利用者さんの体に触れる介護を行うためには、介護の資格が必要です。
数ある介護資格の中でも、最初に取得するのがこの「介護職員初任者研修」。
とはいえ、試験に挑戦するからには具体的な難易度や合格率などが気になるところでしょう。
ここでは、介護職員初任者研修の試験やそのための準備方法などについて解説しています。
介護職員初任者研修の筆記試験は難しいのか?
介護職員初任者研修では、自宅学習と通学でのカリキュラムをクリアし、その後1時間程度の筆記試験を受けることになります。
この筆記試験は受験者を振り落すためのものではなく、あくまで学んだことの振り返りという意味合いが強いです。
そのため難易度もあまり高くなく、カリキュラムの内容をしっかりと聞いていれば合格することは難しくないでしょう。
万が一筆記試験に落ちてしまったとしても、追試制度があるため神経質になる必要はありません。
試験は選択式と記述式で出題されますが、ほとんどは選択式なので、そこも受験しやすいポイントと言えるでしょう。
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筆記試験の合格率は?
介護職員初任者研修の筆記試験では、試験後解答用紙と問題用紙が回収されており、明確な合格率は発表されません。
しかし試験の内容がそう難しくないことからも分かるように、合格率もほぼ100パーセントだと言われています。
知識不足を振るい落とすための介護福祉士資格試験やケアマネージャー試験とは違い、介護職員初任者研修試験は、カリキュラム内容をきちんと理解できているか確認するためのものだからです。
レポート課題をしっかりとこなし、カリキュラムの重要ポイントを確実に把握しておけば、問題なく合格できるでしょう。
筆記試験対策で準備することは?
まずは授業の内容をしっかり聞こう
カリキュラム内容を確認するための試験なので、普段から授業を真面目に聞くことが合格への近道となります。
レポート課題もしっかりとこなしていきましょう。
講義中にできるかぎり内容を吸収するようにすれば、授業以外での勉強時間を短縮することも可能ですし、勉強効率もぐっとアップします。
重要ポイントを中心に、問題が出題される可能性が非常に高いからです。
メモを取るのもおすすめなので、自分なりの勉強方法を探しましょう。
分からない部分は講師に質問しよう
どんなにしっかりと授業を聞いていても、分からない箇所が出てくると思います。
介護に携わっている人なら当たり前の知識でも、初めて介護の勉強をする人にとっては分からなくて当然です。
どんなに簡単そうなことに見えても、自分が分からないのであればそのままにせず、後で講師に聞くなどして疑問を解決するようにしておきましょう。
分からない箇所をしっかり解決しておくと、試験直前になって慌てる必要もありません。
レポート課題で自分の理解度を確認しよう
レポート課題は確実に提出するようにします。
こうした課題には重要なポイントが凝縮されているものです。
しっかり取り組むことで、自分の理解度を把握し効率的に勉強を進めることができます。
返却されたレポートは必ず確認し、間違っていたところがあれば訂正しておきましょう。
レポート内容が試験と重複する可能性も大いにあります。
ときどき見返して、勉強のきっかけにしていきましょう。
試験当日に準備することは?
試験当日はまず落ち着きましょう。
試験時間は一時間と短いため、焦って時間を無駄にしてしまうと問題の最後まで辿り着けない可能性があります。
制限時間内に全ての問題を解くことを念頭に置き、効率的に試験を進めていきましょう。
素早く答えられるか不安なときは、試験前に練習しておくのがおすすめです。
試験に慣れることにもなるので、落ち着いて当日を迎えられるでしょう。
分からない問題にぶつかってしまったときは、選択肢の中から確実に違うというものを除外しておくと考えやすくなります。
難しい問題は一旦飛ばすというのもいいですが、解答欄がずれてしまわないよう注意が必要です。
筆記試験以外に大変だったことは?
仕事をしていると両立が大変
仕事をしながら試験勉強をするのは、なかなか大変なことです。
特に時間のやりくりは、多くの人が頭を悩ませています。
社会人は平日仕事があるので平日の受講スケジュールが受けられず、土日開講クラスを選ぶことが多くなります。
ただこうなると、今度はプライベートの時間が減ることになるので辛いと感じる人も多いです。
平日は仕事で忙しいので、土日にまとめて家事をやっている、という人は更に大変な思いをしなければなりません。
モチベーションを保つことは大変
モチベーションを維持するには、できるだけ早い段階で同じクラスの受講生と交流を持つのがおすすめです。
家族の助けを借りるのも重要です。
これを機会にするぐらいの気持ちで、積極的に家事を手伝ってもらい時間を確保しましょう。
実技演習が大変
介護の資格を目指す上で避けて通れないのが実技演習です。
筆記試験よりこっちが辛いという人も大勢います。
実習とはいえ、これは想像以上に体力を消耗します。
最初は解除方法も分からず手探りなので自分の腕や腰にダメージがいってしまい、後になって痛み出すということも。
しかし、実技演習には必ず講師がいます。
適切な指導を受けていれば、いずれはコツがつかめていくものです。
自宅学習でのスケジュール管理が大変
自宅での学習が困難という人も少なくありません。
自室がなければ、家族がいるリビングなどで勉強するしかなく、気が散って集中できないという人も多いでしょう。
こういう場合は、自宅以外で勉強できる環境を探すことが近道です。
スクールに自習室があればそれを利用しましょう。
自宅近くに図書館があれば、そこに行くのもおすすめです。
喫茶店などを利用する手もありますが、お店や他のお客さんの迷惑になってしまう可能性があるので注意しましょう。
また、家族に試験を受けることを宣言し、協力を仰ぐのもおすすめです。
学校選びのポイントは?
どのスクールを選ぶかというのは重要なポイントです。
パンフレットやホームページだけでは自分に合っているのか判断しきれないことも多いので、可能なら実際に見学に行き、教室やスタッフの雰囲気を見ておくようにしましょう。
無料説明会や、受講中の教室見学が開催されているなら、積極的に足を運んでみてください。
スクールの所在地もポイントです。
どんなにいいスクールであっても、あまりに遠方にあると通い切れなくなる可能性があります。
自宅や職場の近くなど、できるだけ通いやすい場所を選択しましょう。
自分に合った試験対策をしよう
介護職員初任者研修の筆記試験は、あまり難易度が高くありません。
カリキュラム内容の振り返りという意味合いが強いので、日頃の勉強にしっかりと取り組んでいれば問題なく通過することができるでしょう。
むしろ仕事との両立や実技実習が大変だったという声が多いので、資格に取り組む前にいろいろな情報を収集しておくことをおすすめします。
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