犬や猫といったペットの老化にともない、動物病院や老犬ホームなどの動物介護施設でペットの癒しやしつけを行う動物介護士の需要は増えつつあります。
動物介護士の知名度が上がるに従って、動物介護士の資格を取りたいと考える人も増加してきました。
動物介護士の資格の難易度や合格率に加えて、平均年収などについても紹介していきます。
動物介護士の難易度と合格率について
合格率は70%以上
動物介護士の講座は通学講座や通信講座など様々な種類があります。
講座ごとに修了試験があり、それぞれの試験で70点以上の得点があれば合格が可能です。
合格率は公表されていませんが、およそ70%以上はあると言われています。
資格講座はサポートがあるので難易度が低い
民間の資格講座は、疑問点があればスタッフに相談できる窓口や電話やメールで問い合わせができるところが多いです。
修了試験に向けて充実したサポートを得られるため、受講生は自信を持って試験に臨めます。
この結果、70点以上の得点もさほど困難ではありません。
つまり、資格講座に参加すれば難易度は低くなると言えるでしょう。
不合格でも再チャレンジが可能
たとえ試験に合格できなくても、再チャレンジできる機会が複数回保証されています。
1度失敗してもまた受験できるので、勉強は決して無駄にはなりません。
再受験する場合には、講座期間の延長も無料で行うこともできます。
再チャレンジする受講生については、講師陣が強力なバックアップをするので安心して再受験できることでしょう。
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資格の取得は通信講座がおすすめ
通信講座なら半年以内で取得可能
通信講座はDVDを視聴しながらテキストの理解を進めるもので、自分のペースで学習することができるという利点があります。
学習進度の速い人なら、4か月ほどで動物介護士の資格を取得することも不可能ではありません。
通信講座の費用は3万5千円から5万円ほどとリーズナブルな金額になっている点も評価できます。
受講生はテキストの理解を深めたら、課題の提出をすることになっています。
定められた回数の課題を提出して認められれば修了試験を受けることが可能です。
講座のフィードバックを活用できる
提出した課題は丁寧に添削されて返送されます。
提出課題には修了試験の出題に関する重要なポイントが多数含まれているので、こうした課題のフィードバックを最大限に活用することが不可欠と言えるでしょう。
課題を提出するだけで満足してはいけません。
課題が返送されるごとにフィードバックを丹念に読み返し、課題を作成した時の記憶が鮮明なうちに重要なポイントが知識として定着するように復習します。
フィードバックをチェックして自分の弱点を把握し、試験前にもう1度読み返すなどフィードバックは何回も繰り返し利用することが望ましいでしょう。
自分に合った講座を選ぶ方法
講座の選び方も重要です。
民間講座には様々な種類があるので、自分の目的やライフスタイルに最適の講座を選択しましょう。
まず、通学講座か通信講座かのどちらにするか決めます。
仕事や育児などで多忙なため通学する余裕の無い人は、自宅で通信講座を受講することをおすすめします。
DVDの映像よりも目の前で講義をしてくれる授業の方が頭に入りやすいと言う人は、通学講座が向いていると言えるでしょう。
また、カリキュラムの内容を基準として講座の選択をすることも重要なポイントです。
カリキュラムの内容は、飼育動物に関する基礎知識だけに特化したコースや、動物医療・介護の専門分野まで教えてくれる講座まで多岐にわたります。
自分の目的に合った内容のカリキュラムを選べるよう、考えてから決めるようにしましょう。
資格取得後は転職サポートあり
動物介護士の資格を取ったからといって、すぐに就職できるわけではありません。
就職活動をして勤め先を探すことになります。
動物介護士の資格取得講座には、専任のキャリアサポーターが合格者に就職のサポートをしてくれるところもあります。
サポートの内容は就職先の紹介から採用面接のアドバイスまで様々で、採用されるまで親身になって支援してくれます。
動物介護士の試験に合格した後就職先を自力で見つけられない修了生にとって、こうしたサポートが大変ありがたいでしょう。
動物介護士の給与は?
動物介護士の平均給与
動物介護士の正社員の平均年収は200万円ほどで、全産業の平均年収の半額程度になります。
もちろん、勤務先によって給与には差があります。
24時間体制の動物病院やペットホテルでは、夜勤もあるので手当てが出るでしょう。
ただし、一時金についてはそれほど高額の支給を望むことはできません。
動物病院には看護士が不在のところが多く、動物介護士が看護師の役割も果たすため給与も高くなります。
夜勤のある動物病院の動物介護士の月収は、16万5千円から30万円くらいの高額になっています。
動物介護士が従業員としてペットサロンやペットホテルに勤めると月収14万円ほどになりますが、独立開業すれば40万円近い収入が期待できるでしょう。
このほかにも、ドッグカフェや猫カフェで動物介護士が活躍することがあります。
ドッグカフェや猫カフェでは、見知らぬ客に触られるストレスを抱えた犬や猫に対する癒しが欠かせず、動物介護士の役割は重要なのです。
こうしたカフェでの勤務では、動物介護士の月収が15万円から25万円前後という場合が多いです。
パートとして働いた場合は?
動物介護士がパートとして勤務する場合の全国平均の時給は900円程度です。
非常勤の平均時給は引き上げられつつあり、首都圏では1,000円を超えているエリアもありますが、動物介護士のパートの時給は他業種よりもやや少ない時給が設定されています。
犬や猫などのペットの老化が進む状況下で動物介護士の需要も増えつつあるため、パートから始めて正社員への道を目指すという選択も考えてみて良いかもしれません。
動物介護士の勤務時間は?
動物介護士の勤務時間も、給与と同様に勤務先によって異なります。
夜勤のある動物病院や老犬ホームでは、3交代制を採用するケースが多く、動物介護士は早番・遅番・夜勤をローテーションで回していくことになります。
早番が7時から15時、遅番が15時から23時、夜勤が23時から翌朝7時までというシフトなど様々な組み合わせがあります。
夜勤は毎月4回程度で、夜勤明けは休みになります。
とはいっても、月ごとの休日が5日から7日程度なので、夜勤明け以外の休みはあまり多いとは言えません。
デイサービスやトリミング施設など、日中しか営業していない店舗に勤める動物介護士の勤務は、2交代制を採用している場合が多く早番と遅番でシフトを組んでいます。
早番が9時から17時で遅番が12時から20時までというシステムや、早番が10時から18時で遅番が13時から21時までなどの組み合わせがあります。
最後に
動物介護士の資格があれば、動物病院やペットホテルなど様々な施設に就職する道が開けます。
独学で勉強法を模索しなくても、資格取得に向けて資格講座の民間スクールが支援してくれます。
多忙な受講生は通信講座などを活用して勉強できるので、短期間でも資格の取得が可能です。
効率的な学習ができる民間講座を利用して、動物介護士の資格を取りましょう。
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