初心者におすすめ多肉植物3選!栽培する時の注意点・植え替えの方法など紹介

オシャレなインテリアとして、観葉植物に注目している人も多いのではないでしょうか。

しかし、観葉植物は日々の水やりが必要になるため、仕事や家事で忙しいという人には難易度の高いインテリアと言えます。

そこで、おすすめなのが多肉植物です。多肉植物であれば、初心者でも気軽に育てられます

今回は、多肉植物の選び方や育て方をご紹介していきます。

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多肉植物とは?

多肉植物という名称はよく聞きますが、実際はどういった植物のことを言うのでしょうか。

多肉植物ってどんな植物?

多肉植物は多肉質の植物で、葉や茎、根といった部分に水分を蓄えられるという特徴を持っています。原産地は南アフリカや南米といった雨の少ない地域が多く、砂漠のような乾燥した環境や海岸のような塩分の多い場所でも生き抜けるような植物と言えます。

湿度の高い場所を苦手とする品種が多いため、日本の梅雨などは多肉植物の管理に注意が必要です。

多肉植物はなぜ初心者に人気?

多肉植物は乾燥に強いため、水やりの頻度が少ないという特徴を持っています。観葉植物のようにこまめに水やりを行う必要がないため、忙しい生活環境に置かれている人も気軽に育てられる植物と言えます。

環境を整えることに注力していれば、水やりを忘れてしまっても多肉植物が枯れてしまうリスクは低いですので、初心者でも扱いやすいでしょう。お世話に時間がかからないのにオシャレなインテリアとして飾れるのが、初心者から人気を集めている理由です。

初心者におすすめの多肉植物3選

多肉植物を育て始める場合、おすすめは次の3つです。

1.エケベリア

エケベリアはバラの花びらのような形状が特徴の多肉植物です。その美しい形に見惚れてエケベリアの栽培を始める人も多いでしょう。エケベリアは日光を好むため、屋外での栽培が適しています。日当たりが重要であるため、屋外での栽培が難しいという人は室内の日当たりの良い場所に置いてあげるのも効果的です。

品種が多いのもエケベリアの魅力的なポイントです。開花の時期になれば綺麗な花を咲かせてくれる品種もありますので、花が咲くところが見たい人にもおすすめの多肉植物と言えます。株分けと葉挿しで増えていくタイプの植物ですから、大きな鉢を用意してエケベリアを増やしてみるのも良いでしょう。

2.ハオルチア

ハオルチアには硬い葉が特徴の品種と軟らかい葉が特徴の品種の2種類が存在します。硬い葉のハオルチアは葉が硬く尖っているものが多く、軟らかい葉のハオルチアは瑞々しさと軟らかさを兼ね備えているものが多いです。

どちらのハオルチアも日光の量が少なくて済むため、室内でも元気に育ってくれます。軟らかいタイプのハオルチアの中でも「オブツーサ」という品種は初心者でも育てやすいでしょう。

春秋が育成期の多肉植物ですので、休眠期に入る夏冬は水と環境の管理に注意が必要です。このハオルチアも株分けや葉挿しでの増殖が可能であるため、どんどんハオルチアを増やしていくのも良い楽しみ方だと言えます。

3.セダム

セダムは葉がぷっくりと可愛らしい形をしているのが特徴です。葉の大きさも小さいものが多いため、小ぶりの多肉植物を探している人に適しているでしょう。暑さや寒さに強いのがセダムの魅力的なポイントだと言えます。

セダムは日本で自生している品種もあるくらいですので、日本の気候に適した多肉植物だと言えます。他の多肉植物よりも日本の気候に適している分、セダムは初心者でも栽培しやすい植物でしょう。

日当たりの良い場所が好きな多肉植物ですので、屋外で育ててあげるのがおすすめです。屋外での栽培が難しい場合は室内の日当たりの良い場所に置いて管理してあげましょう。

多肉植物は鉢植えに植えるものが多いですが、セダムの場合は鉢植えだけでなく地植えにも適しています。自宅に庭がある人は庭の花壇にセダムを植えてあげるのも良いでしょう。

多肉植物を栽培するときの注意点は?

多肉植物を栽培するときは、次の点に注意しましょう。

水やりの頻度

初心者でも栽培が簡単なのが多肉植物の特徴ではありますが、水のやり方には注意が必要です。誤った水やりを続けていると、丈夫な多肉植物でも枯れてしまうこともあります。

枯らさない水やりの重要なポイントとして挙げられるのが、育成期と休眠期での違いです。

育成期は葉や茎、根が水を蓄える時期ですので、鉢底から水が流れてくるまでたっぷりと水をあげましょう。しばらく日数が経過すると葉がシワシワになります。この葉がシワシワになる時期が水やりの目安です。葉がシワシワになるのは蓄えた水分がなくなったからだと言えます。その水分がなくなったタイミングで同じように鉢底から水が流れる程度の水やりを行います。これを繰り返すことで多肉植物は元気に生育を続けます。

休眠期は多肉植物が水を上手く蓄えられない時期ですので、基本的には断水が中心です。品種によっては月1回の水やりが効果的な場合もあります。休眠期に断水を行うことによって、暑さや寒さに強くなるというメリットも得られます。

育成期、休眠期に限らず多肉植物に対する頻繁な水やりは悪影響を及ぼす可能性が高いです。そのため、多肉植物を栽培するときには過保護にならず、スパルタを心がける方が上手くいく傾向にあります。

多肉植物の生育タイプによって断水の基準は違いますので、その点も注意が必要だと言えます。例えば、春秋型であれば夏場は気温が30度以上で断水を行い、冬場は気温が10度以下になったら断水を行うのが効果的でしょう。

植え替え

買ってきたばかりの多肉植物はポットに入っているものが多いです。そのままの状態では栄養不足や根詰まりの原因になるので、植え替えが必要になります。

多肉植物の植え替えで注意しておくべきポイントは「乾燥」です。土が湿っている状態の多肉植物は水分をたっぷりと含んでいることが多く、植え替えには適していません。また、土が湿っていると根から土を取り除くときにも苦戦するケースが多く、根を傷付けてしまうリスクも高まります。そのようなミスを避けるためにも、土が乾燥している状態で植え替えを行うのが大切です。

観葉植物の場合は植え替えが終わったらたっぷりと水をあげることが多いですが、多肉植物の場合は植え替え直後の水やりは不要です。数日後の土や葉っぱの様子を見ながら、水やりのタイミングを探るのが良いと言えます。

日当り

多肉植物は基本的には日光を好むものが多いです。そのため、どんな時期でも直射日光の当たる場所に置いている人もいるかもしれません。

しかし、夏場の日光には注意が必要だと言えます。夏場の日差しは他の時期よりも熱量が強く、多肉植物には逆効果を与えるケースが多いでしょう。

日差しが強すぎると葉焼けを引き起こすだけでなく、枯れる原因に繋がるリスクもあります。そのようなミスを避けるために、夏場は明るい日陰に多肉植物を置くのがおすすめです。

明るい日陰で休ませてあげることによって、多肉植物にダメージを与えるリスクを軽減できます。

多肉植物の植え替えの方法は?

多肉植物の植え替えに必要なものは鉢、多肉植物用の培養土、鉢底ネット、スコップ、割り箸の5点です。

鉢は底に穴が開いているものの方が望ましいでしょう。鉢のサイズはポットの一回り大きいものがベストです。

まずは、鉢底ネットを鉢底の穴よりも大きいサイズに切ります。底の穴を塞げればいいので、大きいサイズに切る必要はありません。カットした鉢底ネットを鉢の穴を埋めるように置きます。

次に、鉢の3分の1程度を目安に培養土を入れていきます。培養土を入れたら、多肉植物の苗を土の上に置いてあげましょう。

後は苗の周りに土を入れながら、割り箸で土と苗を馴染ませる作業を行います。土と苗が馴染んできたら植え替えは完了です。

多肉植物のおすすめアレンジ3選

多肉植物はアレンジを加えるとより楽しめます。ここでは、おすすめのアレンジをご紹介します。

1.寄せ植え

様々なタイプの多肉植物を同じ鉢に植えるのが寄せ植えです。寄せ植えを行うことで、華やかな印象の強いインテリアに仕上がるでしょう。

寄せ植えを行うときの重要なポイントは生育期の同じ多肉植物を植えてあげることです。生育期が違うものを寄せ植えしてしまうと管理が難しくなり、枯らしてしまうリスクが高まりますので注意が必要です。

2.ガラスの器に入れる

ガラス容器に植えることで土や底石まで見えるオシャレなインテリアになります。ガラス容器を使った多肉植物のインテリアであれば、部屋に飾っても違和感が出にくいというメリットも得られます。

ガラス容器の場合は底穴が開いていないものが多いですので、ゼオライトを入れてあげるのが良いかもしれません。ゼオライトを入れておくことで通気性が上がり、水やりによる根腐れのリスクが軽減されます。

3.苔玉を作る

水苔と多肉植物用の土、麻紐があれば苔玉を作ることもできます。苔玉に入れた多肉植物は球体の可愛らしいインテリアとして活躍してくれます。苔玉に入った多肉植物はインパクトもありますので、家族や友人からの印象も良いでしょう。

苔玉タイプの多肉植物は苔玉の部分を水に浸すことで給水を行います。苔玉が軽くなったときは水やりの目安です。

多肉植物を育てて部屋をオシャレに飾ってみよう!

多肉植物は栽培方法が難しくないものが多いため、初心者でも気軽に始められます。小さな苗であれば数百円で入手できますので、失敗を恐れずにチャレンジしてみると良いでしょう。

品種によっては株分けや葉挿しで、どんどん増殖してくれます。

数百円で買った多肉植物が増殖して、緑が多いオシャレな空間に変わっていくのを楽しむのもおすすめです。

記事の執筆者
LS編集部

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