- 急な出費が続いてしまう
- 浪費癖がなかなかぬけない
- 収入が少ない
などお金に関する悩みって本当に尽きないですよね。
でもお金に関することってなかなか友達に聞いたり話し辛いし、家族や親戚など関係が近ければ近いほど指摘や相談もしにくいものです。
特に20代は給料もまだまだ満足いくような金額はもらえないし、1人暮らしだと特に遊びに行ったり、おいしいものを食べたり、ほしいものを買ったりしたいし、女性だと化粧品だって買わなければいけません。
私も20代前半に1人暮らしをしていた頃は、給料が入ってはすぐ使ってを繰り返していました。
でも、今になって「もっと貯金しとけばよかった!」と後悔することはとても多いです。
そこで今回の記事では、元銀行員の私が20代女性におすすめする貯金方法やポイントについて紹介しています。
貯金ができなくて悩んでいる人は参考にしてみてくださいね。
貯金してこなくて後悔したことは?
いざというときお金がない
私が1人暮らしを始めた時は、実家に住んでいた時と比べて、家賃や通信費など毎月の生活費の支払いや外食・旅行代・交際費が比べ物にならないくらい増えてしまっていました。
「貯金したい」という思いはあっても、なかなか実現できない人もいるのではないでしょうか?
私自身、友達と本当にどうでもいい会話をするその時間が仕事や嫌なことを忘れられる手段の一つだったので、なかなか誘いを断ることができませんでした。
毎月少しずつ貯めた貯金も、家族や親戚の結婚式のお祝いをしたり、旅行があったりするとすぐに底を尽きてしまって、「大きいお金が必要な時が来てしまったらどうしよう」という不安から貯金してこなかったことを後悔しました。
結婚を考えた時
20代後半になるとやはり女性が今後のライフプランを考える上で、一番最初に思い浮かんでくるのは結婚・出産ですよね。
結婚や出産にかかる費用を考えると、結婚を考える相手がいてもなかなか踏み出せなかったり、つい相手の貯金を頼ってしまってなかなか理想の人に出会えないという人はとても多いのではないでしょうか。
実際に交際を始める前に貯金額や収入はなかなか聞けるものでもないですし、自分の理想の人が現れたときに備える上でも、自分自身で貯蓄をしておくことがとても重要だと感じます。
同世代の友達の貯金額を聞いた時
私は同世代の友達の具体的な貯金額を聞いたことはほぼありません。
というよりも、みんなリアルな貯金額は隠すものですよね。
ただ、20代女性を対象にした貯金額のアンケート調査の実態を見る限り、周りの友達の貯金額についてはあまり信用しないことをおすすめします。
実際に私も「貯金していない」という友人の言葉を真に受けていましたが、実際はかなり貯金があることを目の当たりにしてとても驚きを受けたことがあります。
20代女子一人暮らしってどのくらい貯金してる?
20代前半の平均貯蓄額は?
では実際の20代の女性はどれぐらい貯金をしているのでしょうか。
4MEEE株式会社が20代の未婚女性を対象におこなったインターネット調査によると、20歳~24歳の女性は、平均年収259万円にたいして、貯金額は平均65万円という結果のようです。
20代後半の平均貯蓄額は?
また、25歳~29歳の平均年収は339万に対して、貯金額は平均200万という結果になっています。
こう見てみると、やはり年齢が上がって、年収が高くなっていくのと同じように、20代前半の頃に比べて135万程貯金を増やしていることになります。
貯金する方法はどんな方法がある?
貯金をする方法は大きく分けると3つあります。
どの方法でもメリットとデメリットを持ち備えており、自分のライフスタイルやこれからのライフプランによって選んでいく必要があります。
1.収入を増やす
まず1つ目の方法が収入を増やすことです。
具体的な方法としては転職や、副職などの方法があります。
この方法を選ぶと専門的な知識を身につけられる可能性が高くなるし、貯金できる金額の予想も付けやすくなります。
しかし、転職や副職を始めるには大幅な時間がかかりますし、オーバーワークに陥り健康を損なってしまう可能性があるので気をつけて下さい。
私も実際に転職をしましたが、決断してから実際に次の会社で働くまでの期間は1年半に上りました。
時間的な余裕を持っている人や、結婚や出産後もキャリアアップを図りたいような人にはとてもおすすめですが、今すぐに貯金を増やしたいと考えている人にはあまりおすすめできません。
2.支出を減らす
2つ目の方法が支出を減らす方法です。
貯金を始めようと決意したら、なによりもはじめに出費を見直していって無駄なものを減らしていくべきでしょう。
私が行ったことは、
- 外食をやめて自炊を行うこと
- 携帯電話のプランを格安プランに変更すること
- クレジットカードなどのポイントを有効活用すること
などがありました。
特に、通信費を見直したときには、大手キャリアから格安プランに変更して月々の通信費が5,000円近く安くなりました。
簡単な手続きですぐに変更できたので、なんでもっと早く見直さなかったんだろうととても後悔しました。
支出を減らす方法は、貯蓄のために一番取りかかりやすい方法だと思いますが、お金をかけない分手間をかけなくてはいけないことが多くなってしまいます。
また、金額的にもそこまで大きなものには繋がらないことが多いので、自炊やクレジットカードのポイントの利用は継続することができない可能性あります。
無駄な支出を減らそうと思った時は、一度手間をかけてしまえば今後手間なく継続できるようなものを優先的に見直すことをおすすめします。
3.お金を増やす
3つ目の方法が、今あるお金を増やしていく方法です。
具体的な方法としては、
- 外貨建ての預金
- iDeCo
- 積立投資信託
などに挑戦してみるということです。
これらは、元本保証がないことが最大のデメリットで、特に日本人には敬遠されがちです。
ですが短期間でお金を増やせる可能性がありますし、増えたり減ったりするリスクをゲーム感覚で楽しむこともできます。
特に積立投資信託では少額から毎月自動引き落としで利用することができるので、一度設定をしてしまえば手間をかけることなく運用ができるようになります。
私もNISAという非課税口座の利用で、できる範囲内で、購入したり、解約したりを行っています。
私の場合はマイナスになっている時は解約しないと決めているので、今のところは損をしているということはありません。
元本保証がないから怖くてできないといという方も、まずは少額から始めてみて、貯金の中でも「増やしていくお金」という新たな枠組みをつくっていきましょう。
元銀行員の私の貯金ポイントを紹介!
削減できそうな固定費を減らそう
貯金するためには、自分自身が貯金できるような環境作りを行うことが一番のミソになってきます。
そのためには、毎月の固定費を削減することが大切です。
中でも、
- 家賃
- 水道光熱費
- 通信費
などの固定費は費用も安くないですよね。
家賃はすぐに削減することはできませんが、通信費や水道光熱費は削減することが可能です。
特に今1人暮らしをしている人は、ぜひ固定費の見直しをしてみてはいかがでしょうか?
収入-支出=貯金の考え方を脱出する
「予定では貯金できるはずだったのに、なぜか足りなくなった」、そんな経験はありませんか?
クレジットの引き落としや生活費を引き出す口座からお金が足りなくなってしまうことが怖くて、ついつい全ての引き落としが終わった後に、余ったお金を貯金にしてしまいがちです。
でも使い込んでしまい、それが日常化してしまうと貯金の予定額より少なくなってしまったり、貯金できなくなってしまったりしてしまうことが多いです。
そんな人は、会社にある財形貯蓄や銀行の積立定期預金を旨く利用していきましょう。
財形貯蓄は給料天引きで積み立て貯金ができる制度で、元利合計550万までは非課税で利息を受け取ることができます。
また、解約の為に所定の手続きを踏む手間をとらなければいけないので、それなりの手間が必要になってくるため、お金が足りなくなってしまって解約してしまうリスクも少なくなるのではないでしょうか。
また、積立定期預金では日にちの設定や、自動振り替えの設定で作成することで給料天引きと同じような効果を生み出すことができると思います。
そちらも銀行のあいている時間に解約の手続きを取らなければいけないと思うので、気軽に解約できません。
使い込みを防ぐために、給料が入ったらすぐ貯金専用の解約し辛い口座に移して、給料-貯蓄=貯蓄の考え方をしていきましょう。
まとめ
今回は貯金する為の手段や考え方を紹介していきました。
お金を貯めるためには、貯金に対する考え方を改め、様々な観点から自分の生活を見直していくことが大切です。
また、貯金の一部を「増やすお金」に取り分けるという視点を新たに持ち、未来の自分のための資産形成を行っていきましょう。
それがきっと、未来の自分の幸せに繋がっていくでしょう!