登録販売者の受験資格は?また、申し込み方法・受験費用についても解説

登録販売者は、薬局で医薬品を販売する上で必要な資格です。

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登録販売者の資格を取れば、従来は薬剤師しか販売できなかった医薬品のうち8割以上を販売できます。

薬剤師になるには薬学部6年の修学の後に国家試験合格が必要ですが、登録販売者になるには薬剤師のような厳しい要件がありません。

薬剤師の資格を取らなくても医薬品を販売できるので、登録販売者の資格取得希望者は増えています。

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登録販売者の受験資格は?

登録販売者の受験資格は、かつて規定されていた学歴・実務経験の条件が撤廃され、一切の年齢制限もありません。

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誰でも受験料を払えば受験できることになっています。

ただし実務経験が全く意味を成さないわけではありません。

ここがポイント!

直近の過去5年以内に2年以上の経験があり、累計1920時間以上勤務していれば、試験合格後に直ちに売り場で店舗管理者・管理代行者として販売できます。

逆に実務経験がない人が合格しても、一定期間の実務経験を経ないと店舗管理者・管理代行者として一人で売り場に立つことはできません。

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試験の申し込み方法・申し込み手順は?

1.受験申請書を入手

試験実施日の4ヶ月前くらいから、自分の受験地の都道府県にある福祉保険局や保健福祉事務所に出向けば窓口で交付されます。

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配付期間は福祉保険局のホームページに予め公開されるものの、2週間程度と短いので申請書をもらい忘れないようにしましょう。

郵送配布も可能なので、返信用の封筒に自分の住所氏名を記載して同封し福祉保険局や保健センターの登録販売者試験担当に送付すれば申請書類一式を送付してくれます。

都道府県によっては試験実施日も申請書交付方法も異なるので、各都道府県のホームページなどで詳細を確認する必要があります。

2.受験申請書の提出

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受験申請書類は、受験願書と写真台帳です。

写真が剥がれ落ちる事態に備えて、写真の裏に氏名と生年月日を記すことになっています。

受験手数料を納付した際にもらう領収書も貼り付けることを忘れてはいけません。

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郵送の場合は必ず簡易書留で送ります。

書留の日付が申し込み期間内になるように、ゆとりを持って早めに送付しましょう。

願書受付期間も10日ほどと短いので注意が必要です。

3.受験票が届くのを待つ

試験実施日の1ヶ月前くらいの時期に受験票が送付されてきます。

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試験前2週間を切っても届かないときは、福祉保険局等に問い合わせしましょう。

届いたらまず受験票に自分の氏名など、正しい情報が記載されているか確認します。

そして受験会場がどこに指定されたか把握します。

受験会場が未知の遠隔地である場合には、アクセス方法について確認しておくことも必要です。

試験当日の朝受験票が行方不明で右往左往しないよう、受験票の保管場所を定めておきましょう。

4.受験票をもって試験会場へ

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試験当日になったら、受験会場に忘れずに受験票を持って出かけます。

万一受験票を忘れたり来場途中で落としたりしても、試験前に試験官に申し出て仮の受験票を発行してもらえば受験することは可能です。

受験票のほかマークシート用のHB鉛筆・消しゴム・時計も必携です。

簡易な鉛筆削りも持参すると便利です。

携帯電話を時計代わりに使用することはできません。

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時間的余裕を保つため、試験会場に着席時刻の30分以上前に到着するようにしましょう。

試験開始時間の一定時間前に着席していなければいけないので、ギリギリの到着は避けるべきです。

5.教材はカバンの中に入れる

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直前の勉強用に持参した教材や参考書類は、全てカバンに入れて試験中出さないようにします。

机の中に入れたり、隣の席のいすの上に置いたりすると、カンニングを疑われることもあるので注意しましょう。

携帯電話は電源を切ってカバンの中にしまうようにします。

うっかり電源を切り忘れて携帯電話を試験時間中に鳴らすと、試験の妨害行為として失格になると定めている所もあるので要注意です。

複数の県で受験する人もいる?

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登録販売者の試験は都道府県ごとにバラバラに実施されるので、受験者はどの地域の試験でも好きなように選んで何回でも受験できることになっています。

したがって受験地は自分の住所の所在地以外でもかまいません。

どこの地域の試験に合格しても、違う地域で登録販売者として勤務できます。

都道府県によっては試験対策のための講習会を実施するところもあるので、事前の公的サービスの有無で受験地を選ぶことも可能です。

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そして希望すれば、試験日の異なる地域で受験できるようになります。

受験手数料を惜しまないのなら、何箇所も受験してどこかひとつでも合格できれば登録販売者の資格を得ることができます。

ただし受験申し込みは他の地域の合格発表前なので、ひとつ落ちたから次に別の地域で申し込むということはできません。

登録販売者試験の受験費用は?

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受験手数料は指定の振込み機関に支払って、領収証を受験申請書に添付することになっています。

福祉保険局等の窓口で現金支払いをすることはできません。

ここがポイント!

いったん支払った手数料は急に病気で受験できなくなったなどのいかなる理由があっても返金されません。

また手数料を支払っただけでは受験資格を得られないので、必ず領収書を貼った受験申請書を提出することが求められます。

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受験手数料は1万3千円から1万8千円くらいという風に都道府県によって異なります。

大阪・京都・奈良など関西地域では1万3千円のところが多く見られます。

青森・岩手・宮城など東北地方は1万7千円を超え、北海道は1万8千円超の高額になっています。

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受験費用としてはそのほかに指定された受験地までの交通費が挙げられますが、すべて自費による出費となります。

試験は一日がかりとなりますので、昼食も各自で準備しなければなりません。

弁当を持参しない場合は受験会場到着前に購入しておきましょう。

合格発表について

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試験実施日から1ヶ月ほど後に、合格発表が行われます。

合格発表日には福祉保険局等のホームページに合格者の受験番号が公表されます。

合格者には後日郵送で合格通知書が送付されます。

不合格者には通知はありません。

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福祉保険局や保健センターに電話しても合否の結果を教えてもらえないので、ホームページを確認しましょう。

合格率は30%から40%と、年度や地域によってかなり差があります。

ただし不合格者であっても、希望すれば試験の総合得点と各試験項目の得点について教えてもらえます。

告知してもらうには、合格発表後1ヶ月間の期間中に受験者本人が受験票を福祉保険局等に持参すればよいだけです。

合格者も合格通知とともに自動的に試験の成績を告知されるわけではなく、得点について知りたいのなら、不合格者と同様に福祉保険局や保険福祉事務所に出向く必要があります。

最後に

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薬局は設置に法令による距離制限が無いので、狭い地域でも多数の店舗を出すことができます。

そこで薬剤師の資格が無くても、薬局で医薬品を販売できる登録販売者の需要は高まっています。

受験手数料は少し割高ですが、実務経験が不要で誰でも1年に何回でも受験できる登録販売者の試験は人気も上昇しつつあります。

登録販売者は合格し易く就職の機会に恵まれた試験と言えるので、国家試験に初挑戦したい人にはお勧めできる資格です。

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リズ

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