アロマテラピーは植物のエッセンシャルオイルを使った療法であり、個人の趣味というレベルを超えて様々な場面で活用されています。
このアロマテラピーのスペシャリストになるための登竜門がアロマテラピー検定です。
この記事では、アロマテラピー検定に合格するとどんなメリットがあるのか、取得は難しいのか簡単なのかといったことを解説していきます。
アロマテラピー検定とは?
アロマテラピーは香りを意味するアロマと、治療を意味するセラピーを合わせた言葉です。
植物から抽出したエッセンシャルオイルを利用することにより、疲れを改善したりホルモンバランスを整えたりといった効果をもたらしてくれます。
アロマテラピー自体は古くから親しまれてきたものですが、本当の意味でアロマテラピーを使いこなすためには様々な知識が必要です。
そこで作られたのがアロマテラピー検定で、1999年の開始以来多くの方が試験に挑んでいます。
2022年までの累計受験者数は53万人を超えており、非常に人気だということがわかりますね。
アロマテラピー検定に合格することで、趣味としてアロマを使えることはもちろん、アロマを使った仕事に就職できる可能性が大幅に高まります。
受験するメリットは?
自分や家族を癒すことができる
アロマテラピー検定を受験するメリットの1つは自分や家族を癒せることです。
アロマにはたくさんのエッセンシャルオイルの種類があり、闇雲に使っていても思い通りの効果は表れません。
アロマテラピー検定に挑戦することでエッセンシャルオイルの性質、アロマの活用方法を知ることができ、それを実生活の中に取り入れられるようになります。
もちろん自分のために使うことも出来ますが、家族や友人に対してもアロマテラピーの恩恵を与えてあげられるので喜んでもらえる可能性は高いと言えるでしょう。
仕事にも活かせる
昨今ではアロマテラピーを扱った仕事が増えています。
病院などの医療施設だけでなく、喫茶店や飲食店でもアロマの要素を取り入れているところは多いです。
アロマテラピー検定は日本アロマ環境協会が実施している検定なので、この検定に合格していることはアロマテラピーの高い知識を裏付ける要素となります。
アロマテラピーにかかわる仕事に就く際に有利な材料となることは間違いありません。
また、直接的にアロマを使う仕事でなかったとしても、オフィスなどの職場環境を良くする際にアロマを生かせるケースもあります。
試験の内容について
試験問題はアロマテラピー検定の公式テキストからの出題です。
アロマテラピーの基本や安全性など広範な知識が求められ、実際に香りを嗅いでエッセンシャルオイルの名前を答える問題もあります。
試験対象になるエッセンシャルオイルは教材に示されているので、予想外のオイルが出題されることはありません。
試験時間は2級の場合は30分、1級の場合には35分となっています。
インターネットを介してパソコンやスマホで受験でき、正答率が80%を超えると合格です。
試験の難易度について
アロマテラピー検定の合格率は90%なので決して難易度は高くありません。
しかし、制限時間のわりに問題数が多いのでスピーディーに答える必要があります。
特に1級の場合には70問を35分で答えなければならないため、1分間で2問のペースです。
出題範囲は、2級で11種類のエッセンシャルオイル、1級では30種類まで増えます。
単純に見ると範囲が約3倍となるので、1級に合格するためには2級を遥かに超える知識が求められるでしょう。
2級からの挑戦がおすすめ
1級の受験において2級の合格は必須ではありませんが、出題範囲の差が大きいので2級に受かってから1級を受験するという方が多いです。
勉強法としては、公式テキストが用意されているため取り組みやすく、難易度は低めに感じられるかもしれません。
分野別の出題数は公開されていませんが、満遍なく出題されるので広く勉強しておくことは必須です。
1級にはアロマテラピーの歴史や法律なども出題されるので、勉強量が少ないと足をすくわれる可能性があります。
アロマテラピー検定を活かせる場所は?
医療の現場
医療の現場ではメディカルアロマテラピーが取り入れられています。
これはエッセンシャルオイルを皮膚から吸収させることにより、体の内側から不調の軽減を行うものです。
正式な医療行為として認められている国もあり、高度なアロマテラピーの知識が必要となるので、特に1級の検定に合格している方が重宝されます。
メディカルアロマテラピーはフランス発祥の療法であり、まだ導入していない病院もあるのが現状です。
しかし、徐々に導入している病院が拡大傾向にあるので、アロマテラピー検定の所持者は活躍の機会が増えていくと言えるでしょう。
また、患者さんのメンタル面のケアのためにもアロマテラピーは非常に有効となります。
介護の現場
介護の現場では介護アロマテラピーが実施されています。
これはJAA常任理事が考案したものであり、介護ケアにアロマテラピーの要素を取り入れた手法です。
介護施設などでは精神的に苦しい状態にある方が少なくありませんが、そんなときにアロマテラピーの力でリラックスしてもらうことが出来ます。
高齢化の進む日本では介護施設の人手不足が深刻となっており、アロマテラピーの知識を持つ方の人材も足りていません。
それゆえに、アロマテラピー検定を所持している方は好待遇で介護施設に雇用される可能性があるのです。
アロマテラピー検定1級に加えて、介護アロマコーディネーターなども取得していると一層活躍出来ます。
お年寄りの中には香りに敏感な方もいるので、エッセンシャルオイルの選定は非常に重要です。
そのため、介護施設で働く際には好みを冷静に分析する洞察力も求めらるでしょう。
会社内
一般的な会社の中にもアロマを取り入れているところがあります。
日々忙しいオフィスで働いていると、ストレスが溜まってしまう方も少なくありません。
そういった方々を癒してあげられる方法の1つがアロマテラピーになります。
もちろん、自分自身をリラックスさせるためにもアロマは極めて有効です。
アロマテラピー検定は働きながらでも取得することが出来るので、すでに就職している方が活躍の機会を増やすために検定合格を目指すというケースもあります。
アロマテラピーを学んで日々の生活に彩りを
アロマテラピー検定に合格することによって様々な分野で活躍できるようになりますが、メリットはそれだけではありません。
アロマテラピーの知識が増えることで、自分自身の精神を整えられ、パフォーマンスが向上することも大きなメリットです。
公式テキストを購入すればすぐにでも勉強を始められるので、興味がある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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資格試験 | インターネット試験 |
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