SDGsとは日本語で「持続可能な開発目標」を表します。
2030年までに持続可能なよりよい世界を目指すための国際目標です。
17個の項目があり、それぞれ世界の問題をテーマにした目標が策定されています。
メディアなどで話題になることも多く、この機会にSDGsを学びたいと考える方もいるのではないでしょうか?
この記事では、SDGsを学ぶメリットやSDGsを学ぶ方法について解説します。
ぜひ、チェックしてみてくださいね!
SDGsを学ぶメリット
SDGsは非常に大きな分野であるため、個人で知識を学ぶことに抵抗を持つ方も多いのではないでしょうか?
メリットがないように感じる方もいるでしょう。
しかし、SDGsを学ぶことにはたくさんのメリットがあります。
ここでは、SDGsを学ぶメリットをご紹介します。
就職・転職でのメリット
1つ目のメリットは、就職・転職でのメリットです。
以下のようなメリットが挙げられます。
- 就職時に優遇されるケースがある
- 知識を有していることが採用条件となっているケースがある
- SDGsに関する部署への採用を期待できる
日本の企業ではサステイナブル部署・SDGs部署・CSR推進室などの部門を発足させるケースが増えています。
そのような部署のメンバーになる場合は、SDGsに関する知識が必須です。
また、SDGsを大切にしている企業では、採用試験にSDGsに関する知識が問われるケースもあるでしょう。
企業によっては、SDGsやCSR(企業が組織活動を行うにあたって担う社会的責任)に関する各種検定試験の取得を評価対象としているケースもあります。
そのため、SDGsを理解しておくことは、就職や転職での可能性を広げることにもつながります。
就職・転職時のメリットは大きいと言えるでしょう。
社内でのメリット
2つ目は社内でのメリットです。
社内では以下のようなメリットが挙げられます。
- SDGs関連部署のリーダーシップを取れる
- 社内評価が上がる
- 社内外でのつながりが増える
前述したように、日本ではSDGsを重視し始めている企業が増えています。
SDGsに関連する部署やチームを発足しているケースも少なくありません。
SDGsの知識を身につけることで、このような企業でリーダーシップを取れるケースが考えられます。
また、SDGs関連の資格を有していることや勉強会に出席することで社内評価が上がる可能性も考えられます。
社内外でのつながりも広がり、SDGsへの積極的な姿が人間関係を構築するきっかけにもなるのです。
このように、ビジネスパーソンとしてSDGsを学ぶことには様々なメリットがあると言えるでしょう。
事業でのメリット
3つ目は事業でのメリットです。
事業では以下のようなメリットが挙げられます。
- 事業のパートナーシップが結びやすくなる
- ESG投資を受けることができる
SDGsに長けた企業は、行政やNPO法人・教育機関・福祉事業など、幅広い組織とパートナーシップをとり、事業をおこなう可能性が広がります。
SDGs17番には「パートナーシップで目標を達成しよう」という目標が示されており、国・行政・企業・家庭など、様々な面でパートナーシップを組むことを重要視されているからです。
事業の幅を広げたい経営者などはSDGsの取り組むメリットが大きいと言えます。
また、近年ではESG投資(売上高や利益などではなく「環境・社会・企業統治」といった観点を重視した投資方法)が重視され始めています。
ESG投資を受けるためには、社会貢献や環境への配慮などがより一層重視されているため、SDGsに早い段階から取り組んでおくことが、企業や事業を守ることにつながります。
生活でのメリット
4つ目は生活でのメリットです。
以下のようなメリットが挙げられます。
- 個人でも社会貢献への取り組みができる
- 安全で健康的な生活ができる
- 中長期的に世界を変えることができる
SDGsは非常に大きな目標だと考えられがちですが、その目標は一人ひとりが取り組むことが大前提となっています。
個々人がSDGsについて理解を深め、行動をすることがより良い社会・国・世界を作り上げることに関わっているのです
例えば、食品ロスを減らす、節水する、マイバッグやマイボトルを持ち歩くなど、些細な行動がSDGsの目標を叶えることにつながります。
もちろん、自分の生活のなかでも、節約になったり、健康な生活を維持できたりするなどのメリットも大きいため、おすすめです。
SDGsを学ぶ方法3選
ここまで、SDGsを学ぶメリットについて解説しました。
様々なメリットがあることが分かり、SDGsを学んでみたいと考える方も多いのではないでしょうか?
しかし、どうすればSDGsを学べるのかわからない方もいますよね。
ここでは、SDGsを学ぶための3つの方法をご紹介します。
独学
1つ目の方法は、独学でSDGsを学ぶことです。
最近では、書籍やインターネットでの情報など、SDGsを学ぶための材料が非常にたくさん揃っています。
SDGsを学ぼう!と決意すれば、明日からでも学ぶことができるでしょう。
独学でSDGsを学ぶ場合は、どの程度の知識を得たいのか考えることが重要です。
そして、自分が理解したい知識量にあった書籍やサイト、テレビ番組などを選択することが重要です。
ここでは、SDGs初心者におすすめの書籍を3つご紹介します。
60分でわかる!SDGs超入門|バウンド 功能聡子 著・佐藤寛 監修/技術評論社
この本は、SDGsに関する入門知識を網羅することができます。
「SDGsって何?」というレベルからSDGsの知識を身につけたい場合は、この書籍を選択するといいでしょう。
SDGs(持続可能な開発目標)| 蟹江憲史著/中公新書
この本は、SDGsに関する疑問や課題を網羅的に解決することができます。
基礎的内容や17の目標を1つずつ丁寧に解説しており、169のターゲットの詳細にまで触れているため、SDGsへの深い理解を得たい方におすすめです。
SDGs見るだけノート 基礎知識とビジネスチャンスにつなげた成功事例が丸わかり!|笹谷秀光 著/宝島社
この本は、SDGsに関する基本を短時間で簡単に理解したい方におすすめの書籍です。
学生にもおすすめで、とにかく一歩を踏み出したい方に向いていると言えるでしょう。
また、本が苦手な方にもおすすめです。
資格・通信講座
2つ目の方法は、資格や通信講座です。
資格や通信講座ではゴールを明確にSDGsを学ぶことができ、SDGsの知識を有していることを証明できます。
独学だと挫折してしまうことが心配な方は、資格取得や通信講座の受講がおすすめだと言えるでしょう。
また、ビジネスパーソンとしてSDGsに関する資格を有しておきたい方にもおすすめです。
ここでは、SDGsに関する資格や通信講座を3つご紹介します。
SDGs検定
SDGs検定は一般社団法人SDGs推進士業協会が運営するSDGsの検定試験です。
- SDGs が必要とされてきた背景
- なぜSDGs を達成しないといけないのか
- 誰がどのようにSDGs に取り組んでいくのか
など、SDGsに関する知識や応用力を網羅的に証明できる試験であるためビジネスパーソンにおすすめです。
SDGs Hub
SDGs Hubは株式会社プッシュの運営するSDGsを学べる資格講座です。
5〜15分の動画を閲覧して学習を進めるオンライン形式の講座であるため、自分のタイミングで無理なく継続できます。
また、受講生限定の勉強コミュニティも活用できるため、モチベーションの維持にも配慮された通信講座です。
CSR検定[サステナビリティとSDGs]
CSR検定[サステナビリティとSDGs]は、株式会社オルタナの運営する検定試験です。
CSRは日本語で「企業の社会的責任」と訳されます。
CSR検定は企業の社会的責任のなかでもサステナビリティとSDGsに着目した検定試験であり、大手企業や金融機関でも集団受験が行われている試験です。
セミナー
3つ目の方法は、セミナーの受講です。
セミナーでは、専門の講師がSDGsについて解説してくれます。
独学で書籍を読むことが苦手な方などにはおすすめの学習法だといえるでしょう。
一般的な知識から応用的な知識まで、さまざまな内容を解説するセミナーがあるため、自身の理解度に合わせて選択することがおすすめです。
開催期間や開催方法は主催団体や企業によって異なるため、情報をきちんと収集しておくことが大切だと言えるでしょう。
まとめ
この記事では、SDGsを学びたい人に向けて、SDGsを学ぶメリットやSDGsの学習方法を解説しました。
SDGsは非常に深い分野です。
自分のため、世界のためにも、ぜひSDGsについて理解を深め、行動にうつしてみてください。
一緒に素敵な世界を作っていきましょう!