広大な国土と莫大な人口、そして長い歴史を持つインド。
神秘的なインドの世界観は私たちを魅了し、2000年代以降観光地として人気が上がる一方です。
そんなインドへの旅行をする上で気になるのが、おすすめのお土産。
インドのお土産と聞いて、すぐにピンとくる人はあまりいないのではないでしょうか?
今回は、そんなインドのおすすめのお土産を10個紹介します。
事前にチェックして、渡した人に満足してもらいましょう!
アーユルヴェーダコスメ
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アーユルヴェーダ(Ayurveda)とは、インドに古来から伝わる伝統的な医療のことです。
アーユルヴェーダでは心や体、行動、環境まで含めた全体としての調和が健康にとって重要であるとされています。
病気になって調和が乱れてから治すのではなく、病気になりにくい心身を作ることを重んじている医療です。
女性へのお土産にぴったり
そんなアーユルヴェーダを体験できるコスメは、美しさを追い求める女性へのお土産にぴったりです。
アーユルヴェーダコスメはハーブやスパイスなどの天然素材で作られており、ナチュラルな使い心地、さわやかな香りなどが特徴です。
特に有名なブランドがKAMA(カーマ)。
インドの美の女神の名前を冠したこのブランドは、アーユルヴェーダコスメの中でも特に人気です。
フェイススクラブやリップパーム、石鹸、オイルなど様々なコスメを販売しています。
インスタントのカレーラーメン
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カレーの本場インドでは、様々なカレー商品が販売されています。
そんな中でも、意外と日本人になじみ深いと言えるのが「インスタントのカレーラーメン」です。
インドでは国民的な食べ物
特に「マギー」という商品が有名で、1袋160円と安価な上にインド各地で販売しているため、気軽に入手することができます。
インスタントのカレーラーメンはインドで高い人気を誇り、国民的な食べ物であるとまで言われています。
味はほんのりカレー風味で、柔らかいちぢれ麺と合わさって美味しいです。
マギーには様々な種類があり、チキンが入っていたりベジタリアン向けのヘルシーなもの、バンコク味や香港味、シンガポール味などご当地味もあります。
日本からするとインドでインスタントのカレーラーメンが大人気ということは想像しづらいですから、お土産に買って帰ってびっくりさせましょう。
紅茶
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紅茶と聞くと、イギリスを思い出す人が多いかもしれません。
しかし実は、インドは世界最大の紅茶生産国なのです。
そもそも、もともと紅茶はインドで飲まれていました。
イギリスがインドに進出した際に、インドからの特産品として輸入されたことでイギリスを中心に紅茶が広まり、今ではイギリスを代表する要素の一つになったのです。
インドの地名が茶葉の名前に
紅茶がインド発祥である証拠として、ダージリンやアッサムといった有名な茶葉の名前は、インドの地名がもとになっています。
それぞれの茶葉の産地が、そのまま名前になったのです。
そんなインドの紅茶の中でも、ブルックボンド(Brooke Bond)のタージマハルティーがおすすめ。
パッケージにインドでも特に有名な建造物である「タージ・マハル」が描かれていて、お土産にはぴったりです。
カレー用スパイスミックス
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インドといえばやはりカレー。
インドのお土産の中では一番想像しやすいものですね。
インドでは香辛料が単体で普通に売られていますが、素人ではカレーを作るために何をどれくらい買えばいいのかわかりづらいです。
そこでおすすめなのがカレー用のスパイスミックスです。
ヒンディー語では「ガラム・マサラ」と呼ばれています。
これさえあれば、あとは食材を煮込んで味を調えるだけ。
何よりお手軽な所は、地元のスーパーマーケットで安価に購入できるところです。
スパイスミックス自体いい香りがするので、お土産として渡したときに開封した瞬間「インド感」を味わってもらうこともできますね。
チャイ用スパイスミックス
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チャイとは、インド特有の香辛料が入った紅茶です。
香辛料を加えた茶葉を使ったミルクティーで、インドの中でも北部で好まれています。
チャイはミルクと砂糖をふんだんに使うため、とても甘いです。
そのため、インドではチャイを水の代わりというよりは、お菓子を食べるような感覚で飲みます。
また、一回に飲む量もそこまで多くはありません。
インドの雰囲気も味わえる
そんなチャイですが、作るうえでやはりスパイスミックスが必要になります。
日本でのなじみも薄いチャイですので、やはりスパイスを単品で購入するのは難しいでしょう。
そこで便利なのが、チャイ用スパイスミックスというわけです。
インドらしい飲み物のチャイをお土産に持って帰って、渡した相手にもインドの雰囲気をお裾分けしましょう。
ラム酒
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インドではあまりお酒を売っていませんが、ラム酒は人気です。
ラム酒とは、サトウキビのしぼり汁などを原材料に使った蒸留酒のことです。
原産地は南アメリカ大陸の近く、カリブ海の島々だと言われています。
ラム酒は第二次世界大戦後に、アメリカから世界中に広まりました。
そのまま飲むというよりは、人気カクテルである「モヒート」のベースに使われているので、そちらのほうがなじみ深いかもしれません。
お酒好きにはぴったり
インドでも原料となるサトウキビの栽培が盛んなため、ラム酒は製造されています。
特にオールド・モンクというラム酒は、世界中で愛されているお酒です。
甘みがとても強く、バニラやカスタードのような甘い香りが特徴です。
オールド・モンクはお酒好きには間違いなく喜ばれる一品でしょう。
ショール
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ショールとは、肩にかけたり頭からかぶったりする長い布です。
マフラーと違ってサイズが大きく、また厚手のため上半身の広い範囲を温めることができます。
ショールの発祥はインドの「カシミール地方」という地域で、男性用の民族衣装として使用されていました。
それがヨーロッパに渡り、女性用のおしゃれな防寒具として広まりました。
インドでは地域によって様々なショールが作られており、様々な機能や模様のショールがあります。
値段も高価なものから安価なものまで様々ですが、高いものでも偽物の可能性もあるので、注意が必要です。
いろいろなショールを見て、お土産を贈る相手にぴったりなショールを見つけましょう。
インドの伝統菓子
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インドには様々な美味しい食べ物がありますが、お菓子も例外ではありません。
インドでは甘い物にもしょっぱい物にもスパイスを使うため、インドらしい風味のお菓子がたくさんあります。
お茶請けとして食べられるだけでなく、インドの宗教的な行事やお祭りでも食べられる伝統的なお菓子は、日本人にとっては珍しい物ばかり。
ぜひお土産に買って帰りましょう。
老若男女問わず人気
インドの伝統菓子の中でも特に有名なのが「ラドゥ」です。
ラドゥは、インドの宗教「ヒンドゥー教」の神様で、ゾウ頭が特徴的な「ガネーシャ」神の大好物として知られています。
ヒンドゥー教では神様への供物として、イスラム教では聖者廟へのお供え物として使われるラドゥは味自体も美味しいです。
ひよこ豆の粉、南アジア特有のバターである「ギー」、そして砂糖で作り、丸くてザクザクした食感のラドゥは老若男女問わず人気の伝統菓子です。
神様Tシャツ
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インドの主な宗教である「ヒンドゥー教」には、たくさんの個性的な神様が登場します。
インド人は神様が大好きであり、町中には個性的な神様のグッズをいたるところで目にします。
そのような文化のインドでは、神様をTシャツにプリントするのはごく自然な事なのです。
奇抜な見た目のTシャツは、インドのお土産にぴったりでしょう。
シヴァ・ガネーシャが人気
特にインドで人気の神様を二人紹介します。
まずは「シヴァ」。
シヴァはこの世の終わりが来た時に今の世界を破壊し、新しい世界を創造する神様です。
シヴァのビジュアル的な特徴は、『額に目がある』『三叉の槍(トリシューラ)を持っている』などが挙げられます。
そしてシヴァと同じくらい有名で、見た目のインパクトが強いのが「ガネーシャ」です。
ゾウの頭にたくさんの腕を持つガネーシャは、日本でも有名な神様ですね。
このように、インドにはインパクトのある見た目をした神様がたくさんいます。
Tシャツをプレゼントして、神様の力を分けてあげましょう。
歯磨き粉
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最後に紹介するのは歯磨き粉です。
「インドで歯磨き粉?」と思われた方もいるかもしれませんが、実はインドでは古くから歯磨きに対して意識を向けられてきました。
インドの伝統的な医療であるアーユルヴェーダでは、「ニーム」という植物の枝を使って歯磨きをするように、とされています。
ニームは枝から葉っぱ、実に至るまで様々な部分が薬になる神聖な木としてインドで親しまれてきました。
現代でもニームの枝を使って歯磨きをする人たちは多く、その効果は間違いありません。
そんな神聖な薬木であるニームの葉を利用した歯磨き粉は、健康志向な方へのお土産にぴったりです。
ニームの葉を使った歯磨き粉で歯を磨いて、歯と歯茎を強くして虫歯や歯周病を予防しましょう。
まとめ
インドは長い歴史を持つ独特な雰囲気の国です。
お土産といっても、そもそもどのようなものがあるのかイメージが湧きづらいかもしれません。
しかし逆に、イメージが湧きづらいからこそ、お土産をもらった人は「こんなものがあるのか!」とびっくりして、思い出に残ってくれること間違いなしです。
東アジアや欧米とはまた違った文化を、お土産で伝えましょう。