美容が趣味という人はたくさんいます。
新発売の化粧品は欠かさずチェックしていたり、雑誌でメイク方法を研究したり、色々な楽しみ方がありますね。
また、中には美容師や美容部員など、美容の仕事をしている人もいます。
そんな美容ですが、資格がほしいと思っている人も多いのではないでしょうか。
美容関連の資格の中に、メイクセラピー検定というものがあります。
どんな資格なのかチェックしていきましょう。
メイクセラピーとは?
そもそもメイクセラピーとはどんなものなのでしょうか。
メイクセラピーとは、メイクの技術の中に心理カウンセリングの手法を取り入れたものです。
化粧療法の一環で、メイクにより癒すという考え方をします。
すっぴんからメイクをしていくと、完成したときに前向きな気持ちになるという人は多いのではないでしょうか。
メイクセラピーは、その気持ちを利用してメイクを行うことで、自己評価の肯定・新たな可能性の発見などに結びつけていくのです。
外見がキレイになるだけではなく、同時に心理カウンセリングを行いメンタルのサポートをします。
メイクによって前向きな気持ちになることで、よりよい人生を送れるようになりますよ。
公式ページ
>>「メイクセラピー検定」の公式サイトはこちら
どんなことが学べるのか?
メイクセラピーとは、メイクを行うことで気持ちを前向きにし、自分の理想像を発見する化粧療法です。
そのためには、ただ単にメイクをするだけではなく、印象を変えることが重要になります。
メイクセラピストは眉・目・鼻・口・輪郭などのパーツバランスや色彩学、パーソナルカラー、化粧品の質感などの全てを考慮し、メイクで表現していくのです。
また、メイクだけではなくカウンセリングを行うのも特徴で、今までのメイクとオーダーしたメイクを比較して、自分自身の新しい魅力を発見したり、思い込みの解明をします。
そして、外見と内面がぴったり一致する、オーダー通りの自分になれるように、振る舞いやコミュニケーションを含めてサポートもしていくのです。
メイクとカウンセリングの両方を学び、理想の自分になれるようなサポートができるようになることを目指します。
メイクセラピーの検定内容(試験内容)は?
メイクセラピー検定には5つの階級があります。
会場へ試験を受けに行く級や、在宅・オンラインで試験を受けられる級、また、実技試験がある級など様々です。
級ごとの試験内容について確認していきましょう。
3級
3級は受験制限がなく誰でも挑戦できます。
マークシートでの筆記試験となっており、80%以上の得点で合格です。
この級では、メイクセラピーの概要が理解できることを目指しています。
試験は、郵送かオンラインでの試験かを選ぶことができ、どちらも自宅で受験できるのが嬉しいですね。
ちなみにオンライン試験なら、結果もすぐにわかりますよ。
試験料は、郵送試験は5,500円、オンライン試験は3,300円です。
合格すると、認定メイクセラピーガイドの称号が与えられます。
メイクが好き、趣味の資格を取りたいと考えている人にぴったりです。
準2級
準2級も誰でも受験可能ですが、マークシート方式の筆記試験に加えて、実技試験としてセルフメイク画像提出が加わります。
それぞれ80%以上の得点で合格で、目標としては、メイクセラピーの概要を理解してセルフでメイクセラピーができるようになることです。
受験料は5,500円で、オンラインでの受験ができます。
合格後の称号は、認定メイクセラピーアシスタントです。
3級を取得したあとのステップアップにもいいですね。
2級
2級も受験制限がなく、誰でも受験可能です。
筆記試験と実技試験があり、筆記試験はマークシートと記述式、実技試験は対面30分のオーダーメイクと、一気に難易度が上がります。
筆記・マナー・メイクのそれぞれ80%以上の得点で合格です。
筆記試験は在宅での受験となっていますが、実技試験は東京・名古屋・大阪の各会場での受験となっています。
試験料は8,800円、筆記・実技のどちらかが不合格だった場合の再試験料は5,500円です。
合格すると認定メイクセラピーアドバイザーの称号が取得できます。
趣味だけではなく、美容・医療など関連している業界のセカンド・ライセンスとして活用できるでしょう。
もちろんそれなりの難易度であるため、計画的な学習が必要です。
1級
1級は受験制限があり、2級に合格していないと挑戦できません。
試験内容は、マークシート+記述式の筆記試験、対面40分のオーダーメイクとなっており、筆記・マナー・メイク・カウンセリングそれぞれ80%以上の得点で合格です。
カウンセリングが評価項目に加わっていることで、2級よりもさらに難易度が高いことがわかります。
筆記・実技ともに東京・大阪の各会場での受験で、受験料は11,000円、不合格だった場合の再試験料は7,150円です。
1級での目標は関連業界においてメイクセラピーを活用できることとなっています。
認定メイクセラピープロデューサーの称号が与えられ、仕事でメイクセラピーを活かせるでしょう。
特級
最上級である特級は、1級合格・活動報告書提出・認定講座受講が受験するための条件です。
認定講座の受講には58,300円が必要になるため、まとまった費用も必要になります。
試験では、記述式の筆記試験、対面50分のオーダーカウンセリング~メイクを行います。
筆記試験は70%以上、実技試験においてマナー・メイク・カウンセリングそれぞれ80%以上の得点で合格です。
プロのメイクセラピストとして活躍できる実力が期待されています。
仕事で活かすだけではなく、メイクセラピーが仕事になるレベルということですね。
合格後にもらえる称号は認定メイクセラピストです。
メイクセラピーの講座はどんな内容?
メイクセラピーを学びたいけれど、独学は不安という人には、講座の受講がおすすめです。
様々なメイクセラピーの講座がありますが、中でも受講におすすめのものを紹介します。
公式ページ
>>「メイクセラピー検定」の公式サイトはこちら
メイクセラピー入門 3級対策講座
資格講座名 | 費用(税込) | 学習期間 |
---|---|---|
メイクセラピー入門 3級対策講座 | 11,000円 | 1ヶ月 |
初心者でも受験可能な3級は、受験料込みのオンライン対策講座が開講されています。
試験対策はもちろんですが、通信講座を利用して学習を進めたい人にぴったりです。
スマホ・タブレットなどからテキストや解説動画を視聴できるため、通勤・通学中、家事の合間や仕事の休憩中など、好きな時間にいつでもどこでも学習ができます。
受講可能期間は1ヶ月となっており、その期間内であれば好きな時間で視聴できるので、自分のペースで学習を進められるのが嬉しいですね。
講座はマインド編とスキル編の2つで構成されています。
2つに分かれていることでよりわかりやすく、スキル編では映像を活用しているので、より効果的な学習が期待できるのです。
テキストや映像の学習だけではなく、章末には確認テストが設けられているため、解くことで自分の理解度も確認できます。
試験前には模擬テストを受け、試験への準備も万全です。
学習が終了した好きなタイミングで受験できるようになっています。
メイクセラピスト養成講座
資格講座名 | 費用(税込) | 学習期間 |
---|---|---|
メイクセラピスト養成講座 | 円 | 7ヶ月 |
本格的にメイクセラピーを学びたいという人には、メイクセラピスト養成講座がおすすめです。
この養成講座は、一般社団法人メイクセラピストジャパン代表理事の岩井結美子先生が代表を務める株式会社コンシャスインターナショナルが主催しています。
この講座を受講することで、メイクセラピストとしての知識・技術を活かし、幅広い分野で活躍できるスペシャリストになるための学習が可能です。
基礎から学べるので、今まであやふやだった知識・技術も、より確実なものになるでしょう。
多くの卒業生がメイクセラピストとして活躍しています。
メイクセラピーをより本格的に学習したい、プロを目指している、独立をしたいと考えている人におすすめです。
資格の活用方法は?
メイクセラピーは、色々な仕事に活かすことができます。その中の一部を紹介します。
美容業界のセカンドライセンスとして活用できる
メイクと言えば美容を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
メイクセラピーも、美容師、メイク、エステといった美容業界で働く人のセカンドライセンスとして活かすことができます。
例えばお呼ばれのとき、ヘアサロンでヘアアレンジと同時にメイクを頼む人も多くいます。
そこでメイクセラピーを活かすと、ただメイクするだけではなく、お客様がより自分に自信を持てるようなメイクを施せるのです。
また、経験を積むことでメイクセラピストとして独立し、サロンを開くことも夢ではありません。
就職や転職の為の印象管理を支援するアドバイザーになれる
就職・転職活動において、履歴書の写真は企業からの第一印象を得ると言っても過言ではありません。
そのため、写真がよりよく撮れることを重要視している人も多くいます。
また、面接のときの印象は、履歴書の印象を上回ることもあるので、多くの人が印象をよくするためのセミナーの受講を考えるのです。
メイクセラピー検定で資格を取得していると、メイクセラピーの技術を利用し、セミナーを開いたり、アドバイザーとしての活躍もできるようになります。
頑張って就職・転職活動をしている人の力になり、結果に貢献できますよ。
医療・福祉業界でのセカンドライセンスにも
メイクセラピーは、美容だけではなく医療や福祉の現場にも活用できます。
高齢者や認知症で病院・施設にいる人にメイクセラピーを行っている実績も多くあります。
特に高齢者には効果があり、メイクセラピーを行うことで自然と笑顔になったり、本音を話すことができたりという実例もあるほどです。
年齢に関わらず、どんな人も前向きにできるメイクの力を借りるため、医療・福祉業界のセカンドライセンスとしての人気も高まっています。
好きなメイクの世界を広げる
メイクセラピーの資格が活かせるのは仕事だけではありません。
メイクが好きな人なら、自分のメイクの世界をどんどん広げていくこともできるのです。
自分をよりよく見せるため、理想的な自分になるためにメイクができるようになります。
化粧品を買うときにも役立ちますし、友達にもアドバイスができるので、趣味を広げるためにもぴったりですよ。
メイクセラピーがオススメな人は?
メイクセラピーがおすすめの人は、まず、人と関わることが多い医療・福祉関係の仕事をしている人です。
メイクセラピーを仕事に活かすことで、より人との関わり方の幅が広がってきます。
次に、美容業界で働いている人にもおすすめで、メイクセラピーを最も仕事に活かしやすいのではないでしょうか。
他の業種でも、メイクが好きな人、就活を控えた学生など、メイクをすることが日常である人にもおすすめです。
メイクのことを正しく知ることで、より身近に感じられるようになりますよ。
まとめ
女性にとっては身近なメイクは、顔をキレイに見せる以外にも様々な効果を秘めています。
メイクについての正しい知識と、メイクセラピーのカウンセリング技法を学ぶことで、メイクの効果を最大限まで得ることができるのです。
公式ページ
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