子どものころは、好きなものを好きなだけ食べたり飲んだりする子が目立ちます。
小学生くらいですと健康にもまだ無関心であることが多く、暴飲暴食をしがちな年代ですね。
とはいっても好きなだけジュースを飲ませる状況は肥満・生活習慣病の原因となるので、親が責任を持って対処してあげる必要があります。
砂糖たっぷりのジュースをたくさん飲むのはお子さん自身ですが、子供にジュースを与えているのは親にほかなりません。
かわいい我が子を喜ばせたい気持ちはあるでしょうが、将来の健康のためにも早めに食習慣の見直しをしてあげてください。
そもそも太る原因は?
太る原因といえば脂肪の摂り過ぎを連想するかもしれませんが、実際は炭水化物が原因で太ることが多いのです。
食生活において主食と呼ばれるものは多くが炭水化物であり、いわゆる糖質に該当します。
糖質は血糖値を上昇させる要因となりますし、体脂肪を増やすことにもつながります。
子どもはジュースやスナック菓子を好む傾向がありますが、特にジュースに関しては注意が必要でしょう。
ジュースを飲むという行為は一瞬で高カロリーを補給してしまうからです。
水やお茶の代わりにジュースを飲んでいるお子さんは、1日に500kcal以上もカロリーオーバーになっているケースもあります。
子供の肥満対策は慎重に!
肥満対策の定番はダイエットですが、お子さんのダイエットは大人よりも慎重に進める必要があります。
成長期は身長がグンと伸びる時期ですから、三大栄養素の摂取バランスを整えましょう。
カロリーが不足すると集中力・注意力が低下しますから、無理にカロリーを減らせばよいものではありません。
大切なのは必要カロリーの範囲内で、三大栄養素・微量栄養素を充足させることです。
お菓子やジュースは別腹という考え方は、肥満体質に直行してしまうので注意してください。
ジュースの代わりに飲むものは?
理想的なのはジュースの代わりに低カロリーの飲料を与えてあげることですね。
毎日飲んでいたジュースを急にやめるのは大変ですから、ノンシュガーの飲料に置き換えてみるとよいでしょう。
お茶は基本的にカロリーゼロですが、紅茶やミルクティーには注意してください。
本格的にダイエットをするなら、思い切ってジュースをミネラルウォーターに変えるのがおすすめです。
ミネラルウォーターは水道水より格段においしいので、お子さんが喜んで飲んでくれることが多いです。
水はカロリーがゼロなので、飲み過ぎが原因で肥満になることはありません。
高品質の水は体内の巡りをよくし、老廃物を追い出すことで肥満を予防するメリットが期待できます。
毎日の食生活が大切
毎日の食生活がお子さんの身体をつくり、身長・体型にも影響してきます。
小さいころから規則正しい食生活を身につけておくと、大人になってからも暴飲暴食・偏食・欠食をしない傾向があります。
人間の習慣の多くは子ども時代に形成されるもので、大人になってから変えるのは簡単なことではありません。
食育に関する資格を取得しておけば、お子さんの摂取カロリー・必要栄養素を考えた食生活を実現できるでしょう。
食育の基本は楽しく食べて健康を維持することであり、我慢を強いる方法は得策ではありません。
特に子ども時代は我慢をすることに苦痛を感じるため、お子さんにストレスを与えない食育を実践してください。
ストレスが溜まると暴飲暴食に走ってしまう可能性があるので、いかに低カロリー食材を活用するかがポイントになります。
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