「資格を取りたいけど、まとまった休みがない」
「働きながら取れる資格ってあるのかな?」
社会人は朝から晩まで働いて、忙しい1日を送っています。
そのなかで資格を取るのは難しいのではないかと考える方も多いでしょう。
この記事では、社会人として働きながらでも取得可能な資格をご紹介します。
資格取得のメリットや働きながら合格を目指すコツなども解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
働きながら資格を取るのは大変?
社会人として働きながら資格を取るのは、正直大変です…!
ただでさえ時間が無い中で、資格の勉強を進めていくのはある程度の根性と努力が無いと成しえることではないからです。
特に、仕事から帰ったらへとへとですぐに寝てしまう方などは、なかなか勉強を習慣化することが難しいかもしれません。
ですが、働きながらでも資格を取得することは可能です。
この記事を参考に資格試験合格のコツを掴みましょう!
資格取得のメリットとは?
そもそも社会人として働いているのに、資格を取得することにメリットはあるのでしょうか?
実は、メリット…めちゃくちゃあります…!
社会人が資格を取得するメリットをご紹介していきましょう!
スキルアップになる
メリットして大きいのは、スキルアップに繋がる点です。
資格を取得するということは、その分野のスキルが証明されたということなので、もちろん学習したことに付随する知識やスキルはあなたのものになります。
知識やスキルは価値のあるものであり、今後の仕事にも生活にも活かせるタイミングは必ずやってきます。
学んだことを活かすなかであなたのスキルアップに繋がっていくのです。
昇給が目指せる
いま働いている業種に関係のある資格であれば、昇給に繋がることがあります。
資格取得制度がある会社では、資格取得に関わるお金を保証してくれる場合もあるので、事前にチェックしておくといいでしょう。
いま働いている会社で昇給と繋がる資格があるかどうか調べてみてくださいね。
転職に役立つ
もし、新しい職種への転職を考えているのであれば、資格の取得はかなりメリットが大きくなります。
転職として目指す業界の資格を取得することで採用に有利となる場合があるため、事前に調べておくと良いでしょう。
また、転職前にその業界について知ることができる点も、資格を取得するメリットだといえるでしょう。
働きながら資格を取得するコツとは?
では、社会人として働きながら資格試験に合格するためには、なにをすればいいのでしょうか?
今のままではとてもじゃないけど資格を取る余裕が無いという方も、一度資格取得のコツを見てみてくださいね!
試験日から逆算して計画を立てる
まずは、試験日を把握することが重要です。
まだ試験日が明確に決まっていない場合でも、例年どのあたりの時期に試験が行われるのかは調べればすぐに分かります。
試験日を割り出したら、次はその試験日から逆算して1日にどの程度の勉強が必要なのかを計画していきましょう。
テキストや問題集は余裕をもって、計画的に進めるようにしてくださいね!
毎日決まった時間で学習を進める
毎日何時から何時までの何分間は学習する、休みの日は何時間学習するといったような学習習慣を身につけることが大切です。
1日どれくらい学習に充てられるのかによって、必要となる学習期間は異なるので注意しておきましょう。
通信講座を利用する
学習期間などの計画を立てることが苦手な方や、独学では不安な場合は通信講座の利用が最も効果的でおすすめの方法です。
テキストや教材もついてくるため、より合格を目指した学習を進めることができます。
特に通信講座の場合、1日の勉強量を少なく、計画的な進行ができるような教材を用意していることが多いので無理なく合格を目指すことができますよ。
更に、添削や質問などのサポートを受けることもできるので、検討してみるといいでしょう。
ここからは、社会人として働きながら取得できるおすすめ資格をご紹介します!
1.医療事務
スクール名 | 金額 (税込) |
学習期間 |
---|---|---|
キャリカレ | 31,900円 | 3ヶ月 |
医療事務は、病院やクリニックなどの受付や患者対応や診療報酬請求、レセプト作成などの業務を行う職業です。
資格さえあれば医療業界で働くことができるため人気を集めている資格となっています。
医療事務の資格は種類がありますが、最もポピュラーな資格は医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)です。
・未経験でも医療業界へ転職できる
・医療保険に関する知識が身につく
・民間資格の中でも評価が高い
医療業界への転職に関する資格で特に目指しやすい資格と言えるメディカルクラークは、民間資格ながらも高い評価や価値を持っています。
未経験でもこの資格さえあれば転職に有利となることが多く、毎年たくさんの方が受験する資格です。
医療保険に関する知識が身につくため、普段の生活でも役に立つ場面があるかもしれません。
医療事務技能審査試験は、歯科と医科に分けられます。
歯科医院での勤務以外は全て医科に該当しますので、医科を受験する方が職場の幅は広がるでしょう。
試験内容は、
- 実技I:患者接遇(筆記 記述式)
- 学科:医療事務知識(筆記 択一式)
- 実技II:診療報酬請求事務・診療報酬明細書点検
となっています。
合格率は約60%と合格を目指しやすく、必要な学習時間は200~300時間程度であると言われています。
特に医科試験は月に1回、年12回の受験チャンスがあるので、比較的目指しやすい資格だといえるでしょう。
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2.日商簿記検定
スクール名 | 費用(税込) | 学習期間 |
---|---|---|
キャリカレ | 37,400円 | 3ヶ月 |
日商簿記検定は、簿記に関する資格の中でも最もポピュラーな資格です。
簿記とは、企業の経営活動を帳簿に記録するスキルのことです。
ただ記録するだけではなく、帳簿への記録に関わる様々な書類や財務諸表を作成する必要があります。
・どんな会社でも役に立つことが多い
・経理や会計以外の部署でもスキルアップに繋がる
・家計管理にも役立つ
簿記というと、経理や会計などの部署でしか役に立たない印象がありますが、そんなことはありません。
営業や製造などさまざまな場面で、利益やコストに関する知識を応用することができるため、幅広いビジネスパーソンから人気の高い公的資格となっています。
もちろん家計管理にも活かせる知識が分かるので、日常生活にも役立つ資格です。
日商簿記検定は、1級・2級・3級の級位があります。
3級は業種・職種に関わらず、全てのビジネスパーソンが身につけておくべき基本知識が問われるレベルです。基本的な商業簿記を習得することができます。
合格率は50%前後、80~100時間の学習が必要であると言われています。
2級は経営管理に役立つ知識として企業から最も求められているスキルのレベルです。
高度な商業簿記や工業簿記を習得することができます。
合格率は15~30%、200~250時間の学習が必要であると言われています。
1級は極めて高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を習得するなど、簿記のプロフェッショナルと言えるレベルです。
合格率は10%以下、かなりの学習量が必要となります。
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3.ファイナンシャルプランナー(FP)
スクール名 | 費用(税込) | 学習期間 |
---|---|---|
キャリカレ | 40,700円 | 3ヶ月 |
ファイナンシャルプランナーとは、節約などの税金・投資・住宅ローン・不動産・教育・老後・相続など、あらゆるお金の知識を持ったプロフェッショナルです。
ファイナンシャルプランナーは職業名ですが、資格を持っていなくても名乗ることができます。
しかし、ファイナンシャルプランナーにはFP技能検定という国家資格が存在し、その資格を取得することで信頼性のあるFP技能士を名乗ることができます。
・転職に役立つ
・独立開業を目指すこともできる
・家計管理や家計の資産形成にも役立つ
ファイナンシャルプランナーは、資産形成や資産計画のプロなので、お金に関する知識が身につきます。
家計に活かせることはもちろんですが、転職や独立開業にも役立つ資格です。
とくに、金融業界・保険業界・不動産業界・税、会計業界などで注目されている資格となっています。
FP技能検定は、1級・2級・3級の3つの級位に分けられています。
3級は学科試験と実技試験(資産設計提案業務)があり、合格率は70%程度。
80~150時間程度の学習が必要であると言われています。
2級も同じく学科試験と実技試験(資産設計提案業務)があり、合格率は30%程度。
150~300時間の学習が必要であると言われています。
1級に関しては、実技試験(資産設計提案業務)のみで、合格率は80%前後となっています。
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4.宅地建物取引士
スクール名 | 費用(税込) | 学習期間 |
---|---|---|
キャリカレ | 39,600円 | 3ヶ月 |
宅地建物取引士とは、不動産売買や賃貸物件の斡旋をする際に、その土地や建物に関する重要事項をお客様に説明する業務を行う専門家です。
主に不動産業界で必要とされる国家資格であり、不動産業界への転職にはかなり有利となる資格です。
・国家資格で評価や価値が高い
・不動産業界への転職に圧倒的有利
・比較的合格を目指しやすい
宅地建物取引士の資格は国家資格であり、不動産業界への転職には圧倒的に有利な資格です。
不動産業界ですでにお仕事をしている方は、スキルアップや昇給にも役立ちます。
国家資格の中では比較的合格率も高く、働きながらでも合格を目指しやすい資格となっているためおすすめです。
宅地建物取引士の資格試験は、四肢択一のマークシート方式。
内容は、民法等・宅建業法・法令上の制限・その他関連知識から出題され、合格率は約15~17%となっています。
合格には、200~300時間の学習が必要であると言われています。
働きながら、毎日2時間勉強すれば半年以内には合格できる資格です。
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5.インテリアコーディネーター
スクール名 | 金額 (税込) |
学習期間 |
---|---|---|
ユーキャン | 59,000円 | 8ヶ月 |
インテリアコーディネーターは、公益社団法人インテリア産業協会が認定する民間資格です。
インテリア(内装、家具、ファブリックス、照明器具、住宅設備等)の幅広い知識・スキルが問われる資格で、近年インテリア産業で注目を集めています。
・幅広い業界で役に立つ
・スキルアップに繋がる
・日常生活でも活かすことが可能
インテリアコーディネーターの資格は、住宅・インテリアメーカー、工務店、販売店など幅広い業界で注目されているため、スキルアップや転職に役に立ちます。
また、インテリア計画や商品選択の知識が身につくことから、日常生活でも活かすことができる資格なんです。
オシャレなお部屋を作ることも…!
インテリアコーディネーター検定では、一次試験と二次試験が用意されています。
全て学科試験で、マークシート方式です。
合格率は約20%と、民間資格のなかでは比較的難易度が高く、必要な学習時間は200時間程度であると言われています。
計画的に学習を進めていく必要があるでしょう。
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6.マイクロオフィススペシャリスト(MOS)
マイクロオフィススペシャリストとは、マイクロオフィスソフトに関する知識やスキルを正しく持っていることを認定する資格です。
今や、WordやExcelなどを使っていない会社はほとんどないと言えるほど、マイクロオフィスソフトの普及率は高まっています。
どのような会社に就職するにも必要なビジネススキルであり、大学生も受験している資格なんです。
・どの会社でも役に立つ
・難なくソフトを使いこなせる
・生活の中でも使えるスキル
マイクロオフィスソフトはどの会社でも使う可能性が高いスキルであるため、転職などの際にも活かせることが多いでしょう。
また、実際に使う際に、効率よくソフトを使いこなすことができるのもメリットです。
家計管理など、Excelを使った方が楽なことも日常生活で取り入れることができます。
MOSの資格は、Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Accessに分けられていますが、取得しておくことがおすすめなのはWordとExcelです。
WordとExcelには、一般レベルと上級レベルがありますが、可能であれば上級レベルを取得しておくといいでしょう。
Word
一般レベル:文字サイズやフォント変更、表作成などWordに関する基本的なスキル
上級レベル:スタイル機能や目次作成、牽引作成などWordに関する高度なスキル
Excel
一般レベル:数式や簡単な関数、グラフ作成やセルの書式設定などExcelに関する基本的なスキル
上級レベル:ピボットテーブルなどのデータ分析、条件付き書式や入力規則などExcelに関する高度なスキル
具体的な合格率は不明ですが、一般レベルは80%前後、上級レベルは60%前後であると言われています。
初心者の場合は80時間、経験者の場合は40時間程度の学習が必要であると言われていますが、比較的合格を狙いやすい資格です。
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7.TOEIC
TOEICとは、英語力を認定する世界共通の検定試験です。
日本には英語検定がありますが、英語検定は日本でしか評価されない資格です。
TOEICは世界160ヵ国の人たちが受験しているため、海外でのお仕事にも役立つ資格であると言われています。
・グローバル化が進む今、どの業界でも役に立つ
・日常的に英語力が身につく
・語学力が必要な業界の転職に有利
TOEICは世界共通の英語力認定資格なので、日本の企業だけでなく世界中での就職に有利になります。
近年ますます進んでいるグローバル化によって、英語を必須とする企業も増えていることから転職にとても有利で役に立つ資格です。
日常的な語学力も身につくため、自分自身のスキルとして役に立つといえるでしょう。
TOEICには様々な種類がありますが、TOEIC受験者の約90%が受けるといわれているポピュラーな試験は、TOEIC® Listening & Reading Testです。
TOEICは合格や不合格という判定はなく、受けた試験が10~990点までの5点刻みのスコアとなって返されます。
スコアの目安として、
- 学生の就職であれば600点以上
- 転職、昇格であれば700点以上
- 海外赴任であれば850点以上
が必要スコアとなっているようです。
TOEIC® Listening & Reading Testは、リスニング約45分間とリーディング75分間のマーク方式テスト。
700点以上を取るためには、900~1500時間の学習が必要だと言われています。
計画的な学習や、日常的なリスニングを行うことで高得点を目指しましょう。
まとめ
社会人として働きながらでも資格の取得をすることで、たくさんのメリットがあることが分かりました。
資格の取得は計画的に学習を進めていけば難しくありません。
計画的に進めていく事が苦手な方や、独学が不安な場合は通信講座の利用を検討してみましょう。
ぜひ資格試験への合格を目指してみてくださいね!