3歳の子供は、自我の発達によって食べ物の好き嫌いが始まる時期とも言われています。
それに伴い、食に関する悩みを持つお母さんも多いことでしょう。
そこで今回は、『3歳の子供がご飯をあまり食べてくれない』という質問に対してお答えしていきます。
3歳頃の幼児期について
3歳頃の幼児期の身体的な成長は、乳児期に比べるとやや緩慢になりますが、身体の発育にあわせて脳の発達も著しく、身体機能や精神面での発達が目立ちます。
この時期の食生活には、こういった心身の育ちや運動量の増加を考慮し、成長、発達を助けるために有効な栄養の質と量が求められます。
単位体重あたりの摂取エネルギーや、栄養素の必要性を考えることが大切です。
また、3歳頃までには乳歯が生えそろい、歯肉内での永久歯の準備、骨組織の生成も盛んになるような摂食機能が発達し、食行動や食志向がしだいに形成されていく時期でもあります。
3歳頃の時期は、質問内容と似たような悩みを持つお母さんが増える時期だといわれています。
しかし無理強いはせずに、お子さんの意思表示を重視して、楽しい雰囲気で食事をしましょう。
例えば、「おいしいね」、など言葉を添えながら、大人も一緒に食べると効果が期待できるかもしれません。
幼児期の食事に関して
さらに幼児期は、身体は小さいですが発育が盛んなため、体重1キロあたりのエネルギーや栄養量を多く必要とします。
しかし、この時期は胃の容量が小さく、消化機能も未熟であるため、3度の食事だけで十分に栄養を摂取することは難しく、間食が必要になります。
また代謝が激しい時期なので、水分補給の意味でも間食は欠かせません。
ちなみに3歳から5歳児は、間食1回を含めた1日4回食が勧められています。
「3回食でも全然食べないのに、4回に増やして大丈夫かしら?」と思われるかもしれませんが、通常朝食20~25%、間食は10~20%、昼食と夕食は25~30%ずつに配分されていることが望ましいとされています。
幼児期の食品の選択
食品の選択にあたっては、新鮮な旬の食材を中心にできるだけ多くの種類を徐々に体験させるようにするとよいでしょう。
主食、主菜、副菜の組み合わせとし、毎食の献立にはたんぱく性食品や穀類、緑黄色野菜などをバランスよく取り入れます。
分量について厳密に考えるよりも、食事内容や質の充実を図り、各食品をまんべんなく献立に取り入れ、食品群が偏らないようにします。
間食は、エネルギーや水分、疲労回復に有効な無機質やビタミンが補給できる食材や、食事で不足しがちな食品を用います。
季節の果物や野菜、穀類やいも類、牛乳や乳製品、大豆製品などを組み合わせるとよいでしょう。
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