「将来のために貯金をしたい!」
「貯金がなかなかできなくて困っている…」
貯金をしたい気持ちはあっても、なかなか実行するのは難しいですよね。
貯金は計画的に行動に移さないと、貯めるのが難しいといいます。
ですが、1度貯金ができるようになると、一生貯金癖がつくとも言われています。
実は、貯金上手になるために必要なのはお金の知識だということを知っていますか?
貯金は財力が重要だと思われがちですが、財力があってもお金の知識がなければ貯金はできません。
この記事では貯金上手になるために必要なお金の知識を身につける資格についてご紹介します!
貯金が貯まりやすい人の特徴は?
貯金が貯まりやすい人と貯まりにくい人には大きな違いがあります。
貯金が貯まりやすい人の特徴を見ていきましょう。
1.月の収支を把握している
貯金ができる人は、月の収入と支出をきちんと把握しています。
毎月何にお金を使っているのか、引き落とされる額はいくらかなど、支出の面もしっかり把握しているため、どの程度貯金に回せるのかが計算できるのです。
これは、保険や税金なども含めた収支なので、税金関連はよくわからないという方は、貯金面で損をしているかもしれません。
2.貯金分を先取りしている
貯金ができる人は収入を得た時点で一定の貯金額を先取りしています。
余ったら貯金に回そうという考えは持たないのです。
先に貯金分を確保しておけば、毎月必ず一定額を貯金に回すことができますよね。
3.投資信託やNISAの活用をしている
口座預金だけではなかなかお金って増えないですよね。
貯金ができる人は、少額積み立て、いわゆる投資信託やNISAなどを活用している方が増えています。
しかし、知識がないと手を出すのは不安だという方が多いですよね。
そのためにお金の知識を学んでおく必要があるのです。
4.収入の多さももちろん影響する
収入が多くても、お金の知識がないために貯金ができない人はたくさんいます。
でも、お金の知識を持ち合わせていることを前提に考えると、やはり所得の多さも1つのポイントです。
億万長者になれなくとも、今よりも収入面をアップするという意味で資格を取得することがおすすめです。
貯金上手の秘訣は知識量にあり!
貯金上手の秘訣はお金の知識の有無が大きく影響しています。
お金の知識があることで、月の収支を正確に把握し、あなたの生活に合った資金形成計画を立てることも可能です。
年金だけでは、老後生活を豊かに送れないと言われている今だからこそ、将来に備えた貯蓄が重要!
お金の知識はあなたの資産にも繋がるのです。
また、近い将来で保険の加入を検討している方や、出産・結婚等のライフイベント、家の購入などの大きな買い物をする予定の方は、お金の知識を身につけることでお得になる可能性もあります。
貯金上手になるために、お金の知識を身につけましょう。
お金の知識を身につけるためには、資格の取得がオススメです。
自分の力になるだけでなく、その資格を活かして収入面をアップさせることもできるかもしれません。
ここからは貯金上手になるためにオススメの資格を見ていきましょう。
1.ファイナンシャルプランニング技能検定(FP技能検定)
ファイナンシャルプランナーという職業をご存知でしょうか?
ファイナンシャルプランナーとは、その人の生活や収入などから将来への資産形成プランを適切に導き出し、アドバイスやお手伝いをします。
家計に関わる、節約、貯蓄、税金、投資、住宅ローン、不動産、教育、老後、相続など幅広い知識を持ち合わせるお金のエキスパートなのです。
この資格を持っていれば、人生の中で直面するさまざまなお金の問題を理解・解決することが可能となります。
自らの資産計画を立てるにもとても役立つ資格です。
ファイナンシャルプランナーのスキルを認定する資格はいくつかありますが、国家資格であるFP技能士という資格がポピュラー。
FP技能士はFP技能検定試験に合格することで認定を受けることができる資格となっています。
FP技能検定には、1級・2級・3級の3つの級位が設定されており、ある程度お金の知識をつけるのなら3級の取得を目指しましょう。
FPとして働くことを見据える場合は最低でも2級の取得が必要です。
試験は学科試験と実技試験に分けられており、合格率は3級が70%前後、2級が25~30%前後となっており国家試験の中では比較的合格が狙いやすい資格試験となっています。
1級はかなり難易度が上がり、学科は10%前後です。
職業として目指す場合でなければ、1級を取得する必要はそれほどないので、まずは3級の合格を目指しましょう。
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2.日商簿記検定
簿記に関する検定試験はたくさんありますが、この日商簿記検定は中でも最もポピュラーな検定試験です。
簿記とは、企業内での経営活動を記録・計算・整理することで、経営成績や財政状況を明らかにするお仕事です。
資格があることで、企業の財務部等への転職に役立つことはもちろん、他にもあなた自身がコスト管理や仕組みを理解することができるので日常の家計管理にも活かすことができるんです。
主婦の間でも、簿記の資格はFPの資格とセットで取得する方が多く、将来の資金計画に役立てているようです。
日商簿記検定は1級・2級・3級の級位が設定されており、合格率は、
- 3級:50%程度
- 2級:15〜45%程度
- 1級:10%程度
となっています。
家計管理に活かしたいという場合は3級で充分ですが、資格取得を機に転職などを目指すのであれば2級は取得しておく方がいいでしょう。
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3.マネーマネジメント検定
マネーマネジメント検定は一般社団法人 金融学習協会が主催する民間資格試験です。
お金の教養を身につけることを目標に、貯金や投資運用など、家計管理や資産形成に関するお金の知識を問う試験となっています。
お金についての考え方や使い方を学ぶことができるので、今後の家計管理・資産形成に役立てることができます。
貯金上手になるための術を学ぶことができますよ!
マネーマネジメント検定は1級・2級の級位が設定されており、1級はリスク管理や資産形成に関する知識・スキルについて問われます。
2級は基礎的なお金の知識から、お金の判断基準について問われる問題です。
どちらの級位も難易度はそれほど高くなく、テキストで勉強をすれば合格できることが多いです。
今後の資産形成に役立てたいという方はぜひチェックしてみてくださいね。
4.DCプランナー
DCプランナーのDCとは確定拠出年金のことで、年金制度全般に渡る詳しい知識を持ち合わせ、投資やライフプランに関わる知識も習得しているお金のスペシャリストを認定する民間資格です。
年金やお金に関する知識・スキルの普及を目的として作られた資格ですが、日常生活における年金制度なども学ぶことができるため、貯金上手を目指す方にもおすすめの資格です。
就職に役立つというよりは、知識を身に付けるツールとしての資格となっています。
一般社団法人 金融財政事情研究会が主催する資格試験で、1級・2級の2つの級位が設定されています。
合格率は1級:30%前後、2級:50%前後となっており、比較的合格を狙いやすい資格といえるでしょう。
年金制度はとても複雑ですが、わたしたちにとって切っても切り離せない存在です。
何も知らないまま生活していると思わぬところで損をしてしまうことも…
年金制度を含めたお金の知識を身につけるために、ぜひ受験してみてはいかがでしょうか?
5.公認会計士
公認会計士とは、監査業務・コンサルティング業務・税務業務のいずれかに従事し、財務・税務などに関連するお仕事をしています。
公認会計士…実は超難関国家資格で、司法書士・司法試験と並ぶほどの難易度だと言われています。
この資格を持っていることで、財務会計や管理会計、経理や監査、税金、法律などを学ぶことができるため、お金に関する法のスペシャリストになることができます。
もちろん、将来の資産管理に活かすことができますが、年収をアップするという意味でもおすすめの資格です。
公認会計士は独立することも可能で、平均年収は600万円台。
お金の知識を持ちながら、収入面も豊かになることから貯金上手になるにはぴったり!
しかし、簡単に合格できるわけではないのが難関国家資格の難しいところです。
1年での合格はなかなか難しいと言われ、合格率は5%前後…
もし本気で目指そうというのであれば、無理な資格ではありません。
就職・転職に活かすわけではなく、ただお金の知識をつけたいという人は色々と効率が悪いのでFP資格の取得が賢明だといえるでしょう。
6.マンション管理士
マンション管理士はあまり聞きなれない資格ですが、実は国土交通省が定める国家資格なんです。
マンション管理士は主に、マンションの管理、住民との権利関係の調整、大規模修繕の計画立案など、マンション管理をするうえで必要な手続き等を担う職業です。
マンション管理士は実務経験を積む場がほとんどなく、資格を取ることがマンション管理士への1番の近道となっています。
将来的に、不動産収入などを持っておきたい場合は、マンション管理士の資格を取得しておくことが重要です。
老後の収入源として不動産収入を持ちたいという方も多く、私の住んでいるマンションでもご高齢の夫婦がオーナー様として管理されています!
収入面をアップするという意味で、マンション管理士の資格を取ってみるのもいいかもしれませんね。
マンション管理士試験の合格率は10%未満となかなか難易度の高い資格となっています。
受験する場合はしっかりと対策をしておくと良いでしょう。
7.銀行業務検定
銀行員には必須、他の金融業界からも注目を浴びている銀行業務検定。
その名の通り、銀行業務に従事する方に必要な知識やスキルを問う試験です。
残念ながら、これを活かせる場は銀行内のみ。
ですが、銀行を含め金融業界は年収も高く安定しています。
そのため、収入面をアップするという意味で銀行業務検定を取得し、銀行員に転職するという方も多いようです。
もちろん法務・財務などの知識も身に付くので、知識面の習得という点に関してもメリットのある資格だといえるでしょう。
銀行業務検定は36種類もの試験内容が存在しますが、基本的に銀行で取得するのは法務・財務・税務が多くなっています。
その中でも、知識面の習得として学んでおきたいのは「投資信託」の分野です。
投資信託の銘柄やNISAに関する知識が学べるので、今後資金形成で投資信託を考えている場合はおすすめの資格となっています。
特に投資信託はリスクもありますし、この資格を取得しておくことでローリスクローリターンの投資を実現することが可能になります。
今や資金形成には必要不可欠な投資の知識を学びましょう。
銀行業務検定の投資信託は合格率約50%前後で、しっかりと学習を進めておけば、比較的合格を狙いやすい資格だといえます。
ぜひ検討してみてくださいね。
8.社会保険労務士
社会保険労務士は、社労士と呼ばれ、国家資格の1つです。
「労働及び社会保険に関する法令の円滑な実施に寄与するとともに、事業の健全な発達と労働者等の福祉の向上に資すること」を目的とし、主に労働や社会保険に関する内容や、年金の相談などの業務に従事しています。
人を大切にする企業づくりのスペシャリストとも言えるでしょう。
社労士は、難関国家資格の1つです。
受験するにあたって、学歴又は養成機関の卒業、規定資格の取得のいずれかが必須となります。
社労士は年金等の社会保険の専門的知識を有するため、経済面に関わる知識を有することができます。
知識面で貯蓄の役に立つ事柄を学ぶことができるでしょう。
また収入面をアップするという意味でも、とても役に立つ資格です。
社会保険労務士は企業への就職だけでなく事務所の設立も可能であるため、高年収を目指すことも可能…!
しかし、試験の合格率は10%以下の狭き門です。
それでも努力をしたいという方は、ぜひチェンジしてみてくださいね。
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9.中小企業診断士
中小企業診断士は、FPの上位資格とも言われており、中小企業の経営に関するアドバイスを行える国家資格となっています。
経営コンサルティング業務などに従事する方も多く、就職・転職にも役立てる資格です。
経営に関する財務や経理などの諸知識を学べることから、知識面としても収入面としても向上を目指せる資格となっています。
しかし、合格率は5%前後と超難関…
お金の知識を身に付けたいだけ!という方は効率的ではないので、FPの知識で充分だといえるでしょう。
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10.整理収納アドバイザー
なぜ収納?!と感じた方も多いかもしれません。
ですが、収納や整理整頓と貯金には大きな関係性があります。
貯金ができない人は部屋が散らかっている…と聞いたことはありませんか?
これは、一見無関係なようですが、実は密接な関係性を持っています。
部屋に物が多く、いつも散らかっていると、必要なものがどこにあるのかわからず、同じものを購入してしまったり、似通った不要な出費が増えてしまう方が多いのです。
必要なものと不必要なものを決断する能力が少ないため、物が捨てられず部屋が荒れ果ててしまう…
貯金も同じように、計画性や必要性をしっかりと考えられず、貯金をしたいと思っても後回しにしてしまう方が多いのです。
部屋を整えるためには、物の断捨離や家にある物の把握が必要です。
それができるようになると、貯金に関しても計画的に進める能力が身に付きやすくなります。
特定非営利活動法人 ハウスキーピング協会が認定する整理収納アドバイザー資格は、家の収納を把握して整った部屋を作り上げるための知識・スキルを身に付けることができます。
今、「わたしの家、汚いな…」と感じた方は、ぜひ取得してほしい資格です。
お部屋をスッキリさせることで心もスッキリさせることができます。
無駄な出費や浪費を抑えるためにも、ぜひ取得を目指してみてくださいね!
貯金のために資格を取ろう!
貯金に役立つ資格を紹介してきましたが、気になる資格はありましたか?
収入面だけでなく、知識面も大きく影響していることを学びましたね。
貯金に関するあらゆるお金の知識を身に付けるために、資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか?
理想の資金計画を叶えるためにも、あなたの力になってくれることでしょう。