結婚式の招待状の返信メッセージを書く時には、気を付けるべきルールがいくつかあります。
そのため、書き慣れていない場合には、書く時のルールをしっかりと事前に確認しておかないと、マナーを知らない人だという印象を抱かれてしまいます。
また、返信メッセージについては、職場の上司や先輩、親戚、友人など、結婚式の招待状の送り主によって書き方が異なります。
特に、目上の方に対しての礼儀がなっていないと、招待状を受け取った側も気分が悪くなりますし、印象も悪くなってしまいます。
それを避けるためにも、親戚という身内に返信メッセージを書く場合にも、最低限のルールやマナーを守って書くことが重要です。
ここでは、結婚式の招待状の返信メッセージを親戚に書く場合の文例について、詳しく見ていきたいと思います。
結婚式招待状の返信メッセージのマナーは?
結婚式の招待状の返信メッセージを書く場合には、以下のようなルールを守る必要があります。
・筆ペンで書くこと
・「、」や「。」などの句読点は使わないこと
・「忌み言葉」を使わないこと
結婚式の招待状の返信メッセージを書く時は、ボールペンやサインペンではなく、筆ペンで書くのが一般的です。
結婚式などのお祝い事に用いる文字は、太くて濃いほど縁起が良いとされており、ボールペンやサインペンなどの細い字は縁起が悪いと言われています。
そのため、毛筆は厳しいとしても、筆ペンを用いて書くようにするのがマナーです。
また、結婚式の招待状の返信メッセージには「、」や「。」といった句読点を用いることも縁起が悪いと言われています。
しかし、どうしても区切りをつけないとメッセージが読みにくくなる場合もあるため、文章の間に空白を開けたり、改行することで対応すると良いでしょう。
最後は、別れや不幸などのネガティブなことを連想させる言葉は「忌み言葉」に当たる可能性が高く、結婚式というお祝い事には大変不適切です。
中には、「忌み言葉」だと思っていなかったワードが該当することもあるため、返信メッセージに書いてしまう前に、その言葉が「忌み言葉」ではないかを確認することが重要です。
また、結婚式の招待状の返信マナーとして、出欠の返信期間にも注意する必要があります。
結婚式に出席する場合には、結婚式の招待状が発送されて届いた時期から1週間以内に返送するようにしましょう。
結婚式に欠席する場合には、出席の場合のようにすぐに返送するのではなく、1週間程度の時間を置いてから返送するようにしましょう。
あまりにも早く欠席の連絡をしてしまうと失礼になってしまうので、どうしても不安な方は、事前に電話などで結婚式に出席できないかもしれないと伝えておくと無難でしょう。
ただし、欠席だからといって、招待状に書かれた期限ギリギリに返送したり、期限を過ぎてから返送すると、招待した側の準備に影響するので、絶対に止めましょう。
結婚式招待状の返信メッセージで気をつけることは?
結婚式の招待状の返信メッセージは、返信ハガキの裏面(メッセージ面)に書きます。
裏面(メッセージ面)に書くためのマナーについては、以下の手順で書くようにしましょう。
- 【出席の場合】「ご出席」の「ご」と「ご欠席」を二重線で消し、出席に〇をつける
- 【欠席の場合】「ご欠席」の「ご」と「ご出席」を二重線で消し、欠席に〇をつける
- 「ご芳名」の「ご芳」を二重線で消す
- 「ご住所」の「ご」を二重線で消す
出席の場合には、出席に〇をつけた後、出席の言葉に繋がるように、「喜んで(出席)させていただきます」といったメッセージを添えるようにします。
欠席の場合には、欠席に〇をつけた後、欠席の言葉に繋がるように、「残念ですが(欠席)させていただきます」といったメッセージを添えるようにします。
また、「ご芳名」と「ご住所」について二重線で消した後は、名前、住所、電話番号などの各項目をそれぞれ記入します。
親戚への返信メッセージを書く時のポイントは?
親戚から送られた結婚式の招待状の返信メッセージを書く時は、職場の上司や先輩に送る場合とは異なり、少しくだけた表現を使っても良いでしょう。
特に、姉妹・兄弟、従姉妹・従兄弟などである場合は、親しい友人に送るように、親しみを込めてくだけた表現を用いた方が気持ちが伝わると思います。
双方の両親や祖父母、叔父・叔母などである場合は、身内とはいえ、目上の方に対する敬意を称して、最低限のマナーを守ってメッセージを書くようにしましょう。
また、返信ハガキの送り先が新郎新婦のどちらかのご実家に届く場合には、ご両親の目にも触れることを踏まえて、メッセージを書くようにしましょう。
親戚への返信メッセージの文例を紹介
結婚式の招待状について、親戚への返信メッセージの文例をご紹介します。
- 出席する場合の返信メッセージの文例
- 挙式のみに出席する場合の返信メッセージの文例
- 披露宴のみに出席する場合の返信メッセージの文例
- 欠席する場合の返信メッセージの文例
それでは、それぞれの場合の返信メッセージの文例について、詳しく見ていきましょう。
出席する場合の返信メッセージの文例
出席する場合に使える返信メッセージの文例は、以下の通りです。
挙式のみに出席する場合の返信メッセージの文例
挙式のみに出席する場合の返信メッセージの文例は、以下の通りです。
披露宴のみに出席する場合の返信メッセージの文例
披露宴のみに出席する場合の返信メッセージの文例は、以下の通りです。
欠席する場合の返信メッセージの文例
欠席する場合に使える返信メッセージの文例は、以下の通りです。
今回は、欠席する理由がどのようなものであっても使えるものについてご紹介しました。
仕事の都合で予定が合わなかった場合や、出産などのお祝い事が理由である場合には、その理由を明確に記載しても良いでしょう。
親戚への返信メッセージは親しみを込めて丁寧に書こう!
結婚式の招待状の返信メッセージの書き方は、送り主によって異なります。
結婚式の招待状の送り主が親戚である場合には、少しくだけた表現を用いても問題はありません。
むしろ、職場の上司や先輩に用いる言葉を使うと、固すぎて気を遣わせてしまう可能性もあるので、親しみを込めて書く方が好印象を抱かれるでしょう。
ただし、姉妹・兄弟、従姉妹・従兄弟ではなく、両親や祖父母、叔父・叔母などの目上の方である場合には、最低限の礼儀は守って書いた方が良いでしょう。
また、それ以外にも、返信メッセージを書く時に気を付けるべきマナーはいくつかあるので、上記を参考に、丁寧に書くようにしましょう。