- 新卒でプログラマーになったけれど辛すぎる
- 自分はプログラマーに向いていないのだろうか
- 仕事の辛さにどう対処すればいいかわからない
こんな悩みをお持ちではないでしょうか?
IT業界が成長市場で、新卒でプログラマーになる人は大勢います。
しかしいざ働きだすと、想像以上に仕事が辛くてプログラマーを辞めてしまう人も少なくありません。
ここでは、新卒プログラマーが辛いと感じる背景と対処法、プログラマー適性の有無について解説します。
この記事を読めば、新卒プログラマーが仕事の辛さを解決するためのヒントが見つかるので、ぜひ最後までお読みください。
新卒プログラマーが辛いと感じる理由は?
大前提として、新卒プログラマーが辛いのは自然なことだと思ってください。
特に最初の1年は辛いかもしれません。
その理由を5つ紹介します。
覚えることが多すぎる
新卒でプログラマーになると、覚えることがあまりに多くて辛く感じるかもしれません。
IT業界は専門用語が多く、仕事で使う言葉が分からなくて思うように業務が進まないこともあるでしょう。
特に文系出身者のように基礎知識もないまま入社すると、同期に後れを取る可能性もあります。
今日上司が「新卒プログラマー3人中1人だけコードが全然書けない子がいて、そもそも処理を考えきれない。たぶん向いてないと思うんだけど、頑張りたいなら手伝ってあげたいし、もう本当は嫌だと思ってるなら、辛いだけだから違うことを… でも全然自分のこと話さないんだよね」
って言ってて https://t.co/oYo1yCgB3u
— mell (@__me11_) October 11, 2018
また、クライアントが畑違いの業種であれば、その業界の知識も勉強しなければいけません。
このように、覚えることが膨大で辛い思いをしている新卒プログラマーはたくさんいます。
要件を満たすコーディングができない
仕事では必ずお客さんがいるので、相手の要望に沿ったシステムを開発しなければいけません。
しかし、スキル不足ゆえに要件を満たす成果物ができずに苦しんでいる新卒プログラマーは多いです。
・想定と違う動作をする
・バグが許容範囲に収まらない
・顧客が仕様に納得せず大幅な修正をする
上司や先輩なら長年培ったスキルと経験で対処できるかもしれません。
しかし、新卒プログラマーはまだプログラミングに不慣れな部分もあるため、辛いと感じるのでしょう。
長時間労働を強いられる
長時間労働を迫られるのも、新卒プログラマーが辛いと感じる理由の一つ。
主に以下のような要因で長時間残業が発生することがあります。
- タイトな納期
- 急な仕様変更
- システムの不具合
一時的なら仕方ないかもしれませんが、遅くまで残業するのが当たり前になっている会社もあります。
中には時短勤務中にもかかわらず、休日出勤しているケースも。
業界の変化が激しい
業界の変化についていけず、仕事を辛く感じている新卒プログラマーもいます。
IT業界はドッグイヤーと言われ、10年弱で市場が様変わりします。
今流行っている言語が数年で時代遅れになることも珍しくありません。
また、ブロックチェーンやNFT、IoTなど新しいテクノロジーが次々と誕生しています。
企業もトレンドを頼りにビジネスチャンスを掴もうとしているため、プログラマーも新しい知識をインプットする必要があります。
このように、業界のスピードについていけず、仕事を苦痛に感じる新卒プログラマーは珍しくありません。
人間関係が良くない
プログラマーという職業は、人との対話が少ないのでコミュ障でも比較的取り組みやすいと思うが、チーム内でのコミュニケーションは要所要所で発生するので、思ったよりも人間関係は密だった。だから、時々会社を抜け出したくて堪らない日もあった。
— 精神と時の部屋*ミミックウッドオウルズ (@syrup1212) July 10, 2021
プログラミングができても、職場の人間関係が原因で辛い思いをする新入社員も多いです。
プログラマーと言えば一人で黙々と作業しているイメージが強いですが、基本的にチームで仕事をします。
そのため、多かれ少なかれコミュニケーションを取らなければいけない場面が発生しますが、相手とやり取りをする瞬間に苦痛を覚える人もいます。
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新卒プログラマーが仕事を辛いと感じた時の対処法は?
先述の通り、新卒プログラマーが辛いと感じるのはよくある悩みなので、解決策もある程度決まっています。
ここでは、新卒プログラマーが辛いと感じた時の対処法を6つ紹介します。
上手く対処できれば、今の仕事を楽しめる可能性が高いので、じっくり読んでください。
積極的に質問する
分からないことは積極的に質問しましょう。
新入社員なら知識不足は当たり前なので、初歩的なことでも質問してかまいません。
職場の上司や先輩は、あなたの何倍も経験豊富なベテランのはず。
新卒プログラマーではお手上げのエラーでも、先輩に質問すれば一発で解決するケースも珍しくありません。
自力で解決できないと思ったら、周囲の力を借りましょう。
そして、質問に対応してくれた人には必ずお礼を伝えましょう。
実際にもらったアドバイスがどう役に立ったかまで伝えると好印象です。
勉強時間を増やす
至極当たり前ですが、スキル不足であれば勉強量を増やすことも、仕事の辛さを抜け出すために必要です。
プログラマーの仕事が辛い主な原因は知識不足。
知らないことが多いと、リサーチに時間を取られてしまうでしょう。
効率的に実装できるかどうかも知識量によります。
新卒にかかわらずプログラマーにはずっと勉強がつきまとうので、新卒の内から自学の習慣をつけましょう。
おすすめはスキマ時間を活用すること。
通勤電車の中や休憩時間に本を読むだけでもスキルアップできます。
検索スキルを上げる
検索力を上げることも新卒プログラマーには必須のスキル。
なぜなら、ピンポイントで仕事の問題を解決できる可能性が高いからです。
例えばエラーが発生した際に、エラーメッセージを検索にかけたら、高い確率で解決方法が載ったサイトが出てきます。
抽象的な悩みの場合、キーワードを検索にかけると同じ境遇のエンジニアが書いたブログを見つけて、解決の糸口をつかめることもあります。
分からないことがあったら、周囲に質問するだけでなく、自分でも積極的に検索しましょう。
エンジニア仲間を作る
エンジニア仲間を作ることも、仕事が辛いときに大きな助けになります。
なぜなら、適切なアドバイスをくれるからです。
例えば自分より数年上のエンジニアを仲間にできれば、新卒時代にどう乗り切ったか聞けるでしょう。
技術に詳しい人が身近にいたら、実務での解決方法が見つかるかもしれません。
同じ業界の仲間が多ければ、問題を解決しやすくなります。
加えて視野も広がるので、スキルアップの速度も上がるでしょう。
エンジニア仲間を作るならSNSがおすすめ。
同じエンジニアをフォローすれば、仕事に役立つ情報が手に入ります。
またSNSでは勉強会の告知もされているため、積極的に参加すると良いでしょう。
異動願いを出す
もし今の業務が続けられそうにないなら、異動できないか人事に相談しましょう。
仕事がこなせないのは本人の能力以上に、職場環境や業務が合っていない可能性も高いからです。
例えば同じプログラマーでも言語によって得手不得手が変わってくるでしょう。
苦手な言語で業務をして苦痛なのは、言うまでもありません。
また、プログラミングに長けていても部署のカルチャーに合わなければ、本来の半分も力を出せないでしょう。
このように、今の部署が合わなくてプログラマーが苦痛なケースもあります。
自分の能力を最大限引き出すためにも、異動できないか会社に相談しましょう。
転職を視野に入れる
異動も叶わず仕事に耐えられなさそうなら、転職も視野に入れましょう。
前章にも関連するところですが、会社が合わなければプログラマーを続けることは難しいです。
特に新卒の場合、どんな会社かあまり理解せずに入社する人もいるため、入社してから「こんなはずではなかった」と後悔する人は少なくありません。
もし転職すると決めたら、転職エージェントに頼りましょう。
転職エージェントとは、企業の紹介や面接指導、キャリアアドバイスなど転職活動全般をサポートしてくれる会社のこと。
担当者がつくため、利用者の希望に寄り添ったサポートをしてくれます。
プログラマーに向いていない新卒者の特徴は?
新卒プログラマーが仕事を辛いと感じた時の対処法を紹介しました。
しかし、それでも辛さが無くならなかったり、やりがいを見出せなかったりするかもしれません。
ここではプログラマーに向いていない人の特徴について3つ紹介しますので、今後のキャリアの参考にしてください。
プログラミングを好きになれない
そもそもプログラミングが好きでないと、仕事は辛いままかもしれません。
新卒プログラマーの中には、プログラマーが持つ華やかなイメージだけでなってしまった人も少なくありません。
例えば「パソコン一台で自由に働きたい」「何となく格好良さそう」といった動機です。
しかし、プログラマーはひたすらパソコンに向かう仕事なのでかなり地味です。
プロセスに楽しみを見出せなければ、プログラマーを続けるのは厳しいかもしれません。
勉強が不得意
勉強に苦手意識を持っていると、プログラマーに適していない可能性があります。
繰り返しになりますが、IT業界の変化は年々激しくなっています。
10年前まで流行っていた言語が今では時代遅れになっていると言う例は珍しくありません。
技術の進歩が早いため、多くのトップエンジニアは休日も勉強しています。
「勉強なんかしたくない」「新しい事を覚えるのはイヤだ」という人だと、プログラマーを続けることは難しいでしょう。
まずは、興味の持てそうな分野の入門書を1冊読むことをおすすめします。
理解が進めば、自然と勉強が面白くなるでしょう。
リサーチに時間がかかる
リサーチに時間をかけすぎると、プログラマー適性を疑われる可能性があります。
どんな案件であれ、サービスの開発をする際にリサーチはつきもの。
新卒であれば分からないことだらけなので、なおさらリサーチに力を入れなければいけません。
しかし、リサーチに時間をかけ過ぎると、大事な実装の時間を圧迫してしまいます。
その結果「あの人は仕事が遅い」「リサーチばかりしているけれどスキルが足りないのでは?」と、能力を疑われるかもしれません。
リサーチ力を高める方法は、先にも紹介したように検索力を高めること。
一生役立つスキルなので、しっかり磨きましょう。
プログラマーに向いている新卒者の特徴は?
仕事が辛くてプログラマーを辞めようか迷っている人もいますよね。
しかし、せっかく適性があるにもかかわらず、今の業務が辛いだけでプログラマーを辞めるのは早計と言えます。
ここではプログラマーに向いている人の特徴を3つ紹介します。
モノづくりに興味がある
モノづくりに興味がある人はプログラマー向きです。
なぜなら、プログラマーの仕事には必ず成果物があるからです。
・スマホアプリ
・Webシステム
・ゲーム
モノづくりに達成感を覚える人は、プログラマーで活躍する可能性が高いです。
モノづくりの実感を得たいなら、成果物が見えやすいポジションを狙いましょう。
上流を担当するとサービスのリリースに立ち会えることもあるので、自分が開発した実感を得やすくなります。
新しいことを学ぶのが好き
好奇心が旺盛な人もプログラマー向きです。
IT業界では次々と新しいテクノロジーが開発されているため、常に勉強しなければいけません。
また、プログラマーが所属する業界は実に多様です。
クライアントが不動産や小売業など業種が異なることもあるため、それぞれの業界の知識を求められます。
このようにプログラマーを取り巻く環境は常に変化してるため、新しいもの好きや興味の幅が広い人なら楽しんで働けるでしょう。
今は目の前の業務で手一杯かもしれませんが、好奇心が強い人なら、山場を超えると仕事を楽しめるフェーズに入ります。
コミュニケーション力に長けている
コミュニケーションに長けている人は、プログラマーでかなり力を発揮します。
なぜなら、周囲の力を借りて効率よくスキルアップできるからです。
例えば仕事でつまづいた場合、同僚や上司に分からないところを的確に聞けるでしょう。
チーム作業であればプロジェクトを円滑に進められます。
また、コミュニケーション力を活かして社外の人脈を作れば視野も広がるため、自然とスキルアップするでしょう。
仕事が辛いときは一人で解決しようとするのではなく、コミュニケーション力を活かして人を巻き込むことを意識してください。
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新卒プログラマーにおすすめの転職エージェントは?
レバテックキャリア
レバテックキャリアはエンジニア・Webデザイナー求人に特化した転職エージェントで、業界では15年の歴史を誇っています。
豊富なノウハウを活かし、初回提案での内定率は驚異の90%を叩き出しています。
大きな特徴は、高収入求人を多く取り扱っていること。
年収600万円を超えるエンジニアの公開求人数は、2021年12月時点で5,646件。
リモートワークを認めている求人も多く、ワークライフバランスを重視している人にも魅力的ですね。
また、レバテックキャリアはスピード感にも定評があります。
実際に利用した人の声を聞くと、迅速な対応を高く評価していました。
マイナビ IT AGENT
マイナビ IT AGENTは、若い世代に人気のエージェントで、利用者の7割が20代です。
第二新卒のITエンジニア求人も多く、2021年12月現在で公開求人数は670件扱われています。
最大の特徴は、ブランド力を活かした企業とのネットワーク作りに力を入れていること。
マイナビエージェントは全国に拠点を持っているため、大企業はもちろん隠れた優良企業にまで太いパイプを持っています。
マイナビのリクルーティングアドバイザーは企業への営業を通じて、惜しみなく情報収集しています。
そのため、企業とのマッチング精度が高いのも魅力の一つ。
利用した人の口コミを読むと、希望求人に出会いやすい点を評価していました。
それに、ここでしか取り扱っていない企業があるという点も魅力的に感じられました。何よりも転職サイトとして知名度が高いところに安心感を得られたと思います。
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トレンドにも精通したコンサルタントが、求職者のマッチングに向き合ってくれます。
利用者の口コミを読むと、IT求人の質と対応の丁寧さを評価していました。
しっかりとこちらの条件を尊重して仕事を紹介してくれるので、信頼できる転職エージェントだと感じました。電話連絡などもこまめにくれたので現在の状況がとても細かくわかりましたし、利用者としてもとても動きやすかったです。
まとめ
この記事では、新卒プログラマーが辛いと感じる理由と対処法、プログラマーに向いている人の特徴などについて紹介しました。
繰り返しになりますが、新卒プログラマーが仕事を辛いと感じるのは自然なこと。
山場を超えたらかなりラクになります。
しかし「この会社ではプログラマーを続けられない」「別の職種でキャリアを積みたい」と考えたら、遠慮なく転職エージェントを頼りましょう。