「資格って本当に必要なの?」
「資格の取得ってメリットだけなの?」
転職やキャリアアップなどに資格を取得しておくべきだという意見が多く、資格の取得を目指している方も増えています。
そのなかで、本当に資格は必要なのか、デメリットはないのかと疑問に思う方もいるでしょう。
この記事では資格の必要性や、資格取得に関するメリット・デメリットをご紹介します。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
資格の必要性とは?
資格を取得することが現実的に役に立つのかどうか気になる方も多いのではないでしょうか?
正直にお話すると、資格の取得は役に立つ場合と役に立たない場合、どちらの可能性もあります!
「え、どっち?」と思いますよね…!(笑)
実は取得した資格が役に立つのか、役に立たないのかは、あなたがどの資格を選択するのか、何に活かしたいのかによって変わってきます。
例えば、キャリアアップに活かしたい資格を取得したつもりでも、全く異なる業種に役立つ資格を取得していては意味がありませんよね。
つまりはあなたのニーズに合わせて資格を取得する必要があるということなんです。
資格の種類ってどんなものがある?
そもそも資格にはどのような種類があるのかを見ていきましょう。
資格の種類によって価値や評価も異なるので注意が必要です。
資格を認定機関によって分類すると、以下の3つに分けられます。
- 国家資格
- 公的資格
- 民間資格
1.国家資格
国家資格とは国が認定する資格です。
試験そのものが法律で定められており、国や国から委託をうけた機関が運営・主催・認定を行っています。
国家資格は合格率が低い場合や、受験資格が厳格な場合も多く、全体的に取得の難易度が高くなっています。
そのぶん国が定めた資格であるという部分で、時間が経っても変わらず評価を受けるスキルとなる点がメリットです。
客観的に誰から見ても価値のある資格だと評価されることも多いので、国家資格取得を目指す方は非常に多いんです。
国家資格の例
2.公的資格
公的資格とは、民間団体や公益法人が主催・認定する資格のなかで、文部科学省や経済産業省などの省庁が認定している資格を指します。
民間資格との大きな違いは、省庁や大臣による認定を受けていることで、その信頼性や価値が高いという点です。
公的資格のほとんどは受験者数も多く、知名度が高い資格が多いため、国家資格とは言えずとも客観的な評価を得やすいという特徴があります。
公的資格の例
- 簿記検定・秘書検定
- カラーコーディネーター・色彩検定
- 実用英語技能検定
- ケアマネジャー・葬祭ディレクター
3.民間資格
民間資格とは、民間団体や公益法人が主催・認定している資格です。
法律で定められていない資格が民間資格と分類されています。
民間資格の数は非常に多く、数えきれないほど…!
その時の社会のニーズに合わせて自由に設定できる点がメリットであるといえます。
難易度もそれほど高くないという特徴があるため、比較的合格を狙いやすい資格です。
民間資格だからと言って価値がないわけではなく、ニーズや分野を考えて受験すれば役立つ内容がほとんどです!
特に民間資格のなかでも受験者数が多いものは、転職などにも有利となることが増えています。
資格の内容による分類
資格の内容による分類としては、
- 専門知識を身につける資格
- 一般常識やマナーを身につける資格
の2つに分類されます。
専門知識を身につける資格
ほとんどの資格は、専門知識を身につける内容のものが多くなっています。
その資格を取得することで、特定の分野に長けたスキルや技術が手に入るなど、特定の分野に特化した資格です。
医療関連や美容関連、福祉関連、IT関連などもこの資格に分類されるでしょう。
こういった資格は、転職や就職、スキルアップや昇給に活かせる場合が多く、仕事に向けて取得を目指す方がほとんどです。
一般常識やマナーを身につける資格
どんな人、どんな場面でも役立つ内容の資格です。
社会人として役立つ内容のものが多いため、社会勉強の1つとして取得する方が多い資格となっています。
例えば、マナー検定や秘書検定などは特定の業務だけというよりも幅広く活かすことができる資格ですよね。
転職や就職に活かすというよりも、よりよく生きる、よりよく働くと言った部分に役立つ資格が多くなっています。
資格を取得するための方法は?
資格を取得するには、試験対策や勉強をする必要があります。
人によっても異なりますが、大きく分けて独学と講座受講の2つの取得方法に分けられます。
これらについて詳しく見ていきましょう。
独学で勉強する
資格の取得を独学で進めるメリットは以下の通りです。
- リーズナブル
- 自分のペースで進めることができる
- 問題解決能力が付く
独学の場合、書店などで教材を購入し、自分で学習を進めていく必要があるため、比較的リーズナブルに資格を取得することができます。
また、マイペースに学習を進めていく事ができるので、ストレスなく学習を続けられるでしょう。
独学の場合、分からない点は自分で調べる必要があるため、とことん追求する方は問題解決能力のスキルが身につきます。
これらの点がメリットだといえるでしょう。
デメリットとしては、モチベーション維持が難しく挫折しやすいといった点が挙げられます。
自宅で学習を進めると、どうしても気が散ってしまったり、モチベーション維持が難しい方も多いでしょう。
疑問や不明点を解決できないことでどんどんモチベーションが下がり、挫折してしまう例も少なくありません。
講座を受講する
資格スクールや通信講座などで学習を進めていく方法もあり、メリットは以下の通りです。
- スムーズに学習が進む
- モチベーションが維持しやすい
- 疑問をすぐに解決できる
講座を受講することで効果的なテキストや学習管理を受けることができるため、スムーズに学習が進んだり、モチベーション維持がしやすいといったメリットがあります。
また、スクールでも通信講座でも、疑問点を質問できる環境にあるため、問題をすぐに解決し挫折を防いでくれるのも嬉しいポイントですね。
一方デメリットとしては、費用がかかる、時間の融通が利かないなどの点が挙げられます。
スクールや通信講座などはテキストやサービス費用もかかってしまうことから、独学に比べると費用がかかってしまう点がデメリットです。
また、通学制のスクールでは決まった時間に受講する必要があるため、時間の融通が利かないという点も挙げられます。
少しでも費用を安く、自分のペースで進めたい方は通信講座がおすすめです。
資格を取得するメリット
資格を取得するメリットは以下の通りです。
- 仕事や就職に役立つ
- 昇給やスキルアップに役立つ
- あなたの自信に繋がる
資格の取得は、転職や就職などに役立つことや、昇給やスキルアップに役立つといったメリットがあります。
もちろん取得する資格や企業にもよりますが、資格手当などがある企業では月々のお給料がアップすることも!
また、仕事に活かせるのはもちろんですが、あなた自身の自信やモチベーションアップにもつながるでしょう。
資格を取得することで、もっと頑張ろうという気持ちが湧いてきたり、自己肯定感に繋がる方も多く、それだけでメリットだといえますね。
資格を取得するデメリット
「資格を取得するデメリットなんてあるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
資格取得によるデメリットは以下の通りです。
- 時間が必要
- 費用が必要
- 時には生活リズムが崩れることも
講座の受講や学習にあたって、時間や費用がかかってしまう点はデメリットと言えます。
特に仕事をしながら資格を取得する方などは、睡眠や休日を勉強に充てることで生活リズムが乱れてしまうといったことも…
特に難易度が高く合格率の低い、難関国家資格の取得を目指す方などは、何年も勉強に費やして結局合格できずということも無いとは言い切れません。
必ず合格するという保証もないので、それなりの覚悟をもって学習に臨む必要がありますね。
資格を無駄にしないための選び方
資格を取得しても役に立たなかった…!なんて勿体ないことが起こらないよう、資格の選択はとても重要です。
どのような資格を取得すればいいのか、その選び方をご紹介します。
資格を無駄にしないために、ぜひチェックしておきましょう。
目標を考える
最も重要なのは、その資格を取得することでどのような結果を得たいのかということです。
資格を取得することがゴールだという方は少ないですよね。
就職や転職に活かしたい、スキルアップを目指したい、昇給を目指したいなど、資格の取得によって何らかの利益を得たいという場合がほとんどです。
まずは目標を明確にすることで、その目標に活かすことができる資格を選択することができます。
「ただ役に立つと聞いたので、何となく資格を取りたい…」という方は、資格の取得が無駄に終わってしまいます。
あなたなりの目標を明確にしてみてくださいね。
目指す分野に特化した資格を取得する
転職や就職、スキルアップに活かしたいという場合、目指す分野や、今の職種に役立つ資格を取得することが重要です。
アパレルショップで働いているのに、医療の資格を取得してもスキルアップには繋がりませんよね。
目指す転職先の業界や、スキルアップを目指したい職種に関連した資格を選択するようにしましょう!
資格の価値から選択する
国家資格>公的資格>民間資格、といったように客観的な評価や価値は、やはり国家資格が大きくなります。
もちろんその分野で働く方でなければ役には立ちませんが、同じ分野の資格を取得するのであれば国家資格を優先する方が効果的です。
しかし国家資格はそう簡単に受かるものではないので、学習計画や将来設計を考えたうえでベストな方法を選択してみてくださいね。
計画的に学習を進める
国家試験に合格するためには、効率的な学習計画を立てる必要があります。
試験の範囲やテキストの量から逆算し、どれくらいの期間で、毎日どのくらいの学習が必要なのかを算定しましょう。
しかし、学習計画を立てることが苦手な方も多いですよね。
そういった場合はスクールや通信講座を受講することで、学習管理を受けながら資格取得を目指すことができます。
挫折しないためにも、最良な方法を考えてみるといいでしょう。
受験資格は必ず確認する
特に国家試験などは、学歴や実務経験が必要な場合も多いです。
受験する資格を決める場合は、受験資格があるかどうかをしっかりと確認しておきましょう。
公的資格・民間資格などはあまり受験資格を設定していない場合が多いですが、
- 2級を受験するためには3級の合格が必須
- 受験には公式講座受講が必須
などと規定がある場合もあります。
しっかりと確認しておきましょう!
まとめ
資格は、あなたの選択次第で役に立つものにも役に立たないものにも変化します。
この記事を参考に、資格を選択する際は本当に役立つ資格なのかを吟味してみてくださいね。
せっかく学習を進めるなら、その資格が無駄にならないようにしましょう!
あなたの生活や仕事に役立つ資格と出会えますように…!