保育士は毎日どのような仕事をしているのでしょうか?
詳しい情報を知っておくと、働き方のイメージも掴みやすくなります。
今回の記事では『保育士の朝昼夜のスケジュール』『1日の勤務時間』『仕事の魅力とやりがい』『保育士を目指す場合はどのようにすれば良いか?』その内容について紹介していきます。
保育士の1日のスケジュール
朝の時間は?
出勤してきたら、まずは子供を迎え入れるための開園準備が必要になります。
- 保育室やトイレの掃除
- 部屋の換気
- 1日のスケジュール確認
- 職員の朝礼
などを行います。
そしてこれらが終わった頃に、子供達が登園してきます。
登園の際は子供に挨拶するのはもちろん、保護者と子供の体調面等について会話をする事もあります。
欠席する子もいるため、他の職員と情報を共有しながら全員分の出欠確認を済ませます。
子供が全員揃ったら朝の会の始まりです。
挨拶や出席確認、体操などをひと通り済ませ、その後はプログラムに沿って活動していきます。
自由遊びをする事もあれば、体育指導、英会話などが組み込まれている事もあります。
昼の時間は?
お昼になると昼食の準備に取り掛かります。
子供達にうがいや手洗いをさせ、机の準備、給食の配膳なども行います。
保育士も一緒に昼食を食べますが、食べるスピードが遅い子や苦手な物が多い子、そしてアレルギーを持っている子は特に注意深く見守る必要があります。
昼食後は歯磨きやトイレへ行く事を促し、布団を敷いてお昼寝に誘導します。
子供達が昼寝をしている間に連絡帳を記入したり、職員同士で打ち合わせを行うことが多いです。
また昼寝が終わった頃はおやつになるので、おやつの準備もしておきます。
夕方の時間は?
おやつを食べ終わった後は、再び自由遊びとなります。
園庭や室内で遊びながら、保護者が子供のお迎えに来るのを待ちます。
保護者が来た時は、連絡帳やお手紙を渡しながらその日あった出来事なども伝えます。
子供が全員帰宅すると、園の片付けや掃除、戸締りなどを済ませて業務終了となります。
ただし運動会や発表会などイベントがある頃は、残業して作業や打ち合わせをする事もあります。
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仕事の勤務時間はどれくらい?
一般的には8時間勤務が多い
保育士の勤務時間は、一般的に8時間勤務が多くなっています。
ただ勤務する時間帯は、勤めている保育園によって多少の違いがあるので注意が必要です。
例えば早朝保育や延長保育も実施している園なら、皆が同じ勤務時間だと時間帯によって人手が足りなくなってしまいます。
そういった場合は早番・中番・遅番と職員でシフトを組んで対応しているのです。
早番になった時は7時半から16時半、中番は8時半から17時半、そして遅番は9時半から子供が全て帰宅するまでといった時間の組み方です。
イベントの準備等で残業はある
何もなければ定時で帰宅出来ますが、イベントの前は残業する必要も出てきます。
保育園だより等も残業して作る事が多いです。
また土日に関しては基本的にはお休みです。
ただその代わりに、平日のどこかで休みを取る事が出来ます。
保育士のやりがいは?
1.子供の笑顔を見た時
例えば子供の笑顔を見た時は、この上ない幸せな気持ちになるものです。
自分が提案した遊びで思いっきり楽しんでくれたり、母親と離れて泣いていた子にようやく笑顔が見えた時、「先生」と笑いながら自分に駆け寄ってきてくれた時など、子供の笑顔に接する機会が多いのは保育士ならではの特権です。
2.子供の成長を実感できた時
また、赤ちゃんの頃から小学校に入学するまで見守り続けていると、子供の成長が手に取るようにわかります。
ヨチヨチと初めて歩いた瞬間、嫌いな物が食べられるようなった事、お友達同士で貸し借りが出来るようになった事など、数えきれない程の成長は自分自身にも勇気をもたらしてくれます。
長年在籍している子供に対しては思い入れも強く、保育園から巣立っていく時は涙を流してしまうかもしれません。
3.保護者に頼られた時
また保護者とのやり取りの中で、「保育士になって良かった」と思う瞬間はあります。
育児の事で相談されるようになると、それは保護者から信頼されている証拠です。
自分が伝えたアドバイスで悩みが解消されたらなら、さらに保護者との絆も深まります。
もちろん人には相性があるので、上手くコミュニケーションが取れないケースもありますが、そんな中でも「先生が担任で良かった」などの言葉をかけられると、不安な気持ちも解消されて再びやる気がみなぎってくるものです。
4.社会貢献に繋がる
働く女性がどんどん増えてきていますが、保育士はこの働く女性のサポートをする役割を担っており、無くてはならない存在です。
結果的にそれが社会貢献にも繋がっており、堂々と誇れる仕事なのです。
保育士で働くメリット
保育士で働くメリットという面では、自分のライフスタイルに合わせて雇用形態を選べるという点が大きいです。
正職員はもちろん、契約社員や派遣社員、パート、アルバイトとして勤務する事も可能です。
自分自身も子育てをしている立場だと正規雇用で働くのは厳しいですが、派遣やパートなら午前中のみとか、午後2時までの勤務など時間も調整しやすくなります。
働きたいと思った時にすんなりと仕事を見つけやすいのは、非常に大きなメリットと言えます。
保育士になるにはどうすればいい?
資格を取得するには2通りある
保育士になるには、まず自分で情報収集をしていきます。
具体的にどのような流れで目指していけば良いのかを知る事で、目標も定まりやすくなります。
ちなみに保育士の資格は国家資格で、取得するには2通りの方法があります。
1つは大学や短大、専門学校など都道府県知事指定の保育士養成学校に進学し、所定の課程や科目を履修して卒業する方法です。
そしてもう1つは保育士試験に合格する方法なのですが、こちらは独学で学ぶのは非常に難しいとされています。
そのため多くの人は、通信講座を受講して合格を目指しています。
資格を取得したら、就職・転職活動をしよう
保育士試験を受験して合格すれば、保育士資格は取得出来ます。
ただ合格したからと言って、すぐに保育士として働ける訳ではありません。
まずは保育士登録手続きをして、保育士証を取得しなければいけないのです。
保育士として働く準備が整えられれば、求人をチェックして働く場所を探していきます。
民間の保育園は慢性的な人材不足である所が多く、求人数は比較的多い傾向にあります。
一方、公立の保育園での勤務を目指す場合は、市区町村のホームページで採用情報を確認したり、直接電話をかけて確認するなどして、積極的に情報を収集していった方がチャンスは増えます。
保育士を目指すなら、まずは方法を選びゴールに向かって突き進もう
保育士としての仕事は、『イメージしていたより大変そうだった』『やりがいがありそう』と人によって受ける印象は違うものです。
ただ小さな子供を預かるため、責任がある事は間違いありません。
詳しい仕事内容を知った上で、それでも保育士として働きたい気持ちがあるならば、進学するのか試験を受けるのか、まずはいずれかの方法を選択し、そこから目標に向かって進んでいくだけです。
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