転職サイトが多すぎて、どこを選べばよいか分からないと悩んでいる人もいるかもしれません。
保育士の転職を考えているのであれば、保育士に特化した転職サイトがおすすめです。
そこで今回は、転職サイト選びで悩んでいる人のために、口コミから保育士の転職に強い転職サイトを紹介します。
- 保育士転職サイトおすすめTop3
- 保育士の転職事情は?
- 保育士が「転職しようかな」と迷ったらどうする?
- 保育士転職サイトの選び方は?
- 保育士の転職活動の流れを3ステップで紹介
- 保育士が転職したくなる理由は?
- 保育士が転職をするメリットは?
- 保育士が転職をするデメリットは?
- 復職が怖いと感じている保育士が上手に復帰する方法は?
- 保育士が転職に悩む不安点とその解消法は?
- 保育士が転職を成功させる5つのコツを伝授!
- 保育士の転職に役立つアピールポイントの探し方は?
- 保育士が誰でも使えるおすすめアピールポイントは?
- 保育士が転職するのにおすすめな時期は?
- 保育士が転職を決意したら退職の意向はいつ伝える?
- 保育士は年度途中に退職できる?
- 保育士が年度途中に円満退職するためのポイントは?
- 転職サイトを使うメリット・デメリットは?
- 転職サイトの賢い使い方は?
- 保育士転職サイトその他の16社を比較
- 転職サイトQ&A
- 保育士に求められる9つの適性とは?
- 保育士の適性がないってどんな人?
- 保育士に必要な6つのスキル
- 保育園以外の職場・働き先14選
- 保育士におすすめの相談窓口12選
- 転職サイトを上手く活用して理想の職場を見つけよう!
保育士転職サイトおすすめTop3
下の転職サイト一覧表は、クリックすることで指定した転職サービスの詳細内容にスクロールします。
気になる転職サイトがあれば確認してみてください。
ランキング | 1位 | 2位 | 3位 |
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転職サイト | マイナビ保育士 | 保育士人材バンク | ヒトシア保育 |
おすすめ度 | |||
公開求人数 | 約20,000件 | 約24,000件(※2023年9月時点) | 約12,000件 |
ポイント | ・4年連続認知度No.1 ・質にこだわった求人 ・入職後までしっかりフォロー |
・内定まで最短3日 ・エリア専任のキャリアパートナー ・独自ルートからの求人情報 |
・6部門でNo.1を獲得 ・派遣保育士にも対応 ・事業所からのスカウト |
面接対策 | ○ | ○ | ○ |
日程調整 | ○ | ○ | ○ |
年収交渉 | ○ | ○ | ○ |
年齢層 | 全年代 | 全年代 | 全年代 |
利用料 | 無料 | 無料 | 無料 |
公式サイト | 簡単登録 | 簡単登録 | 簡単登録 |
1位 マイナビ保育士
おすすめ度 | |
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公開求人数 | 約2万件 |
マイナビ保育士の特徴
・4年連続認知度No.1
・質にこだわった求人
・入職後までしっかりフォロー
マイナビ保育士は、株式会社マイナビが運営する保育士向けの転職サイトです。
マイナビは様々な業界に特化した人材紹介サービスを運営している大手の会社で、転職に関する様々なノウハウや業界との太いパイプを有しています。
マイナビ保育士は4年連続認知度No.1の実績を誇るサービスなので、転職を考えている保育士はまず登録しておいて損はないでしょう。
転職サイトということでアドバイザーに相談しながら求人を探すこともできますが、膨大な数の求人情報が公開されているので、自分で好みの求人を探すこともできます。
自分のペースに合わせて、色々な探し方ができるのは魅力的ですよね。
転職支援サービスが充実しているのも魅力の1つです。
職務経歴書の添削、面接対策、入職後のアフターフォローなど転職活動に役立つサポートが充実しています。
しかも、すべてのサポートが完全無料で受けられるというのは驚きですよね。
転職支援サービスの登録は、1分で簡単にできるので、転職活動に行き詰まっている人は登録してみることをおすすめします。
マイナビは人材業界大手の会社というだけあり、保育士に関する求人数が多いのが特徴です。また、全国に支店がありますので、地域の求人にも強かったりします。良いことだらけに見えるマイナビですが、エージェントの層が若いので、担当者によっては当たり外れがあるようです。ただ、悪い評判は聞かないので、転職サイトにまだ登録したことない人は、まずマイナビ保育士に登録してみましょう。
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マイナビ保育士の口コミ評判は?特徴・微妙なところ・おすすめな人など紹介!
マイナビ保育士の口コミ
「自宅から遠くなくて、少人数制の保育園で働きたい」という私の希望にぴったりの求人を紹介していただき、履歴書の書き方や面接のポイントまでアドバイスをいただけたので、安心して面接に臨むことができました。今はこれまでよりも丁寧に仕事に取り組むことができて充実しています。
公式サイトより引用
初めての転職活動で不安な事がいろいろありましたが、キャリアアドバイザーの方が親身になって話を聞いてくださったり、面接のポイントなども教えていだだき安心して転職先を探す事ができました。ありがとうございました!
公式サイトより引用
雇用形態 | 正社員(正職員)、契約社員(職員) 非常勤・パート、その他 |
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施設形態 | 認可保育園、認証保育園・認定保育園、院内保育所 企業内保育所、病後児保育、その他認可外保育所 幼稚園、こども園、学童施設、障がい児施設 プリスクール・幼児教室、企業主導型保育事業 放課後等デイサービス、児童発達支援 |
オフィス | 銀座、新宿、さいたま、横浜、静岡 名古屋、大阪、神戸、広島、福岡 |
対応エリア | 北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島 東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬 新潟、山梨、長野、富山、石川、福井 愛知、岐阜、静岡、三重 大阪、兵庫、京都、滋賀 広島、岡山、鳥取、島根、山口 徳島、香川、愛媛、高知 福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄 |
※マイナビのプロモーションを含みます
2位 保育士人材バンク
おすすめ度 | |
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公開求人数 | 約24,000件(※2023年9月時点) |
保育士人材バンクの特徴
・内定まで最短3日
・エリア専任のキャリアパートナー
・独自ルートからの求人情報
保育士人材バンクは、株式会社エス・エム・エスが運営する保育士求人・転職情報サイトです。
全国各地にある保育園やこども園と保育士をマッチングしてくれるサービスで、転職や復職を考えている保育士の心強い味方になってくれます。
保育士人材バンクに在籍しているのは、保育士専門でマッチングを行うキャリアパートナーです。
希望する働き方やキャリアに合わせて、最適な職場を紹介してくれるので、効率的に転職活動を進めることができるでしょう。
在職中でもサービスを利用できるので、仕事をしながら転職活動をしようと考えている人にもおすすめです。
エリアだけではなく、路線や駅など細かく絞り込んで求人を探せるのもポイントで、自分の希望に合う求人を簡単に見つけることができます。
正社員の求人はもちろん、パートやアルバイトの求人も豊富に取り扱っています。
保育士人材バンクが運営している株式会社エス・エム・エスは、人材領域だけでなく教育関連の事業も行っています。保育士人材バンクの特徴は、地方の求人案件に強いことです。ただし、あまり口コミ評判が出回っていないので、マイナビ保育士とダブル登録をして求人を探す方法が良いと思います。
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>>保育士人材バンクって?特徴・メリット・デメリット・おすすめな人など解説
職種 | 保育士、幼稚園教諭 |
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雇用形態 | 正社員・契約社員、パート・アルバイト |
施設形態 | 保育園、認可保育園、認可外保育園、認定こども園、幼稚園 児童発達支援、放課後等デイサービス、障がい者支援 病院内・医療施設内、保育関連施設、企業、その他 |
対応エリア | 北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島 茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川 新潟、富山、石川、福井、山梨、長野 岐阜、静岡、愛知、三重 滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山 鳥取、島根、岡山、広島、山口 徳島、香川、愛媛、高知 福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄 |
3位 ヒトシア保育
おすすめ度 | |
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公開求人数 | 約12,000件 |
ヒトシア保育の特徴
・6部門でNo.1を獲得
・派遣保育士にも対応
・事業所からのスカウト
ヒトシア保育は転職活動をしている保育士をトータルでサポートしている転職サイトです。
希望に寄り添いながら仕事を探すのはもちろん、応募する企業との面接の設定や労働条件の交渉までを行っています。
複数の事業者と直接話せる転職フェアも定期的に開催。
文字情報だけでは把握しきれない事業所の雰囲気がわかる良い機会ですね。
保育士の新しい働き方として派遣保育士が注目されていますが、ヒトシア保育(株式会社ネオキャリア)と契約を結ぶことで派遣で働くことも可能です。
利用者の満足度が高く、スムーズに転職活動を進めたい方におすすめです。
ヒトシア保育士は口コミからも分かるように、利用者からの評判が高いことが特徴です。求人案件数は、マイナビ保育士より少ないですが、転職に対して不安がある人はヒトシア保育士をおすすめします。
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>>ヒトシア保育の口コミ評判は?特徴・メリット・デメリット・おすすめな人など解説
ヒトシア保育の口コミ
とても真剣に希望条件のヒアリングをしてくれて、転職活動中もこまめに連絡をくれてフォローいただけました。一生懸命に対応してくださったことがうれしく、また信頼できる方に転職サポートをしていただけて幸運でした。
公式サイトより引用
タイミング的に保育士求人の少ない時期だったのですが、条件にあった求人を絞り出してもらえてとても感謝しています。いつも優しく明るく丁寧に接していただき、元気をもらえました。現在の仕事と育児に追われなかなか電話のお時間をつくれない中、私の都合にあわせて柔軟にご対応いただきとても助かりました。
公式サイトより引用
職種 | 保育士、幼稚園教諭、保育教諭、栄養士 調理師、看護師、学童指導員 |
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施設形態 | 認可保育園、認証保育園、企業主導型保育 小規模保育、幼稚園、認定こども園 |
対応エリア | 北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島 新潟、富山、石川、福井、山梨、長野 東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬 岐阜、静岡、愛知、三重 滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山 鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知 福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄 |
保育士の転職事情は?
求人倍率
転職活動を考えている保育士にとって気になるのが「転職のしやすさ」ではないでしょうか。
そこで、厚生労働省発表の「保育士の有効求人倍率の推移(全国)」を見てみましょう。
現在もっとも新しいデータが、令和3年7月の2.29倍。
これは、求職している保育士ひとりに対し2.29個の仕事があることを意味しています。
全職種平均の1.11倍に比べると、かなり高いことがわかるでしょう。
また、過去の推移を見ても、保育士は常に高い有効求人倍率を維持しています。
このデータから、保育士の転職先は豊富にあり、転職しやすい環境であると言えるでしょう。
共働きが増え保育園の需要が拡大しているため、今後も保育士の求人数は高い状態をキープすると推測されています。
年収
保育士の平均年収は約360万円となっています。
公務員保育士なら自治体によって、私立保育士なら園によって給与の差があります。
平均年収で見ると、公立の園の方が給与が高い傾向にあります。
ただ、2016年度から技能・経験に着目した更なる処遇改善として給与を上乗せできる制度が取り入れられました。
高い評価をもらえる私立の園に転職することで、給与アップの可能性もあるでしょう。
年齢層
結婚、出産を機に退職する人が多く、保育士の年齢層は若い傾向にあります。
そのため、ある程度年齢を重ねてから転職するとなると、転職後のポジションは主任級を紹介されることもあります。
高い給与で転職できるチャンスではありますが、新しい職場で主任級の職務をこなせるかどうか、よく考える必要があります。
若いうちに転職した方が色々な経験を積めるメリットもありますので、転職のタイミングはよく見極めましょう。
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>>保育士の転職事情は?転職にオススメの時期・転職の流れなども紹介!
保育士が「転職しようかな」と迷ったらどうする?
転職しようか迷ったときにすべきことは?
まず「転職しようかな」と迷ったときには、どうすればよいのかからお話ししましょう。
ここでは、以下の3つの行動をおすすめします。
- 自分の気持ちを紙に書き出す
- 同じ悩みを繰り返していないか振り返る
- 転職経験者の話を聞く
それぞれ解説します。
自分の気持ちを紙に書き出す
「転職しようかな」という思いが出てきたら、自分の気持ちを紙に書き出してみましょう。
キレイな文章で書く必要はありません。
思いつくままにどんどん書き出すことで、自分の気持ちと向き合うきっかけを作ります。
心の中のモヤモヤを書き出したら、その内容を見直してみましょう。
「転職しようかな」と考えている理由や、転職に踏み切れない理由が見えてくるかもしれません。
自分の気持ちを冷静に判断するためにも、試してみてくださいね。
同じ悩みを繰り返していないか振り返る
「転職しようかな」と迷ったときには、同じ悩みを繰り返していないかを振り返ってみましょう。
悩みを抱えているけれど、うやむやにした状態で仕事を続けている人もいるかもしれません。
しかしそのような状態が続くと、精神状態に悪影響を及ぼしてしまうことも懸念されます。
特に短期間で同じ悩みを繰り返している場合や、長期にわたって同じ悩みが続いている場合は、積極的に転職を検討するのもよいのかもしれません。
転職経験者の話を聞く
「転職しようかな」と迷っているなら、転職経験者の話を聞くことをおすすめします。
どのようなことに悩み、どのようないきさつで転職を決意したのかといった心理的なことは、経験者にしかわかりません。
経験者から話を聞くことで、自分の進み方を決める参考になるでしょう。
また、転職を迷っているときに転職で成功した人に会うと、将来のイメージがわきやすくなり迷いが吹っ切れる可能性もあります。
背中を押してほしいという場合にも、転職経験者の話を聞いてみるとよいでしょう。
転職先の決め方や失敗談などの具体的な内容は、転職活動を進める上で役に立ちます。
このような情報を知ることで不安が払拭でき、転職活動に積極的になれることもあるかもしれません。
保育士が転職しようか迷ったときは冷静な状況判断が必要
転職について迷っている状態で、決断するのは難しいことです。
勢いだけで転職すると後悔してしまうこともあるでしょうし、なかなか決断できずそのまま働いていると心がモヤモヤしてしまう……なんてこともあるでしょう。
そこでここでは、転職するかどうかを冷静に判断するためのポイントとして、以下の3つを提案します。
- 転職活動でアピールできるような経験を積んだか
- 人間関係の不和に歩み寄ったか
- 本当に今の待遇は他の園よりも悪いのか
ひとつずつみていきましょう。
転職活動でアピールできるような経験を積んだか
転職するかどうかを判断するときには、アピールできるような経験を積んだかどうかを考えてみましょう。
転職活動をスムーズに進めるためには、アピールできる経験があることが有利です。
たとえば、「クラス運営に取り組んだ」「2歳児クラスの保育経験が豊富」など、何かアピールできる経験があれば、転職活動を進めやすくなります。
今までの自分の仕事を振り返り、アピールできる経験がないかどうか考えてみましょう。
もし今の園での在籍期間が短かったり、「努力していなかったかも……」と感じたりする場合は、もう少し今の園で経験を積んでみるのもよいのかもしれません。
人間関係の不和に歩み寄ったか
人間関係の不和から転職を考えている場合、自分から歩み寄って改善しようとしたか考えてみてはいかがでしょうか。
「人間関係の不和」は多くの保育士が抱える悩みのひとつです。
人間関係が悪いと仕事をしづらくなるため、「転職しようかな」と悩む人も多いでしょう。
たしかに人間関係の問題は、自分ひとりでどうにかできるものではありません。
けれども、自分ができる努力をせずに転職するのはもったいないかもしれません。
人間関係以外に不満がない場合はなおさらです。
園長や主任など上司に相談することで改善できることもあります。
人間関係が原因で転職を考えている場合は、自分から歩み寄ってみたか、自分にできることはないか振り返ってみましょう。
本当に今の待遇はほかの園よりも悪いのか
待遇の悪さから転職を考えはじめた場合は、冷静な視点で今の園の待遇について判断することが大切です。
保育士の中には、待遇の悪さに悩んでいる人も少なくありません。
少しでも待遇のよい園で働きたいという気持ちをもつことは当然のことでしょう。
けれども、待遇の悪さから転職活動を始めたのに、今の園よりよい待遇の園がなかなか見つからなかったという人もいます。
転職活動をはじめる前に、今の待遇を冷静に判断する必要があるでしょう。
転職しようか迷っている保育士が転職を成功させるには?
「転職しようかな」と悩んでいる状態なら、悩みながら転職活動を始めてみてはいかがでしょうか?
転職活動を進めていく中で、今後どうするのかを決断できることもあります。
「まだ決断できないけれど、なにか行動してみたい」という人は、ここからの内容を参考にしてみてください。
在職した状態で転職活動を始める
転職について悩んでいるなら、在職したまま転職活動をはじめるのがおすすめです。
在職したままなら、よい転職先が見つからなくても焦る必要がないため、精神的にゆとりをもてます。
収入を確保できていることも安心感につながるでしょう。
在職した状態で転職先を探すと、おのずと今の園と比較して判断することになります。
転職活動を進める中で、自分では気にならなかった今の園のよさや欠点に気付くこともあるかもしれません。
今の園や仕事について冷静な視点をもてることで、自分の進み方を選びやすくなるでしょう。
転職フェアに参加する
転職について悩んでいるなら、転職フェアに参加してみるのもひとつの方法です。
転職フェアは全国各地で開催されており、保育園もたくさん参加しています。
転職フェアへの参加は「このまま今の園で働くことに漠然とした不安がある」という人にもおすすめです。
さまざまな園の考え方を知ることは、自分の視野を広げることにつながります。
それをきっかけに、保育観やめざす保育士像がはっきりとわかるようになるかもしれませんね。
転職サイトや転職エージェントを利用する
転職について悩んでいるなら、転職サイトや転職エージェントに登録してみましょう。
サイトへの登録は、自宅にいながら24時間いつでもできます。
転職サイトや転職エージェントには多くの求人が掲載されているので、転職活動の参考にもなります。
どのような保育士が求められているのか、待遇面はどのような感じなのかといった求人の傾向をつかむのにも効果的です。
転職に向けて保育士がやっておきたい準備は?
最後に、転職に向けて動き出した保育士がやっておきたい準備を紹介します。
保育士証を確認する
保育士として転職するには「保育士証」が必要です。
面接時には保育士証のコピーが求められるため、きちんと手元にあるか確認しておきましょう。
もし紛失している場合は、再交付の申請が必要です。
こちらのWebサイトに詳しい手続きが掲載されていますので、参考にしてみてください。
申請受付から再交付まで、少なくとも2か月はかかります。
時間にゆとりをもって手続きをしておきましょう。
転職先に求める条件をはっきりさせておく
転職活動を始めるときには、転職先に求める条件をはっきりさせておくことが大切です。
そうすることで転職先を選びやすくなります。
「転職したらこんなふうに働きたい」「こんな条件の転職先はイヤだ」といった希望をもとに、転職先に求める条件をいくつかリストアップしておくとよいでしょう。
退職の伝え方を考える
いよいよ転職が現実味を帯びてきたら、退職の伝え方についても考えておきましょう。
退職を伝える時期や伝える相手、退職理由などについて少しずつ考えはじめておくと、いざというとき慌てる必要がありません。
関連記事
>>保育士が「転職しようかな」と迷ったときにすべきことは?やっておきたい準備など解説
保育士転職サイトの選び方は?
転職サイトに登録する数は2〜3社まで
転職サイトに登録する数は基本的には2〜3社に抑えるのがおすすめです。
転職サイトからは毎日のようにおすすめの求人メールが届きます。
そのため、転職サイトの数が多すぎるとメールをチェックするのが億劫になってしまったり、良い求人を見落としてしまったりすることがあります。
自分にとって最も良い条件の職場に転職するためにも、必要以上に転職サイトに登録しないようにしましょう。
万が一登録してみて合わないと感じた転職サイトに関しては、退会するかメール配信を停止するのも忘れないようにしましょう。
大手サイト・専門サイトそれぞれ登録するのがおすすめ
登録する転職サイトに関しては、最低でも大手1社、専門性の高い業者1社に登録するのがおすすめです。
大手の転職サイトは取り扱う求人数の多さが強み。
大規模園から小規模園まで様々な求人をチェックできます。
また、大手だと所属しているキャリアアドバイザーの数も多いので、万が一キャリアアドバイザーが合わないと感じた場合、変更を申し出やすいのもメリットでしょう。
そして、規模が小さめでも専門性の高い転職サイトは、保育園・幼稚園との関係が密です。
そこでしか取り扱っていない求人があたり、実際に担当者が園を訪れていないとわからない情報を持っていたりするのが魅力です。
最低でもそれぞれ1つずつ登録して、それぞれのメリットを享受し、効率よく転職活動を進めましょう。
担当者の質にも注目しよう
転職サイトの口コミも大切ですが、それ以上に担当者との相性が大切です。
担当者も人間なので、一人ひとり個性が違います。
そのため、評判の良い転職サイトに所属する優秀な人でも、自分に合わないと感じることもあるでしょう。
一般的に転職サイトでは登録時に電話や対面での面談があります。
そのときの担当者の印象を見て、転職サイトを決めてください。
また、担当者が合わないと感じた場合、退会する前に一度担当者の変更を申し出て様子を見る手もあります。
保育士の転職活動の流れを3ステップで紹介
保育士の転職には平均3か月程度の期間が必要です。
保育士の場合も、一般的な転職活動と同じような流れで進みます。
ステップごとにやることや注意点を紹介します。
1. 転職サイトに登録して求人情報を集める
転職活動をはじめるとき、最初にするのが求人情報を集めることです。
求人情報を集める手段には以下のようなものがあります。
- ハローワーク
- 保育園などのHP
- 求人誌
- 求人サイト
- 人材紹介サービス
転職する場合、自分で積極的に情報を集めることが大切です。
雇用条件や福利厚生、自分がやりたい仕事内容など、自分が転職先に求める条件を明らかにしておくと、情報を集めやすいでしょう。
できるだけ多くの情報を集めたいと考えているなら、転職サイトを利用するのもひとつの方法です。
一般的な転職サイトのほか、保育士に特化した転職サイトもたくさんあります。
どちらのサイトにも保育士の求人はたくさん掲載されているので、転職活動をはじめるときには登録してみてはいかがでしょうか。
2. 気になる求人に応募する
気になる求人を見つけたら、早速コンタクトを取りましょう。
多くの場合、応募には履歴書や職務経歴書が必要です。
履歴書には、自己PRや志望動機などを記載します。
指定がない限り、手書きで丁寧に書きましょう。
園の保育方針やカラーを理解した上で、自分の気持ちを前向きに書くことが大切です。
職務経歴書には、学歴や職歴を記入します。
職務経歴書に関しては、パソコンでの作成を認める保育園も多いようです。
履歴書や職務経歴書は、応募する保育園に合わせて作成したものを用意しましょう。
応募書類の用意は面倒に感じる人が多いもの。
しかし、ここで手を抜かず丁寧に作成することで、面接につながりやすくなります。
がんばって作成してくださいね。
3. 面接の日程を決める
保育士の転職において、もっとも重要なステップが面接です。
書類からはわからない人柄や熱意は、保育士の転職において大きく評価されるポイントなのです。
新卒採用のときと同じように、基本的なマナーや身だしなみも大切です。
それに加え転職面接では、今までの経験やそこから得た知識や能力にも注目されます。
今までの経験を振り返り、具体的なエピソードとして話せるよう、自分なりにまとめておくとよいでしょう。
面接では自己PRや志望動機、転職理由のほか「何か質問はありませんか?」と逆質問をされることもあります。
自身の意欲を見せられるポイントでもありますので「とくにありません」という回答は避けたいところ。
入職までに学んでおくことや保育方針に関することを質問すると、意欲をアピールすることにつながります。
面接前にあらかじめ逆質問を考えておくとよいでしょう。
保育士が転職したくなる理由は?
平均年収が低い
保育士の平均年収は、他業種の平均年収に比べて低くなっています。
これは、保育園の運営費が主に公費(公定価格)で賄われていることが理由として挙げられます。
国から一定額の支給を受け、その中から給与を支払う都合上、給与額を高く設定することは難しくなっています。
公務員保育士と私立保育士では、公務員保育士の方が平均給与が高くなっていますが、時間外労働をしても残業代が支払われないことなど待遇の改善が望まれています。
体力面がキツい
保育士は就労時間のほとんどを子供と過ごすことになるため、体力が必要な職業です。
労働時間も長く、早番の時は6時台に出勤したり、遅番の時は20時過ぎまで仕事することも珍しくありません。
また、仕事量が多いため、自宅でも持ち帰り仕事をしている保育士もいます。
乳幼児を相手に仕事をしている都合上、食事中も午睡中も園児の様子を気にかけなくてはいけないため、体力と共に気力も必要になります。
元気いっぱいの子供達を保育しながら、いつも笑顔を絶やさず働く保育士は体力的にもきつい仕事だと言えます。
人間関係が上手くいかない
「東京都保育士実態調査報告書(令和元年5月)」によると、33.5%の保育士が職場の人間関係のトラブルを理由に退職していることが分かります。
保育士の約95%が女性であることや、年功序列の職場環境などが人間関係トラブルの原因となっているようです。
また、保育士間の人間関係だけでなく、いわゆるモンスターペアレントなどの保護者との人間関係も頭を悩ませる要因に挙げられます。
職場での人間関係を気にしながら保護者対応にも追われる保育士にとって、人間関係は大きな悩みの一つとなっています。
保育士が転職をするメリットは?
心機一転できる
転職する大きなメリットに「心機一転できること」があります。
たとえば、人間関係に悩んでいる場合、転職して新たな環境に身を置くことで悩みが軽くなることもあるでしょう。
特に保育士の場合、職場の人間関係を理由に退職する人も多いです。
平成30年度東京都保育士実態調査報告書によると、退職した保育士の約37%が退職理由として人間関係をあげていました。
今の職場にとどまりながら人間関係を改善することは難しいものです。
転職してゼロから人間関係を作ることができれば、今までの人間関係の悩みから解放されるかもしれませんね。
そのほか、後輩を指導する負担が大きく「ツライ……」と感じている場合や、大きな失敗をしてしまい自信がなくなってしまった場合も、職場をかえることで心機一転が期待できます。
労働条件の向上が期待できる
「労働条件の向上が期待できること」も転職するメリットです。
前出の資料によると、保育士が退職した理由の上位には、以下のことがあげられていました。
- 給料が安い
- 仕事量が多い
- 労働時間が長い
この結果から、労働条件に不満があり退職する保育士は多いことがわかります。
同じ職場にとどまっていると、条件面の向上は期待できないケースが多いです。
一方、自分が望む条件にしぼって転職先を探せば、ある程度満足できる条件で働けるでしょう。
多様な保育観に触れ、成長につながる
転職をきっかけに「多様な保育観に触れ、自身の成長につながる」こともあります。
なんとなく仕事に自信がもてない、自分のスキル不足を感じるという人は、転職によって新たな可能性が見つかるかもしれません。
というのも、転職すると新たな園の方針に触れたり、今まで出会ってこなかったタイプの保育士と仕事をしたりするため、多様な保育観に接することができるからです。
転職をきっかけに新たな考え方が芽生えたりスキルを吸収したりでき、成長できるかもしれません。
保育士が転職をするデメリットは?
新たな環境になじむ努力が必要
転職のデメリットとして「新たな環境になじむよう努力しなければならないこと」があげられます。
環境の変化が苦手な人にとっては、ハードルが高いでしょう。
仕事の進め方や園の保育方針ががらりと変わることもあるかもしれません。
今までのやり方が転職先でNGとされると、とまどってしまうこともあるでしょう。
それに加え、人間関係の構築も必要です。
職員や子ども、保護者との信頼関係を築くことは、一朝一夕でできることではありません。
長い目で見て、良い関係を築くことが大切でしょう。
転職後6ヶ月間は有給休暇がない
「転職後6ヶ月間は有給休暇がもらえないこと」も転職によるデメリットでしょう。
労働基準法により、有給休暇の取得は入職後6か月を過ぎてからと定められています。
もちろん入職後6ヶ月以内にも仕事を休むことはできますが、欠勤扱いとなるため注意が必要です。
プライベートな理由で有給休暇を利用したいと考えている人は、有給休暇がもらえるまで6か月の勤務が必要なことを頭に入れておいてくださいね。
転職後1年間はライフイベントを控えるのが無難
もちろん、転職後にライフイベント(結婚や妊娠など)を迎えることがNGというわけではありません。
しかし、転職先で信頼関係を築くためには、できるだけ転職直後のライフイベントは控えるのが無難です。
転職先は実務経験のある人を即戦力として採用しています。
それにもかかわらず、すぐに結婚や妊娠を理由に休まれると、園としても信頼しにくくなってしまいます。
もしライフイベントの予定があるのなら、前もって話しておくほうが好印象でしょう。
復職が怖いと感じている保育士が上手に復帰する方法は?
復職が怖いと感じる原因は?
人間関係
ブランクがある保育士さんが復職に不安を感じる理由の一つとして「人間関係」が挙げられます。
新しい職場へ転職するのであれば一から人間関係を築くことになりますし、ブランク前と同じ職場に戻る場合でもメンバーが変わっていることも考えられます。
新しく知り合う人たちとうまくやっていけるのだろうか…、と不安になる方は多いです。
保育士は、園長や先輩、同僚、後輩など職場の仲間だけではなく、保護者や子どもなど多くの人と関わる仕事です。
たくさんの人と関わっていれば合わない人もいて、過去には人間関係で嫌な思いをしたことがある方もいるかもしれません。
イジメなどが原因で体調を崩した経験がある方であれば尚更、人間関係に恐怖を感じてしまうでしょう。
せっかく回復したのに病気が再発してしまったらどうしよう…と心配になりますよね。
専門知識
ブランク期間がある場合、復職してちゃんと仕事ができるのか?と不安になる方もいます。
特にブランク期間が長い場合は、「自分が経験してきた保育が、今も通用するのか?」「知識を忘れていないか」などと、復職が怖くなってしまうこともあるでしょう。
体力
ほかには、体力がもつだろうか…、と不安になる方もいます。
子育てや介護など家庭の事情を抱えたまま復職する場合には、家庭と仕事の両立に不安を感じてしまったり、ブランク明け保育士の方は様々な不安を抱えています。
実はブランクがあっても復帰しやすい?
ブランクがあっても復帰しやすい
ブランク期間がある場合、「採用で不利になるのではないか」と心配になる方もいるかもしれません。
しかしながら保育士は、ブランク期間があっても復職しやすいと言われています。
保育士は慢性的に不足していて、特に経験者の需要が高いです。
出産、育児などでブランク期間がある方であれば、自分の子育て経験を仕事に活かすことができますから、復職の際の強みにすることもできます。
政府や自治体の支援制度もある
また、保育士不足対策のため政府は保育士の復職支援の政策を行っています。
「保育士就職準備金貸付制度」という、保育士に復職する準備金として最大40万円を無利子で借りることができるという制度があります。
二年間継続して就労した場合には、返済が免除されるという大きなメリットがあります。
ほかにも、保育士が自分の子どもを保育園に預ける場合の保育料の貸付制度もあります。
月2万7千円が限度額で、貸付期間は一年間です。
こちらも同じく、二年間継続して就労した場合には返済が免除されます。
また、各自治体では、復職を希望している保育士向けに研修、セミナーを開催したり、再就職のための支援活動もしています。
再就職に関する相談や就職のあっせんも行っていますので、こうした制度や研修などは積極的に活用したいですね。
上手に復帰するポイントは?
家事分担を見直す
誰でも、新しい環境に慣れるまでには時間がかかります。
最初から完璧にやりこなそうと力みすぎず、自分で自分を追い込まないように注意しましょう。
そのためには、復職について家族の同意を得て、家事分担を見直すことも必要です。
家事も仕事も何もかも一人で背負い込んでしまうと、体調を崩してしまうことも考えられます。
まずは復職について家族に話し、サポートをお願いしましょう。
意識して笑顔を増やす
保育士は子どもと笑顔で接することが大切な仕事です。
仕事が始まってからいきなり笑顔を増やそうと思っても、ぎこちなくなってしまうこともあります。
復職を決めたら、身近な人へ笑顔で挨拶するなど、生活の中で笑顔を増やしていくのも良いですね。
知識の学び直しに加え、このように日頃の心がけを変えていくことで、徐々に「再び保育士として働く」という実感がわいてくるものです。
意識が変われば、復職に必要なことにも自然と気づけるようになりますので、心構え、心の準備も大切にしましょう。
復帰する際の注意点は?
情報収集をしっかりと
復職する際の仕事選びは慎重に行うようにしましょう。
せっかく再び働き始めるのであれば、長く働ける環境の良い職場に就職したいですよね。
人間関係や園の雰囲気について、口コミサイトを参考にしてみるというのも一つの方法です。
また、保育士の数が不足している職場であれば、一人ひとりの仕事の負担が重くなりますので、きちんと人員が足りている職場を選びたいものです。
就業条件や福利厚生など含めて、事前にしっかり確認をして復職するようにしましょう。
可能であれば園見学に行く
また、就業前に園の見学を行っている保育園もあります。
実際に自分の目で職場を見れば、雰囲気などを確認しやすいので安心できます。
パート勤務も検討する
子育てや介護といった事情で働ける時間が限られている場合は、時短勤務で働けるパートや非常勤採用といった働き方も検討してみるのが良いでしょう。
最初からフルタイムで働くことが不安な場合にもおすすめです。
時短勤務やパートであっても実務経験を積むことができますので、キャリアを積み重ねながら生活リズムをつくっていけます。
実際に少し働いてみることで自信も取り戻せるので、いきなりフルタイムで働くよりも復職への不安が軽減されやすいでしょう。
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保育士が転職に悩む不安点とその解消法は?
「辞めたい」と言い出しにくい…
まず、今の園に「辞めたい」と言い出しにくいというケースです。
特に年度途中に辞めたいと考えている場合、言い出しにくさを感じる人はたくさんいます。
保育士の場合、1年単位でスケジュールが決まっているため、年度途中で辞めたいと言い出しにくいのです。
どうしても年度途中で退職したいなら、行事が少ない時期に退職の意向を伝えることをおすすめします。
運動会や遠足、発表会などの行事が終わった後には業務が一段落する園も多いので、上司に時間をとってもらいやすいでしょう。
また、短期間しか働いていない場合も、辞めたいと言い出しにくいものです。
このような場合は、引き止められることも多いかもしれません。
引き止められたくない場合は、自身の体調や家族の世話など、園がやむを得ないと感じる理由を伝えるのが無難です。
保育士がひとり欠けると、ほかの人たちの負担が増えてしまいます。
できるだけ迷惑をかけないためにも、丁寧に引き継ぎをするなどの心がけは必要です。
いい園が見つかるのかな…
今よりもいい園が見つかるのかが不安で決断できないケースもあります。
転職したら今よりも人間関係が複雑だった……残業が多かった……といったミスマッチを防ぐためには、気持ちにゆとりをもって転職先を探すことが大切です。
このような不安が大きい場合は、今の仕事を続けながら転職活動を進めましょう。
時間的には負担がかかるかもしれませんが、ひとまず今の園で仕事ができるということが安心材料となり、比較的ゆとりをもって転職先を探せると考えられます。
いい園が見つかった段階で、退職の意向を伝えても遅くはないでしょう。
新しい環境になじめるかな…
新しい環境になじめるか不安に感じるケースもあります。
転職すると人間関係をゼロから作っていく必要がありますし、保育方針や業務内容もいままでとはまったく異なるかもしれません。
新しい環境に対応するためには、今までのやり方に固執せず、柔軟な対応で取り組むことが大切です。
また、慣れないうちはストレスがたまりやすいです。
休みの日には思いっきりリフレッシュするなど、ストレスをうまく発散させながら仕事に取り組むとよいでしょう。
失敗したらどうしよう…
「転職に失敗したらどうしよう」という漠然とした不安を感じている人もいるでしょう。
先のことが見通せないと不安を感じやすいです。
不安を感じている自分を否定せず、自分がどの点に不安を感じているのか、具体的な不安ポイントを探ってみるようにしましょう。
不安に感じることを紙に書き出し、一つひとつに対して具体的な対策を考えてみます。
やるべきことが具体的になると、漠然とした不安を少しは軽減できるのではないでしょうか。
保育士の転職で失敗しないためのコツは?
保育士が転職を成功させるコツは、園見学をさせてもらうことです。
転職を経験した多くの保育士が、転職理由に挙げているのが人間関係。
しかし、人間関係の良し悪しを求人情報から推測するのは難しいですよね。
人間関係を重視して転職先を選びたい場合は、園見学などをお願いしてみてはいかがでしょうか。
受け入れてくれるタイミングは園によっても異なるため、まずは電話などでコンタクトをとります。
園見学に行った際は、
- 保育士同士の関わり方は?
- 外部の人に明るくあいさつをしているか?
- 雰囲気は明るいか?
といったことに気をつけて見てみましょう。
園内の人間関係は求人情報だけではわかりません。
園見学を「自分に合うかどうかの判断材料」にしてみてはいかがでしょうか。
保育士が転職を成功させる5つのコツを伝授!
1. 辞め時を見極めよう
保育士が転職を成功させる1つ目のコツは、辞め時を見極めることです。
人間関係や待遇面の不満などを理由に、感情的に「仕事を辞めたい!」と思っていませんか?
実は、先のことを考えないで辞めてしまい「後悔した……」と感じた経験のある人もいるようです。
同僚や友人に相談をしたり、自分の気持ちを紙に書き出したりして、いったん冷静になりましょう。
冷静になれたら、以下のようなポイントで辞め時を判断してみてください。
保育士として実績を積んだか
今後のキャリアを考えると、ある程度経験を積んだと感じられるようになってから転職を考えるのがおすすめです。
保育士の場合、ひと通りの業務を経験するのに1年かかります。
1年を通して現場を経験すると実績になるため、転職活動をしやすくなるでしょう。
逆に1年未満の勤務期間だと、業務を経験できていないと見なされることもあります。
勤続年数1年未満で退職する場合、転職活動が不利になる可能性があることは頭に入れておきましょう。
転職しやすい年齢か
保育士には体力が必要です。
そのためほかの職種よりも、選考に年齢を考慮している園も多いようです。
30代で転職を迷っている場合、年齢的に考えると、早めに行動したほうがよいかもしれません。
保育士のニーズは高いですが、年齢が上がるほど転職が難しくなるのも事実。
高い年齢で転職を希望する場合は、スムーズにいかない可能性も理解しておきましょう。
2. 転職サイトを利用しよう
保育士が転職を成功させる2つ目のコツは、転職サイトを利用することです。
- 仕事を続けながら転職活動をしたい
- 子育てをしながら情報を集めたい
- できるだけたくさんの情報を比較して転職先を選びたい
といった人に適しています。
保育士特化のサイトを使おう
保育士が転職する際、おすすめなのが「保育士に特化した転職サイト」。
もちろん、一般的な転職サイトにも保育士の求人はたくさん掲載されています。
ただ保育士に特化した転職サイトでは、保育に特化したキーワードから求人を検索できたり、保育士の転職ならではの情報が得られたりすることも多いです。
どの転職サイトがいいのかわからず迷ったときには、保育士に特化した転職サイトに登録するとよいでしょう。
数は2〜3個にとどめよう
転職サイトを利用するときには、2~3つ程度のサイトに登録することをおすすめします。
複数の転職サイトを利用する最大のメリットは、たくさんの求人情報に触れられること。
多くの求人情報を見ることで、自分の理想に近い園が見つかりやすくなります。
逆に多すぎると管理が大変になりますので、2~3つ程度にとどめておくとよいでしょう。
3. 自分の希望をはっきりさせよう
保育士が転職を成功させる3つ目のコツは、自分の希望をはっきりさせておくことです。
自分の希望を明確にするための方法をステップ式で紹介します。
転職で叶えたいことを考える
まずは転職をして叶えたいことを書き出してみましょう。
今感じている不満から考えてもよいですし、自分の理想像から考えてもよいでしょう。
ざっくりとした内容で構いません。
「転職したらこんなふうになりたいな」という内容を考えてみてくださいね。
- 仕事だけじゃなく、プライベートも楽しみたい
- 他の保育士の顔色をうかがうのではなく、子どもたちにしっかりと向き合いたい
といった感じです。
いくつか理想を考えたら、優先順位をつけておきましょう。
これが求人を探すときの元になります。
転職先に求める条件を考える
次に、さきほど挙げた理想を叶えるためには「どんな条件が必要か」について考えます。
たとえば「仕事だけじゃなく、プライベートも楽しみたい」人なら、
- 残業が少ないこと
- 日曜や祝日は休みであること
などの条件が挙げられるでしょう。
さきほど自分が挙げた理想像すべてに対し、どんな条件ならその理想を叶えられるのかを検討してみてください。
そして先ほどと同様、優先順位をつけておきます。
転職先に求める条件が増えると、自分に合う求人を探すことが難しくなるもの。
転職活動を少しでも楽に進るためにも、条件に対し優先順位をつけておきましょう。
妥協できる範囲も考えておこう
最後に、妥協範囲について考えておくと求人を探しやすくなります。
自分の理想に完璧に合う求人なんて、そうあるものではありません。
「残業がないこと」を重視すると給料が理想通りではない……といったように、譲れないポイントと現実がかみ合わないケースも多いのです。
そんな場合、最低どれくらいなら妥協できるかということを検討しておくと、納得しやすくなります。
給料や勤務時間、通勤時間などについて、この程度なら妥協できるといった範囲を自分なりに考えておきましょう。
4. 自分に合った求人を探そう
保育士が転職を成功させる4つ目のコツが、自分に合う求人を探すことです。
ここでは求人を探すときに気をつけたいポイントをお伝えします。
求人情報をよく読む
求人情報には、給料や勤務時間、福利厚生などの一般的な条件以外にも、園の方針や特徴、雰囲気などが書かれているケースも多いです。
動画で園の様子を見られる転職サイトもあります。
気になる園が見つかったら、求人情報をくまなく読みましょう。
求人情報をしっかりと読むことは、転職後のミスマッチを防ぐためにも役立ちます。
求人情報でとくにチェックすることは?
転職後「思っていた条件と違う……」と感じやすいことに、残業や賞与、休暇取得などがあります。
これらは求人情報をしっかりとチェックしたり、園に問い合わせたりすることで防ぐことが可能です。
少しでも気になる点があったら、しっかりと確認してておくと安心でしょう。
固定残業代に注意!
求人情報の給料欄に「固定残業代」や「みなし残業代」の表記がある場合は、あらかじめ残業代が含まれた額となっています。
- どのくらいの残業時間分の給料が含まれているのか
- 残業はどの程度あるのか
- 基準となっている残業数を超えた場合は、別に残業代の支払いがあるのか
といった事柄についてはっきりと確認しておくとよいでしょう。
賞与について確認!
賞与の欄には、たいてい「めやす」が記載されています。
園の業績などによって賞与額が変わることが多いので、書かれている額が支給されると確信してはいけません。
また、入職した年には賞与が支給されないケースもあります。
いつから支給されるのかを確認しておくと安心です。
有給休暇や代休取得についてもチェック!
有給休暇の制度はあっても、実際には取得しづらい場合も少なくありません。
求人情報には、有給休暇の取得率が記載されているケースもあるので、気になる人は確認しておくとよいでしょう。
また、園によって大きく異なるのが、休日保育や預かり保育です。
休日保育や預かり保育を実施している多くの園では、シフト制で対応しています。
休日出勤する場合の具体的な勤務時間や、代休取得制度があるのかどうかといったことも、確認しておきましょう。
5. 園見学をさせてもらおう
保育士が転職を成功させる5つ目のコツは、園見学をさせてもらうことです。
転職を経験した多くの保育士が、転職理由に挙げているのが人間関係。
しかし、人間関係の良し悪しを求人情報から推測するのは難しいですよね。
人間関係を重視して転職先を選びたい場合は、園見学などをお願いしてみてはいかがでしょうか。
受け入れてくれるタイミングは園によっても異なるため、まずは電話などでコンタクトをとります。
園見学に行った際は
- 保育士同士の関わり方(雰囲気がギスギスしていないか・笑顔があるかなど)
- 外部の人に明るくあいさつをしているか
- 雰囲気は明るいか
といったことに気をつけて見てみましょう。
園内の人間関係は求人情報だけではわかりません。
園見学を「自分に合うかどうかの判断材料」にしてみてはいかがでしょうか。
保育士の転職に役立つアピールポイントの探し方は?
志望園と自分に共通点がないか探す
アピールポイントを探すときには、志望する園と自分との共通点がないかを探してみましょう。
園は保育理念に共感し園の取組みを理解してくれる人材を採用したいと考えています。
園と自分に共通点がないか探るためには、まず園のホームページを見たり評判を聞いたりして、園の情報を収集しましょう。
考え方や目指すものに共通する部分がないか、じっくり探してみてくださいね。
共通点を見つけられたら、それを自己PRにつなげます。
また、園について詳しく調べているという点でも、好印象を与えられるでしょう。
ただし、「どの園に対しても同じようなことを言っているのでは?」と思われるような自己PRでは、園によい印象を与えられません。
実際多くの採用を担当した人の話によると、使いまわしのきく、テンプレ化した自己PRは、すぐにわかってしまうそうです。
そうなると履歴書の段階で、不採用となってしまうことも少なくないでしょう。
自己PRや面接でしっかりと自分をアピールするためには、志望園についてしっかりと調べることが重要なのです。
調べる過程で共通点を見つけたら、しっかりとアピールにつなげるようにしてくださいね。
過去のエピソードからアピールできる性格を探す
アピールポイントを探すときには、過去の経験を振り返ってみることが大切です。
経験に基づくエピソードは人柄をイメージしやすいので、自分という人間を知ってもらうきっかけになるでしょう。
どのような性格をアピールすればよいのかわからないという人は、保育士としてアピールできる性格に合うエピソードがないか探すという方法もおすすめです。
明るい、前向き、視野が広い、責任感が強い、共感力がある、臨機応変に対応できる
自分がこのような性格をもっていないか、過去の経験を振り返って考えてみましょう。
保育士は子どもと直接ふれあう職業です。
それに加え、保護者とも信頼関係を築く必要があるため、採用時には性格や人柄が重視されます。
性格や人柄を伺い知れるアピールは積極的に行いましょう。
保育と関連性のある特技を探す
オリジナリティを重視したい人は、自分の特技をアピールするのもおすすめです。
この際、特技と保育士の仕事を関連付けて伝えることが大切です。
保育士の仕事に生かせそうな特技として以下のようなものがあります。
- コミュニケーションスキル
- 歌
- ピアノ
- ダンス
このような特技をどのように保育に生かせるのかを伝えられると、魅力を感じてもらいやすいでしょう。
意欲や熱意を伝えることにもつながりますので、高い評価を得られるかもしれませんね。
保育士が誰でも使えるおすすめアピールポイントは?
長く働く意思があること
保育士が転職を成功させるためには、長く働く意思があることを具体的にアピールすることが大切です。
転職活動をしているということは、前の園を比較的短期間で退職したということ。
園としては「今回もすぐに退職してしまうのでは?」という不安を感じているかもしれません。
そんな園の不安を取り除くためには、長く働きたいという意思をしっかりと伝えることが大切です。
あわせて長く働きたい理由も伝えられると、説得力のあるアピールになるでしょう。
また、今まで粘り強く物事に取り組んだエピソードなどを例にあげ、すぐに投げ出すような性格ではないことも伝えられると、園の不安を払拭できるかもしれません。
体力があること
保育士にとって体力はとても重要なので、採用時に重視している園も多いようです。
しかし「体力があります!」と言うだけでは抽象的過ぎて、自分が言いたい内容が園にうまく伝わらないこともあるでしょう。
また、説得力をもたせることも難しいですよね。
そこで「〇〇できるくらい体力がある」といったように、具体的なイメージができるように伝えることをおすすめします。
「忙しくても体調を崩さないくらい体力がある」「子どもとたくさん遊べるほど体力がある」のように、どのような点で体力があるのかを具体的に考えてみてください。
その根拠になりそうなエピソードを、学生時代や前職での経験の中で見つけられたらベスト。
ぜひ今までの経験を振り返ってみてくださいね。
環境になじみやすいこと
若さゆえの強みとして、環境になじみやすいこともあります。
環境というのは、仕事内容や保育士同士の人間関係のほか、子どもや保護者との関係なども含みます。
採用後、先輩保育士や保護者とトラブルになったり、園の方針を受け入れず自分のやり方を貫いたりしてしまうと、園としても困ってしまいます。
環境になじみやすいことは、アピールポイントとしてはインパクトが弱いかもしれません。
しかし、園にとっては安心材料となります。
自分の性格も考慮し、アピールできそうだと感じた人はぜひ伝えてみるとよいでしょう。
実務経験があること
保育士としての実務経験があることは、園としても心強く感じます。
実務経験のある人は、どのような経験があるのか、そこから何を学び、今後どのように生かしていけるのかを具体的に伝えるようにしましょう。
自分が心がけたことや努力したことなどもアピールに効果的。
今までの保育士経験を振り返り、具体的なエピソードを探してみてください。
保育士が転職するのにおすすめな時期は?
先ほどの「保育士の有効求人倍率の推移(全国)」のグラフを見てもわかる通り、保育士の求人が多いのは1~3月頃です。
これには、保育園が新年度を見据えた計画的な採用を行うことが影響しています。
「求人数が多いこの時期に転職活動をはじめるとよいのでは?」と考える人もいるかもしれませんね。
しかし、新卒の募集も増えてくる時期なので、おのずと競争率も高くなってしまいます。
そこで転職を考える場合は、この時期より少し早めに活動をはじめるのがオススメです。
保育士の求人は秋頃から徐々に増えはじめるため、9月頃から情報を集めはじめるとスムーズに転職できるでしょう。
保育士が転職を決意したら退職の意向はいつ伝える?
保育士の場合、新卒の求人を出す関係で、6~10月頃には来年度についての希望を聞かれることが多いようです。
希望を聞かれた段階で年度末での退職意思が固まっているようなら、このときに伝えるのがスムーズです。
この時期を逃した場合や年度末以外での退職を希望する場合は、発表会や運動会などの大きな行事が終わったあとに話を切り出してみてはいかがでしょうか。
というのも、行事が一段落ついた時期なら、園長や主任保育士に時間を取ってもらいやすいからです。
引き継ぎなどのことを考えると、退職を希望する日の2~3か月前までには、退職の意向を伝えられるとよいでしょう。
保育士は年度途中に退職できる?
年度途中でも退職できる!しかしデメリットも
もちろん他の職業と同じように、保育士も年度途中での退職が可能です。
しかし「転職や再就職を考えたときに影響が出るかもしれないこと」を知っておく必要があります。
保育士業界では、年度途中の退職にネガティブなイメージがあります。
特に保育園に転職したいと考えている場合は、年度途中での退職について慎重に検討したほうがよいでしょう。
雇用契約によっては年度途中の退職がNGの場合もある
「保育士も年度途中で退職できる」とお伝えしましたが、入職時の雇用契約によっては退職できないこともあります。
期間を定めて雇用契約を結んだ場合、原則、契約途中の退職はできません。
年度途中の退職を希望する人は、雇用契約についても確認しておく必要があるでしょう。
場合によっては自分の身を守るための選択も必要
年度末での退職が望ましいものの、自分を守るために退職という選択が必要な場合もあります。
保育園の労働環境が合わず、心身に支障をきたしているなら無理をせず退職する勇気も必要でしょう。
「担当の子どもたちや同僚の保育士などに迷惑をかけたくない!」という気持ちはすばらしいもの。
しかし、それ以上に大切にすべきなのは自分の健康です。
身体や心の状態が悪化してしまうと、仕事復帰自体が難しくなる可能性もあります。
心身に不調が出ている場合は、どうか自分にとって最良な選択をしてくださいね。
保育士が年度途中に円満退職するためのポイントは?
園や他の保育士のことも考えた辞め方をする
保育士が年度途中に円満退職するためには、園や保育士たちへの配慮を大切にしましょう。
年度途中で退職するとなると、園や他の保育士たちに迷惑がかかることは避けられません。
しかし、しっかりと引き継ぎをする、業務にゆとりのある時期に退職するといった配慮によって、多少なりとも他の保育士たちへの負担を減らせます。
今後の園や他の保育士たちのことも考えた辞め方をすることで、あなたに対するネガティブな印象を減らせるかもしれません。
退職の意思を伝える順序を守る
年度途中での円満退職のためには、退職の意思を伝える順序も大切です。
退職の意思は、直属の上司から伝えることが原則です。
たとえば直属の上司が主任なら、主任に伝えてから園長に伝えるといった流れをとります。
主任をとばして園長に先に話をしたことがきっかけで、トラブルになってしまうこともあるようです。
不必要なトラブルを招かないためにも、退職の意思を伝える順序は守りましょう。
引き止められた場合の対応も考えておく
年度途中に「退職したい」と言うと、引き止められるケースもあるでしょう。
多くの保育園はギリギリの人数で仕事をしているため、「辞められたら困る……」と考える園も多いのです。
しかし自分がしっかりと考えて出した結論であれば、退職の意志が強いことをはっきりと伝えるようにしましょう。
引き止められた場合の対応をイメージしておくことで、心が揺れたりあたふたしたりせずに自分の思いを伝えられるのではないでしょうか。
誰かに相談したい場合は園関係者を避ける
年度途中に円満退職したいなら、退職に関する相談を園関係者にしてはいけません。
あなたが辞めることで保育士たちへの負担が大きくなりますので、同僚保育士があなたに対して不信感を抱くこともあり得るでしょう。
それゆえ、トラブルになる可能性も高いのです。
退職について相談したいときには、園に関係のない外部の人を選びましょう。
できれば専門的な知識があるキャリアアドバイザーや、似たような経験をした先輩などがオススメです。
転職サイトのアドバイザーに相談する
おそらく年度途中での転職には、さまざまな理由があるのでしょう。
「自分ではどうしたらよいのかわからないけれど、同僚に相談することもできない」と悩んでいる人もいるかもしれません。
そんなときには転職サイトを利用してみませんか?
退職方法や転職活動について、専門的な立場で相談にのってもらえます。
不安を自分で抱え込まず、転職サイトを積極的に利用してみましょう。
転職サイトを使うメリット・デメリットは?
メリット
転職サイトを利用するメリットは、転職のプロにアドバイスやサポートをしてもらいながら転職活動ができることです。
個人で転職活動をする場合、求人情報を探したり、エントリーシートの書き方を調べたり、転職希望先との連絡を取り合ったり、すべて自分でこなさなければなりません。
今の仕事を抱えながらそれらの転職活動をするのは、精神的にも体力的にも辛いものがあります。
しかし、転職サイトを利用すれば、希望に合った求人情報を紹介してくれたり、エントリーシートや面接のアドバイスをもらえたり、転職希望先との条件交渉をしてもらえたりと、充実したサポートが受けられます。
特に初めて転職をする人にとって、転職サイトを利用することは大きなメリットがあります。
デメリット
転職サイトでは、「専任アドバイザー」などといった担当制を取っているところが多くあります。
これは転職希望者の担当を決めることで、求人情報の紹介から転職までを一貫してサポートするという狙いがあります。
しかし、アドバイザーによって得意な業務は異なります。
面接対策が得意な担当者もいれば、転職先とのパイプを持っている担当者やまだ経験が浅くて得意な業務がないアドバイザーもいるでしょう。
そのため、アドバイザーによっては、自分が希望する転職活動につながらない可能性もあります。
また、転職サイトを利用した場合、その転職サイトと契約していない企業の求人は紹介してもらえません。
希望条件に合った求人があるのに、自分が利用している転職サイトとは契約をしていないから探すことができなかったという可能性があるのもデメリットです。
転職サイトの賢い使い方は?
経歴やスキルはありのままに話す
高収入を得たいからと経歴やスキルを良く偽ることも、謙遜して経歴やスキルを低く偽ることもNGです。
経歴が良くスキルが高いと判断された場合、主任保育士などの実力以上のポジションで転職する可能性もあります。
そうなると、転職後の業務で苦労することになるでしょう。
また、経歴やスキルを低く申告すると、それなりのポジションでの配属になり、給与に影響が出たり、キャリアアップに繋がらなかったりします。
経歴やスキルをありのままに話すことで、自分に合った転職を目指しましょう。
担当アドバイザーを吟味する
前述のデメリットでも説明した通り、アドバイザーにはそれぞれの特徴があります。
アドバイザーが得意とする分野と自分の希望する求人条件とが合致していることが理想的ですので、アドバイザーを吟味することが大切です。
そのため、初めのヒアリングでは具体的に希望条件を伝えるようにしましょう。
それと同時に、希望する条件に合った担当者を要望するなど、しっかりと意見を伝えることも大切です。
また、担当のアドバイザーが高圧的だったり、レスポンスが遅いなど相性が合わないこともあります。
その場合は、担当を交代してほしい旨をはっきりと伝えることも一つの方法です。
レスポンスを早くする
転職サイトは多くの登録者に求人情報を紹介していますので、良い条件の求人はすぐに募集が終わってしまいます。
求人に応募できないと当然転職できませんので、他の人よりも早くレスポンスすることが大切です。
もし応募するか迷ったら、とりあえずアドバイザーに相談してみましょう。
求人情報には掲載されていない情報を得られることもありますので、判断材料が増えるかもしれません。
保育士転職サイトその他の16社を比較
保育士ワーカー
おすすめ度 | |
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公開求人数 | 約4万件 |
保育士ワーカーは、年間10,000名以上の人が転職に成功している実績があり、保育士で転職を考えている人はまず押さえておきたいサービスとなっています。
保育士ワーカーの特徴は、質の高い求人が豊富に揃っていることです。
特に正社員の求人数はかなりのもので、色々な条件の求人が見つかります。
厚生労働省から許可を得て、長年人材紹介サービスを運営してきた実績があるからこそ、質の高い求人を豊富に揃えられるのでしょう。
専任のアドバイザーから、徹底サポートが受けられるのも保育士ワーカーの魅力です。
保育士ワーカーには、保育士の就職や転職支援を専門に行なってきた、経験豊富なアドバイザーが多数在籍しています。
面接対策や企業との条件交渉など、転職を成功させるためのサポートを受けられるので、初めて転職活動をする人も安心です。
保育士ワーカーの口コミ
電話で対応してくださったスタッフさんは、とても気さくに対応してくださいました。 私に合いそうな求人をいくつか紹介してもらい、面接を受けることになりました。 スタッフさんに、面接に自信がないと伝えると、練習時間も作ってくれたんです! たくさんアドバイスをくれ、お陰さまで採用になりました!
公式サイトより引用
職種 | 保育士、幼稚園教諭、正看護師、准看護師、栄養士 |
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雇用形態 | 正社員、アルバイト・パート |
施設形態 | 保育園、幼稚園、認定こども園 院内・企業内・学童・その他 |
対応エリア | 北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島 茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川 新潟、富山、石川、福井、山梨、長野 岐阜、静岡、愛知、三重 滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山 鳥取、島根、岡山、広島、山口 徳島、香川、愛媛、高知 福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄 |
ジョブメドレー
おすすめ度 | |
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公開求人数 | 約26,000件 |
ジョブメドレーは医療や介護、保育系の求人を豊富に取り扱う求人サイトですが、転職サイトにも負けない支援サービスを提供しています。
求人サイトということで、求人情報を自分で探して気に入ったものが見つかれば直接応募することが可能です。
もし、なかなか希望の求人が見つからない、自分で求人を探している時間がないという場合には、メールや電話でキャリアサポートスタッフに相談することもできます。
転職サイトのように気軽に求人を探しながら、求人の紹介や面接のサポートまでしてもらえるのは嬉しいですよね。
医療業界で保育士として働きたいと考えている人や、基本的には自分で求人を探したいと思っている人におすすめのサービスとなっています。
ジョブメドレーの口コミ
入力した、プロフィールを元に情報をいただけて、条件に合うところからのスカウトが多かったです。様々なところを見ながら、就職活動ができました。また、勤務しながらでも、空いた時間に、情報が見られ、落ち着いて決められました。プロフィール情報から、履歴書、職務経歴書の作成ができ、スムーズな応募が出来ました。ありがとうございました。
公式サイトより引用
細かく記載して下さって分かりやすい。丁寧な対応で有難い。画面が見やすい。早い対応をして下さり、助かりました。 気になる★など何名など出ているのも良いと思った。ラインに繋げて受信しながら出来るのも魅力と思った。勤続支援金制度もあり、有難いです。
公式サイトより引用
雇用形態 | 正職員、契約職員、パート・バイト、業務委託 |
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施設形態 | 認証・認可保育所、社会福祉法人、通所介護・デイサービス 学童保育、認可外保育所、認定こども園、幼児教室 |
対応エリア | 東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬 大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山 愛知、静岡、岐阜、三重 北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島 山梨、長野、新潟、富山、石川、福井 鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知 福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄 |
保育求人ガイド
おすすめ度 | |
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公開求人数 | 17,000件以上 |
株式会社アスカ/株式会社アスカクリエートが運営する保育士求人ガイドは、保育案件シェア率87%を誇る転職サイトです。
保育園だけではなく、認定こども園や学童保育、託児所など様々な施設の求人情報が揃っています。
完全無料で参加できるオンライン転職・就職フェアや、退職金・昇給制度・ボーナスなど嬉しい特典も充実しています。
20,000件以上の求人案件数を誇り、様々な条件の求人が掲載されています。
有給消化率100%、残業なし、子連れ勤務可などの求人もあるので、自分のライフスタイルに合わせた求人を見つけることができるでしょう。
全国に拠点を展開
全国に18ヶ所のカフェブースが設置されているのも魅力的なポイントです。
電話やメールだけではなく、カフェブースで直接サポートを受けられるのは心強いですよね。
もちろん、ビデオ通話やチャットなどを使ったオンライン相談も受け付けているので、近くにカフェブースがない人も安心です。
求人案件マップ検索やバーチャル園内見学、録画面接など職場選びに役立つツールも充実しています。
保育求人ガイドの口コミ
「小規模な保育園、人間関係がいい所」などと、私の希望をもとに求人サイトには載っていない、非公開求人もご紹介していただいたり、とても親身になって対応してもらいました。
面接にも同行していただき、不安も取り除かれ安心して面接に臨むことができました。
転職して良かったです。ありがとうございました。
公式サイトより引用
保育のお仕事からしばらく離れていましたが、保育士に戻りたいと思い、保育求人ガイドに登録しました。面接調整もすぐにして下さり、面接にも同行してくださったのでとても心強かったです。担当の方がとても話しやすく親切で明るい方なので、面接もとても和やかな雰囲気になり、緊張せずに話すことができました。 今回職場復帰をして、前職よりの年収も上がり、本当に登録してよかったと思いました。
公式サイトより引用
職種 | 保育士、幼稚園教諭、看護師・准看護師、児童指導員 保育補助、栄養士・管理栄養士、調理師・調理スタッフ 児童発達支援管理責任者、作業療法士・理学療法士 人事・その他、主任・副園長、放課後児童支援員 言語聴覚士、サービス管理責任者、施設長 事務員(保育園、幼稚園)、子育て支援員 |
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雇用形態 | 正社員、アルバイト・パート、派遣社員 契約・臨時・期間社員 |
施設形態 | 私立保育園、小規模保育園、幼稚園、放課後等デイサービス 企業内保育園・企業主導型、認定保育室、学童保育 公立保育園、認定子ども園、認可外保育園、その他の保育施設 クリニック・診療所、児童発達支援施設、病院(病棟) 病院内保育施設、クリニック(美容系) 児童発達支援・放課後等デイサービス、特別養護老人ホーム 訪問看護、介護老人保健施設、デイサービス、一般企業 有料老人ホーム、障害者支援施設、クリニック(小児系) 病児保育室、グループホーム、小規模多機能型居宅介護 訪問介護、居宅介護支援事業所、病院(外来) 母子生活支援施設、障害者就職支援施設 |
対応エリア | 東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬 大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山 愛知、静岡、岐阜、三重 北海道、青森、福島、山形、岩手、青森、秋田 長野、新潟、山梨、富山、石川、福井 広島、岡山、山口、島根、鳥取 香川、愛媛、徳島、高知 福岡、熊本、鹿児島、長崎、大分、佐賀、宮崎、沖縄 |
ほいく畑
おすすめ度 | |
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公開求人数 | 約4,000件 |
ほいく畑は地域密着型の保育士専門の転職サイトです。
質の高いサポートは評判も高く、未経験の方やブランクのある方のサポートにも力を入れています。
専任のコーディネーターが転職後も継続的にサポートしてくれるので、安心して保育士の仕事を始めることができます。
また、ほいく畑は厚生労働大臣認可の就業支援センターです。
長年にわたって積み重ねられた実績やノウハウがあり、地域に密着したネットワークが強みと言えます。
子育てや介護などプライベートと仕事のバランスを考えている方に向けた求人が多いのが特徴で、短時間勤務や休日、残業の有無など働き方や条件を重視する方におすすめです。
ほいく畑の口コミ
登録時にコーディネーターへ自分の希望を伝えたところ「大丈夫です、探してみますね」と言ってくれたのがとても心強くて。面談後も「〇〇園は交渉中です」など、進捗状況をマメに連絡してくれ、頼もしい味方がいるような気持ちになりました。色々と探していただいた結果、自宅近くの保育園への就業が決まりました。条件も希望通りで園の雰囲気もよく、まさかこんなにぴったりの職場が見つかるとは思いませんでした。
公式サイトより引用
これまで、事務職の派遣として働いた経験はありましたが、保育士にも派遣があるとは知りませんでした。早速登録し、自分の希望をコーディネーターに伝えたところ「大丈夫です、条件に合う求人をお探しますね」と言ってもらえたので、ほっと安心しました。実際に、短期間で私の条件にぴったりの保育園が見つかったのには驚きましたね。
公式サイトより引用
職種 | 保育士、幼稚園教諭 栄養士・調理師・調理補助、その他 |
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雇用形態 | 正社員、契約社員 派遣・パート、紹介予定派遣 |
施設形態 | 私立認可保育園、幼稚園、準認可保育園、認定こども園 院内・企業内保育、小規模保育事業、公立保育園 学童保育、その他 |
対応エリア | 東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬 大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山 愛知、静岡、三重、岐阜 広島、岡山、山口、鳥取、島根、香川、愛媛、徳島、高知 福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄 北海道、青森、宮城、岩手、秋田、山形、福島 新潟、長野、山梨、富山、石川、福井 |
保育のお仕事
おすすめ度 | |
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公開求人数 | 約24,000件(※2023年9月時点) |
保育のお仕事は専任のアドバイザーから手厚いサポートが受けられる転職サイトです。
キャリアアドバイザーは地域専任となっており、そのエリアに詳しい方から情報を得られます。
キャリアアドバイザーは施設への訪問を行い、職場の雰囲気や内部事情を調べているので、入職前に施設について詳しく知ることが可能です。
さらに、求人の紹介や面接の準備などについてもマンツーマン形式でサポートしてもらえるのも魅力的なポイント。
また、求人の多さも特徴で、非公開求人も扱っています。
非公開求人の中には好条件のものもあり、希望に沿った求人に出会えるかもしれません。
求人情報は社宅ありやオープニングスタッフ募集など細かい条件を付けて検索できる特徴もあります。
保育のお仕事の口コミ
現職の都合でなかなか連絡が取れにくかったと思いますが、親身に希望や疑問を聞いていただきとても嬉しかったです。 転職については不安が多かったですが安心できる職場を紹介頂き、新しい一歩を踏み出す勇気をもらえました。ありがとうございました。
公式サイトより引用
前職の園は攻撃的な態度をとる方もいて、仕事量も多かったので、余裕がなくてとても働きにくい雰囲気でした。なので働きやすい雰囲気の園であることは第一条件でした。転職先は和気あいあいとしていて、とても働きやすいです!
公式サイトより引用
職種 | 保育士、幼稚園教諭、保育教諭、主任・副主任 園長、看護師、保育補助、児童発達支援管理責任者 児童指導員 |
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雇用形態 | 正社員、契約社員、派遣社員、非常勤・パート |
施設形態 | 認可保育園、認証・認定保育園、小規模認可園 認定こども園、幼稚園、認可外保育園、病院内保育 企業内保育、企業主導型保育、学童保育、 放課後等デイサービス、託児所、インターナショナルスクール 病児保育、乳児院、児童養護施設、児童発達支援施設 障害者支援施設、保育園、その他の保育施設 |
対応エリア | 東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬 大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山 愛知、静岡、岐阜、三重 北海道、宮城、福島、青森、岩手、山形、秋田 新潟、長野、石川、富山、山梨、福井 広島、岡山、山口、島根、鳥取、愛媛、香川、徳島、高知 福岡、熊本、鹿児島、長崎、大分、宮崎、佐賀、沖縄 |
保育士バンク
おすすめ度 | |
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公開求人数 | 約47,000件 |
保育士バンクは保育士転職サイトの中でも多数の部門で1位を獲得している人気サイトであり、業界最大級の求人数でも知られています。
4万件以上の求人を保有しており、対象エリアも全国展開していますので、登録しておけば個人では見つけることが困難な求人を早期に見つけられるでしょう。
また、転職活動の際には専任コンサルタントがサポートを行い、月給額や福利厚生、ブランク、未経験などの様々な条件から利用者にぴったりの求人を探し出します。
さらに、履歴書などの書類添削や面接の調整及び対策、条件交渉まで任せることができますので、転職活動に集中することができます。
コンサルタントはいずれも保育士の転職に特化した豊富な経験を持つスタッフですので、安心して任せられるでしょう。
保育士バンクの口コミ
給料を求めて保育士になったわけではないのですが、家計は苦しく、毎月のやりくりに苦労していました。アドバイザーさんに相談したところ、私の経験年数での適正な給与相場を教えてもらい、しっかり頑張りを評価してもらえる職場に転職。残業代もきっちり出ていて、借り上げ宿舎制度で家賃負担がほとんどなくなったのがありがたいです。今は精神的にも余裕をもって保育できています。
公式サイトより引用
以前は休みが少なく、土日出勤も当たり前でした。紹介してもらった今の職場は、完全土日休みで、有給休暇も職員間で調整してしっかり消化。毎年、趣味の海外旅行を楽しむなど、お仕事もプライベートも充実しています!
公式サイトより引用
職種 | 保育士、保育補助、園長、主任、幼稚園教諭、保育教諭 児童発達支援管理責任者、看護師、栄養士、調理師 事務職・総合職、児童相談員、その他(職種) |
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雇用形態 | 正社員、パート・アルバイト、契約社員 |
施設形態 | 保育園、認可保育園、小規模保育、認証保育園、認定保育園 幼稚園、認定こども園、認可外保育園、事業所内保育 病児保育、学童保育、放課後等デイサービス、病院内保育 託児所、児童養護施設、児童発達支援施設、企業主導型 児童施設、乳児院、公立保育園、その他(施設) |
対応エリア | 東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬 大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山 愛知、静岡、岐阜、三重 北海道、宮城、福島、青森、岩手、山形、秋田 新潟、長野、石川、富山、山梨、福井 広島、岡山、山口、島根、鳥取、愛媛、香川、徳島、高知 福岡、熊本、鹿児島、長崎、大分、宮崎、佐賀、沖縄 |
クリックジョブ保育
おすすめ度 | |
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公開求人数 | 非公開 |
クリックジョブ保育は保育士専門の転職サイトということもあり、保育士が初めて転職する際に役立つ情報提供やアドバイスなどのサポートが優れているサイトです。
例えば、転職に関するノウハウが公式サイトで無料で公開されています。
全国エリアの保育士や幼稚園教諭などの正社員の仕事の他、契約社員やパートのように勤務可能な時間帯を制限できる雇用形態の求人も多数保有。
加えて、好条件の非公開求人も多数扱っていますので、給与アップを目指したい、家事や育児の空き時間だけ復帰したいといった、様々な希望に沿う形の案内が受けられます。
また、こちらのサイトでは求人票の掲載内容以外に、実際の職場の雰囲気なども確認して情報提供してくれるため、転職後のイメージとのギャップをほとんど感じません。
職種 | 保育士、幼稚園教諭、栄養士、調理師 看護師、教員免許、無資格、その他 |
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対応エリア | 北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島 茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川 新潟、富山、石川、福井、山梨、長野 岐阜、静岡、愛知、三重 滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山 鳥取、島根、岡山、広島、山口 徳島、香川、愛媛、高知 福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄 |
サクシード
おすすめ度 | |
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公開求人数 | 非公開 |
サクシードの特長は、取り扱っている求人のほとんどが非公開求人であることです。
他の転職サイトでも非公開求人の取り扱いはありますが、サクシードの場合は登録してから希望を伝えた後に紹介を受けることができます。
また、学童指導員や男性保育士向けといった他のサイトでは検索が困難な仕事の紹介も行っている上、仕事の悩みや条件に応じたサービスの案内などをしていますので、効率の良い求人探しが可能です。
IターンやUターンなどの相談にも対応していますし、転職が成功した後のフォローも受けられますので、信頼性の高いサイトの一つと言えるでしょう。
対応エリア | 全国 |
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ほいてんサーチ
おすすめ度 | |
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公開求人数 | 約52,000件 |
ほいてんサーチは全国展開している保育業界に特化した転職サイトであり、保育士や幼稚園教諭だけでなく、保育園等で働く看護師や栄養士・管理栄養士、調理師、事務員、用務員などの求人も扱っています。
そのため、保育士が求人を探す場合にはきちんと絞り込みをする必要がありますが、条件に合った求人が登録されている場合、スカウトメールが自動的に配信されるため、仕事探しの負担は大幅に軽減されるでしょう。
ほいてんサーチでは自分で求人を探して応募する必要がありますが、職種や施設の形態、勤務内容などで絞り込みができるほか、気になる求人のキープも可能です。
専属の担当者に案内をされるのではなく、自分のペースで転職活動をしたいという場合には利用しやすいサイトでしょう。
雇用形態 | 正職員・正社員、契約社員、パート・バイト、非常勤 派遣社員、派遣パート、臨時職員、業務委託、その他 |
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施設形態 | 認可保育園、認可外保育園、認証・認定保育園 小規模保育園、認定こども園、幼稚園、企業主導型保育園 企業内保育、院内保育所、病児保育、託児所、児童養護施設 幼児教室、学童保育、放課後等デイサービス |
対応エリア | 北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島 新潟、長野、石川、富山、山梨、福井 東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬 愛知、静岡、岐阜、三重 大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山 鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知 福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄 |
保育エイド
おすすめ度 | |
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公開求人数 | 非公開 |
保育エイドは求人の登録件数を非公開としていますが、人間関係を重視して長く働ける職場を紹介しており、いじめやパワハラ被害で転職をすることになった人におすすめです。
独自のネットワークで職場の雰囲気や人間関係などを調査し、担当者が実際に保育園に訪問して内情を確認しているため、応募前にどんな職場なのか詳しく知ることができます。
LINEでの相談にも対応していますし、転職が決まって勤務が始まってからもサポートを受けられますので、転職初心者にもおすすめです。
保育エイドの口コミ
まだまだ慣れないことなどが多くて歯がゆい気持ちもありますが、職場の方々はとてもいい方ばかりで、本当に転職して良かったと日々感じております!子どもたちの気持ちに寄り添って明るく保育をしていくことを意識して、頑張っていきたいと思います!
担当していただいたコーディネーターさんには大変お世話になりました。何から何まで、ありがとうございました!
公式サイトより引用
園の雰囲気がとても良く、楽しくお仕事できています。
前職は人員に余裕が無く、ギスギスした雰囲気でとても憂鬱だったので思い切って転職してみて良かったです。サポートしていただき、ありがとうございました。
公式サイトより引用
対応エリア | 全国 |
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リスジョブ
おすすめ度 | |
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公開求人数 | 約45,000件 |
リスジョブは保育や福祉、医療などの業界で働く人の転職サポートを行う転職サイトです。
求人数は日本最大級で複数の求人サイトが保有しているおよそ20万件、保育士に関する求人は約5万件の求人から検索や比較ができ、こちらに登録することで複数の転職サイトに一括登録ができます。
もちろん、非公開求人の紹介にも対応していますので、複数の転職サイトを見比べるのが面倒という人におすすめです。
おすすめ度 | |
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公開求人数 | 約45,000件 |
職種 | 保育士、幼稚園教諭、保育補助、学童・児童館指導員 児童発達支援管理責任者、保育事務、園長・園長候補 保育士(リーダー)、放課後児童支援員/学童指導員 |
雇用形態 | 正社員、契約社員、派遣社員、パート |
施設形態 | 保育園、認可保育園、認証・認定保育園、事業所保育所 院内保育所、認可外保育園、託児所、学童保育、幼稚園 こども園、放課後等デイサービス、歯科医院、企業 |
対応エリア | 東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木 大阪、兵庫、京都、三重、滋賀、奈良、和歌山 愛知、静岡、岐阜 北海道、宮城、福島、青森、岩手、山形、秋田 新潟、長野、石川、富山、山梨、福井 広島、岡山、山口、島根、鳥取 愛媛、香川、徳島、高知 福岡、熊本、鹿児島、長崎、沖縄、大分、宮崎、佐賀 |
ジョブデポ保育士
おすすめ度 | |
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公開求人数 | 約28,000件 |
ジョブデポは単独の転職サイトとしては日本トップクラスの求人数を誇り、約3万件の案件から希望にそったものを紹介してくれます。
ジョブデポでは専属コンサルタントが企業の人間関係などの情報提供をしてくれますし、条件交渉や入職後のサポートなど、さまざまな支援をしてくれます。
雇用形態や勤務先の種類も豊富で、自分に合った求人を見つけられる可能性が高いです。
職種 | 保育士、幼稚園教諭、その他 |
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雇用形態 | 正社員、パート・アルバイト |
施設形態 | 保育園、認可保育園(企業)、認可保育園(社福等) 小規模保育園、認証・認定保育所、幼稚園、認定こども園 病院内保育、企業内保育、放課後等デイサービス インターナショナルスクール(英語)、学童保育、その他 |
対応エリア | 北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島 山梨、長野、新潟、富山、石川、福井 東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬 愛知、静岡、岐阜、三重 大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山 岡山、広島、鳥取、島根、山口 香川、徳島、愛媛、高知 福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄 |
ほいくジョブ
おすすめ度 | |
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公開求人数 | 約17,000件 |
ほいくジョブは年間利用者が3万人以上と多くの保育士から利用されている転職サイトです。
好待遇の非公開求人を多数そろえており、希望に合わせた好条件の求人を紹介してくれるだけでなく、コンサルタントのサポートが手厚いことでも高い評価を得ています。
面接の調整や履歴書の作成サポート、条件交渉などの自分では対応が難しい手続きも任せられますので、転職初心者にもおすすめです。
職種 | 保育士、幼稚園教諭、主任、園長、保育補助、看護師 栄養士・調理師、児童発達支援管理責任者、児童相談員 |
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雇用形態 | 正社員、契約社員、パート、派遣社員 |
施設形態 | 認可保育所、認証保育所、幼稚園、認定こども園 病院内保育室、企業内保育室、託児所、学童保育 企業主導型保育所、放課後等デイサービス、その他 |
対応エリア | 東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬 大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山 愛知、静岡、岐阜、三重 北海道、宮城、福島、青森、岩手、山形、秋田 新潟、長野、石川、富山、山梨、福井 広島、岡山、山口、鳥取、愛媛、香川、徳島、高知 福岡、熊本、鹿児島、長崎、大分、宮崎、佐賀、沖縄 |
保育士コンシェル
おすすめ度 | |
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公開求人数 | 約3,000件 |
保育士コンシェルは利用者からの満足度が高い転職サイトです。
ブランクがある人や年収アップを目指す人など、さまざまな条件を個別に聞き取り、希望に合った転職先を紹介してくれることに定評があります。
また、対応の速さやきめ細やかさにも人気があり、こまめに連絡があるので状況が把握しやすい点も魅力です。
最短で登録当日に求人の案内が来ることもありますし、日程調整や条件交渉などの進捗具合もすぐに知らせてもらえるため、間に人を挟んでも不便さを感じません。
保育士コンシェルの口コミ
すぐに対応して頂き、電話やLINEで丁寧に色々教えてもらえたので助かりました。ありがとうございました!
公式サイトより引用
不安だらけの転職活動でしたが、安心してお任せすることができました。ありがとうございました。
公式サイトより引用
職種 | 保育士、主任保育士、施設長(保育園延長)、保育補助 幼稚園教諭、学童指導員、教室講師、児童用度・障害児施設職員 栄養士、調理師、看護師、管理運営スタッフ、その他 |
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雇用形態 | 正社員、契約社員、派遣社員、パート・アルバイト |
施設形態 | 公立認可保育所、私立認可保育所、認証・認定保育所、こども園 幼稚園、小規模認可保育所、院内・病児・病後児保育所 事業所内保育所、子育てひろば、ベビーシッター、学童施設 児童養護・障害児施設、その他保育施設 |
対応エリア | 東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬 静岡、大阪、福岡、沖縄 |
保育Fine!
おすすめ度 | |
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公開求人数 | 約13,000件 |
保育Fine!は球児数はそれほど多くありませんが、対応エリアは全国で小規模保育や認定こども園、オープニングなどの豊富な種類の案件を確保しています。
検索機能も優れており、新卒やブランクあり、園長としての求人など様々な案件を見つけることができますし、人間関係や立地などの働きやすさで絞り込むことも可能です。
基本的に自分のペースで求人を探すことができますので、急ぎではないが転職活動を始めたいという場合にぴったりです。
職種 | 保育士、幼稚園教諭、保育教諭、調理師 栄養士、看護師、学童指導員 |
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雇用形態 | 正社員、パート・アルバイト、契約社員、派遣 |
施設形態 | 認可保育園、認証保育園、企業主導型保育、事業所内保育 院内保育、小規模保育、幼稚園、認定こども園、保育園 |
対応エリア | 北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島 新潟、富山、石川、福井、山梨、長野 東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬 岐阜、静岡、愛知、三重 滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山 鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知 福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄 |
ミラクス保育
おすすめ度 | |
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公開求人数 | 約8,000件 |
ミラクス保育は対応エリアを全国にしていますが、首都圏エリアが中心となっており、保有件数も約4万件と豊富です。
非公開求人の取り扱いも多く、保育士経験のあるコンサルタントも多数在籍していますので、転職の悩みや仕事に関する不安など、さまざまな相談ができます。
もちろん、自分に合った求人の紹介や応募、面談の日程調整や対策、終業後の相談など幅広いサポートが受けられるため、首都圏で働きたい人におすすめです。
職種 | 保育士、幼稚園教諭、調理師、看護師 学童保育、ベビーシッター、栄養士 |
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雇用形態 | 正社員、契約社員、パートフルタイム、パート扶養内 パート夜勤、派遣フルタイム、派遣扶養内、派遣夜勤 紹介予定派遣フルタイム、紹介予定派遣夜勤 |
施設形態 | 認可保育園、認証保育園、託児所・ナーサリー、幼稚園 学童保育、認定こども園(保)、認定こども園(幼) 企業主導型保育園、院内保育室、事業所内保育室 訪問保育、その他 |
対応エリア | 北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島 東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬 山梨、長野、新潟、愛知、静岡、岐阜、三重、富山、石川 大阪、京都、兵庫、滋賀、和歌山、奈良、福井 鳥取、島根、岡山、広島、山口 徳島、香川、愛媛、高知 福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄 |
転職サイトQ&A
転職サイトはなぜ無料で使える?
転職サイトは、登録している企業から報酬を受け取るシステムになっているため、転職希望者は無料で利用することができます。
求職者は無料で利用でき、転職支援サービスはマージンをもらえて、企業は採用業務を委託して業務の負担軽減ができるという、Win-Win-Winの関係になっていると言えるでしょう。
ハローワークとどっちがいい?
ハローワークの魅力は求人の多さで、転職サイトの魅力は転職のプロがサポートしてくれるところにあります。
それぞれに長所があるため、一概にどちらがいいとは言えませんが、転職に慣れていない方にとっては転職サイトの方がおすすめです。
ハローワークを利用する場合は、希望条件に合った求人がないかピンポイントで探すと良いでしょう。
もし気になる求人が見つかれば、転職サイトでもその求人を扱っていないか相談してみるのも良いでしょう。
複数の転職サイトを併用してもOK?
結論から言えば、転職サイトの併用はOKです。
転職サイトはそれぞれ得意な分野がありますので、保育士に転職したいなら保育士専門の転職サイトを利用しましょう。
幼稚園や一般企業も視野に入れた転職を希望しているなら、それらの希望する求人に対応した転職サイトに登録するのがおすすめです。
ただ、複数のサイトに登録すると、連絡がたくさん来ることになりますので、スケジュール把握は怠らないようにしましょう。
電話が苦手だけど大丈夫?
電話が苦手でも問題ありません。
転職サイトによっては、チャットツールを用いて相談できるサービスが用意されています。
また、アドバイザーが転職希望先とのアポイントメント取りや転職する上での条件交渉などをしてくれます。
転職サイトを上手に利用することで、電話が苦手な人でも安心して転職活動ができるでしょう。
保育士に求められる9つの適性とは?
まずは保育士に求められる適性について紹介します。
ここでは以下のように9つの特徴にまとめました。
ひとつずつみていきましょう。
1. 子どもと接するのが好き
保育士としてなによりも大切なのは「子どもと接するのが好き」ということです。
保育士は子どもと直接ふれあう職業ですので、この点は当然といえるでしょう。
そもそも「子どもが大好き」「子どもとかかわりたい」といった理由で保育士をめざした人も多いでしょう。
子どもを大切に思う気持ちがあれば、保育士の適性があるといっても過言ではありません。
2. コミュニケーション能力がある
保育士は、子ども以外にも保護者や地域の人、職員などさまざまな人とかかわります。
そこで求められるのがコミュニケーション能力です。
特にコミュニケーションをとる相手の年齢層が幅広い点は、保育士という仕事の特徴ともいえます。
コミュニケーション能力が高い必要はありませんが、
- コミュニケーションをとることが苦ではない
- 相手に合わせたコミュニケーションがとれる
といった能力は必要でしょう。
3. 責任感が強い
保育士には子どもの安全を守り、何かあった際には適切な対処が求められるため、責任感が強い人が向いています。
例えば、子どもがケガをしたり自然災害が起きたりといった予想外のできごとはいつでも起こり得ます。
このような場合に、すばやく的確に行動することが必要です。
子どもの命を預かっているという意識を常にもち、責任をもって子どもを守る必要があるのです。
4. 物事をポジティブに考えられる
保育士にはポジティブであることが求められます。
もし仕事やプライベートで落ち込むようなことがあったとしても、子どもの前では明るくふるまうことが大切です。
それは、子どもは人の心の変化に気づきやすいからです。
大好きな先生の表情がいつもと違っていると、子どもを不安にさせてしまうこともあるかもしれません。
子どもが保育園での時間を安心して過ごせるよう、保育士はネガティブな気持ちをポジティブに切り替え、普段通り接することが必要なのです。
5. 先のことを予測して行動できる
保育士には、先のことを予測できる広い視野の持ち主が向いています。
もちろん日々子どもを保育していると、予測不可能なこともたくさんあります。
ですが、いろいろな角度から見通しを立てられると、トラブルを防いだり子どもたちをより楽しませたりすることもできるでしょう。
例えば、子どもたちの行動や興味を推測し
- ここに椅子があるとつまづいてしまいそう
- 子どもが自分で作品を飾れるような台があるとよいかも
などのようなことです。
保育環境を作ったり活動内容を考えたりするときにも役立つでしょう。
6. 子どもの気持ちを感じ取れる
子どもに寄り添った保育を実現するには、子どもの気持ちを感じ取る力が求められます。
子どもの目線に立ち子どもの気持ちを受け止める、そして一緒に考えたり一緒に悩んだりすることで、子どもとの信頼関係を育めるでしょう。
また、子どもは好奇心が旺盛でさまざまなことに興味をもちます。
その気持ちに共感し寄り添えれば、子どもの好奇心をさらに広げられます。
保育士が子どもの気持ちを感じ取ろうという姿勢が、子どもの心の成長につながるのです。
7. 忍耐力がある
保育士には忍耐力も必要です。
どのような仕事でも楽しいことばかりではありません。
- 繰り返し注意しているのに子どもたちがわかってくれない
- 思うように保育ができない
- 保護者からクレームを言われた
など、仕事を続けているとさまざまな困難に出合います。
「がんばっているのにうまくいかない」という思いから、「保育士に向いていないかも……」と落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
けれどもこのような困難は誰にでも起こり得るもの。
困難に耐え、乗り越えていく力があれば、きっと保育士として大きく成長できるでしょう。
8. 体力がある
子どもとふれあう保育士には体力が必要です。
全力で走り回る子どもたちと一緒に遊んだり、おんぶやだっこをしたりするためかなりの体力が求められます。
ある調査の結果、腰痛を訴える保育士は半数以上にのぼること、多くの保育士が頸や肩に痛みを感じていることがわかっています。
この調査からも、保育士という職業は身体の負担が大きいことが明確です。
それに加え、保育園ではさまざまな感染症がはやります。
保育士が感染症にかかってしまうと適切な保育ができなくなってしまうため、普段から感染症に対し十分な対策が求められます。
保育士にとって体力は非常に重要なのです。
9. 文章を書くことが苦ではない
保育士は、保育月案や週案、保護者向けのお知らせ、園だよりなど仕事の中で文章を書く機会がたくさんあります。
文章を書くことが得意である必要はありませんが、苦手意識が強いと仕事自体を苦痛に感じてしまうかもしれません。
ある程度の文章力はもっている方がよさそうです。
保育士の適性がないってどんな人?
ここからは保育士の適性がない人の特徴をみていきます。
ひとりで抱え込んでしまいやすい人
臨機応変な対応が苦手な人
恥ずかしがり屋な人
汚れることが苦手な人
「あてはまる人=保育士がつとまらない」というわけではありません。
けれどもこのような特徴がある人にとっては、保育士の仕事をツライと感じる場面が多いかもしれません。
ひとつずつみていきましょう。
ひとりで抱え込んでしまいやすい人
保育士が仕事を進めるうえで、他の職員や保護者との連携は重要です。
特にトラブル時の対処においては、ひとりでおこなうと仕事量が膨大になってしまうこともあります。
人に頼ることが苦手な人やひとりで抱え込んでしまう人には、負担が大きくなりやすいでしょう。
臨機応変な対応が苦手な人
保育士の仕事は子どもが相手です。
さまざまな予測をしていても、その通りになるとは限りません。
ときには、想像もしていないようなトラブルが起きてしまうこともあるでしょう。
このようなときに臨機応変に対応できないと、子どもや保護者を余計に不安にさせてしまいます。
また、
- 予定よりも保護者のお迎えの時間が遅くなった
- 同僚保育士が休みをとったため急遽別のクラスに入ることになった
など、日常のシーンでも臨機応変に対応しなければならないことは起こり得ます。
トラブルやイレギュラーな事態に対応するのが苦手な人にとっては、大きなストレスになってしまうでしょう。
恥ずかしがり屋な人
保育士は、子どもの前で絵本を読んだりダンスを見せたりといったことも多いです。
子どもの興味をひくためには、大きな声や楽しそうな表情など身体を大きく使って感情を表現する必要があります。
恥ずかしがり屋で人前に立つのが苦手な人は、このような場面をツラく感じてしまうかもしれません。
汚れることが苦手な人
保育園では、おむつ替えをしたりどろんこになって遊ぶ子どもにつきあったりします。
食事の時間には食べこぼしもありますし、おもらしやおねしょも日常茶飯事です。
日常的にこのような状況に対応しなければなりませんので、汚れることが苦手な潔癖症タイプの人にとってはツライかもしれません。
保育士に必要な6つのスキル
現役保育士の中には、それほど適性があるわけではないのに、長く活躍できている人もいます。
そのような人は、不足している適性を補うスキルを身につけることで、無理なく活躍しているようです。
ここでは保育士に必要なスキルを6つ紹介します。
それぞれどのようなスキルなのかみていきましょう。
1. 保育・子どもに関する知識
保育士に必須なスキルに「保育や子どもに関する知識」があります。
もちろん保育士試験に合格しているので一定レベルの知識はもっているでしょうが、保育士を続けるには、日々知識を深めスキルをアップさせる必要があります。
実際に子どもたちと接していて困ったことがあれば、その対応策を考えたり、どのように対処すればよかったのかを振り返ったりすることで、より実践的なスキルが身につくでしょう。
先輩保育士のやり方などを参考にしたり、相談したりするのもおすすめです。
2. 人間関係を築く力
保育士は、子どもや保護者、同僚などさまざまな人と良好な人間関係を築く必要があります。
人間関係の構築が得意でない人は、自分から笑顔であいさつをすることからはじめてみましょう。
それに加え、相手の話を遮らない、否定しないなどを心がけ、寄り添う気持ちを大切にしてみてください。
相手の気持ちを理解しようとしていると、おのずと相手から信頼してもらえるようになるでしょう。
3. 健康を管理する力
「健康を管理する力」の「健康」が意味するのは、自分の健康と子どもの健康の両方です。
自分が体調を崩して休んでしまうと、他の保育士にも影響が出ます。
とはいえ体調不良の状態で仕事をし、子どもに病気をうつしてしまっても大変です。
自分のためにも周囲の人のためにも、規則正しい生活をしたりストレスを発散したりして、しっかりと体調を管理しましょう。
また、子どもの体調変化にも早めに気づくことが大切です。
小さい子どもは言葉で訴えることが難しいため、保育士が体調の変化に早く気づいてあげる必要があります。
いち早く察知するには、普段から子どもの様子をじっくり観察しておくことが役立つでしょう。
4. 傾聴力
相手の話をじっくりと聞くための傾聴力を磨くことも、保育士にとっては大きな武器になります。
傾聴とは単に話を聞くことを意味するのではありません。
相手の話を否定せず、相手の感情に寄り添いながら理解しようとすることを意味します。
傾聴力を磨けば、困っている子どもの心を推測したり最適なアドバイスにつなげられたりします。
普段から子どもの目線で話を聞くことを心がけてみましょう。
5. 危機管理能力
「危機管理能力」とはトラブルを回避したり、トラブルが起きてしまったとしても最小限の被害にとどめたりする能力のことです。
例えば、床に落ちているはさみを拾ったり、壊れたおもちゃを別にしたりなど、ケガなどの危険につながりそうな些細なことにいち早く気づくことがこの能力に該当します。
危機管理能力が高ければ、トラブルやリスクを最小限に抑えられ、保護者からも信頼されることでしょう。
危機管理能力を高めるには、あらかじめさまざまなシチュエーションをイメージする、過去のミスや失敗などを振り返り原因を取り除くといった方法が有効です。
6. 事務作業に関するスキル
保育士の仕事には事務作業も多いです。
最近はパソコンを使うことも多いので、基本的なパソコンスキルは必須です。
WordやExcelなどのOfficeソフトを活用している保育園も多いので、使えるとよいでしょう。
保育園以外の職場・働き先14選
1. 乳児院・児童養護施設
大きなやりがいを感じられる
親の立場で子どもと関われる
さまざまな事情を抱えた子どもに対応する必要があり、対応が難しいことも
子どもの療育にとどまらず、幅広い仕事を行う
24時間体制・休日勤務などがある
乳児院と児童養護施設は、保護者がいない場合や家庭で生活できない場合などに子どもを養護する施設です。
入所する子どもの年齢によって、施設がわけられています。
児童養護施設:2歳~18歳くらい
乳児院や児童養護施設では、子どもたちが安心して生活できるようサポートをします。
子どもたちが乳児院や児童養護施設に入所する理由はさまざまです。
児童養護施設に入所している子どもの約6割が、親から虐待を受けているというデータもあるなど、心のケアを必要とする子どももたくさんいます。
「一人ひとりの子どもに寄り添いたい」「子どもの精神的なケアもしたい」と考えている人は、乳児院や児童養護施設を検討してみてはいかがでしょうか。
児童養護施設について詳しく知りたい人は、全国児童養護施設協議会発行のパンフレットをご覧くださいね。
児童福祉法などの法令に基づいて、子どもの保育や保護、養護を行う施設のことです。
2. 児童館
地域に密着した子育て支援ができる
さまざまな年齢の子どもと関われる
持ち帰りの仕事や残業が少ない
ワークライフバランスを大切にできる
主に公務員としての募集となるため、公務員試験の受験が必要となる
児童館は、児童に健やかな遊び場を提供し、健康の増進と情操教育を目的とした児童厚生施設です。
児童館には、0歳~18歳までの子どもが自由に遊べる場所としての役割があります。
それに加え、子育て家庭や子どもの安定した生活を支援する役割もあるため、保育士が活躍できるのです。
児童館の規模や利用する子どもの年齢、地域によっても業務内容は異なります。
以下に、一般的な業務内容を紹介します。
- 子育て相談の対応
- イベントなどの企画・運営
- 保護者とのコミュニケーション
- 事務作業
「子育て支援業務に興味がある」「地域に根差した子育て支援をしたい」と考えている人にはオススメの職場です。
3. 母子生活支援施設
母子の成長を近くで感じられる
母子を多方面からサポートできる
入所する年齢が幅広いため、さまざまな支援が必要となる
精神的なケアが必要なケースも多い
求人数が少ない
母子生活支援施設は、18歳未満の子どもがいる母子家庭が入所できる施設です。
入所する母親の年齢は10代~50代、子どもは0歳~18歳と幅広いため、支援の内容も多岐にわたります。
また、母子生活支援施設の入所理由の過半数を占めているのが「配偶者からの暴力」です。
そのため、精神的なケアが必要な場合も多く見られます。
母子生活支援施設では、保育士資格を持っていれば母子支援員として仕事ができます。
母子支援員の主な業務内容は以下の通りです。
- 母親が自立するための支援
- 育児相談
- 子どもの保育
- 学習指導
このように、母と子の両方をサポートするのが母子支援員の仕事です。
「世帯単位で支援したい」「母親と子どもが安心して過ごせるよう、さまざまな観点から支援をしたい」と考えている人には、非常にやりがいがあるでしょう。
4. ベビーホテル
深夜手当などがあるため、給料が高いことが多い
一般的な保育園では経験できない業務を経験できる
開所時間がさまざまなので、自分が働きやすい勤務時間を探せる
勤務時間が不規則になりやすい
人手不足な施設も多いため、スタッフに負担がかかることもある
ベビーホテルとは、以下のいずれかの規定を満たした認可外保育園のことを意味しています。
- 夜8時以降の保育
- 宿泊を伴う保育
- 一時預かりの子どもが利用児童の半数以上
令和2年3月末時点で、全国に1,255か所のベビーホテルがあります。
ベビーホテルでは、0歳~6歳くらいまでの子どもを預かりますが、3歳以下の利用者が約7割を占めています。
ベビーホテルの仕事内容は、食事や遊び、入浴、寝かしつけなど。
保護者の代わりとなって生活のサポートを行います。
ベビーホテルは、施設によって業務内容や待遇などが大きく異なります。
開所時間もさまざまなので、自分に合う施設かどうかしっかりと確認しておくことが大切です。
「夜や深夜に保護者と離れなければならない子どもたちに寄り添いたい」「子どもたちに安心して過ごしてもらいたい」という人にはやりがいを感じられる職場でしょう。
5. 企業内保育所
保護者が近くで勤務しているため、連携がとりやすい
保護者と保育士の距離が近く、トラブルになりにくい
一般的な保育園に比べイベントが少ないため、イベントに関連する業務が少ない
企業の営業日に合わせて運営されることが多い
ワークライフバランスを考えた働き方ができる
企業内保育所は、保護者が働く企業に併設された保育所です。
厚生労働省が公表したデータによると、企業内保育所はここ数年で大きく増えています。
ニーズが高いため、今後も増加する可能性が高いでしょう。
多くの企業内保育所は、小さい規模で運営されています。
そのため「子どもや保護者とじっくり向き合いたい」と考えている人にはぴったりの職場と言えそうです。
6. 院内保育所
少人数での保育となることが多いので、子どもとじっくり向き合える
子どもを長時間預かることが多い
運営母体によっては、一般的な保育園よりも待遇がよいこともある
24時間体制の勤務となるため、シフト制を導入していることが多い
病院に出入りするため、とくに感染症に注意しなければならない
院内保育所は、保護者が働く病院に併設された保育所です。
病院スタッフは24時間体制で働いています。
そのため、早朝や夜間に子どもをあずかってくれる院内保育所は、大切な役割を担っています。
近年院内保育所は増えており、今後も導入する病院が増える見込みです。
院内保育所では、子どもを長時間預かることが多いため、子どもとの生活に密接に関わります。
「子どもたちと密に関わりたい」と考えている人には適した職場でしょう。
7. 病児保育施設
少人数なので、ひとりの子どもにしっかりと対応できる
基本的に室内で保育を行うので、体力の負担が少ない
子どもから自分に感染症がうつる恐れがある
一人ひとりの体調が異なるため、それぞれに適した対応が必要である
保育知識に加え、医療の知識も必要である
病児保育施設とは、病気の子どもを預かって保育をする施設。
医療施設や保育所に併設されているケースが多いです。
子どもの急病時に保護者が仕事を休めないことも多いため、ニーズが高まっています。
病児保育施設では病気の子どもを保育するので、子どもの体調変化にはよりいっそうの注意が必要です。
また、病気の子どもを預ける保護者は、大きな不安を感じています。
保育中の様子や体調について詳細に伝えることで、保護者を安心させることができるでしょう。
病児保育施設で働くには、保育士資格が役立ちます。
さらに専門的なスキルを取得したいと考えるなら「認定病児保育スペシャリスト」や「認定病児保育専門士」といった民間資格を取得するのもよいでしょう。
「保育士としてスキルアップをしたい」と考えている人は、病児保育施設での仕事もオススメです。
8. 商業施設内の託児所
初対面の子どもに対応できる臨機応変さが必要
商業施設の営業時間内での仕事となるため、残業がない
小規模でアットホームな雰囲気で働ける
正社員としての募集が少ない
商業施設内にある託児所は、保護者が買い物をしたり美容院に行ったりする間の短時間だけ、子どもをあずかる施設。
当日飛び込みで利用されるケースが多いです。
商業施設内の託児所での主な仕事は、子どもと一緒に遊んだり、子どもの遊びを見守ったりといったこと。
室内で過ごすため、体力的な負担は少ないでしょう。
残業がほとんどないため「プライベートな時間を大切にしたい」と考えている人にも向いています。
短時間のパートとして働いている人も多いようです。
9. 子育て支援センター
育児中の保護者をサポートすることが多い
幅広い年齢の子どもと触れ合える
イベントの企画や運営を行う
保育士経験が浅い人やブランクがある人でも働きやすい
子育て支援センターは、子育て中の家庭を支援するための施設です。
一般的に、公共施設や児童福祉施設のスペースなどを利用して運営されています。
地域によって「子育て広場」や「支援サロン」と呼ばれることもあるようです。
保育士資格が不要な場合も多いですが、専門知識や経験があることは大きな強みとなるでしょう。
子育て支援センターは、育児相談の窓口としての役割があります。
そのため子育て支援センターで働く場合には、保護者への子育てサポートが必須の業務です。
育児の不安に寄り添ったり、ときにアドバイスをしたりするなど、保護者の負担を軽くするための支援を行います。
「子育てのサポートをしたい」と考えている人は、子育て支援センターも転職先として検討してみてくださいね。
10. ベビーシッター
自分の働きたい時間に仕事ができる
子どもの気持ちに寄り添った保育ができる
待機児童解消の手段として、今後もニーズが高まると予想される
収入が安定しにくい
ベビーシッターは、利用者の自宅などで子どもを保育する仕事です。
乳幼児~小学生くらいまでの幅広い年代の子どもをあずかります。
ひとりの子どもと密に関わるため、きめ細かい対応やサポートができるのもベビーシッターの特徴です。
ベビーシッターは常勤で働くことは稀で、一般的にパートやアルバイト、フリーランスとして働きます。
保護者とのやりとりはありますが、そのほかに多くの人と関わる必要がありません。
「職場の人間関係が苦手……」という人にも向いているかもしれませんね。
11. 保育ママ
少人数保育で子どもと密に触れ合える
保育方針に自由がきくため、自分の理想の保育を実践できる
保育ママになるための条件が自治体によって異なる
フリーランスとして働くことになるため、収入が安定しにくい
事務や経理など保育以外の仕事にも対応しなければならない
保育ママは、平成22年の児童福祉法改正に伴って定められた「家庭的保育事業」に含まれる保育サービスです。
ただし、保育ママのサービスが行われていない自治体もありますので、自治体のHPなどで確認してください。
保育ママは、自宅で3歳未満の子どもを保育します。
保育ママ1人につき、あずかる子どもの数は3人までとなっています。
子どもや保護者との距離が近いため、やりがいが大きいと感じている人も多いようです。
保育士としての経験を積んだ人は、保育ママとして開業するのもよいでしょう。
12. 幼児教室
子どもの成長を近くで見られる
意欲のある子どもが多いためレッスンしやすい
勤務時間・仕事内容が決まっている
アクセスしやすい場所にあることが多く通いやすい
土日出勤の場合も多い
幼児教室は、幼児期の子どもにスポーツ、音楽、英語などを教える教室。
小学校受験に対応した幼児教室もあります。
幼児教室の先生になるために保育士資格が必須というわけではありませんが、保育士資格をもっていると優遇されるケースが多いようです。
1日中レッスンがあることは少なく、比較的短時間から勤務できます。
また残業がなく勤務時間が決まっているため「メリハリをつけて働きたい」と考えている人にも向いている仕事と言えそうです。
13. 幼稚園
子どもの教育に集中できる
比較的休みが取りやすい
残業が少ない
1人が担当する子どもの数が多い
幼稚園は満3歳~小学校入学までの幼児を教育する施設です。
もちろん幼稚園で働くためには、幼稚園教諭の資格が必要です。
保育士資格だけでは、幼稚園で働けないことはご存じでしょう。
しかし今なら、保育士資格をもっている人は、少ない負担で幼稚園教諭の資格が取得できます。
これは「3年以上かつ4320時間の実務経験がある保育士は、試験や履修科目が一部免除される」という令和6年度までの特例措置によるものです。
幼稚園は保育園に比べて勤務時間が短く残業も少ないことが多いです。
保育園の勤務時間に不満を感じている人は、幼稚園教諭として働くのもよいかもしれませんね。
14. 認定こども園
保育と教育の両面から経験を積める
幅広い知識を得られる
行事準備など負担がかかりやすい
歴史が浅いため、現在も手探りな状態にある
認定こども園は、幼稚園と保育園を一体化させた施設です。
一般的な保育園との違いは「教育」という視点が必要であること。
今までと違った観点から子どもと関われることは、保育士としてのスキルアップにもつながるでしょう。
認定こども園で働くには、幼稚園教諭と保育士の両方の資格が必要です。
保育士資格しかもっていない場合は、特例措置を利用して幼稚園教諭の資格も取得しましょう。
保育士と幼稚園教諭の両方の資格をもっていると、今後活躍できる職場が増えると予想されます。
特例期間を上手に利用して、スキルアップしてくださいね。
保育士におすすめの相談窓口12選
ほいくのおまもり「保育士お悩み相談」
保育士の悩みをなんでも相談できる窓口として「ほいくのおまもり」が設置している「保育士お悩み相談」があります。
「ほいくのおまもり」とは、保育士経験者が「ツライ思いで働く保育士を減らし、笑顔で働ける保育士を増やしたい」との思いで立ち上げられたサイトです。
「保育士お悩み相談」で回答してくれるのは、メンタルケアカウンセラーやメールカウンセリングの資格をもつ現役保育士さん。
相談者に寄り添い、悩みを解決したり負担を軽くしたりするサポートをしてくれます。
LINEで「友だち追加」をして相談を送信すると、1週間程度で返信がくるというシステムになっています。
なお、過去の相談の中には公開されているものもあります。
2022年9月時点で500件の相談が公開されていますので、自分と同じような悩みがないか検索してみるのもおすすめです。
労働に関する悩み相談窓口
働き方や労働環境などに悩んでいる人には、以下の窓口があります。
- 厚生労働省「総合労働相談コーナー」
- 全国福祉保育労働組合「労働相談」
- 介護・保育ユニオン「相談」
労働に関して不満を抱えながら働いているという保育士さんは少なくありません。
不満や悩みを相談することで、何かしらの解決方法がある場合もありますので、ぜひここから紹介する窓口に相談してみてください。
厚生労働省「総合労働相談コーナー」
「総合労働相談コーナー」は、全国の労働局や労働基準監督署内に379か所設けられている相談窓口です。
雇用や賃金などの労働条件に加え、嫌がらせやパワハラなどの労働環境に関する相談に無料でのってくれます。
悩みを聞いてくれるのは専門の相談員です。
厚生労働省が公開している都道府県ごとの「総合労働相談コーナー一覧」には、女性相談員がいるかどうかも記載されています。
女性に相談したいという人は、参考にしてみてくださいね。
相談方法は、面談か電話となっています。
面談の場合も予約不要ですので、気軽に相談できそうです。
>>厚生労働省「総合労働相談コーナー」についての詳細はこちら
全国福祉保育労働組合「労働相談」
「労働相談」は、全国福祉保育労働組合がおこなっている相談窓口です。
全国福祉保育労働組合とは、民間の保育所や介護施設など、福祉の職場で働く人たちの全国規模の組合です。
こちらの窓口では、労働に関することならどのような内容でも相談できます。
たとえば「有給休暇を取らせてもらえない」「サービス残業がある」などの相談は多数あるようです。
相談方法は、電話かFAX、メールのいずれか。
電話の受付時間は9時30分頃~18時頃となっています。
介護・保育ユニオン「相談」
「介護・保育ユニオン」という介護・保育・福祉業界で働く人のための労働組合でも、相談窓口を設けています。
「人手が足りないため休憩がとれない」「産休・育休が取れない」など、多数の労働相談が寄せられているとのこと。
組合に入っていない人でも相談可能です。
相談方法は、電話・LINE・メールのいずれかとなっており、全国どこからでも無料で相談できます。
電話の受付時間は、平日(水曜日をのぞく)17時~21時、日曜日・祝日13時~17時です。
ハラスメントに関する悩み相談窓口
パワハラなどのハラスメントで悩んでいる人には、以下の窓口があります。
- 厚生労働省委託事業「ハラスメント悩み相談室」
- 法務省「みんなの人権110番」
- 法テラス「相談」
悩みの中でも特に、ハラスメントに関しては職場に相談しにくく、ひとりで悩んでしまう人も多くみられます。
ハラスメントに関する相談窓口はたくさんありますので、ぜひ活用してみてください。
厚生労働省委託事業「ハラスメント悩み相談室」
「ハラスメント悩み相談室」は、パワハラやマタハラ、セクハラなど、あらゆるハラスメントに関する悩みを相談できる窓口です。
「上司に育児休業の相談をしたら、今後昇給はないと言われた」「短時間勤務をしていたら、同僚から嫌味を言われて精神的にツライ」など、育児休業などに関するハラスメントにも対応しています。
相談方法は、電話・LINE・メールから選べます。
電話の受付時間は平日の17時~22時、土曜日の10時~17時。
LINEとメールは24時間いつでも相談できます。
>>厚生労働省委託事業「ハラスメント悩み相談室」についての詳細はこちら
法務省「みんなの人権110番」
「みんなの人権110番」は、法務省が設置している相談窓口です。
差別やハラスメントなどの人権に関する相談にのってくれます。
相談に応じてくれるのは、法務局の職員や人権擁護委員です。
人権擁護委員とは、法務大臣から委嘱されたボランティアの人たち。
人格識見が高く、社会の実情や人権擁護に深い理解をもっている人たちなので、安心して相談できるでしょう。
相談方法は、インターネット上の相談フォームや電話、面談があります。
電話の受付時間は平日8時30分~17時15分。
0570-003-110にかけると、最寄りの法務局・地方法務局につながるシステムになっています。
法テラス「相談」
あらゆる分野における法的トラブルの解決をサポートする「法テラス」では、パワハラや退職などに関する相談も受け付けています。
「職場でパワハラを受けている」「退職したいが、引き止められて辞められない」などの相談がよせられているようです。
法テラスでは電話かメールで相談を受け付けています。
電話の受付時間は平日9時~21時、土曜日9時~17時。
電話とメールのいずれも無料で相談できます。
法テラスのサイト内には、よくある質問を検索できるシステムがあります。
相談カテゴリや相談キーワードから検索できるので、同じような悩みがないかどうか確認してみるとよいでしょう。
メンタルヘルスに関する悩み相談窓口
メンタルヘルスについて悩んでいる人には、以下の窓口があります。
- 厚生労働省「こころの耳相談」
- 厚生労働省「こころの健康相談統一ダイヤル」
こころを健康に保つことは、仕事や生活に大きく影響します。
少しでも異変を感じたら、早めに相談するようにしましょう。
厚生労働省「こころの耳相談」
「こころの耳」は、働く人のメンタルヘルスに関するポータルサイトです。
サイト内では、仕事やキャリア、ハラスメントなどあらゆる分野の相談窓口が一覧で紹介されています。
「こころの耳相談」として相談窓口も設置されており、主に人間関係の悩みや長時間労働からくる健康被害などの相談に応じてくれます。
相談方法は、電話・LINE・メールのいずれかです。
相談にあたっての注意事項がありますので、あらかじめサイトの記載内容をしっかりと確認しておきましょう。
厚生労働省「こころの健康相談統一ダイヤル」
「こころの健康相談統一ダイヤル」は、こころの健康に関する相談窓口で、都道府県・政令指定都市が主体となって設置しています。
相談方法は電話。
9時~17時くらいの間で対応してくれるところが多いようです。
ただし、自治体によって対応可能な日時にはバラつきがありますので、相談前にあらかじめ確認が必要です。
また、月曜日~金曜日の18時30分~22時30分には、日本精神保健福祉士協会と日本公認心理師協会が相談を受けています。
>>厚生労働省「こころの健康相談統一ダイヤル」についての詳細はこちら
転職や就職・キャリアアップに関する悩み相談窓口
転職や就職、キャリアアップなどで悩んでいる人には、以下の窓口があります。
- 厚生労働省委託事業「キャリア形成サポートセンター」
- 各自治体など「保育士・保育所支援センター」
- なないろ保育士「就・転職お悩み相談室」
転職や就職、キャリアアップについては、専門家に相談することで道が開けることもあります。
ぜひ相談を検討してみてください。
厚生労働省委託事業「キャリア形成サポートセンター」
「キャリア形成サポートセンター」は、ジョブ・カードを活用したキャリアコンサルティングをおこなっています。
「ジョブ・カード」とは、キャリアプランニングや職業能⼒証明となるツールです。
このツールを活用しながら、専門のキャリアコンサルタントが相談者をサポートします。
相談方法は、対面もしくはWebでの面談です。
対面の場合、全国にあるキャリア形成サポートセンターで面談を実施します。
オンラインの場合、⽉曜⽇〜⾦曜⽇の9時10分~20時、土曜日・日曜日の9時10分~16時50分に実施されます。
対面の場合は地域によって時間が異なりますので、確認しておきましょう。
>>厚生労働省「キャリア形成サポートセンター」についての詳細はこちら
各自治体など「保育士・保育所支援センター」
各自治体には「保育士・保育所支援センター」が設置されており、保育の仕事に就きたい人をサポートしてくれます。
自治体によって取り組み方法が異なりますので、まずはお近くの保育士・保育所支援センターのWebサイトを確認してみるとよいでしょう。
>>全国の「保育士・保育所支援センター」の連絡先一覧はこちら
なないろ保育士「就・転職お悩み相談室」
保育士の就職・転職を無料でサポートしている「なないろ保育士」では、「就・転職お悩み相談室」を設置しています。
「就労時間が不安定」「低賃金のわりに仕事が大変」などさまざまな悩みを抱える保育士をサポートしてくれます。
相談方法は面談です。
JR埼京線「戸田公園駅」から徒歩1分のところにある一室で、落ち着いて相談できます。
相談時間は、平日10時~21時、土日祝日も可能です。
相談は無料ですが予約が必要ですので、予約フォームか電話で問い合わせてみてください。
>>なないろ保育士「就・転職お悩み相談室」についての詳細はこちら
転職サイトを上手く活用して理想の職場を見つけよう!
転職サイトは、就職・転職活動をする人達のサポートをしてくれる心強いサービスです。
給与交渉や面接対策、履歴書の添削など様々なサポートをしてくれるので、特に初めて転職する人は利用してみることをおすすめします。
転職サイトによって得意としている分野、提供しているサービスが変わるので、自分の目的に合ったサービスを見つけてください。