そろばん教室は何歳からおすすめ?身につくこと・学ぶメリットなども紹介

昔から日本の習い事の定番として挙げられるそろばん。

しかし電卓どころかスマートフォンやパソコンが当たり前になった現代、そろばんを習うのは何故なのでしょうか?

実はそろばんは現代でも習い事として人気があり、実践的な力よりも考え方を養うために通わせている親御さんが多いのです。

そんなそろばん教室の疑問について確認していきましょう。

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そろばん教室とは?

そろばんとは、言うまでもなく計算の補助道具のこと

古くから日本人にとっては馴染み深い道具で、少なくとも15世紀初頭には使用されていたと言われています。

そろばんは昔から子どもの習い事として人気が高かったのですが、その理由は計算能力を身につけることができるからです。

ある程度そろばんの技術が上がると、その場にそろばんがなくても素早く計算ができるようになります。

これを「算盤式暗算」といい、学校の算数のテストなどで役に立つと、多くの子ども達がそろばんを習ってきました。

時代が進むにつれ、電卓の登場やパソコン、スマートフォンが身近になったことなどの影響もあり、そろばんの存在感は薄れています。

それでも子どもの習い事としてのそろばんは、ある程度の数を維持しているのです。

そろばん教室では、子ども達の能力を養うため、基礎からそろばんの技術を教えていますが、これは実践的な能力を身につけるためと言うより、そろばんを通して物を考える力をはじめとした、頭の使い方を伸ばすためなのです。

そろばん教室は何歳からがオススメ?

「何歳から始めればいいか」というのは一概に言えません。

結局親や子ども本人が「今だ」と思ったときが一番の始めどきになるでしょう。

そろばんを習い始めるのは、一番早くて3歳だと言われています。

早ければ早いほど脳の発達に期待ができると言いますが、これより早いとまだ数の概念が分からないので現実的に考えて難しいでしょう。

子どもが幼稚園年中~年長さん、小学校低学年からスタートするという人が一番多いです。

幼稚園はようやく数を理解できるようになった年齢、小学校に入る前に数字に慣れさせたいという親御さんが多いからです。

また、学年が進むと算数は難しくなり苦手になる子どもが多いので、苦手意識が芽生える前に、と始めさせる親御さんが多いです。

もちろん、小学校高学年になってからそろばんを習い始める子どももいます。

これくらいの年になると自発的に始める子が多いので、学習の熱心さが大きくなります。

慣れるのに時間がかかり自分より小さな子の砲が上手、という環境になることもありますが、そこを乗り越えると大きな成功体験を得ることができるでしょう。

また、高学年になっているともうかけ算や割り算を一通り習っているので、そろばんも効率よく学んでいくことができます。

そろばん教室で身につくことは?

では、そろばん教室では具体的にどのようなことが身に付くのでしょうか?

具体的には

  • 発想力
  • ひらめきの力
  • 記憶力
  • 情報処理能力
  • 集中力
  • 正確性

などが伸びると言われています。

そろばんと発想力やひらめきの力が結びつかないかもしれませんが、これはそろばんの学習方法が関係しています。

そろばんは読み上げられる数字を素早く記憶して、声に出しながら手を使って計算を行います。

そのため、通常計算処理で使う左脳だけではなく、右脳も活性化するのです。

また、基礎を学んだ後に勉強する算盤式暗算では、視覚で捉えた数字を頭の中のそろばんに置き換えて計算するため、ここでも右脳を刺激します。

右脳はイメージや創造性、発想力を司る部分。

コンピューターが担うことができない人間独自の能力を、そろばんを使って伸ばしていくことができるのです。

右脳が鍛えられることで、記憶力も上昇します。

右脳の記憶力は左脳の数千倍と言われており、一度右脳が覚えてしまった情報は、時間が経ってもなかなか消えることがありません。

記憶力が上がれば、暗記が必要な理科や社会などの暗記科目も自然と伸びていくでしょう。

また、情報処理能力も右脳が関係しています。

そろばんを習うと、計算の際に右脳と左脳をバランス良く使うことになり、それだけ頭の回転が速くなり、情報処理速度も速くなるのです。

学習能力だけではなく、日常生活を送る上でも役に立つ能力です。

日常生活に役立つ能力といえば、集中力や正確性もそれに当たります。

そろばんは計算なので、当然正解があります。

そこに辿り着くには、数字を正確に理解し、そろばんの珠を正確にはじくことが求められます。

これを繰り返すことで自然と高い集中力が身に付き、正確性やそれを求めるための注意深さも高めることができるのです。

そろばん教室を習うメリットは?

計算が早くなる

そろばんは数を視覚的に捉えて頭の中のそろばんで処理します。

そのため、筆算などの他の計算方法よりも素早く答えが出せるようになるのです。

算数のテストなどに余裕を持って取り組めるようになります。

脳の発達につながる

そろばんは右脳と左脳の両方を使うため、脳の働きを上手く伸ばすことができます。

また、指を使うことで前頭葉を刺激することにもつながります。

前頭葉はやる気や興味を引き出す役割を果たしているため、やる気や積極性を高めることにも繋がります。

楽しく成長できる

そろばんには「算盤能力検定試験」という検定があるので、それにチャレンジすることで自分の成長を実感することができます。

また、一緒に学ぶ友達がいれば、自然と競争心が芽生えてより楽しく成長することができるでしょう。

費用を抑えて通える

そろばんは他の習い事に比べて費用が安いことでも知られています。

週2回通っても月額3,500円程度、週1回なら2,500円程度とかなり費用を抑えることができます。

また、必要な道具もそろばん1つなので、かさばらず手軽に始められるのも大きな魅力です。

そろばん教室の選び方は?

通い場所にあるか?

教室を探すときは、まず通いやすい場所にあるかを重視しましょう。

どんなに優れた教室であっても、通うのが大変では親も子どもも疲れてしまいます。

子ども一人で通う場合は特にアクセスのしやすさは重要になるので、経路も含めてよく確認することが大切です。

周囲に通いやすい教室がない場合は、オンライン教室を検討してもいいかもしれません。

授業数が合っているか?

また、継続して習うためには、授業数が適切かどうかもよく確認する必要があります。

週に何回授業があるのか、何回通うのが適切なのかは、教室や子どもの状況によって変わります。

授業数が多ければそれだけ上達は早いかもしれませんが、学校生活や他の習い事との兼ね合いも大切です。

子どもに無理をさせないスケジュールを意識しましょう。

目的に合っているか?

目的に合った教室を選ぶことも大切です。

暗算の上達が目的ならば、暗算学習を始める段階やフラッシュ暗算を教えているかなどを確認するようにします。

段位を取るのが目的なら、有段者が多いかどうか確認するといいでしょう。

費用は問題ないか?

最後に、費用負担についても確認が必要です。

そろばんはお金のかからない習い事ですが、当然大会や検定などに挑戦するなら別途費用が必要になります。

また、専用ケースの購入が義務付けられている教室もあるので、トータルでいくらかかるのか予め調べておきましょう。

まとめ

そろばんは計算や暗算の力だけではなく、ひらめき力や集中力、忍耐力と言ったいろいろな力を伸ばすことができる習い事です。

脳にいい働きがあると言われているので、計算以外にもいろいろな効果が期待できます。

他の習い事より費用が安いのも魅力なので、親や本人が興味を持ったら、家の近くの教室を調べてみるのはどうでしょうか。

記事の執筆者
LS編集部

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