結婚式の招待状を送る時に意外と間違いがちなのが、切手を貼り付ける位置です。
結婚式の招待状にこだわり抜いて、やっと封筒に切手も貼り付け終わったのに、位置を間違えてしまうとテンションが下がってしまいますよね。
大抵の場合は、切手を貼り付ける位置を間違えてしまっても、そこまで咎められることはなく、優しく受け入れてくれることが多いです。
しかし、招待客の中には、切手の位置が間違っている封筒を見て、マナー違反だと思われてしまう可能性もあります。
準備を万全に終えて、受け取る側に失礼がないようにするためにも、結婚式の招待状に貼り付ける切手のマナーをしっかりと把握しておくことが重要です。
ここでは、結婚式の招待状の切手の正しい位置などについて、詳しく見ていきたいと思います。
結婚式招待状の切手の位置には決まりがある?
結婚式の招待状を郵送しようと思った時に、意外と間違えてしまうのが切手の位置です。
この場合、結婚式の招待状だからというよりは、郵便物を送る時に貼り付ける切手の位置が定められていると捉えた方が正しいといえます。
そのため、結婚式の招待状に関わらず、郵便物を送る時の切手の位置についても、マナーとして把握しておくことが重要です。
切手の正しい位置については下記に詳しくご紹介しますが、位置が変わるのは、横に長い(横書き)のものであるのか、縦に長い(縦書き)のものであるのかがポイントになります。
このように、切手の位置が定められている理由は、郵便局で消印を押す際に、自動押印機を用いて押印するためです。
切手の位置を間違えて貼り付けられている場合には、自動押印機を用いることができないので、郵便局員の方が手動で押印することになります。
その場合の手間を考えて、郵便物によって切手の位置が定められているわけですね。
失敗することを防ぐためにも、切手を貼り付ける前に、事前に貼り付ける正しい位置について確認しておくことが無難でしょう。
また、切手の位置だけではなく、結婚式の招待状に適した切手の料金や、切手の綺麗な貼り方などのマナーについても、一緒に把握しておきましょう。
結婚式招待状の切手の正しい位置は?
結婚式の招待状の切手の正しい位置は、宛名書きの向きによって異なります。
- 横書きの場合
- 縦書きの場合
それでは、それぞれの書き方での切手の正しい位置について、詳しく見ていきましょう。
横書きの場合
横書きの場合には、切手を貼り付ける位置は以下のようになります。
横に長い封筒または横書きの場合には、右上に切手を貼り付けるようにしましょう。
縦書きの場合
縦書きの場合には、切手を貼り付ける位置は以下のようになります。
縦に長い封筒または縦書きの場合には、左上に切手を貼り付けるようにしましょう。
結婚式招待状の切手の正しい貼り方は?
結婚式の招待状に切手を貼り付ける際には、見栄えの印象や貼り直す手間を踏まえると、綺麗に貼り付けたいですよね。
まずは、綺麗に切手を貼り付けるために必要になるものとは、以下の通りです。
- 小皿
- コットンもしくはタオル
- ピンセット
- ティッシュ
それでは、切手を綺麗に貼り付けるための正しい手順について、詳しく見ていきましょう。
1. 水を染み込ませたコットンまたはタオルを切手につける
切手を綺麗に貼り付けるためには、のりではなく水を使用することが重要です。
小皿に水をそのまま入れて、ピンセットで切手に水をつけても良いのですが、それだとつけすぎてしまったり、破れてしまう可能性もあります。
水を染み込ませたコットンまたはタオルを使用した方が、余分な水分をつけすぎることもなく、破れることも防ぐことができるので、おすすめです。
切手にコットンやタオルをつける時には、軽くトントンと乗せるようにつけることがポイントです。
2. 10秒くらい待って、乾燥させる
切手に水をつけることができたら、貼り付ける前に、10秒くらい待って乾燥させましょう。
ここで、乾燥させずにすぐに貼り付けてしまうと、余分な水分が出て封筒が滲んでしまったり、切手が汚れてしまう可能性があります。
綺麗に貼り付けたいのであれば、急いで貼り付けるのではなく、ほんの少しだけ待って貼り付けることが重要です。
3. 端からゆっくりと乗せて、しっかりと貼り付ける
10秒くらい待って乾燥させたら、封筒に貼り付ける位置を決めて、端からゆっくりと乗せるようにしましょう。
そして、切手を貼り付ける位置が定まった場合には、上から手で押さえつけて、しっかりと貼り付けたら完成です。
もしも、貼り付ける時に水をつけすぎてしまった場合には、封筒に滲んでしまわないうちにティッシュで軽くトントンと押さえつけて吸収させましょう。
結婚式招待状の切手の位置を間違えた場合は?
結婚式の招待状の切手の位置を間違えたとしても、郵便物に適した料金の切手を貼り付けることができているのであれば、招待客宛に郵送することはできます。
大抵の場合は、封筒に貼り付けられている切手の位置よりも、封筒の中身に目が向くことが多いので、あまり突っ込まれることはないかもしれません。
そのため、切手の位置を間違えたとしても、基本的には諦める人が多い傾向にあるでしょう。
しかし、切手の正しい位置について知っている人からは、マナー違反だと思われてしまう可能性もあります。
また、切手の位置を間違えてしまうと、自動押印機が使えず、全部を手動で押印しないといけなくなるため、発送が少し遅れてしまう可能性もあります。
それらを防ぐためにできる対処法として知られているのは、以下のような方法になります。
- 招待状を作り直して切手を貼り直す
- 風景印を押してもらう
それでは、それぞれの対処法について、詳しく見ていきましょう。
招待状を作り直して切手を貼り直す
切手を貼り付ける位置を間違えてしまった枚数が少数である場合には、招待状を作り直して切手を貼り直すことも可能です。
ただし、少数でも招待状を作り直すことが厳しいという場合や、全部に切手を貼り付けてしまった後に気付いた場合には、難しい対処法ともいえます。
大抵の場合は、切手の位置を間違えたからといってそれを咎める人は少ない傾向にあるため、どうしても気になる場合以外はそのままでも良いでしょう。
風景印を押してもらう
切手の位置を間違えてしまったものが複数もしくは全部であった場合には、郵便局の窓口に直接持って行って、風景印を押してもらう手もあります。
風景印は、地域ごとに様々なデザインがあり、見栄えも良いため、切手の位置を間違えてしまったとしても、気にならなくなる効果があるようです。
ただし、どこの郵便局でも風景印を取り扱っているわけではないため、事前に取り扱っているかどうかを最寄りの郵便局などで尋ねるようにすると良いでしょう。
結婚式の招待状の切手の位置に注意して貼り付けよう
結婚式の準備に追われてしまうと、切手を貼り付けるのも慌ててしまいますよね。
結婚式の招待状の発送時期に合わせて、招待状の準備をして、招待状に適した料金の切手を必要分揃えるのもなかなか大変だと思います。
そこまで苦労して、やっと切手を貼り付けるだけという段階で間違えてしまうと、テンションも下がってしまいますよね。
そういった結末を迎えないようにするためにも、切手を貼り付ける位置などのマナーについても事前に確認しておくことが重要です。
上記を参考に、結婚式の招待状を万全の状態で準備して、郵送しちゃいましょう。