子供の成長を促すために、バランスのとれた食事をとることは健康上でも重要な意味を持っています。
ですが、せっかくバランスのとれた食事を用意していても、好き嫌いなどで残されると意味がなくなってしまいますよね。
また、バランスのいい食事とはどんなものなのかと悩んでいる方もいることでしょう。
食事バランスガイドというのは、農林水産省が作ったガイドラインのようなものです。
食事バランスガイドの見方
農林水産省 食事バランスガイドより引用
食事バランスガイドはコマに例えられる
食事バランスガイドはコマ回しに使うコマのような形をしています。
これはいったい何を意味しているのでしょうか?
それは、健康というのがコマのようにバランスを保つことが大切、ということを示しています。
コマ回しの経験があればわかりやすいですが、コマというのは回転が弱まると次第にバランスが崩れ、最後には止まって倒れてしまいます。
コマに必要なものとは?
では、コマが回るために必要なものとはなんでしょうか?
それはコマの形と回転力の2つです。
まず、コマの形がいびつだといくら回転力を与えたところで力がうまく伝わらず、上手に回すことはできません。
きちんと逆三角形の形をとり、中心に軸があることでコマは回りやすくなります。
食事バランスガイドの解説
農林水産省 食事バランスガイドより引用
軸の部分
まず中央に位置する軸部分です。
この軸がないとただの逆三角形でコマの形にはなりません。
そんな大切な軸部分はジュースなどの嗜好飲料ではなく、水やお茶といった水分です。
ただ、この軸は長すぎても短すぎてもコマのバランスが不安定になります。
年齢や体重ごとに1日に必要な量の目安がありますので、それを参考に飲むようにしましょう。
1番上の主食の部分
次にコマは4つの段に分かれています。
1番上の段は主食です。
主食とはご飯やパンといったいわゆる炭水化物があたります。
バランスガイドにおいては5~7つ(SV)と書かれていますね。
SVはサービングといい、食事バランスガイド独自の単位です。
2番目の副菜の部分
次の段は副菜です。
副菜は野菜類やじゃがいもなどのイモ類などが当てはまります。
イモ類と言われれば炭水化物ではないのかと考える方もいるかもしれませんが、食事バランスガイドではジャガイモなども野菜としてカウントします。
3番目の主菜の部分
その下の段は主菜です。
主菜はお肉や魚などのたんぱく質のことです。
1番下の乳製品と果物類の部分
最後の段は2つに分かれており、牛乳などの乳製品と果物類です。
紐の部分
最後にコマを回す紐部分がお菓子やジュースなどの嗜好飲料です。
子供の場合、3回の食事だけで必要な栄養素をすべて取るというのは年齢によっては難しいため、適量のお菓子などをあげることは推奨されています。
最後に、コマの形が整っていても回すための原動力がないとコマはうまく回りません。
食事バランスガイドにおいてこの原動力となるのが適度な運動というわけです。
子供に教えるときには?
実際にコマを使ってみる
大人ならバランスが必要ということがわかっても、子供に理解してもらうのは難しいかもしれません。
ならば、どうやったらコマが回るのかを実際に見てもらった方が早いでしょう。
バランスのとれたコマで適切な原動力を与えるとコマは回る、ということを経験させてあげましょう。
バランスの大切さを教える
また、食事バランスガイドを実際に印刷し、その日摂取できた栄養で塗り分けるというのもいいですね。
色の塗分けにより実際にどのくらいバランスが取れているのか、が一目でわかるようになります。
さらに発展してそのコマの形を作ってみるというのはいかがでしょうか?
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