ブーケトスは花嫁が放り投げたブーケをキャッチした人が幸せになるという、素敵な演出の一つです。
見事にブーケをキャッチすることができた光景を見ると、ブーケを投げた花嫁だけではなく周囲の人も盛り上がること間違いなしですよね。
しかしブーケプルズとは異なり、ブーケトスに失敗して、地面にブーケが落ちてしまうことも多々あります。
誰もキャッチすることができずに、地面にブーケが落ちた場合にはどのように対応すれば良いのでしょうか?
また、地面に落ちたブーケは拾いに行っても良いのでしょうか?
ここでは、ブーケトスが落ちた場合の原因や対処法について、詳しく見ていきたいと思います。
ブーケトスが落ちてしまう原因は?
ブーケトスが落ちてしまう原因には以下のようなものがあります。
- 他の人に遠慮してしまう
- 周囲の環境が悪い
- ブーケをうまく投げることができなかった
ブーケトスの参加者は、「周囲の人もほしいだろうし、控えめに取りに行こう」「取れたら嬉しいけど、必死になって取りに行くのは恥ずかしい」という気持ちを抱えています。
周囲の人に遠慮してしまうのは日本人特有の文化ともいえるので、仕方ないかもしれません。
そのため、誰もが足を踏み出したり手を精一杯伸ばすことがないと、ブーケが落ちてしまうわけですね。
また、2階から1階に向かってブーケを放り投げる場合、投げる方向をしっかりと定めていないと天井にぶつかってしまうこともあります。
天井にぶつかってしまうと、勢いよく真っ逆さまに地面に落ちてしまうことも考えられます。
このように、周囲の環境によってうまく投げることができない場合があります。
あとは、当日のコンディションによって花嫁がブーケをうまく投げることができなかった場合にも、ブーケが落ちてしまうことがあります。
以上のように、様々なことが原因となる場合があるので、ブーケトスが落ちた場合の対処法を事前に考えておくことが重要です。
ブーケトスが落ちた場合の対処法は?
ブーケトスが落ちた場合の対処法は、以下の通りです。
- 落ちたブーケを拾う
- ブーケを落とさないように拾いに行く
それでは、それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
落ちたブーケを拾う
ブーケトスの意味は本来、花嫁が放り投げたブーケをキャッチできた女性が幸せになるというものですよね。
花嫁が放り投げたブーケを落としてしまった場合には、せっかくの幸せを掴むことができなかったと思う人が多いと思います。
そのため「落ちたブーケを拾う」という行為自体が縁起の悪い行為のように思えてしまって、躊躇してしまうのではないでしょうか。
しかし、安心してください。
元々、ブーケトスが始まるようになったのは、花嫁のドレスの装飾を引きちぎったり小物を盗んだりしないための対策でした。
ブーケトスが落ちたとしても、花嫁が招待客が幸せになるように願いを込めた投げたブーケには変わりはありません。
決して、落ちたブーケを拾いに行くことが縁起の悪い行為ではないので、花嫁の願いを無碍にしないためにも拾いに行きましょう。
ブーケを落とさないように拾いに行く
ブーケトスが失敗した後、司会者がうまくその場を取り成してブーケトスをもう一回やり直すことがあります。
特に、他の参加者に遠慮したことによってブーケを落としてしまった場合には、とても気まずい雰囲気になりますよね。
しかし花嫁の気持ちを考えると、もう一回やり直すチャンスが巡ってきたのであれば何としても拾いたいものです。
そのため、もう一回ブーケトスをやり直す場合には、自分の周囲に落ちてきたのであれば積極的に拾いに行くようにしましょう。
また、一回目で周囲の人がブーケを避けた、もしくは拾うつもりのなさそうな素振りを見せていたのなら、その気持ちも考慮して拾いに行くことが重要です。
ブーケトスを落とさないためにできることは?
ブーケを落とさないためにできることとは以下の通りです。
- ブーケを拾ってもらえなかった花嫁の気持ちを考える
- 積極的に拾いに行くことは図々しいという考えを捨てる
- 周囲の人に声をかける
それでは、それぞれについて詳しく見ていきましょう。
ブーケを拾ってもらえなかった花嫁の気持ちを考える
ブーケトスを行った時にキャッチする寸前で落としてしまったり、全然違うところに飛んでしまって拾えなかったりすることはよくある失敗だと思います。
しかし、参加者同士が遠慮し合ったり、ブーケがまっすぐに落ちてきたのに避けてしまったりした場合には、ブーケを受け取りたくないのかなという印象を与えてしまいます。
花嫁が一番幸せになる場面だというのに悲しい気持ちにさせてしまっては、せっかくの結婚式が台無しですよね。
そんな花嫁の気持ちを考えて、招待客への願いが込められたブーケをしっかりと受け取りに行きましょう。
積極的に拾いに行くことは図々しいという考えを捨てる
周囲の人のことを考えて、遠慮をしてしまう気持ちはよくわかります。
特に上を向きながらの移動になるため、まっすぐに招待客のところにブーケが落ちないと、移動をした時に転んでしまう可能性もあります。
怪我をしてしまう可能性を踏まえると、積極的にブーケを拾いに行くのは確かに危険ですよね。
しかし、ブーケを拾いに行くにあたって「図々しい」「恥ずかしい」という考えは捨てましょう。
むしろ、ブーケを落としてしまった方が「恥ずかしい」「花嫁に失礼だ」と思って、落とさないために行動した方がみなさんに喜んでもらえますよ。
周囲の人に声をかける
ブーケトスが失敗する原因には、他の参加者への遠慮が大きい場合があります。
そのため、一度ブーケトスに失敗してしまった場合には一言、「次は落とさないように頑張りましょう!」「みんなで幸せを掴みにいきましょう!」と声をかけてみましょう。
本来はこういった声かけは司会者が行ってくれるものですが、ブーケを積極的に拾いに行くのが「図々しい」「恥ずかしい」といった気持ちは拭えませんよね。
しかし、参加者同士で声かけを行い、「一緒に拾いに行く」ことを強調すれば、図々しさも恥ずかしさも半減します。
みんなで行けば怖くないとはよく言ったものですが、積極的に拾いに行く勇気を出したい場合には、声をかけてみるのがおすすめですよ。
ブーケトスが落ちた場合には、拾いに行ってもOK!
ブーケトスが落ちた場合にはどのように対応すれば良いのか、焦ってしまいますよね。
ブーケトスが失敗する原因は周囲の環境だったり、うまく投げられなかったりといったものから、他の参加者への遠慮によるものなど、状況によって様々です。
特に、みんなが遠慮し合ったために誰も拾いに行かなかったり、本当はキャッチできたのに避けてしまったりといった場合には、すごく気まずい雰囲気になってしまいます。
しかし、ブーケが落ちた場合にも拾いに行くことは全然OKです。
むしろ、ブーケを拾いに行かないと、花嫁の願いが込められたブーケが置き去りになってしまうので、その方が失礼になってしまいます。
花嫁の願いを無碍にしないためにも、上記を参考にブーケトスが失敗した時の対処法をしっかりと押さえておきましょう。