ホテル選びに迷った場合、どのように決めていますか?設備が古くて水回りの使い勝手が悪かった…ホテル周辺の治安が悪くて不安だった…など、失敗をしないように選びたいですよね。
旅行中は観光地などを歩き回って疲れることもありますから、ホテルでしっかり休息をとることができるよう自分に合ったホテルを選びましょう。
バルセロナ旅行の際の、ホテル選びのポイント10選をご紹介します。
1.ホテルのタイプを理解する
バルセロナのホテル選びを始める前に、まずはホテルのタイプについて理解しておくと良いでしょう。
ホテル
「ホテル」はそのまま言葉通りです。旅行の際の宿泊施設として、「ホテル」を選ぶ方が多いのではないでしょうか。部屋の中にベッドやバスルーム、トイレがあり、快適に過ごすことができます。
オステル
hostal(オステル、オスタル)は、バックパッカーの方などによく利用される、素泊まりが基本となる小規模宿泊施設です。トイレやバスがほかの宿泊者と共用になりますので、そういったことに抵抗がない方向けになります。
アルベルゲ(ユースホステル)
アルベルゲとは、ユースホステルのことを指します。相部屋となりますので、様々な国の旅行者と交流することができます。
そのほかに、アルベルゲとは巡礼者用の宿泊施設を意味することもあります。教会や自治体などが運営している公営のアルベルゲと、個人が運営している民営のアルベルゲがあります。
パラドール(国営ホテル)
パラドールとは、スペイン国営のホテルのことで、スペイン全土に90箇所以上あります。お城や修道院、歴史的な建物などを改装してホテルとして利用しています。美しい庭を眺めながら回廊をゆっくりと歩き、芸術的な調度品が置かれた上品な客室でゆっくりと過ごす…中世ヨーロッパの貴族の名残を感じるような素敵なホテルに、一度は泊まってみたいという人もいるのではないでしょうか。世界遺産の敷地内に立地しているパラドールもあります。
2.星数を確認する
ホテルを決める際には、星の数で選ぶのも良いですね。バルセロナは人気の観光地であり、五つ星の高級ホテルもあります。
「エルパレスバルセロナ(El Palace Barcelona)」は、バルセロナのアシャンプラ地区(エシャンプラ地区)に位置する五つ星の高級ホテルです。1919年に開業した由緒正しい伝統的なホテルで、クラシックな内装が魅力的です。スパや屋外プールなどもあります。
同じく五つ星の高級ホテル、「アルマティックバルセロナ(Almanac Barcelona)」は、大理石のバスルームを備えています。様々な種類の地元産のワインがありますので、地中海料理と共にお酒を楽しみたいという方におすすめです。
3.便利なエリアを知る
観光地に近い便利なエリアのホテルを選ぶというのも一つの方法です。バルセロナには観光地からすぐのホテルもあり、そういったホテルであれば観光スポットを巡ってたくさん歩いて疲れても、ホテルまで楽々戻ることができます。
「ホテルザセラス(Serras Barcelona)」はバルセロナにある高級ホテルです。有名な画家、パブロ・ピカソがスタジオを持っていたという歴史的な建物でもあります。
ピカソ美術館を堪能したあと、こちらのホテルに泊まるというのも良いですね。
4.メトロ(地下鉄)の駅からの距離を調べる
サンツ駅は、AVE(新幹線)やTGV(国際鉄道)などが発着するバルセロナのメインステーションです。鉄道を使って観光したい方などは、駅からアクセスの良いエリアに宿泊するのも良いでしょう。
「バルセロサンツ(Barceló Sants)」という、サンツ駅の上に位置するホテルもあります。バスルームなど一通りの設備が整ったモダンな雰囲気のお部屋になります。
またサンツ駅から約300メートルほどの場所にある「テントゥゴーホステル(Ten To Go Hostel)」は、シャワーは共用ですがスイミングプール付きのホテルです。
5.治安の悪い場所を避ける
バルセロナは比較的安全であると言われていますが、観光客を狙ったスリなどがいます。特に女性や団体客は狙われやすい傾向にありますので注意が必要です。
サグラダファミリア周辺では、写真撮影中の観光客の手荷物がひったくられるなどの軽犯罪も起きています。
また、路地の多い場所や夜間は特に注意するようにしましょう。バルセロナでホテルを選ぶ際には、明るくて見通しの良い通り沿いにあるホテルを選ぶというのも一つの方法です。
6.部屋のベッドタイプを確認する
バルセロナのホテルは、2名部屋の場合ダブルベッドが置かれた「ダブルルーム」が多いです。ダブルルームのベッドは必ずしもダブルベッドが置いてあるわけではなく、クイーンサイズなど大きめサイズのベッドが置いてあることもあります。
ホテルによって異なりますが、余裕のある大きさである場合が多いです。「人と同じベッドで寝るのは苦手…」という方は、ベッドタイプの確認もしておくことをおすすめします。
7.バスタブの有無をチェックする
バルセロナのホテルは、バスタブがないホテルが多くあります。
必ず湯舟に浸かりたいという方は、予約の前にバスタブがあるかどうかを確認しましょう。またシャワーも、壁や天井にくっついている固定式である場合があります。
日本ではシャワーを手に持って自由に動かせるタイプが多いので、固定式に慣れていないと不便に感じるかもしれません。バスルームの設備については、公式サイトの部屋の写真をしっかり見るか、問合せフォームなどで直接確認するのが良いでしょう。
8.アメニティを確認する
荷物を減らしたいなどの理由でアメニティが充実しているホテルに泊まりたいという場合は、アメニティについても確認しておきましょう。バルセロナの四つ星以上のホテルであれば、日本のホテルに置いてあるようなアメニティは一通り揃っていることが多いです。
バスタオルとフェイスタオル、シャンプー、ボディジェル、コーム、歯ブラシセット、髭剃りなどです。敏感肌で肌が弱いという方であれば、シャンプーリンスやボディシャンプーは持参する方が良いかもしれません。
海外のスキンケア製品を使うと肌が荒れてしまうという人もいます。
9.予約サイトのクチコミを読み込む
ホテルを予約する際にはクチコミも参考にすると良いです。クチコミにはいわゆる「やらせ」の書き込みがある場合もありますので、信ぴょう性を確認しながら目を通していきましょう。
単純に星の数だけを見るのではなく、内容を見て、「具体的なこと」が書かれている場合であれば実際に体験した人のクチコミである場合が多いです。
例えば海外のホテルではトイレなど水回りのトラブルが起こることもあり、そういったトラブルが起きたときにホテルの対応はどんな感じであったかなどが書いてある場合は、実際に宿泊した人のクチコミであると考えられます。
「海外ホテル予約サイト」のクチコミは、宿泊していなくてもクチコミを書けてしまうサイトもありますので、「Agoda」などのように実際に宿泊した人だけが書き込めるサイトを使って確認するというのも大切です。
10.宿泊料金は税込みか否かを確認する
スペインのホテルの料金には10パーセントの税金がかかります。日本の「ホテル検索、予約サイト」から予約する場合は、部屋の料金とは別に「税およびサービス料」の記載がある場合がほとんどですので分かりやすくて良いですが、スペインのホテル公式サイトなどから直接予約する場合には注意が必要です。
スペインのウェブサイトは当然ながらスペイン語で記載されている上に、各ホテルによって税込み料金で表示されていたり税抜きだったりとバラバラです。英語表記のあるホテルもありますので、総額でいくらになるのかというのをしっかりと確認するようにしましょう。
自分に合ったホテル選びをして、心地よくバルセロナステイを楽しもう
バルセロナは歴史的な建物や文化を楽しめる魅力的な都市ですね。人気がある観光地ですので、人混みではスリに狙われることもあるかもしれません。
特に女性や、子ども連れの家族旅行の場合には、慎重にホテル選びをしたいものです。
居心地の良いホテルステイができるようにバスタブの有無やベッドサイズの確認などもして、自分にぴったりのホテルを選んでください。