産後ケアホテルって?利用するメリット・おすすめの産後ケアホテルなど紹介

産後

女性にとって、人生が大きく変わるイベントの1つが妊娠・出産です。

人間を1人出産して育てるのですから、大きな責任を感じるとともに、妊娠・出産による自分の体の変化にも対応していかなくてはなりません。

特に産後すぐの場合は、心身共に疲弊してしまうこともあり、産後うつになってしまう危険もあります。

そのときに適切なサポートを受けられるのがベストです。

そんな産後のママにおすすめなのが「産後ケアホテル」です。

産後ケアホテルって?

退院後、体を休めながら赤ちゃんの世話ができる施設

病院で出産した場合、何日かは入院して育児指導を受けたり、体を休めたりしますが、その後は自宅に戻り、自分たちで育児をしていかなくてはなりません。

里帰りなどができず、パートナーからのサポートも受けられないため、産後すぐから家事・育児を担うママも珍しくありません。

本来、産後1ヶ月ほどは体を休めなくてはならない時期です。

出産後は全治1ヶ月の交通事故に遭ったのと同じくらい体のダメージがあるので、家事はやらずに育児のみを行うのが望ましいのです。

そんなママが、退院後に滞在することで体を休めることができるのが産後ケアホテルです。

ホテルなら家事をする必要もありませんし、食事も提供されます。それに産後に特化したホテルなので、ママが育児をしやすい環境が整っています

育児・生活指導など、育児環境が整っている

ママが体を休めることができるだけではなく、育児をしやすい環境が整っているのが産後ケアホテルなのですが、育児しやすい環境とはどのようなものなのでしょうか。

まずは、赤ちゃんのプロである助産師が24時間勤務しているため、赤ちゃんに何があっても安心ですし、育児で疑問があればどんどん質問ができます。

初めての育児でも、すぐに質問ができる環境があるのは嬉しいですね。入院中だけの指導では不安な授乳指導もしっかりと受けることができます。

また、睡眠不足になりがちな夜の授乳では、赤ちゃんを預かってもらってしっかりと体を休めることができますし、乳房の張りや貧血など、産後特有の体の変化にもすぐ対応してもらえます。

自分の体を休めながら育児ができる素晴らしい環境なのです。

エステなど、疲れた体に嬉しいサービスがある

産後ケアホテルは、赤ちゃんのためだけではなくママのための施設でもあります。

体を休める以外にも、エステや岩盤浴、骨盤矯正など、ママの美容・健康に嬉しいサービスも満載です。

その他にも、ママがゆっくり過ごせるドリンクバー完備のフリースペースなど、1人で過ごせる便利な設備も整っています。

赤ちゃんは助産師・保育士がいるべビールームに預けて、ママはゆっくりエステを受けたり、好きなドリンクを飲みながらのんびり過ごすという時間も確保できます。

育児において、リフレッシュはとても大切です。安心できるところに赤ちゃんを預け、心と体を癒せるのも産後ケアホテルの素敵なところです。

産後ケアホテルを利用するメリットは?

素敵なイメージの産後ケアホテルですが、メリットとデメリットが存在します。

どちらもチェックしていきましょう。

ゆっくり眠る時間を確保できる

最大のメリットはゆっくり眠る時間を確保できることです。

生まれたばかりの新生児は1日に8回以上もの授乳が必要で、時間に昼も夜も関係ありません。

約3時間おきの授乳を、時間に関係なく行うため、ほとんどのママは寝不足になってしまうのです。

病院でも、退院後の生活に慣れるためだったり、何故か気を遣ってしまったりと寝不足で過ごすことが多いのです。

そんなときにしっかり休めるのが産後ケアホテルの特徴です。

産後ケアホテルには24時間赤ちゃんを預けることができるベビールームがあり、助産師や保育士などのプロが赤ちゃんのお世話をしてくれます。

産後ケアホテルに宿泊中、夜はベビールームに赤ちゃんを預けておくことでぐっすり眠って寝不足を解消することができます。

夜に限らず昼間も預けられるので、昼間にリフレッシュしたいときにもぴったりです。

安心して赤ちゃんを預けられる環境があるだけでも、ママの気持ちが大きく違ってくるのではないでしょうか。

睡眠時間の確保はもちろんですが、1人でリフレッシュする時間も大切にできるのが産後ケアホテルなのです。

充実した育児指導を受けることができる

産後ケアホテルには24時間助産師・保育士がいます。

育児や赤ちゃんに関するプロが24時間いるため、育児でわからないことがあればすぐ質問することができるのです。

特に初めての育児の場合、わからないことがたくさんあるという人も多くいます。

そのため、すぐに聞ける環境が整っているのは嬉しいですね。

産後ケアホテルは新生児でなくても、ある程度の月齢になるまでは利用可能なので、赤ちゃんの月齢に合わせた指導も受けられます。

赤ちゃんは月齢により成長が著しいので、アドバイスをもらいながら育児に役立てたいですね。

家族と一緒に過ごすことも可能

家族で過ごせるような産院や病院は限られており、ほとんどの場合は家族で利用できず、ママと赤ちゃんだけの入院になってしまいます。

パパにも病院で育児の勉強をしてもらったり、上の子がいる場合には上の子も一緒に過ごしたいものです。

産後ケアホテルなら、部屋の広さによっては家族みんなで過ごすことも可能です。

上の子のためのプレイルームがあったり、パパも助産師・保育士から育児指導を受けることもできるのです。

まるで家族みんなで旅行に来たような気分になれる一面も持っている産後ケアホテルなら、みんなで楽しく過ごせます。

産後ケアホテルを利用するデメリットは?

近くに住んでいる、近くで出産した人しか利用できない

たくさんのメリットがある中、やはりデメリットも存在します。

まずは立地の問題です。

産後ケアホテルは国内でもまだまだ施設数が少なく、関東近郊などの都市部に集中しているのが現状です。

そのため、自宅が都市部にあったり、里帰りなどで関東にいる人などしか利用できないのです。

地方から行こうと思えば行けますが、赤ちゃんの体力を考えると移動のことで頭を悩ませてしまうため、行かないという選択肢をとる人がほとんどです。

そのため、地方に住んでいる、地方で出産したという人は産後ケアホテルを選択肢に入れなかったり、近くにある産後ケア施設を利用することになります。

逆に言えば、産後ケアホテルが移動圏内にある場合は絶好のチャンスです。

産後の過ごし方の候補の1つに、産後ケアホテルを検討してみてください。

費用がかかる

産後ケアホテルはホテルとはいえ助産師・保育士がいたり、ママがリラックスできるサービスを受けられることから、通常のホテルよりも費用がかかります。

ママと赤ちゃんだけの宿泊の場合も、1泊数万円が必要になるところがほとんどなので、高級ホテルさながらの宿泊費ということになります。

この費用が負担となり、産後ケアホテルを諦めてしまう人が多いのも現状です。

少しでも費用を節約するために、産後ケアホテルでは割引制度や送迎タクシーなどのサービスを行なっているところもあります。

例えば、一定の宿泊数以上で宿泊すると10〜15%以上の割引があったり、病院からホテルまでのタクシー代が無料、提携施設の優待券のプレゼントなど充実した特典があります。

ホテルによってサービス内容は異なりますが、長く宿泊すればするほどお得な特典が用意されているところが多いですよ。

赤ちゃんの月齢制限がある

赤ちゃんは月齢に応じてどんどん成長していきます。

赤ちゃんが成長していくにつれて、母乳やミルクの飲み、離乳食の進め方など気になることがどんどん増えていきます。

成長に応じたアドバイスを産後ケアホテルでリフレッシュしながら受けたいところですが、産後ケアホテルを利用できるのは低月齢の赤ちゃんとその家族のみなのです。

対象としている月齢の幅が狭いため、1歳までの間は利用できるだろうと考えていると、対象の月齢を過ぎてしまっており利用できなかったということもあり得ます。

対象の月齢は各ホテルによって大きく異なるため、妊娠中のうちに把握しておくことがおすすめです。

産後ケアホテルを利用するための費用は?

産後ケアホテルはどのくらいの費用が必要なのでしょうか。

産後ケアホテルは通常のホテルとは違い、赤ちゃんを24時間預かってくれるサービスや、産後のママのための栄養バランスの整った食事、ママがリラックスできる空間など様々なサービスを提供しています。

そのため、通常のホテルよりも1泊あたりの料金が割高となっています。

どの産後ケアホテルも部屋の種類によって料金が違っており、1番安価なのがママと赤ちゃんだけの部屋、1番高価なのが家族みんなで宿泊できる広い部屋です。

どの産後ケアホテルも、ママと赤ちゃんだけの部屋だと1泊あたり4万ほど、広い部屋だと5万ほどの費用となっています。

一定の期間宿泊すると割引になることもあるため、長期宿泊を希望している場合は1泊あたり3万ほどで泊まれます。

長く泊まれば泊まるほどお得ですが、その分費用もかかるので注意が必要です。

長期だけではなく、リフレッシュで2泊3日という使い方もできるので、予算と育児の状況に合わせて利用したいですね。

産後ケアホテルを利用できる人は?

赤ちゃんを産んだばかりのママ

産後ケアホテルはどんな人が利用できるのでしょうか。

まず挙げられるのは、赤ちゃんを産んだばかりのママです。

赤ちゃんを産んだばかりのママは、交通事故で全治1ヶ月のケガをしたような状態で育児をスタートさせることになります。

ボロボロの体で育児を始めても、夜間の授乳などもありすぐに元気になれるわけではありません。

そこで産後ケアホテルを利用することで、しっかりと体を休め、元気になった状態で育児をスタートさせることができるのです。

昼間は自分で育児をし、夜間はベビールームに預けることでしっかりと体を休めることができますし、エステや骨盤矯正を受けて、出産によりガタガタになってしまった体を整えたり、育児のリフレッシュをすることもできます。

赤ちゃんを産んだばかりだからこそ、頑張り過ぎずにしっかり体を休めたいものです。

それが叶うのが産後ケアホテルです。

出産してしばらく経ったけれど、体が疲れてしまっているママ

出産後は里帰りをしたり、自宅で夫婦で頑張っていたけれど、毎日の育児で疲れてしまったというママも利用可能です。

自宅や里帰り先では自分が積極的に育児をしなくてはいけなかったり、夜間の授乳を代わってもらえたとしても気を遣って断ってしまったりしてしまいますが、産後ケアホテルは誰にも気を遣わずに育児をお願いすることができるのです。

産後ケアホテルのベビールームで預かってもらっている間は、1人でリラックスはもちろん、部屋でゆっくり寝るのもアリです。

今まで頑張ってきた育児でわからないことがあれば、ホテルにいる助産師・保育士に聞くこともできます。

毎日育児を頑張っていても疲れてしまいます。そんな疲れを癒すのにも、産後ケアホテルはぴったりの場所です。

家族みんなで赤ちゃんのお世話ができるようになりたいママ・パパ

親になるのはママもパパも同じタイミングです。

産後ケアホテルは、一緒に育児をしたいママ・パパにもぴったりの場所です。

部屋によってはママだけでなくパパも宿泊できるので、パパもじっくり育児に関わることができます。

それに、パパも助産師から育児指導を受けることができるので、これから育児に関わりたいと考えるパパもしっかり学べるのです。

1番広い部屋なら、上の子どもがいても一緒に過ごすことができます。ママのリフレッシュはもちろんですが、家族みんなで赤ちゃんを育てていく方法を学べる場所でもあります。

おすすめの産後ケアホテル3選

産後ケアホテルはいくつかありますが、それぞれの施設ごとに特徴があります。どのホテルにするか、特徴を見ながら決めるのも楽しい時間の1つです。

そこで、おすすめの産後ケアホテルを3つ紹介します。どこも素晴らしい施設なので、ホテル選びの参考にしてみてください。

マームガーデン葉山

神奈川県葉山にあるマームガーデン葉山は、2021年12月にオープンしたばかりの産後ケアホテルです。

多くの芸能人やインフルエンサーが利用しているということで注目を集めている施設です。

助産師をはじめ、保育士などの専門スタッフが24時間サポートをしています。

授乳・沐浴も任せることができるため、ママはゆっくりと体を休められます。

授乳のサポートや育児のアドバイスを受けることも可能です。

食事もかなり充実しており、産後の体の回復に必要な栄養がたっぷり入った食事を、開放感のあるレストランで食べることができます。

おやつや夜食もあるのが嬉しいですね。

食事や育児のサポートのほかにも、スパや岩盤浴、ハーブテントや足湯など、リラックスするためのサービスもたっぷりです。

ラウンジには100冊以上の本とドリンクバーが用意されているので、思い思いの時間を過ごせます。

ファミリールームやキッズスペースもあるので、上の子がいる場合でも子どもが飽きることなく家族で滞在が可能です。

また、長期滞在の割引や、タクシー送迎のサービスもあります。自分に合ったリラックス方法で、産後の体を休めましょう。

HOTEL CAFUNE

神奈川県川崎市にある産後ケアホテルがHOTEL CAFUNEです。

羽田空港の近くにあります。近隣の医療機関や助産師と連携しており、何かあったらすぐに医師の診察を受けることができます。

24時間預けられるベビールームはもちろんですが、育児・沐浴・授乳相談などにより助産師や他のママとのコミュニケーションを取ることも可能です。

食事は栄養バランスが取れていて体の回復に役立ちますし、おやつや夜食も楽しめます。

オプションでアロマリンパトリートメント、フェイシャル&ヘッドスパや産後整体などの美容サービスを受けられます。

他には人気の高いニューボーンフォト撮影もできるので、赤ちゃんも思い出に残る宿泊ができます。

家族も一緒に宿泊でき、レストランやカフェ、大浴場の利用が可能です。

ぶどうの木 京都院

関西にある産後ケアホテルの1つがぶどうの木 京都院です。

京都府にあり、「暮らすように滞在できる」をコンセプトとしています。

タイプの違う5種類全18部屋備えており、どの部屋も古都・京都を感じさせる和モダンなインテリアとなっています。

助産師が常駐している24時間のベビールーム、多目的ルームではヨガなどの教室などが開催されています。

管理栄養士の資格を持つ料理研究家が監修した素材による、京都産の無農薬・減農薬・有機栽培の新鮮野菜で作られた食事は、母乳に必要な栄養が取り入れられており多くの人気を集めています。

面会も可能で、面会者には京都観光を楽しんでもらえるメリットもあります。

また、全国旅行支援などの制度を利用することもできるので、タイミングによっては安価に泊まれます。

関西に住んでいる・関西で出産したなら注目したい産後ケアホテルの1つです。

まとめ

産後は無理をしないことが1番ですが、夜間の授乳などによりなかなかゆっくり過ごすことはできません。上の子がいる場合はその相手もしないといけないのでなおさらです。

産後ケアホテルはそんなママがゆっくり体を休めて元気になる施設です。妊娠中で、産後の過ごし方を迷っているというママは産後ケアホテルを候補に入れてみてはいかがでしょうか。

きっと体を休める以外にも、充実した時間を過ごすことができますよ。

記事の執筆者
ぽん

2019年生まれの息子を育てるワーママ。
好きなことはゲームと美容だけれども、育児と仕事でなかなか思うように色々できない日々を過ごしています。
ライター業も好きなことの1つです。

株式会社Life Stories