二人の晴れ姿をお披露目するのが披露宴ですが、招待客に今までの感謝を伝える場でもあります。
人生の中でも一大イベントの一つですから、親族や友人などの招待客に心から楽しんでもらえるものにしたいですよね。
しかし、心から楽しんでもらえるものにするためには、どのような演出をどのような流れで取り入れるのが良いのでしょうか?
招待客との交流を楽しみたいという方には招待客と一緒に行う参加型の演出を多めに、華やかな結婚式にしたい方には見映えのする演出を多めに取り入れると良いでしょう。
このように、二人が望むスタイルに合ったオリジナルで個性的な披露宴にした方が、新郎新婦も含めて楽しい披露宴になります。
ここでは、オリジナルで個性的な披露宴の流れについて詳しく見ていきたいと思います。
また、実際の披露宴で参考にできる個性的な演出についても、一緒に紹介していきましょう。
オリジナル感のある個性的な披露宴にするには?
シンプルな披露宴では、ケーキカットやムービー上映など、定番の演出を取り入れたものが一般的です。
披露宴の所要時間や時間配分、準備期間などを考えると、定番の演出を多く取り入れた方が準備に時間がかからなくて済むという利点もあります。
しかし、人生の中でも結婚式は一大イベントですから、オリジナルで個性的な披露宴にしたいと思いますよね。
二人に合ったオリジナルで個性的な披露宴にするためには、自分たちがどういう雰囲気の結婚式にしたいかが最も重要です。
そのため余興なしの披露宴だったとしても、披露宴のコンセプトが「招待客との会話を楽しみながら、食事を堪能してほしい」というものだったら、それはもうオリジナルです。
逆に、インスタ映えを狙うような華やかなものにすることを重視するのであれば、見映えのする演出を多く取り入れますよね。
招待客との交流を重視するのであれば、招待客が参加できるような演出を多く取り入れれば良いわけです。
このようにどのようなことを重視した披露宴にするかどうかで、披露宴のスタイルはガラッと変わります。
ただ、変わった演出を多く取り入れたものが、オリジナルで個性的なものというわけではありません。
二人の個性を引き出せるように、二人が実現したいと思っている披露宴の雰囲気や流れを考えるようにしましょう。
披露宴におすすめな個性的な演出10選!
披露宴におすすめの個性的な演出10選をご紹介します。
- エスコートカード
- シャンパンオープン
- 新郎新婦紹介
- ウェディングケーキ制作
- カラードリップケーキ
- サンクスバイト、お手本バイト
- デザートビュッフェ
- ブーケプルズ
- キャンドルピラミッド
- 新郎新婦への質問
それでは、それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
1. エスコートカード
披露宴の受付時にできる演出がエスコートカードです。
海外では定番の演出ですが、日本でもどんどん取り入れている人が増えてきています。
二人に合わせたアレンジをすることができるほか、意外と作成するのが大変な席次表を作成する手間が省けるので忙しい方にもおすすめです。
2. シャンパンオープン
新郎新婦がシャンパンを抜栓する演出は、披露宴のはじまりを飾るのにぴったりです。
シャンパンをオープンすることは、「二人の未来をひらく」ことを意味しています。
ミニシャンパンを全員で一斉にオープンするのも素敵な演出ですね。
3. 新郎新婦紹介
新郎新婦の紹介にもこだわりたい場合には、以下のような演出を取り入れるのもアリです。
・親族紹介…新郎新婦の両親または兄弟・姉妹、祖父・祖母などから紹介してもらう
・招待客紹介…招待客に新郎新婦のことをインタビューして紹介してもらう
特に招待客から新郎新婦のことを紹介してもらうという演出は、意外な一面を知ることができるので盛り上がること間違いなしです。
招待客も楽しめる演出ですが、人数が多くなると時間がどんどん長くなってしまうのでインタビューする人数を決めておきましょう。
4. ウェディングケーキ制作
ケーキカットの前にウェディングケーキを招待客と一緒に作るという演出もあります。
生クリームのみのケーキに、フルーツやチョコレート、チョコペンなどで飾り付けをします。
招待客も参加して一緒に作ることができるので、楽しんでもらえること間違いなしです。
ウェディングケーキをいくつか用意して、「男性用vs女性用」または「テーブル対抗」でトッピング大会を行うのも楽しいですね。
5. カラードリップケーキ
ケーキカットの代わりに増えてきている演出の一つが、カラードリップケーキです。
新郎新婦の二人でウェディングケーキにドリップソースをかけるという演出です。
見た目が映えるだけではなく、味にもアクセントが加わってより美味しいケーキに早変わりします。
6. サンクスバイト、お手本バイト
ケーキカットの後、新郎新婦がお互いにケーキを食べさせ合うファーストバイトをするのは一般的ですよね。
その他の演出としては、「サンクスバイト」と「お手本バイト」があります。
サンクスバイトとは、今まで育ててくれた母親に向けて、感謝の気持ちを込めて新郎新婦からケーキを食べさせる演出です。
一方、お手本バイトとは、お互いのご両親がどんな風にケーキを食べさせ合うのかお手本を見せてもらう演出になります。
両親だけではなく、先輩夫婦である友人や会社関係の人にお願いしても良いですね。
7. デザートブッフェ
デザートブッフェは子どもから大人まで、幅広い年代の招待客から喜ばれること間違いなしの、定番の演出ですよね。
食べたいものを自由に選んでもらえるほか、カラフルなスイーツで見映えも良くより華やかな印象になります。
8. ブーケプルズ
ブーケプルズとは、招待している女性分のリボンを用意し、リボンを引いたうちの一人にブーケをプレゼントする演出になります。
ブーケトスをするスペースがない結婚式場の場合や披露宴の中でブーケをプレゼントしたい場合にはおすすめです。
9. キャンドルピラミッド
キャンドルピラミッドとは招待客の一人一人に、ピラミッド型に並べたキャンドルに火を灯してもらう演出です。
キャンドルリレーは定番の演出ですが、キャンドルピラミッドは招待客に参加してもらう演出になるので、楽しんでもらうことができます。
10. 新郎新婦への質問
招待客から新郎新婦への質問を取り入れても、盛り上がること間違いなしです。
新郎新婦への質問やお願いを書いてもらうタイミングは、開演前(受付前後)やお色直し中が良いでしょう。
質問やお願いには絶対に答えないといけないというルールで実施すると、新郎新婦の新たな一面を知ることができるのでおもしろいですね。
オリジナルで個性的な披露宴プログラム例をご紹介!
オリジナルで個性的な披露宴の流れについて、3つの例を挙げてご紹介します。
- 見映え重視の披露宴の流れ
- 想い出重視の披露宴の流れ
- 招待客参加型の披露宴の流れ
1. 見映え重視の披露宴の流れ
見映えを重視した披露宴の流れについてご紹介します。
・招待客入場(ウェディングツリー)
・新郎新婦入場
・ウェルカムスピーチ
・主賓挨拶
・乾杯
・カラードリップケーキ
・ファーストバイト
・テーブルラウンド
・歓談
・お色直し(プロフィールムービー上映)
・デザートビュッフェ
・新郎新婦再入場
・スピーチまたは余興
・両親への手紙・記念品贈呈
・両家代表挨拶・新郎謝辞
・閉演挨拶・新郎新婦退場
・招待客退場・お見送り
見映えを重視するのであればカラードリップケーキやデザートビュッフェなどを取り入れると、カラフルで華やかな印象になりますよ。
また、スピーチまたは余興をお願いしにくい場合には、キャンドルリレーやフラワーサーブなどのテーブルラウンドの演出を追加すると良いでしょう。
演出の量を減らして、それぞれの演出の際に写真撮影の時間を設けるようにすると、より楽しんでもらえます。
2. 想い出重視の披露宴の流れ
二人の想い出を振り返ることを重視した披露宴の流れについてご紹介します。
・招待客入場(席礼メッセージ)
・新郎新婦入場
・ウェルカムスピーチ
・主賓挨拶
・乾杯
・ケーキカット
・ファーストバイト
・新郎新婦紹介
・テーブルラウンド
・歓談
・お色直し(新郎新婦への質問回答・プロフィールムービー上映)
・新郎新婦再入場
・スピーチまたは余興
・新郎新婦への質問
・両親への手紙・記念品贈呈
・両家代表挨拶・新郎謝辞
・閉演挨拶・新郎新婦退場
・招待客退場・お見送り
今回は招待客との交流を重視しつつ、新郎新婦の新たな一面も知ることができるような演出を組み込みました。
特に新郎新婦紹介、新郎新婦への質問などは、招待客から今までの二人の想い出話や新たな一面を知るための話題提供もしてもらえます。
ちょっとした暴露話も出てくるかもしれないので、新郎新婦はヒヤヒヤしますが、招待客にとってはとても楽しい演出になるでしょう。
3. 招待客参加型の披露宴の流れ
招待客に参加してもらうことを重視した披露宴の流れについてご紹介します。
・招待客入場(エスコートカード)
・新郎新婦入場
・ウェルカムスピーチ
・主賓挨拶
・シャンパンオープン
・乾杯
・ウェディングケーキ制作
・ファーストバイト
・新郎新婦紹介
・歓談
・お色直し(プロフィールムービー上映)
・新郎新婦再入場
・キャンドルリレー
・スピーチまたは余興
・両親への手紙・記念品贈呈
・両家代表挨拶・新郎謝辞
・閉演挨拶・新郎新婦退場
・招待客退場・お見送り
招待客入場の段階から、参加型の演出が取り入れられているものになります。
エスコートカードは見た目が華やかなだけではなく、自分たちで座席のカードを探して着席することができるのもおもしろいですよね。
上記の演出はほんの一部ですが、招待客と一緒に何かをする参加型の演出は他にもありますので、ぜひ趣向を凝らしてみてください。
二人に合ったオリジナリティー溢れる披露宴にしよう!
いざ、披露宴について考えようと思っても、どのようなものにすれば良いのか迷ってしまいますよね。
しかし、変に力を入れて変わった演出を多く取り入れる必要はありません。
あくまでも、二人がどんなことを重視した披露宴にしたいのかが重要です。
そのため、披露宴のプログラムについて考える前にどんな雰囲気の披露宴にしたいのかについて、しっかりと話し合いましょう。
どんな雰囲気の披露宴にしたいのかが固まったら、上記を参考にして二人のコンセプトに合った演出を取り入れていきましょう。