介護現場では人手不足もあり、介護のプロの需要が高まっています。
介護業界で働くための資格はいくつかありますが、その中でも介護福祉士は唯一の国家資格なので人気です。
実際に介護福祉士になるには、国家試験を受験して合格しなければなりません。
介護福祉士になるには、3つの方法があります。
その3つとは、
- 独学で勉強する方法
- 通信講座で勉強する方法
- 通学(スクール)で勉強する方法
です。
そこで今回の記事では、介護福祉士の試験に合格するための勉強方法について紹介していきます。
1.独学で勉強する
費用や学習時間は?
独学では学校に通わないので学費がかかりません。
したがって、主な費用は教材費だけと言えるでしょう。
インターネットで調べれば、参考書や問題集を買う必要もないので教材費も浮かせることが可能です。
自分で計画を立てられるので、仕事をしている人も自分のペースで学習時間の確保ができます。
独学のメリットは?
上記のように費用を節約できるメリットがあります。
資格取得の学校のカリキュラムに縛られることがないので、仕事や家事の合間を縫って勉強することができます。
勉強方法について、独自のスタイルが確立していてノウハウに迷いのない人には独学が向いているかもしれません。
独学のデメリットは?
独学では一緒に勉強する仲間が得られないので、情報交換の機会が少なく最新の試験情報に接しにくいというデメリットがあります。
また、ライバルとなる仲間もいないので、モチベーションを維持することが容易ではありません。
2.通信講座で勉強する
通信講座を利用すれば、自宅に居ながら介護福祉士の試験勉強をすることができます。
費用や学習時間は?
インターネット講座の受講料や教材費がかかるため、20,000円から50,000円ほどの出費が必要になります。
短期集中講座であれば最短期間で2ヵ月で修了できるものもあります。
長くても半年間の学習で合格に必要な知識を得られるでしょう。
通信講座のメリットは?
パソコン・スマホとネット環境さえあればいつでも受講できる便利さが評価されています。
ネット環境に恵まれなくても、DVDの視聴により受講することもできます。
いずれにしても、わからない箇所があれば何回も繰り返して聴けるというメリットがあります。
多忙な社会人も、わずかな隙間時間を利用して受講することが可能と言えるでしょう。
また、通信講座は定員が無いので、教室のキャパシティがオーバーして申し込みできなくなるという心配もありません。
通信講座のデメリットは?
講師との交流はメールやチャットという媒体を介しないと成立しないので、質問したいときにその場で聞くことができないというデメリットがあります。
また、インターネット講座はいつでも聴けるという気軽さから、ついつい視聴が後回しになり計画が遅れがちになりやすいという欠点があることも否定できません。
3.通学(スクール)で勉強する
自宅や職場の近くに介護福祉士の資格を取得できるスクールがあれば、通学して学習するという方法があります。
費用や学習時間は?
受講回数によって費用や学習時間が異なるので、短期講座と長期講座の両方を紹介しましょう。
短期集中講座の場合には、受講回数が4回から6回程度で費用も35,000円から70,000円程度の範囲に収まります。
週1回の開講であれば、1ヵ月から1.5ヵ月で修了できます。
受講回数が20回以上にわたる長期講座の場合には、170,000円程度の費用がかかり受講期間も半年くらいになるでしょう。
通学(スクール)のメリットは?
生の授業を直接受けられるうえ、わからないところがあればすぐに講師や指導スタッフに質問することができます。
教室では介護福祉士になるという同じ志を持った仲間と交流できるので、合格に向けてモチベーションを維持することが容易になるでしょう。
通学(スクール)のデメリットは?
授業の日程に合わせて学習計画を立てなければならないので、人によっては自分の生活ペースが乱されるおそれがあります。
受講日には、仕事を休んだり他の用の予定を変更したりして都合を調整しなければなりません。
カリキュラムは個人の都合に関係なく進んでいくため、うっかりしているといつの間にか取り残されてしまうこともあるでしょう。
通学制は個人面談などのサポートがしっかりしている分だけ費用が高くなるというデメリットもあります。
おすすめのスクールを紹介
個人の希望に合わせて最適と言えるスクールを紹介しましょう。
期間重視の人は?
5ヵ月から半年という長期にわたるスクールが多い中で、
- 日建学院
- 三幸福祉カレッジ
- 資格の大原
これらのスクールは、いずれも受講期間が約3ヵ月という短期間に設定されています。
料金重視の人は?
ニチイは30,000円程度と受講費用が安く、費用を節約したい人にはおすすめです。
また格安の料金に加え、無料で受講期間延長もできるため人気を集めています。
サポート重視の人は?
- 藤仁館医療カレッジ
- ニチイ
- ヒューマンアカデミー
が挙げられるでしょう。
通信講座だけでなく自習室のある通学コースも併設していることも、これら3校の特徴です。
通学コースの講師が試験対策や学習方法について相談に乗ってくれます。
とにかく合格したい人は?
- 三幸福祉カレッジ
- 生涯学習のユーキャン
- ニチイ
がおすすめです。
3校の合格率は修了生に実施したアンケートを基に調査しており、いずれも全国平均を上回る結果を出しています。
特に三幸福祉カレッジは85%という高い合格率を誇っているのです。
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合格のためにアドバイス
働きながら合格するコツは?
働きながら勉強を続けることは容易ではありません。
自分のライフスタイルに合った学習計画を立てましょう。
計画は実現可能なものが望ましいので、7日置きくらいに休息の日を入れておくことをおすすめします。
試験日まで1日も休みのない計画を立てても、疲れて勉強できない日があるとたちまち計画が遅れてしまうからです。
基礎学習は早めに終わらせて過去問題を十分に研究し、予想問題など多くの問題に接するように心がけましょう。
モチベーションを維持するには?
年に1回しかない国家試験に向けてモチベーションを維持するのは容易ではありません。
仲間と切磋琢磨しつつ励ましあって試験まで学習意欲を保つことが理想的です。
しかし、独学や通信を利用して一人で学ぶ場合には、目標の成績が取れた時に自分へ休息や食事のご褒美をあげるなど独自の工夫をすることが必要でしょう。
これから学ぶ人へ
介護現場では、利用者の満足できる介護を目指すスタッフが日々努力しています。
こうした職員を支える介護のプロとして、介護福祉士は介護現場での活躍が大いに期待されています。
志ある人が一人でも多く介護福祉士の国家試験に合格して、現場に臨むことが求められているのです。
最後に
介護福祉士の資格を取得しておけば、就職だけでなくキャリアアップや転職など将来に生かせます。
介護現場で既に活躍中の人もこれから介護職に就こうと考えている人も、介護福祉士の資格取得に向けて勉強を始めてみることをおすすめします。
介護福祉士の資格取得には独学のほかに通信制・通学制のスクールなど様々な勉強方法があるので、自分に合った方法を探したうえで最も効果的と考えられる勉強方法を選びましょう。
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