妊活初心者が妊活を始める前に気を付ける事は?何から始めればいい?

子どもが欲しい!

そう考えているカップルはたくさんいます。

でも、妊活には何から始めたらいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。

妊娠するには、避妊をやめるだけではうまくいかないこともあります。

そのときに、どのような方法を取ればいいのかを知るだけでも今後のためになります。

妊活とは何か、妊活は何から始めればいいのか、詳しく紹介していきましょう。

記事の執筆者
ぽん

2019年生まれの息子を育てるワーママ。
好きなことはゲームと美容だけれども、育児と仕事でなかなか思うように色々できない日々を過ごしています。
ライター業も好きなことの1つです。

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妊活って?

最近よく聞く「妊活」という言葉ですが、そもそも妊活とはどんなものなのでしょうか。

「妊活」とは、「妊娠活動」の略語であり、そろそろ子どもがほしいと考えている夫婦が妊娠に向けて動いていくことを指します。

妊活には色々なことがあり、妊娠するための知識を得ることだけではなく、妊娠に向けての行動をしたり、なかなか授からないという場合は医療の力を借ります。

将来的に出産し、赤ちゃんのいる生活を目指すための活動が妊活なのです。

妊活は何歳から始めるべき?

妊活を行うときに気にすることの1つが、女性の年齢です。

何歳から妊活を始めればいいのかが気になったという人も多いのではないでしょうか?

妊活は、子どもがほしいと思ったときから始めることなので、年齢は関係ないのが事実です。

現に20代で妊活スタートして授かったという人もいますし、30代になって子どもを考え始めたという人もいます。

妊活開始時期は人それぞれなのです。

年齢関係なく、自分とパートナーの子どもがほしいと思ったときが妊活のスタートということですね。

妊活のタイムリミットはあるの?

女性には妊娠できるタイムリミットがあります。

だいたい35歳がボーダーラインと言われており、30代で結婚した場合、すぐに妊活をスタートしたという人も少なくありません。

ですが、どんな人でも35歳がボーダーラインというわけではありません。

ここがポイント!

将来的に欲しい子どもの人数を自分の年齢と逆算して妊活を始めなければなりません。

特に3人以上の子どもが欲しいという場合、妊活は20代から始めたほうが体に負担もかからないという説もあります。

結婚したばかりでも子どもはまだちょっと…という人は、まず欲しい子どもの人数と自分の年齢を考えてみましょう。

少しでもゆとりを持って始めることで、より理想の子どもの人数に近づくことができますよ。

妊活を始める前に気を付けるべきことは?

まだ妊娠はいいかな…と思っていても、いつか妊娠する日のために今できることをやっておいて損はありません。

なぜなら、妊娠しやすい体は、日々の積み重ねだからです。

食生活を変えよう

ますできることは、食生活を変えることです。

共働きであることが多い時代ですから、夫婦共に忙しいことは珍しくありません。

そんな生活を送っていると、食生活に気を遣うことが難しくなってしまうことが多いのです。

食生活を見直し、より健康的な食生活に近づけることで妊娠に向けた体づくりを行うことができます。

例えば、野菜に気を遣うのはもちろんですが、タンパク質も肉だけではなく魚から摂ることを意識するだけでDHAを豊富に摂取できます。

DHAは、赤ちゃんの脳を作るために大切な栄養素の1つです。

1日3食を基本に食生活を改善することで、妊娠しやすい体を目指せます。

いつか子どもが欲しいと思う日のために、食生活から見直してみましょう。

タバコやお酒をやめよう

タバコ・お酒が手放せないという人は多くいます。

喫煙者の女性も珍しくありません。

社会人のツールの一部にもなっているタバコ・お酒ですが、妊娠のためにはかなり有害なものです。

実際に妊娠した場合、すぐにやめなければならないものの1つでもあります。

お酒もほどほどに飲む程度ならいいですが、毎日飲むことが楽しみという人は妊活の練習の1つとして頻度を減らしたり、やめてみるのもおすすめです。

特にタバコは、卵子の質を悪くしてしまう原因となるため、将来的に子どもを考えている場合はやめるのがベストです。

実際、妊活中の女性の多くは、妊活を機にタバコをやめたり、飲酒の量を減らしています。

すぐに全てやめる必要はありません。

少しずつ減らしていきましょう。

痩せすぎ太り過ぎをやめよう

痩せすぎ・太りすぎも妊活に影響を与えます。

太りすぎの場合はダイエットを、痩せすぎの場合は適度な体重になるような食生活にしていきましょう。

痩せすぎ・太りすぎは、排卵に影響を与えます。

排卵していたとしても、卵子が上手く育たず妊娠に至ることができないということもあるのです。

肥満の場合は、「多嚢胞性卵巣」という病気を併発することがあり、妊活に大きな影響を与えてしまうのです。

痩せすぎの場合は、骨密度が低かったり、貧血のリスクが高かったりと、妊娠の上でのリスクが大きくなってしまいます。

それに、妊娠できたとしても体重が上手く増えずに赤ちゃんが小さすぎてしまったり、体重管理がかなり厳しくなってしまうデメリットがあります。

目安はBMI19~25の体重を目指すことです。

自分の適性体重を目指しましょう。

冷えには気をつけよう

妊活の大敵が「冷え」です。

現代人はライフスタイル的にどうしても冷えやすい傾向にあります。

現在自分の体がとても冷えていてもおかしくありません。

そこで妊活と同時に行いたいのが「温活」です。

まず子宮や卵巣は冷えやすい臓器なので、温めることで本来の動きができるようになります。

体が温まると子宮や卵巣も温まりますし、いい卵子が育ちやすくなるのです。

それに、受精後の受精卵を助ける役割もあります。

子宮を温めることで着床しやすい環境を整えます。

子宮内膜がふかふかになり、受精卵が根付きやすくなります。

妊活だけではなく健康にもいいことがある温活なので、白湯を飲んだりひざ掛けを利用するなど、できることから始めてみましょう。

妊活は何から始めればいい?

基礎体温をつけ始めよう

いざ妊活!と言っても、何から始めるかで迷ってしまいますよね。

妊活で最初に行いたいことは、自分の基礎体温を測ることです。

基礎体温は、朝起きたときの体温を寝たまま動かない状態で測ります。

専用の婦人体温計を使用し、舌の裏側の温度を測定します。

基礎体温を記録し続けていくと、生理がくる日がある程度わかるようになりますし、体調管理にもうってつけです。

体温は紙のグラフに記録している人もいますが、スマホのアプリで記録するとすぐにグラフ化してくれるのでおすすめです。

また、婦人体温計の中には、スマホアプリと連動して、測定した体温をアプリに送信してすぐに記録してくれるものもあります。

排卵日を知ろう

基礎体温でわかるものは、生理予定日や体調だけではありません。

妊活を行う上で大切な排卵日を知ることもできます。

そもそも排卵日とは、赤ちゃんになる卵子が卵巣から出てくる日のことです。

基礎体温を測ることで、ある程度その日を計測することができます。

基礎体温は基本的に低温期と高温期の2相に分かれています。

低温期から高温期に移るあたりが排卵日とされているのです。

自分がきちんと排卵されているかどうかも基礎体温でわかるので、妊活には尚更基礎体温が必須となります。

葉酸を摂取しよう

葉酸の摂取も妊活で行えることです。

葉酸は、赤ちゃんの成長を促したり、神経管閉鎖障害のリスクを減らすという効果があります。

また、ママの体には貧血予防や妊娠高血圧のリスクを減らす効果もあります。

食べ物には、ほうれん草やブロッコリーなどの野菜や、レバーや納豆などのタンパク質にも含まれています。

食事からだけではなく、サプリメントでも摂取できるので、手軽に取り入れることができるのも特徴です。

ですが、葉酸は摂れば摂るほどいいというわけではありません。

サプリメントをたくさん摂るのではなく、あくまでサプリメントは栄養補助的な役割として、食事で摂取すると考えたほうがよいのです。

病院に行くタイミングは?

半年〜1年を目安に受診しよう

なかなか妊娠しないので病院で相談したいという場合は、妊活を始めて半年〜1年を目安に受診するのがおすすめです。

正常な妊娠ができる確率は、20代の健康な男女でもひと月に約20%ほどと言われています。

避妊をやめたからといってすぐ妊娠できるというわけではないのです。

不妊ではない20代の男女の場合、1年ほどの妊活で約80%が妊娠できるというデータがあります。

ここがポイント!

1年ほど頑張ってみて、妊娠できないという場合での受診がおすすめです。

ただ、30代になると確率が落ちてくるので、不安だと言う場合は最短でも半年頑張ってみましょう。

不妊かもと思ったら?

もしかしたら自分は不妊かもしれないという場合、病院で診察を受けて今後の妊活方針を決めていきます。

病院に行く前に用意したいのが、基礎体温のデータです。

どんな治療でも、まずは基礎体温をつけることからと言っても過言ではありません。

排卵していなければ妊娠はできないからです。

基礎体温と病院でのチェックを組み合わせることで、より正確な排卵日がわかり、よりスムーズに妊活を進められるのです。

病院の受診前には、3ヶ月ほどの基礎体温のデータの持参がおすすめです。

不妊治療って?

不妊治療とは?

排卵日を狙ってもなかなか妊娠できない場合、不妊治療を始めます。

不妊治療とは、妊娠に医療の力を介入させることで、より妊娠の確率を高めるための治療のことをいいます。

不妊治療をしているカップルはあまり珍しくなく、中でも体外受精で生まれた子どもは約14人に1人と言われているほどです。

どんな方法があるの?

不妊治療にはどんな方法があるのでしょうか。

不妊治療には、

  1. 基礎体温とエコーで卵巣を見てタイミングをとるタイミング法
  2. 質のいい精子を取り出し、排卵日に合わせて女性の子宮に入れる人工受精
  3. 卵子をいくつか育てて取り出し、精子と受精させてある程度育ったところで子宮に戻す体外受精

があります。

特に体外受精となると、できる医療機関が限られているため、不妊治療のために遠方の病院まで通院するというカップルも珍しくありません。

費用ってどのくらい?

不妊治療は内容も気になりますが、費用も気になるポイントの1つですね。

タイミング法は保険適用内で収まることがほとんどですが、人工受精や体外受精となると自費診療となります。

そのため、一度の診察で数万円かかることもよくある話です。

ここがポイント!

体外受精ともなると、数十万円必要になることもありますが、自治体によっては補助金を出していることもあるので、不妊治療を始める前には自分の住んでいる自治体に補助金の制度があるかどうかをあらかじめ確認しておきましょう。

まとめ

子どもが欲しくて妊活に取り組んでいる人はたくさんいます。

何をすればいいのかわからないという場合でも、方法がわかれば今すぐにできるようなこともたくさんあるのです。

妊活はまだ先の話、としていても、そのときがいつ来るかはわかりません。

妊活を始めたときにスムーズに物事が進むよう、知識だけでも取り入れて、今後の妊活をスムーズに進められるようにしましょう。