妊娠中、今まで肌にあまりできなかったものができてしまうということはよくあります。
その1つがニキビです。
妊娠中とはいえ、ニキビができると一気に落ち込んでしまいますよね。
実は、そんなニキビにも原因があるのです。
妊娠中ならではの理由もあるので注目です。
また、ニキビや肌荒れに効果的な対策も紹介します。
ニキビを治して、キレイなママの第一歩を踏み出しましょう。
妊娠中にニキビができやすい原因は?
妊娠中は肌質が変化する
妊娠中は肌質がびっくりするくらい変わります。
例えば、肌荒れが妊娠前よりも増えてしまうこともあるのです。
ニキビが特に増えやすいのは妊娠初期で、プロゲステロンというホルモンが増えます。
このホルモンは赤ちゃんを流産しないために必要なものなのですが、皮脂を促す働きもあるのです。
皮脂分泌が増えニキビができる
皮脂が毛穴に詰まり、ニキビができてしまうのです。
皮脂分泌が増えるということは思春期のニキビと変わりません。
問題は妊娠初期で食べ悪阻が起きている場合です。
ポテトチップスやフライドポテトを好む妊婦さんがいますが、それだと余計に皮脂分泌が増えてニキビが増えやすくなってしまうのです。
妊娠初期は、悪阻もある場合が多いため、まずは体調を優先するようにしてください。
それでは妊娠中のニキビ、肌荒れケア方法8選を紹介していきます。
肌荒れ予防にもなるので、早速チャレンジしてみてください。
1.妊娠中は敏感肌!低刺激スキンケアに切り替える
妊娠中の肌はとても敏感になっています。
そのため、今まで使用していたスキンケア化粧品が合わなくなってしまったという人も多いです。
合わなくなったということは刺激が強いということなので、スキンケア化粧品を低刺激のものに変更しましょう。
低刺激のものでも合うもの合わないものがあるので注意が必要です。
自分に合う化粧品が見つかったら、状態が落ち着くまでスキンケアをしていきましょう。
メイク用品が合わないという場合も、敏感肌向けのものがいいですね。
特に下地やファンデーションは使う頻度が高いため優先的に変更したいところです。
2.お肌、乾燥してない?しっかり保湿しよう
ニキビの主な原因は皮脂ですが、乾燥による皮脂分泌ということもあるため、乾燥肌でもニキビはできてしまいます。
その対策は、とにかく保湿をすることです。
美顔器などを利用して保湿する方法もありますが、妊娠中は肌が敏感になっているため導入美顔器などは避けたいところです。
乾燥のために使用したいものでは、スチーマーが有効です。
蒸気の力で肌が柔らかくなるので、化粧水の浸透もよくなります。
敏感肌向けのフェイスマスクなども販売されているので、それを利用するのもいいですね。
ただし、長時間つけっぱなしにすると乾燥が進んでしまうので時間は守るようにしましょう。
3.脂っこいものを控えめに!食生活改善
悪阻で揚げ物が大好きになってしまって、さらにニキビが増えてしまったという場合は、悪阻が落ち着いてきたら食生活を改善していきましょう。
ニキビを治すもとになるビタミンを摂取
脂っこいものを減らして、ニキビを治すもとになるビタミンを摂取するように心がけましょう。
悪阻がなくなってきた頃から、体重管理も指摘されるようになります。
吐き悪阻だと、今までほとんど食べることができなくなってしまった分たくさん食べるようになってしまい、注意を受けたなんてことも少なくありません。
食生活を整えて体重管理も
食生活を整えると、自然と体重管理もできてきます。
でも、栄養がしっかりあるからと食べすぎは厳禁です。
赤ちゃんのために2人分食べるとよく言いますが、実際は2人分のカロリーを摂取することはありません。
少しだけ量が増えるくらいの食事になるので、量にも気を配ってみましょう。
4.シミもニキビも予防しよう!紫外線対策
ニキビはもちろんですが、妊娠中はシミができやすい期間でもあります。
紫外線対策は怠らないようにしたいところです。
まずは、軽いものでいいので日焼け止めを毎日塗りましょう。
メイクをしないような日でも、スキンケア+日焼け止めが理想的です。
家から出ない日でも紫外線は入ってくるので必ず日焼け止めをしましょう。
そしてスキンケアには美白美容液をプラスすると今後のシミ予防にも繋がります。
保湿効果がある美白美容液もあるので、乾燥が気になる場合でも合わせてケアをすることができるのです。
いつでも紫外線対策は重要ですが、妊娠中にも頑張ることで、ニキビはもちろんですがシミ対策も可能になります。
敏感肌向けはもちろんですが、ニキビ肌向けの日焼け止めもあるので、日焼け止めも合わなくなってしまったという人はぜひ試してみてください。
5.ふわふわの泡で洗顔しよう!洗顔は丁寧に
毎日やる洗顔、ゴシゴシと洗ってしまっていませんか?
汚れを落とす大切な手段ですが、刺激を与えてしまうことで肌荒れやニキビに繋がってしまうことがあります。
洗顔で重要なポイントは、たっぷりの泡で、手が顔に触れないように泡で洗うことです。
手が当たると、それが刺激になってしまいます。
どうしても泡を作る時間がないという場合は、泡で出てくる洗顔料を使うのもいいですね。
きめ細かい、ふわふわの泡で洗うようにしましょう。
すすぐときはぬるま湯で、すすぎ残しがないように丁寧にすすぎましょう。
残っていると、ニキビなど肌トラブルを引き起こしてしまいます。
6.落ち着いてきたら運動も!代謝を上げていこう
体調が落ち着いてきて、少しずつ体を動かすことも増えてくると、散歩などに出かけることも増えるのではないでしょうか。
また、出産の体力作りのための運動も必要になってきます。
実は運動も、美肌作りには欠かせません。
運動して汗をかくと代謝が上がり、ターンオーバーが整います。
するとキレイな肌を作る基礎が出来上がるのです。
家の中でストレッチをするのもいいですね。
運動が大丈夫かどうかは、病院の先生にまず聞いてみてください。
無理は禁物です。
7.妊娠中は水分に注意!水分補給をこまめにして乾燥対策
人間が生きていくのに水分は必要不可欠です。
妊娠中も当たり前ですが、さらに水分が必要になります。
お腹の中の羊水を作るのも水分ですし、便秘を予防するためでもあります。
それに、妊娠中は体温が高く、よく汗をかくため、いつもと同じように過ごしていたら脱水症状を起こしてしまったなんてこともあるのです。
また、水分をとることで肌にも水分が行き渡ります。
潤いは外側からだけではなく内側からも入れるということを意識しましょう。
成人女性の1日の水分量は1〜1.5リットルですが、妊娠中だと1.5〜2.5リットルが目安です。
気がついたときに水分補給をしたいですね。
8.どんなときでもストレスは大敵!
妊娠中は、妊娠前よりもストレスを溜めやすいです。
その理由は、
- 体がどんどん変化していくこと
- 悪阻などの体調に変化
- 周りの環境の変化
などです。
妊娠すると、どうしても変化が起こるため、ストレスもその分増えていきます。
ニキビの原因の1つにストレスがあるほど、肌や体はストレスに敏感です。
そのため、いかにストレスを失くせるかが大切になってきます。
散歩に出てリフレッシュをする、好きなドラマを見るなど自分なりのストレス解消法を見つけましょう。
妊娠中でなくてもストレスで体調を崩したり、肌が荒れることもあるので、どんな人でもストレスは大敵です。
まとめ
妊娠中でもやはり少しでもキレイでいたいものです。
ニキビができてしまうのはホルモンバランスで仕方ないとしても、ちょっと悲しい気持ちにはなってしまいます。
悪阻がなくなってきたら、少しずつ肌にいいことをしていきましょう。
肌がキレイになると、気分も前向きになります。
ただ、赤ちゃんに影響があることが1番いけないので、無理だけはしないようにしましょう。