結婚式の披露宴といえば、一昔前は余興をするのが当たり前でした。
余興は準備に時間がかかってしまうため、友人や会社関係の人に頼むのも気が引けるという人も多いのではないでしょうか。
結婚式でも定番の演出ですから余興なしで披露宴をしても良いのか、心配になりますよね。
しかし、定番だからといって、絶対に余興をしなければならないというわけではありません。
むしろ、ゆったりとした雰囲気の中で招待客との交流を楽しみたいと考えている場合には、あえて余興をしないという選択をする人も増えてきています。
今回の記事では、余興なしの結婚式・披露宴について詳しく紹介していきたいと思います。
結婚式・披露宴は余興なしでも問題ない?
一昔前までは、披露宴で余興をするのは当たり前のようなものでした。
現在では、「余興をしない」選択をする人の方が多い傾向にあります。
なぜ、余興をしない選択をする人が多い傾向にあるのか、その理由は以下の通りです。
- 招待客にゆったりと過ごしてほしい
- 招待客との交流を大切にしたい
- 派手に目立ちたくない
- 派手な余興をしたくない
このように新郎新婦が目立つような演出をするのではなく、あくまでも招待客にゆったりと過ごしてもらうことを重視している人が多い傾向にあります。
どうせなら、結婚式の雰囲気と料理を思う存分味わってほしい、招待客に楽しんでもらいたいと考えるものですよね。
そのため、結婚式の披露宴で余興をしないという選択をするのは、もちろん問題はありません。
ただし、余興も演出も全くなしのシンプルな披露宴では、招待客に寂しい印象を与えてしまうかもしれません。
それを回避するためには余興ではなく、演出に力を入れるようにすると招待客に負担をかけることなく、披露宴を楽しいものにすることができます。
余興なしの結婚式・披露宴の流れを紹介!
余興なしの披露宴は以下のような流れになります。
プログラム | 内容 | 所要時間 |
招待客入場 | 招待客・新郎新婦の親族が入場 | 10分 |
新郎新婦入場 | 招待客の着席後、新郎新婦が入場 | 5分 |
開演挨拶 | 新郎または媒酌人の挨拶 | 2分 |
乾杯 | 新郎または媒酌人の音頭で乾杯 | 3分 |
歓談 | 食事・歓談 | 30分 |
両家代表挨拶・新郎謝辞 | 新郎の父親、新郎が招待客に謝辞を贈る | 5分 |
閉演挨拶・新郎新婦退場 | 閉演挨拶後、新郎新婦が退場 | 5分 |
招待客退場・お見送り | 退場する招待客を新郎新婦がお見送り | 30分 |
所要時間についてはあくまでも目安ですので、参考程度にご覧ください。
披露宴の所要時間に合わせて、招待客に負担をかけなくてもできる演出をいくつか追加すると良いでしょう。
余興を頼めない場合にできる演出は?
余興を頼めない場合にできる演出には、以下のようなものがあります。
それでは詳しく見ていきましょう。
〇×クイズ
結婚式の主役である、新郎新婦にまつわる〇×クイズを取り入れても良いでしょう。
新郎新婦の二人の新しい一面を知る機会にもなるので、盛り上がること間違いなしです。
ムービー上映
二人の生い立ちや、出会いから結婚までの道のりを表現したムービーを上映するのも、素敵な演出の一つです。
今までにお世話になった方へのメッセージなどを詰め込むようにすると、普段からの感謝の気持ちを伝えることができます。
バルーンスパーク
新郎新婦がバルーンを割ると、たくさんのバルーンが飛び出す演出になります。
小さい風船が飛び出てくる光景はとても可愛く、インスタ映えも間違いなしです。
新郎新婦だけではなく、招待客も音と動きでドキドキして楽しめるのも魅力の一つですね。
カラードレス当てクイズ
結婚式場に入場する場合には、カラードレス当てクイズを取り入れるのもアリです。
受付でお色直しのドレスが何色になるかを予想して投票してもらうので、スムーズに進行することができ、招待客もわくわくした気持ちで入場できます。
オリジナルの投票箱を作ったり、予想したドレスの色のライトを再入場の際に点灯してもらうなどの工夫をすると、さらに盛り上がるでしょう。
テーブルラウンド
テーブルラウンドは、新郎新婦が招待客のテーブルを一つ一つ回って行う演出のことをいいます。
テーブルラウンドには以下のような演出があります。
・キャンドルリレー…招待客一人一人のキャンドルに明かりを灯す
・フラワーサーブ…招待客一人一人にブーケや籠に入った花を配る
・プチギフトサーブ…小さなお菓子やバスグッズなどのプチギフトを配る
・果実酒作り…大きな瓶にフルーツを一つずつ入れてもらって、新郎新婦がお酒を注ぐ
招待客との交流を楽しむことができるほか、招待客が参加できる演出もあるので、盛り上がるでしょう。
テーブルインタビュー
司会者が招待客のテーブルを回って、インタビューをする演出になります。
披露宴に参列している招待客にちょっとしたインタビューをして回ってもらう演出も、楽しく過ごしてもらうことができるのでおすすめです。
余興なしで結婚式・披露宴をするメリットは?
余興なしで披露宴をするメリットは以下の通りです。
- 招待客に負担がかからない
- ゆったりとした雰囲気の中で歓談を楽しめる
- 余興で雰囲気が壊れるのを回避できる
それでは詳しく見ていきたいと思います。
招待客に負担がかからない
披露宴で余興を依頼すると余興を何にするか考えないといけないほか、時間を調整して集まって練習する時間を設ける必要も出てきます。
披露できるようになるまでの準備にも、相当の時間がかかってしまいますよね。
招待客に負担をかけることが申し訳ないと感じてしまう新郎新婦にとっては、余興をしない選択をすることもおすすめです。
ゆったりとした雰囲気の中で歓談を楽しめる
余興をなしにすると披露宴の流れがガラッと変わることがないので、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
どうせなら結婚式の雰囲気を味わいながら、新郎新婦との歓談を楽しみたいですよね。
こだわった美味しい料理を味わうことができたり、招待客一人一人に感謝を伝えることができる点を考えると、余興なしを検討してみても良いでしょう。
余興で雰囲気が壊れるのを回避できる
招待客が披露してくれた余興が派手だったり、下品なものだと、結婚式が台無しになってしまうこともありますよね。
新郎新婦が落ち着いた雰囲気の中で結婚式をしたいと思っていた場合には、雰囲気が壊れてしまったことに嫌悪感を抱くかもしれません。
せっかく準備してくれた余興のせいで不快な思いをしないためにも、いっそのこと、余興をなしにしてしまうのもアリでしょう。
余興なしで結婚式・披露宴をするデメリットは?
余興なしで披露宴をするデメリットとは以下の通りです。
- 時間が余る
- ただの食事会になってしまう
- 盛り上がりに欠ける
それでは、詳しく見ていきましょう。
時間が余る
余興なしの披露宴の場合には、時間が余ってしまう可能性も大いにあります。
余興や演出を組み込んでいる披露宴の場合でも、時間が余ってしまう可能性はあります。
しかし、余興なしの場合にはその可能性が高まるので、時間が余らないように工夫を凝らすことが重要です。
また、時間が余らないように、新郎新婦で時間を調整することができる演出を考えておくと安心です。
ただの食事会になってしまう
余興なしの披露宴だと披露宴の流れにメリハリがなくなるため、ただの食事会になってしまう可能性があります。
そのため演出を所々に取り入れて、盛り上がるタイミングを作るようにすると、ただの食事会になるのを回避することができます。
盛り上がりに欠ける
余興なしの披露宴だと、盛り上がりに欠けてしまうことも少なくありません。
特に余興があるのが当たり前だと思っていた人にとっては、余興がないと物足りないという印象を抱いてしまう可能性もあります。
ダラダラと披露宴が終わるのを待つような時間になってしまうと、せっかくのお祝いの席が台無しになってしまいます。
そのため、招待客も参加できるようなものや、見映えのある演出を取り入れるようにして、楽しんでもらえるように工夫しましょう。
余興なしの披露宴は招待客との交流を深められる!
披露宴は、絶対に余興を入れなければいけないわけではありません。
むしろ最近では、余興なしの披露宴を選択する人が増えてきています。
結婚式の雰囲気を味わってもらうことができるほか、ゆっくり食事をしながら新郎新婦との歓談を楽しめるのも魅力の一つです。
余興なしだと不安だという方は、演出にこだわることで招待客も十分に楽しめる披露宴にすることができます。
上記を参考に、新郎新婦と招待客との交流を深めて楽しい披露宴になるよう工夫しましょう。