NIPT(新型出生前診断)を検討してるけど、どこのクリニックを受診すればよいのか分からない…など不安を抱えていませんか?
妊娠中は常にお腹の子が心配で毎日不安で過ごしてる妊婦さんも多いことでしょう。
NIPTは、採血のみでお腹の中の赤ちゃんの染色体異常を調べることのできる新しい出生前診断です。
採血のみで検査を行うことができる為、流産などのリスクもなく、お母さんにも赤ちゃんにも身体的負担の少ない検査として注目されています。
今回は、渋谷で実績があって安心できる「おすすめクリニック」「認証施設」の情報をまとめました。
これからNIPTを検討している人はぜひチェックしてみてください。
渋谷のNIPTクリニックを選ぶポイントは?
認証施設と非認証施設の違いは?
NIPT(新型出生前診断)を受けることのできる施設は「認証施設」・「非認証施設」があります。
認証施設でNIPTを受ける場合はいくつか条件があり、主に以下の条件に当てはまる方のみが対象となります。
- 超音波検査や母体血清マーカーにより胎児の染色体数異常を有する可能性の指摘をされた場合
- 染色体数異常を有する子どもを妊娠または出産の既往歴がある場合
- 両親のいずれかが均衡方ロバートソン転座を有し遺伝による染色体異常症の可能性がある場合
一方で非認証施設は、日本医学会連合の認証を受けていない施設で、希望すれば条件なしで誰もがNIPTを受けることができます。
比較項目 | 認証施設 | 非認証施設 |
---|---|---|
紹介状 | 必要な場合あり | 紹介状不要 |
検査条件 | 対象条件あり | 特になし |
検査可能項目 | 21トリソミー 18トリソミー 13トリソミー |
21トリソミー 18トリソミー 13トリソミー 性染色体検査 全染色体検査 微小欠失の検査 性別判定 |
NIPT検査費用 | 150,000円〜 | 150,000円〜 |
羊水検査費用 | 100,000円〜 | 全額保証施設あり |
臨床遺伝専門医 | 在籍している | いない場合あり |
カウンセラー費用 | 1回10,000円 | 無料の施設あり |
性別判定 | 不可 | 可能 |
夫婦同伴 | 夫婦の同伴必須 | 1人でも可能 |
通院回数 | 2〜3回 | 1回 |
検査対応日 | 平日に対応 | 土日祝日にも対応 |
検査結果 | 2週間程度 | 最短3日〜 |
認証施設は日本医学会の中に作られた出生前検査認証制度等運営委員会が認証している施設のことで、非認証施設は、認定を受けていないからといって違法ではありません。
実際に、厚生労働省の調査によるとNIPTの受診者全体の約半数の方が非認証施設を選択しており、34歳以下の受診者では約70%が非認証施設で受検していることが分かっています。
非認証施設は受けたくても受けられない妊婦さんの受け皿として大切な役割を果たしています。
また、認証施設は予約が取れないケースもありますので、渋谷では非認証施設を検討するのも1つの方法です。
臨床遺伝子医が在籍しているか?
非認証施設の医療機関の場合、臨床遺伝子医が在籍しているかどうかも確認しておきましょう。
NIPTは妊娠10週から15週の初期段階で実施する検査で、妊婦にとって心身ともにデリケートな時期に受けることになります。妊婦とともにおなかの中の赤ちゃんの健康面を考えて、臨床遺伝子医や産婦人科医が在籍しているクリニックで受けることが好ましいです。
なお、日本産婦人科学会の指針を見ると、臨床遺伝子医が在籍していない施設で、NIPT検査を行うことはできないとされている点からも、臨床遺伝子医の存在の重要性がわかります。
遺伝子カウンセリングの費用はいくらなのか?
臨床遺伝子医は、NIPT検査で調べる遺伝の悩みや相談を受け付け、検査内容や遺伝性疾患について詳細に説明することが可能です。
メンタル面に加え、日常生活を送る上でのサポートも行うので、妊婦さんにとって強い味方になってくれるはずです。
臨床遺伝子医が在籍していれば、検査が陽性になった場合のアフターフォローが期待できるのがメリットといえるでしょう。遺伝子カウンセリングの利用を無料としているところもあれば、有料の医療機関もあるため、選ぶ際のポイントにできます。
羊水検査の費用はどれくらいか?
NIPT検査を受けるクリニックを選ぶうえで大切にしたい別の点は、確定的検査を受けるための補助があるかどうかということです。確定的検査はNIPTが陽性だった場合に実施されます。
確定的検査で実施されるのは、羊水検査や繊毛検査ですが、費用が高額であることが一般的です。
例えば、羊水検査の相場は10万円から20万円程度とされています。NIPTの認証施設では、羊水検査費用が別途発生することになります。
一方、非認証施設の医療機関では、羊水検査費用を全額保証、または一部保証とするところもあれば、全く保証がないクリニックもあります。
もちろん、費用だけを目安に選ぶべきではありませんが、NIPT検査後の費用を心配することなく追加の検査を受けられるかどうかも考えて、医療機関を選ぶとよいかもしれません。
【おすすめ】渋谷のNIPTクリニック3選
クリニック名 | 平石クリニック | ラジュボーCL | DNA先端医療株式会社 |
---|---|---|---|
検査費用(税込) | 198,000円〜 ※検査を2回実施 |
132,000円〜 | 198,000円〜 |
遺伝 カウンセラー |
無料 | 無料 | 無料 |
検査週数 | 妊娠6週〜 | 妊娠6週〜 | 妊娠9週〜 |
検査結果 | 最短2日 | 最短2日 | 最短2日 |
羊水検査 | 全額保証 | 全額保証 | 全額保証 |
診療時間 | 10:00〜19:00 | 月・火・木:11:00〜20:00 金・土:10:00〜19:00 日・祝:9:45〜18:00 |
10:00〜19:00 |
定休日 | なし | 水曜 | なし |
公式HP |
平石クリニック
費用(税込) | 基本検査198,000円 全染色体検査231,000円 微小欠失検査253,000円 |
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検査項目 | 13トリソミー 18トリソミー 21トリソミー 性染色体異常 全染色体異常 微小欠失の検査 性別判定 |
妊娠週数 | 妊娠6週〜 |
検査結果 | 最短2日 |
遺伝カウンセリング | 何度でも相談無料 |
羊水検査費用 | 全額保証 |
- 同一料金でNIPTを2回受けられる
- 顧客満足度5年連続95%以上獲得
- 遺伝カウンセリングが何度でも無料
- 羊水検査費用を全額保証
- 提携院数100院越えで実績豊富
平石クリニックは、非認証施設で初めて認定遺伝カウンセラーの無料電話相談を開始したクリニックで、全国100院以上の提携院でNIPT検査を行っています。
また、日本で初めて妊娠6週からの早期検査を開始したのも平石クリニックで、同一料金でNIPTを2回受けることができるのも特徴です。
平石クリニックは他の非認証クリニックと比較しても無料で受けられるサポートが充実しており、妊婦さんからの顧客満足度が6年連続95%以上と高い評価を得ています。
万が一陽性の場合は「羊水検査費用の保証」「遺伝カウンセリングの実施」「羊水検査施設の紹介」など徹底したサポートを追加費用無しで受けることができます。
採血は自宅や職場近くなどで受けられて、認定遺伝カウンセラーへの相談は電話でできるのも妊婦さんの身体的負担を減らせるので便利ですね。
アクセス:恵比寿駅より徒歩1分
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10:00~19:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
ラジュボーCL
費用(税込) | Aプラン132,000円 Bプラン165,000円 Cプラン187,000円 |
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検査項目 | 13トリソミー 18トリソミー 21トリソミー 性染色体異常 全染色体異常 微小欠失の検査 |
妊娠週数 | 妊娠6週〜 |
検査結果 | 最短2日 |
遺伝カウンセリング | 1回無料 |
羊水検査費用 | 全額保証 |
- 費用が安くサポートは充実
- 当日予約、当日検査可能
- 遺伝カウンセラー無料相談あり
- 金利手数料0円で分割払い可能
ラジュボーCLは、13・18・21トリソミー検査+性染色体検査、性別判定のプランが132,000円(税込)で非認証施設の中でも費用面をできるだけ抑えたい方におすすめのクリニック。
検査費用には「認定遺伝カウンセラーへの無料相談」や「羊水検査費用の全額保証」のサポートも含まれており、追加費用なしでこれらのサービスを受けることができるのも魅力です。
さらに、金利手数料0円で分割払いにも対応しているので、まとまったお金がない方にもおすすめです。
予約の空きがあれば当日予約・当日検査も可能で、採血前であればキャンセル料も無料など、妊婦さんの体調に合わせて臨機応変に対応してくれる点が高い評価を得ています。
アクセス:表参道駅より徒歩5分
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11:00〜20:00 | ● | ● | 休 | ● | ● | ● | – | – |
10:00〜19:00 | – | – | 休 | – | – | – | ● | ● |
DNA先端医療株式会社
費用(税込) | 基本検査198,000円 全染色体検査231,000円 微小欠失検査253,000円 |
---|---|
検査項目 | 13トリソミー 18トリソミー 21トリソミー 性染色体異常 全染色体異常 微小欠失の検査 性別判定 |
妊娠週数 | 妊娠6週〜 |
検査結果 | 最短2日 |
遺伝カウンセリング | 何度でも相談無料 |
羊水検査費用 | 全額保証 |
- 検査の進捗状況を逐一確認できる
- 遺伝カウンセリング何度でも無料
- 羊水検査費用、全額保証
- 当日検査可能
DNA先端医療株式会社のNIPTは、雑誌やメディアにも紹介されたり、日本母体胎児医学会などにも参加している豊富な実績のある専門会社です。全国80院以上のクリニックと提携を結んでいる為、仕事帰りや休日など直近でも予約が取りやすいのが強みです。
さらに採血後は年中無休で9時〜22時まで検査の進捗状況を確認することができるので、結果待ちの不安な時間も安心して過ごすことができるでしょう。陽性時は羊水検査費用も全額保証、検査後も認定遺伝カウンセラーに無料で相談できる電話窓口を設置しているなどサポート面も充実。
ただしDNA先端医療株式会社のNIPTは、すべて提携院でおこなっているので、美容皮膚科や美容外科など専門は様々。専門医に色々相談したいという方には不向きでしょう。
アクセス:恵比寿駅より徒歩5分
安いだけでNIPTクリニックを選ぶと危険
安いだけ選んでは危険!
NIPT検査は検査費用が安いという理由だけで選んではいけません。
・遺伝カウンセリングがない
・陽性の場合のサポートが手薄
NIPT検査は流産や死産のリスクがなく、採血のみで簡単に検査が行えますが、非常に繊細な検査であり、安易に受けて良い検査ではありません。しかし、一部のNIPTクリニックでは検査を提供するだけで、陽性だった場合のサポートが手薄なところもあり、問題となっています。
万が一、陽性だった場合に後悔しないためにもクリニック選びは非常に重要です。また、NIPT検査では全ての疾患や病気が分かるわけではなく、一部の限定的なことしかわからないということを認識しておきましょう。
費用を抑えたい方は非認証施設がおすすめ
認証施設の場合、サポートがかなり充実しているのため、検査費用が高額になりがちです。一方で非認証施設は、認証施設より費用を抑えて検査することができます。
その理由は、非認証施設では単体検査〜細かい検査まで、豊富なプランの中から自分が知りたい検査項目だけを調べるからだからです。つまり、検査項目が少なければその分検査費用は安くすることができます。
無駄な検査項目を省くことで費用を抑えることができますが、認証施設と比較すると陽性時のサポートに違いがあるので注意が必要です。
・遺伝カウンセリングを行っている
・羊水検査の保証制度がある
・羊水検査の医療機関の紹介が可能
・陽性時に再度カウンセリング
上記のようなサポートがある非認証施設を選ぶことで、安いだけでなく、満足のいくNIPTを受けることができるはずです。
NIPTを受診するメリットは?
- 赤ちゃんの健康状態を早く知ることができる
- 流産や死産のリスクがなく、母体への負担が少ない
- 検査精度が高い
赤ちゃんの健康状態を早く知ることができる
NIPTは、妊娠9〜10週から検査可能です。これは、他の非確定的検査「コンバインド検査」や「母体血清マーカー検査」と比較しても早い週数で検査可能なことがわかります。
赤ちゃんの健康状態を早く知ることで、赤ちゃんを迎え入れる準備を早いうちから始めることができます。NIPTで万が一陽性の場合は、次の羊水検査に進むのかを含め、夫婦で考え検討する必要があります。
羊水検査ができる妊娠週数は一般的に15週〜18週に行う為、限られた時間で難しい判断をしなければなりません。早く検査を実施することで、検査結果を受け止め、向き合う時間を確保できる為、赤ちゃんだけでなくご夫婦にとっても早い週数で検査を実施できるのは大きなメリットになるでしょう。
流産や死産のリスクがなく、母体への負担が少ない
NIPTは、妊婦さんから10ミリ程度採血するだけで検査可能なため、赤ちゃんを直接刺激したりすることがありません。その為、流産や破水、死産といったリスクがなく、安心安全の検査という点もメリットです。
羊水検査や絨毛検査は、お腹に直接針をさす為、一定のリスクがあり、母体へも負担がかかります。お腹の中の赤ちゃんのリスクや母体への負担を減らしたい方は、NIPTは1つの選択肢となるでしょう。
さらに妊娠初期はつわりや体調不良を訴える妊婦さんが多くいいます。NIPTは、採血だけなので短時間で終わることができる点も魅力です。
検査精度が高い
NIPTは、21トリソミー症候群(ダウン症候群)、18トリソミー症候群、13トリソミー症候群の3つのトリソミーを調べることができる検査です。
NIPTの検査精度は99%程度で、陰性的中率は99.9%と非常に検査精度が高く、信頼度が高い検査であることがわかります。
NIPTを受診するデメリットは?
- 他の出生前診断と比べて費用が高い
- 一部の限定的な疾患しか分からない
- 認証施設は条件が厳しい
他の出生前診断と比べて費用が高い
NIPTは保険適用外のため、すべて自己負担での検査になります。また、NIPTの費用相場は約20万円前後で高額な費用がかかる為、慎重に検討しましょう。
非認証施設の場合は検査項目を自由に選ぶことができので、費用を抑えることができます。なるべく費用を抑えたい方は非認証施設を選択するのがおすすめかもしれません。
非認証施設の中には10万円代からNIPTを提供している施設もありますよ。
一部の限定的な疾患しか分からない
NIPTを受けたからといって、全ての病気や異常がみつかるわけではありません。主に「21・18・13トリソミー」の3つの染色体異常を調べることができますが、先天性疾患や神経疾患など、NIPTでは分からない病気も沢山あります。
NIPTは、一部の限定的な疾患しか調べることができないことを改めて覚えておきましょう。
認証施設は条件が厳しい
認証施設のNIPT検査は、希望すれば誰もが受けれるわけではないので注意しましょう。基本は胎児の異常が見られた場合、以前の妊娠・分娩で子供が21・18・13トリソミーのいずれかだったなど、条件や制限が設けられている施設がほとんどです。
その為、認証施設での予約が難しい場合は、非認証施設も視野に入れてみると良いでしょう。
非認証施設は、NIPTを受けたくても受けられない妊婦さんの受け皿となってますので、比較的条件のないクリニックが多く、誰もが受けやすい環境が整っています。
最後に
今回は、 渋谷で予約が取れるNIPTクリニックをおすすめ順で紹介しました。同じクリニックであっても料金やサポート、クリニックによって全く違います。
今回紹介した中では「平石クリニック」は専門家のサポートを受けながらNIPTを受けられる為おすすめです。NIPTは非常に繊細な検査ですが、赤ちゃんを迎え入れる準備を早いうちからできるメリットがあり、お母さんの不安を少しでも減らすことができます。