同棲の挨拶に行こうと思っても、実際には何を言えば良いのかわからないですよね。
しかし、同棲の挨拶でしっかりとアピールすることができないと、同棲を認めてもらえないどころか、交際自体も反対されてしまうかもしれません。
そのため、同棲の挨拶で言うべきセリフを事前にしっかりと準備しておくようにしましょう。
また、同棲の挨拶が成功するかどうかは、交際している相手が信用できる人物であることを、パートナーの両親に示すことができるかどうかにかかっています。
パートナーの両親へ好印象を与えるためにも、社会人としての常識やマナーがしっかりと身についていることを示すことが重要です。
ここでは、同棲の挨拶で役立てられるセリフについて、詳しく見ていきたいと思います。
同棲の挨拶で押さえておくべきマナーは?
同棲の挨拶を成功させるためには、まず、流れをしっかりと理解しておく必要があります。
今回は、パートナーの実家に訪問することを前提とした流れについてご紹介します。
同棲の挨拶の流れとは、以下の通りです。
- 玄関先で軽く挨拶する
- 居室に案内されたら、自己紹介をする
- 自己アピールまたは世間話などの雑談をする
- 頃合いを見て、手土産を渡す
- 同棲の話を切り出す
大体の場合は、このような流れで同棲の挨拶は進んでいきます。
第一に、自分がどういう人物であるのかをしっかりと提示することが重要です。
ここをすっ飛ばして、居室に案内されてからいきなり同棲の話を切り出されてしまうと、どういう人物であるかが全くわかりませんよね。
それでは、社会人としての常識がない人だと判断されて、同棲を認める以前に、交際相手としても反対されてしまう可能性があるので、注意しましょう。
また、同棲の挨拶の流れが把握できた後は、以下のようなマナーにも気を付けて対応することが求められます。
- はきはきとした声で、堂々と発言する
- 敬語を正しく用いる
- 礼儀正しい行動・態度をとる
- 表情が硬くならないようにする
同棲の挨拶は非常に緊張してしまうものですが、声が異常に小さかったり、表情が硬くなっていると、頼りない印象を受けますよね。
「この人で本当に大丈夫かしら」「頼りないやつだ」という印象を抱かれてしまうと、同棲を許可してもらえる可能性が低くなってしまいます。
そのため、表情が硬くならないように、はきはきとした声で発言することができるように、事前に練習しておくことが重要です。
また、練習の際には、礼儀正しい行動・態度をとることができるように、敬語を正しく用いることを意識しましょう。
同棲の挨拶で言ってはいけないセリフは?
名前を呼び捨てにする
挨拶の場面では、パートナーの名前を呼び捨てにしたり、ニックネームで呼ぶことはNGです。
パートナーの両親に挨拶をするという大事な場面では、礼儀正しい言葉遣いが求められます。
そのため、パートナーのことは「〇〇君」または「〇〇さん」と呼ぶことが重要です。
同棲
意外と盲点なのが、「同棲」というワードです。
一昔前までは、「同棲」というワードに良いイメージを抱いていない人が多く、何度も言うと軽々しい印象を与えてしまいます。
そのため、「同棲」というワードを用いずに、「一緒に暮らす」などの言い方に変えて伝えるようにしましょう。
お義父さん、お義母さん
パートナーのお父さん、お母さんのことを、「お義父さん」「お義母さん」と呼ばないように注意しましょう。
人によっては、自己紹介を受けたばかりの人に「お義父さん」「お義母さん」と呼ばれることに抵抗を感じることがあります。
そのため、パートナーのお父さん、お母さんのことは「〇〇君/〇〇さんのご両親」「お二人」と言うようにしましょう。
同棲の挨拶に役立つセリフとは?
まず、先に、彼氏または彼女のどちらの両親に挨拶に行けば良いのかという問題ですが、彼女の両親から挨拶に行くのが一般的です。
それでは、彼氏または彼女の家に挨拶に伺う場合のセリフについて、順に見ていきましょう。
彼女の家に挨拶に伺う場合のセリフ
〇〇さんとの交際も〇年になり、この度、結婚を前提に一緒に暮らしたいと考えています。
挙式は入籍と合わせて行いたいので、それまでは一緒に暮らして、結婚に向けて二人で準備したいと考えています。
〇〇さんと一緒に暮らすことを許可していただけないでしょうか。
彼女の家に挨拶に伺う場合には、男性の方から本題を切り出します。
彼氏が本題を切り出して許可を求めた場合には、彼女の方からも「結婚に向けて、一緒に暮らして準備していきたいと思ってるの。お願いします。」と伝えると良いでしょう。
彼氏の家に挨拶に伺う場合のセリフ
先日、〇〇君が私の両親に挨拶してくださり、私の両親からの許可を得ました。
一緒に暮らすことを許可していただけないでしょうか。
彼氏の家に挨拶に伺う場合には、男性の方から、女性への自己紹介・同棲をしたいと考えている意思を伝えます。
その流れで、彼女の方が改めて自己紹介を行い、自分の両親からも一緒に暮らすことに許可を得ていることを伝えましょう。
女性側の両親が許可していることを伝えると、納得してもらいやすくなります。
同棲の挨拶の時に質問されること・返答方法は?
馴れ初めは?
馴れ初めについては、以下のような場合がありますよね。
- 学生時代の同級生・先輩・後輩
- 職場の上司・同僚・後輩
- 社会人サークルでの出会い
- 街コンや婚活での出会い
- 知人・友人からの紹介
出会いについては、上記のようなものを返答すれば、悪い印象を抱かれることはないでしょう。
しかし、Twitter、InstagramなどのSNSでの出会いである場合には、あまり良い印象を抱かれないことも多いです。
ゲームなどが趣味で出会った場合などには、共通の趣味を持った友人から紹介された等のように話しておくと無難でしょう。
交際期間は?
二人の交際期間がどれくらいなのかについても、同棲を許可するかどうかの重要な判断ポイントになります。
交際期間については、実際に付き合った期間を正直に答えるだけで大丈夫です。
ただし、交際期間があまりにも短いと、パートナーの両親に、すぐに別れてしまうのではという不安を与えてしまう可能性があります。
最低でも、1年以上の交際期間があった方が、同棲を許可してもらいやすいでしょう。
なぜ同棲なのか?
同棲の挨拶の場合に必ず聞かれるのが、「なぜ同棲なのか?」ということです。
わざわざ、同棲の許可を得るために挨拶に来るわけですから、結婚を意識した状態での挨拶であると捉えられてもおかしくはありません。
そのため、なぜ結婚ではなく、同棲なのかという理由をしっかりと答えられるようにしておきましょう。
返答方法としては、「結婚を視野に入れて、〇〇君/〇〇さんと一緒に暮らしたいと考えています」と答えると良いでしょう。
いつ結婚するのか?
「結婚を視野に入れて」「結婚を前提に」という前置きを入れるようにすると、同棲を許可してもらいやすいのは事実です。
しかし、それを言ってしまうと、次に気になるのが「いつ結婚するのか」ということですよね。
結婚する時期が決まっている場合と、決まっていない場合について、それぞれの返答方法をご紹介します。
(いつまで)に結婚する予定です。挙式は入籍と合わせたいので、それまでは一緒に暮らして、結婚に向けて二人で準備をしたいと考えています。
結婚を前提に考えています。現在は、お互いに仕事が落ち着いていないので、結婚に向けて二人で貯金をして、時期が来たら入籍したいと考えています。
上記のように、具体的な時期と行動を加えるようにすると、説得力が増します。
あくまでも一例ですので、事前にどのように言えば納得してもらえるかどうかを二人で話し合って決めておきましょう。
どこに住むのか?
パートナーの両親に同棲の許可をもらうことが目的なので、同棲するための住居を探す前に、挨拶に伺うのが基本です。
そのため、住居について聞かれた場合には、どの付近に住む予定にしているのかを伝えると良いでしょう。
また、彼氏または彼女のどちらかの家に一緒に住む場合には、「〇〇君/〇〇さんの家が広いので、そこに引っ越す予定です」と伝えると良いでしょう。
同棲後の生活について
同棲後の生活については、社会人になってから間もない場合によく聞かれる質問になります。
お互いに収入が安定していない状態であれば、同棲をしたとしても生活費の面に不安を感じてしまうのが親心です。
返答方法としては、「一人暮らしよりも二人暮らしの方が家賃なども節約できるので、そのお金を貯金に回すつもりです」と伝えると良いでしょう。
また、「昇進を機に収入がアップしましたので、二人で暮らしても問題のない経済力があります」とアピールするのも効果的です。
同棲の挨拶でパートナーの両親の信頼をゲットしよう!
同棲の挨拶を行う場合には、服装などの身なりを整える必要がありますよね。
第一印象が良いと判断されれば、挨拶のマナーやセリフが良ければ、同棲を許可してもらえる可能性がはるかに高くなります。
そのため、上記を参考に、必要なマナーを身につけて、好印象を与えられるセリフを事前に準備して挨拶に臨むようにしましょう。
また、同棲の挨拶で好印象を与えることができれば、パートナーの両親との交流も増やすことができるようになります。
パートナーの両親に信頼してもらうためにも、良い関係を築けるように行動していきましょう。