪気なくケガをさせてしまうことも十分考えられます。

また、子どもによっては硬いおもちゃを投げる、そのおもちゃで他の子を叩いてしまうこともあるでしょう。おもちゃの取り合い、子ども同士の喧嘩は成長には付き物ですが、大きなケガやトラブルに発展しないようにしたいものです。みんなが安全に気持ちよく過ごせるよう、子ども同士の交流にも気を付けましょう。

着替えなど必要な持ち物を用意する

気軽かつ自由に利用できるとは言っても、我が子に必要な持ち物をしっかりと準備してから行きましょう。ミルクを吐き戻してしまったり、転んで汚してしまった場合は着替えが必要になります。

子どもがやりたい遊びを制限なくやらせてあげられるように、着替えやおむつ、タオルは用意していきましょう。その他にも、ミルク、飲み物、おやつなど子どもに必要なものは忘れずに準備します。

また、子どもが気に入っているおもちゃを家から持っていったりすると、忘れ物やトラブルの原因になることもあります。

他の子に壊されてしまったり、子育て支援センターのおもちゃに混ざってしまったりすることも考えられますので、持ち物は必要最低限をおすすめします。

子育て支援センターに行ってみよう

子育てに追われて余裕がない方や、初めての場所に行くことが苦手な方にとっては、子育て支援センターを利用するのはハードルが高いと感じるかもしれません。

しかし、無理に交流したり、イベントに参加する必要は全くありません。

日々の子育ての負担を軽くしたり、子育てを楽しむヒントがたくさんありますので、是非気軽に子育て支援センターに行ってみてください。

記事の執筆者
LS編集部

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