「保育士になりたいけど今からでは遅いのでは」と諦めてしまってはいませんか?
実は保育士になるための道は、高卒や大学中退者にも開かれています。
今回は保育士になるための方法について解説しますので、これから保育士を目指そうと思っている方は参考にしてみてください。
高卒の人が保育士になる2つの方法
基本的に保育士資格は大学で取得するものですが、高卒でも取得できる方法がいくつか用意されています。
1.保育士試験に合格する
2016年から毎年2回、前期、後期と行われるようになった保育士試験に合格することで保育士の国家資格を取得することができます。
試験に合格して資格を取得すると都道府県知事の登録を受けることができ、保育士登録証(保育士証)を交付してもらうことができるのです。
そうすることで保育士を募集している職場に面接を受けに行ったり、雇用してもらい保育士と名乗って仕事をすることができるようになります。
なお高等学校卒業で保育士試験を受けることが出来る条件は以下の通りです。
- 1991年3月31日以前の卒業生であること。
- 上記以降の卒業である場合、1996年3月31日以前に保育科を卒業していること。
- 保育科以外もしくは保育科でも1996年3月31日以降の卒業生の場合、2年以上かつ2880時間以上児童福祉法第7条に基づく児童福祉施設として認可されている施設での勤務経験。
2.養成学校に入学する
認可を受けている保育士養成学校を卒業することでも、保育士の資格を取得する事ができます。
養成学校として認められるのは4年制・短期の大学や専門学校で、一部通信学校も含まれます。
資格取得には最低でも2年以上の就学及び規定の単位取得が必要とされており、夜間や通信制の養成学校だと単位取得が遅れるためおよそ3年以上かかることが一般的なようです。
保育士として働く上での知識や倫理の授業のほか、児童福祉施設での実習授業なども有り職場体験ができるため、より実用的な感覚を養うことが出来ます。
養成学校に入るメリットは
- 教師・学校から学習方針が示され、勉強計画を建てなくても勉強についていける
- 集団での学習により勉強へのモチベーションが保ちやすい
- 実習経験を積めるので面接時に強みができる
- 就業がスムーズに始められて有利になる
などがあります。
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実務経験を積むための方法は?
高卒の人が保育士試験を受験するには、『2年以上かつ2880時間以上』の実務経験が条件になっています。
では、実務経験を積むためにはどうすれば良いのでしょうか?
1.実務経験として認められる施設を探す
基本的に児童福祉法第7条に基づく児童福祉施設として認可を受けた施設で働くのが良いでしょう。
該当する施設は保育所や、幼稚園と保育園を統合した幼保連携型認定こども園などの一般的な保育園のほか、乳児院のような子供が24時間生活する施設なども含まれます。
もし通勤できる範囲にこれらの施設が人員を募集していない場合は、それ以外の施設でも実務経験として認められるケースがあります。
該当するのは認可外保育施設や小規模保育事業、幼稚園型認定こども園や幼稚園です。
また一時預かり事業や事業所内保育事業でも一部認められている場合があります。
2.受験資格認定手続きを行う
これらの施設で実務経験を積んだ場合は、受験資格認定手続きを行いましょう。
まず施設が所在する都道府県に、当該施設が受験資格認定基準に該当するかどうか確認を取り、その後「保育士受験を希望する都道府県」に受験資格認定手続きの希望を申し出て申請手順を確認します。
都道府県による受験資格認定の審査で認められると「受験資格認定証」が交付されることになります。
受験申請の際にはこの受験資格認定証のコピーを提出します。
3.フルタイムの人は2年間以上勤務する
フルタイムで認定施設での業務に準じている場合、週休二日制であれば6時間以上働くことで、2年間で2880時間の業務時間を超える事ができます。
時間が足りていても「2年以上」という縛りが存在するため、学習に影響が出ない無理のない範囲で働くと良いでしょう。
4.パートの人はじっくりと要件を満たす
パートタイムの場合は、働く時間にもよりますが3時間なら4年前後かかることになります。
しかし短期間での詰め込みよりも時間をかけながらじっくり学習していくので、覚えた内容を忘れにくいでしょう。
大学・短大・専門の中退者はどうなる?
大学・短大・専門などを中退してしまった場合でも、一定の条件を満たすことで保育士資試験を受けることが出来ます。
4年制大学の中退者は?
4年制大学を中退している場合は高卒とは若干条件が異なり、2年以上在学かつ62単位以上習得済みである必要があります。
しかしこの条件を満たしていれば保育士とは関係のない学部・学科でも問題は無く受験可能です。
大学の頃に受け取っていた単位取得証明書や在学証明書などが必要となるケースがありますので確認しておきましょう。
持っていなかった場合は大学に問い合わせてみましょう。
短期大学の中退者は?
短期大学中退の場合は残念ながら、基本的には保育士試験を受けることはできないようです。
しかし就学していた年数や取得単位数によっては受験資格が認められる場合もあるようですので、諦める前に保育士試験事務センターに電話での問い合わせを行い、自分が受験できるケースに当てはまるかどうか相談してみましょう。
専門学校の中退者は?
専門学校中退の場合は基本的に高卒と同じ条件で試験を受けることができます。
保育士試験を合格するためには?
保育士試験合格のためにできる勉強方法を考えた場合、大きく2つのやり方があります。
通信講座で勉強する
保育士試験合格のための通信講座では、学校に通わずに自分のペースで受験勉強をすることができます。
それぞれどのような学習スタイルに強いか、短期か長期かとそれぞれ違いがありますので、資料請求を行って自分にあった講座を選ぶことが重要です。
独学で勉強する
独学で資料、参考書を見ながら勉強して合格することも可能です。
書店では保育士試験対策本や予想問題集、過去問などの書籍を取り扱っているのでそれらも参考にしつつ勉強を進めていきましょう。
保育士になるのはいつからでも遅くない
保育士資格受験に年齢の上限は定められていません。
実際に主婦や今の仕事をしながら保育士を目指す人も多く、保育士の資格はいくつになっても目指すことができます。
特に待機児童が問題になるほどに、保育士の需要は高くなっており注目の業種です。
子供たちのこれからを守っていくためにも、保育士になる夢へ挑戦してみましょう。
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