子ども向けプログラミングスクールは年々市場規模が拡大しており、2013年から2018年までの5年間で全国各地の教室数が約6倍になったという調査結果も出ています。
これだけの数があると、子どもを通わせる教室選びも一苦労ですよね。
一口にプログラミングスクールといってもそれぞれ特徴が異なるので注意しておきたいところです。
そこで今回は、おすすめの小学生向けプログラミングスクール6つを、各教室の特徴と併せて紹介していきます。
プログラミングスクールの選び方は?
子どもが楽しめる環境は整っている?
プログラミングスクールで授業を受けるのは子ども本人なので、まずは何より「子どもが楽しんで学習出来る環境かどうか」を見極めてあげましょう。
例えば
- クラスは少人数制でキメ細かい指導を行っているか
- 教室の雰囲気は子どもに合っているか
- どんな講師が授業を行っているか
などを事前に調べてみるのがおすすめです。
教室の公式ホームページやパンフレットに目を通せば、ある程度の情報は収集出来るので苦労はしないでしょう。
可能であれば子どもと一緒に体験教室に行って、わが子の反応も見てあげてください。
カリキュラムの内容と学習目的は合っている?
一口にプログラミングと言ってもその用途・目的は様々で、専門分野ごとに必要となる知識やスキルが異なるので注意しましょう。
例えば「ゲームやアプリを作るための技術」と「ロボットやマシンを制御するための技術」には、どちらもプログラミングの要素が含まれています。
しかし、実際に使われる知識や運用方法は別物となっているので、同じプログラミングでも学ぶ内容は異なるのです。
そのため、子どもがどの分野のどんな技術に興味を持っているのか、検討しているスクールではその分野のカリキュラムを取り扱っているのかを確認しておく事が大切になります。
サポート体制やコスト面は?
保護者目線で考えるのであれば、運営のサポート体制や料金体系もチェックしておきたいポイントです。
- 生徒だけでなく保護者からの質問や相談は受け付けているか
- 料金体系は分かりやすく整理されているか
- 価格設定は適切であるか
といった点にも目を向けておきましょう。
スクールによっては、子どもの成績や教室での様子をレポートとして保護者に公開しているところもあるので、そうした取り組みを行っていればなお安心と言えるでしょう。
1.STAR Programming SCHOOL
豊富なコース設定
STAR Programming SCHOOLは福島県から福岡県まで幅広いエリアに教室を展開するプログラミングスクールです。
小学校低学年〜中学生を対象としたカリキュラムが組まれており、目的に応じた全4種類の豊富なコースが用意されています。
子どもからの幅広いニーズに対応出来るフレキシブルな教室と言って良いでしょう。
ジュニアプログラミング検定に多くの合格者を輩出するなど、実績の面でも申し分ありません。
なお、パソコンやタブレットなど授業で使用するデバイスはレンタル可能な他、割引価格での販売も行っています。
キメ細かい指導体制
少人数制のクラスでは生徒8人につき2名の講師を確保するなど、キメ細かい指導も実現しています。
また、子どもの性格に合わせて「集合学習」と「個別学習」を選択出来るという点も見逃せません。
止むを得ず欠席してしまった授業に関しては、他の曜日や教室に振替可能なので安心です。
2.Tech Kids School
大手IT企業が運営
様々なインターネットメディアやサービスを手がける大手IT企業「サイバーエージェント」が運営しているプログラミングスクールが「Tech Kids CAMP」です。
同社が事業拡大する過程で培ったノウハウが惜しげもなく教室運営に注がれており、関東を中心に四国や九州方面にも教室が展開されています。
現場レベルのスキルも身に付く
小学1年生・2年生・3年生以上という3つのコース構成で、上級クラスになるとプロが現場で使うような高度なプログラミング言語も扱っているのが特徴です。
プログラミングの知識以外にもデザインやプレゼンテーションなど、実際の仕事で役立つようなノウハウも習得出来るようになっています。
無料体験レッスンも土日に定期開催されているので、まずはその洗練されたカリキュラムや丁寧な指導体制を子どもに実感してもらうと良いでしょう。
3.LITALICOワンダー
フレキシブルな学習方針
北は北海道、南は沖縄まで幅広く展開している「LITALICOワンダー」は、固定化されたカリキュラムが存在しないというフレキシブルな学習方針が特徴のプログラミングスクールです。
子どもの興味関心に応じて、5つのコースを自在に組み合わせて学習内容をカスタマイズする事が出来ます。
サポート体制も充実
2020年から必修化となった小学校のプログラミングについて、役立つコラムを公式ホームページで公開しているなど、学校での成績に対するフォローアップも欠かしません。
オンライン・オフラインを問わず様々なイベントも企画されているため、子どもと一緒に保護者も楽しむ事が出来るでしょう。
無料体験・入塾・学習を通して手厚いサポート体制が整っている点も安心です。
4.D-SCHOOL
人気ゲームを導入
「D-SCHOOL」は全国100教室以上を展開していますが、メインとなるのはオリジナル教材を配信する通信教育スタイルのプログラミングスクールです。
小学低学年から中学生までを対象としており、「Minecraft」や「Roblox」といった人気ゲームを導入して楽しみながら学べるコースが人気を博しています。
オンライン指導を利用するも良し、お友達とリアル教室に通うも良し、状況に合わせて柔軟な学び方が出来るでしょう。
将来的な実用性も重視
D-SCHOOLの中でも特徴的なのは、将来的な実用性を重視した「英語とプログラミング」コースです。
IT化とグローバル化という日本の2大ムーブメントに対応出来る知識・スキルを身に付ける事ができるでしょう。
5.Swimmy(スイミー)
先進的なツールを導入
リアルワールド志向を謳うプログラミングスクール「Swimmy(スイミー)」は、都内と静岡に教室を持っています。
カリキュラムは現役の大学教授などが監修しており、インプットとアウトプットを繰り返す事で効率的に理系の思考回路を育む事が可能です。
- ソニーが開発したIoT型プログラミングツール「MESH」
- イギリスBBC製の教育用小型コンピューター「micro:bit」
など、先進的な学習ツールを積極的に導入するスタイルとなっています。
Minecraftで学べる
コースは「ベーシック」と「エキスパート」の2種類があります。
エキスパートコースでは、子どもにも人気を博しているゲーム「Minecraft」を活用しながら実践的なプログラミングを学ぶという取り組みがユニークです。
多くの保護者からの声が公式ホームページで公開されているので、無料体験の前にリアルな口コミを覗いてみるのも良いでしょう。
6.プログラミングキッズ
「プログラミングキッズ」はWebサイト制作会社である「ナンバーワンソリューションズ」が運営するプログラミングスクールです。
オンライン講座の他にも、都内を中心に複数の教室を展開しています。
21世紀を生き抜くためのスキル「6Cの習得」を目標として掲げており、
- 実践的なスキル
- 柔軟な思考力
- 旺盛な好奇心
など、多角的に子どもの潜在能力を引き出してくれる独自のカリキュラムが魅力です。
1つのコース内でバラエティ豊かな教材を使用しているため、子どもが飽きてしまう心配もありません。
「モノの見方」を鍛える「TechTime」と呼ばれる取り組みも特徴的で、未来のイノベーションを担う発想力が養われています。
プログラミングスクールは子どもの個性と相談して決めよう
ゲームやアプリの人気上昇に伴って、将来はクリエイティブ系やIT系の仕事をしてみたいという夢を持つ子どもも増えてきました。
子どもがどのような事に興味を持っているのか、それに必要なスキルを身に付けるのに適したスクールはどこなのか、見極めるのは保護者の役目と言っても良いでしょう。
無料体験や公式ホームページの情報を活用して、子どもが必要な知識を楽しんで学べる教室選びを手伝ってあげてください。