近場のアジアンリゾートとして人気なのが、フィリピン・セブ島です。
他のリゾート地と比べて比較的物価が安く、日本からの直行便もあり気軽に行くことができます。
今回はセブ島へ旅行しようと考えている方へ、後悔しないホテル選びのために、おさえておきたいポイントを紹介します。
旅行の目的や自分の好みに合ったホテルを探すための参考にしてみてください。
ホテルのグレードを把握する
ホテルを選ぶ際には、まずホテルのグレードについて確認しましょう。
フィリピン・セブ島のホテルはグレードの高い順に、
- ラグジュアリー
- デラックス
- スーペリア
- スタンダード
- エコノミー
と分かれています。
旅行中はホテルでのんびり贅沢に過ごしたいという場合は、ラグジュアリーやデラックスから選ぶと良いでしょう。
セブ島は物価が安く、世界でも有数の高級ホテルにお値打ち価格で宿泊するチャンスです。
反対に、ホテル代はおさえて他の部分で贅沢をしたい場合には、スタンダードやエコノミーからホテル探しを始めると良いかもしれません。
ホテルの相場を知る
ホテル選びでは、現地のホテルの相場を知ることも大切です。
セブ島の場合、一泊あたりの宿泊料金は安いところで5千円程度、高級ホテルでは3万円以上と幅があります。
旅行の予算と照らし合わせて、無理のないホテル代の計画を立てていきましょう。
また、同じホテルであっても時期によって宿泊費は変わります。
旅行の日程に融通がきく場合は、オンシーズンやオフシーズンも意識して宿泊費を確認していくと良いでしょう。
治安の悪いエリアを避ける
セブ島はフィリピンの中では比較的安全な地域と言われています。
特に治安が良いのがセブシティの中のITパークと呼ばれるIT産業の特別地区で、国内外の企業が多数集まっています。
ショッピングモールやレジャー施設、24時間営業のダイニングもあり、医療施設も充実しているので、安心して滞在できるでしょう。
注意すべき地域としては、カルボン、コロンストリート、パシルなどが挙げられます。
現地の人が食料を買い求めて集まるので賑わっていますが、その分、盗難やスリの危険が高くなります。
ホテルを探す時には安全な地域から選び、治安の悪い地域のホテルは避けるのが無難です。
観光に便利なエリアから選ぶ
セブには大きく2つのエリアがあります。
空港のあるマクタン島と、そこから橋で渡った先のセブ島の中にあるセブシティです。
セブのリゾートとしてイメージを浮かべるのはマクタン島でしょう。
ですから、いわゆるセブリゾートを体験したい場合には、マクタン島からホテル選びをするのがおすすめです。
一方で、セブシティは繁華街です。
ショッピングやマッサージを楽しみたい場合にはセブシティでホテルを探すと良いでしょう。
なお、セブ島南部には有名なダイビングスポットがある他、歴史的な建物や古い町並みを楽しめる場所もあります。
ダイビングをメインに考えている場合や、いつもと違ったセブ島を楽しみたい場合などには、こちらも検討してみても良いかもしれません。
プールが充実しているホテルを選ぶ
子連れでの旅行やホテルでゆっくりしたいという場合には、プールがついたホテルを選ぶのも良いでしょう。
セブ島のホテルの中には、プールの付いたホテルがあり、それぞれに魅力的な特徴を持っています。
ウォータースライダーや数種類のプールがあるホテル、海水を利用したラグーンプールでウォーターアクティビティを楽しめるホテル、プールだけでなくプライベートビーチも有しているホテルなど。
いずれのホテルも子供から大人まで楽しめるよう工夫されています。
外へ出かけなくても、ホテルの中で十分旅行を楽しむことができるでしょう。
オーシャンビューか否かをチェックする
セブ島に宿泊する人に人気なのが、海の見えるオーシャンビューのホテルです。
部屋によってはオーシャンビューでないこともありますから、「ホテルの部屋から海が見たい」という場合は事前に確認しておきましょう。
海に面したヴィラタイプのホテルでは、テラスから広大な海を一望でき、贅沢な時間を過ごすことができます。
ホテルで海を見ながらゆっくり過ごしたい場合には、ヴィラタイプのホテルを検討しても良いでしょう。
アメニティの充実度を確認する
セブ島のホテルでは、シャンプーや歯ブラシなどのアメニティが一通り揃っているホテルもありますし、そうでないホテルもあります。
セブ島にはコンビニエンスストアがあり、歯ブラシなども売っているので足りないものを買い足すことはできますが、アメニティの有無については事前に確認しておいたほうが安心です。
特に郊外のホテルに宿泊する場合は、コンビニエンスストアが近くにない場合もありますので、必要なアメニティは日本から用意していきましょう。
朝食が美味しいホテルを選ぶ
食事も旅行の楽しみの一つではないでしょうか。
朝はホテルでゆっくりしたいというときには、ホテルの朝食が重要になってきますから、朝食についてもよく確認し、ホテルを選ぶ際の参考にしていきます。
色々な食事を楽しみたい場合はビュッフェ形式の朝食があるホテルを選ぶと良いですし、席について落ち着いて食事をしたい場合はその場で注文するタイプの朝食があるホテルが良いでしょう。
ビュッフェ形式の中でも、ホテルによってそれぞれ特徴があります。
日本食があったほうが良いのか、洋食中心が良いのか、あるいはデザートが充実していることを希望しているのか。
各ホテルの朝食メニューを見比べながらホテルを探すのも楽しいかもしれません。
オン/オフシーズンを把握する
セブ島は一年を通して平均気温が30度前後ある常夏の島です。
雨季と乾季があり、乾季にあたる12月〜5月は雨が少なく、セブ島のベストシーズンとなります。
その中でも年末年始やゴールデンウイークは宿泊費が上がります。
クリスマスから年末年始にかけてフィリピンも大型連休となり、12月は特に宿泊費を含め旅行代金が高くなる時期です。
2月には旧正月が、3月にはイースターの連休があり、この時期も旅行代金が上がります。
ゴールデンウィーク明けはまだ雨季に入っておらず、ハイシーズンからも抜けているため、旅行代金をおさえてかつセブ島を満喫することができます。
また、9月〜11月は雨季の中でも台風が発生しやすくセブ島のオフシーズンとなるので、旅行代金を最もおさえられる時期です。
天気が悪くても楽しめるよう室内の観光をメインに計画を立てると良いでしょう。
空港からのアクセスを確認する
空港はマクタン・セブ国際空港を利用します。
空港からホテルへの移動手段としては、タクシー、バス、レンタカーが挙げられます。
タクシーには2種類あり、空港への乗り入れが許可されたイエロータクシーと、白い車体の一般のメータータクシーがあります。
イエロータクシーの方が割り増しですが、料金が明示されているので安心して利用することができます。
メータータクシーを利用する場合は、乗車時にもらえるレシートにナンバーが記載されているので、万一に備えて保管しておきましょう。
バスは、降りたいところで運転手に声をかけて降りる仕組みとなっています。
料金はタクシーより安くなります。
ただし、満員になってから出発するので、荷物が大きい場合や貴重品を持っている場合には向きません。
レンタカーについては、空港の到着ロビーに各社のサービスカウンターがありますので、そこで手続きをします。
まとめ
ホテルで後悔しないためには、旅行の目的をはっきりさせることが大切です。
セブ島でどんなことをしたいのか、どんな過ごし方をしたいのか、ホームページやガイドブックなどを見ながら具体的なイメージを膨らませてみましょう。
目的がはっきりしたら、それに合ったホテルを探していきます。
セブ島には幅広いニーズに応える様々なホテルがありますから、その中から自分に合ったホテルを見つけることができるのではないでしょうか。