Webマーケターの案件単価・求められるスキル・おすすめフリーランスエージェント7選！

働き方が多様化する中、ITフリーランス向けのエージェントサービスが数多く出てきています。

フリーランスとしてWebマーケターの仕事を探している場合、エージェントに登録することで多くの案件に触れられるだけでなく、独立の相談をすることもできます。

こちらの記事では、Webマーケターの案件を探す人向けに、

・案件の単価相場
・求められるスキル
・案件の獲得方法

などを解説していきます。

これからWebマーケターの案件を獲得しようと考えている人はぜひ参考にしてみてください。

Webマーケターとは？

Webマーケターとは

Webマーケターとは、その名の通りWebマーケティングを行う職業を指します。

このマーケティングについて簡単に説明すると、企業が商品を売るために行う活動の総称のことです。

広義で言えば、集客のための広告宣伝や販売戦略といった販促活動の他、市場調査やそれに基づく商品企画などの工程も含まれます。

そして、これらのマーケティング活動をWeb上で行うのがWebマーケティングです。

WebマーケターはWebの特性を応用して様々な活動を実行し、企業の顧客獲得・利益向上に貢献するのが主な役目となります。

自社サイト・SNS運用やメールマガジンの配信、オウンドメディア制作などマーケティング全般に関わるため、Webマーケティングにおいて必要不可欠な職業なのです。

Webマーケターの仕事内容

Webマーケターの仕事は多岐にわたり、コンテンツ企画やメディア設計といった重要な業務にも携わります。

代表的な仕事として、Webサイトのコンテンツ提案など、サイト設計に関するものが挙げられます。

これらの検索エンジン最適化は「SEO」と呼ばれる手法で、Webサイトの閲覧数を上げることで、広告宣伝費を使わなくても売上・集客の拡大が見込めるという方法です。

Webサイトの企画段階から関わるケースも多く、他のエンジニア職と連携を取りつつ、顧客ニーズを調査・分析した上でSEO設計を行います。

また、自社のSNSアカウントを用いた宣伝活動や、動画投稿サイトを利用したコンテンツ配信などを実行・運用するのもWebマーケターの仕事です。

そのため、Webマーケターとして活躍するにはマーケティング知識は勿論、サイト制作や営業スキルなど様々なノウハウが必要になります。

Webマーケターの案件数・単価相場は？

大手フリーランスエージェントのITプロパートナーズを見てみると、Webマーケターの案件数は約600件と多く、需要の高さが伺えます。

案件数の少ないサイトでも50～100件ほど公開されていることが多く、案件が途切れにくい傾向にあると言ってよいでしょう。

また、Webマーケターの単価相場は月額60〜80万円ほどです。

年収ベースだと720〜960万円になるので、会社員Webマーケターの平均年収419万円を大きく上回ります。

もちろん経験や実績に応じて単価は変わるので、参考程度に考えておきましょう。

Webマーケターの案件で求められるスキルは？

情報収集力

マーケティング業界は常に進化し続けています。

流行や情報の移り変わりが非常に早く、そのスピード感は犬の成長になぞらえてドッグイヤーと表現されるほどです。

そのため、Webマーケターとして第一線で活躍したいなら、流行や最新の情報をタイムリーにとらえ、マーケティング戦略に反映させる情報収集力が欠かせません。

分析力

Webマーケターの仕事は日々膨大なデータを扱います。

そのため、データを正確に読み取れる分析力もWebマーケターには欠かせません。

やりたいことに合わせてビッグデータを抽出して分析する能力は、必ず身に付けておく必要があります。

また、その分析力はアクセス解析や広告運用にも活かせるため、多角的なアプローチを可能にしてくれます。

コミュニケーション能力

Webマーケティングの仕事は、チームやプロジェクト単位で取り組むのが一般的です。

そのため、情報収集力や分析力に加えて、クライアントやメンバーから信頼してもらえるコミュニケーション能力もWebマーケターには必要です。

また、フリーランスとして活動する場合、案件獲得には人脈が欠かせません。

継続的な受注を獲得するためには、さまざまな人と良い関係を築く必要があります。

Webマーケターの案件を未経験者が受注するには？

企業で経験を積む

Webマーケターとして企業に就職し、経験を積んでいく方法です。

実際にWebマーケターとして働くことで、知識や技術を習得できるだけでなく、収入や社会保障の安定にも繋げることができます。

また、自分が手掛けた案件を実績として提示できるので、クライアントへのアピールも有利になります。

Webマーケターの評価は実務経験やスキルに依存するため、会社に就職して実績を作るという方法は、未経験者がフリーランスになる近道と言えるでしょう。

未経験可の求人も増えつつあるので、就業しやすい環境が整っているのもメリットの一つです。

副業から実績を作る

企業に就職する以外にも、副業から始めるという方法もあります。

本業に取り組みつつWebマーケティングについて勉強し、エージェントやクラウドソーシングなどを利用して、副業でできる案件を受けてみましょう。

実際、副業を通してフリーランスの働き方を学び、独立後のイメージを形にしてから退職するケースも多いです。

会社を退職すると収入がなくなってしまうので、不安な方は本業と副業を並行して進めていき、自信を付けてから独立すると良いでしょう。

Webマーケターの案件単価をアップさせる方法は？

専門性を身に付ける

高単価案件を受注するには、自分の強みとなる専門分野を持ちましょう。

Webマーケティングの業務は幅広くありますが、「なんでもできます」というマーケターよりも「この領域なら私にお任せください」という方が高単価案件を獲得しやすいです。

あれもこれもと手を出すよりも、一つの領域に特化させることで知見やスキルを積み上げられます。

専門性を身につけ希少価値の高いマーケターになることが単価を上げる秘訣です。

実績を積む

実績を積み上げることで高単価案件を獲得できるようになります。

クライアント目線に立つと、結果を出せるかわからないマーケターに高い報酬を支払うのは不安です。

そのためスキルを証明する安心材料として実績をアピールする必要があります。

低単価案件から少しずつステップアップして高単価案件を目指しましょう。

案件を選ぶ

専門性を身につけ、実績を積み上げたら案件を選ぶようにしましょう。

仕事を始めたばかりの時は、実績のために低単価案件を受注する必要もあります。

しかし、いつまでも低単価案件を受けていたら収入は上がりません。

自分の実績やスキルに合わせて案件を選ぶことで収入アップを目指します。

高単価案件で実績を積むとさらに高単価案件を受注できるようになります。

Webマーケターの将来性は？

結論から言うと、Webマーケティング業界の将来性は明るいと言えます。

近年、ECの需要が増えたことやDXが推進されている流れなどもあり、ネットを使った集客や販売などがより重要視されています。

それに伴いインターネット広告市場が急激に広がりをみせています。

また、インターネット広告市場の中でも動画の広告市場は5Gが導入されることもあり、今後のさらなる成長も期待できるでしょう。

Webマーケターのフリーランス案件を探す方法は？

営業活動

会社や店舗などに自分自身を売り込みながら、仕事を獲得していきます。

直接会社や店舗に足を運ぶ以外にも、Webサイトから直接コンタクトを取ったり、SNSを使ったりして営業活動をすることもあります。

どの方法で営業をするにしても、自分の実績やスキルなどを提示できる資料を用意しておくことが大切です。

人脈

Webマーケターとして案件を獲得していく方法のうち、一番確実なのが人脈を使うことです。

会社員時代に付き合いがあった取引先、過去に仕事をしたことがある人など、人脈が構築できていると仕事につながります。

また、良い仕事をしていればクライアントから別のクライアントを紹介してもらえることもあります。

クラウドソーシング

クラウドソーシングで募集している案件に応募して、仕事をもらう方法です。

難しい高額案件はあまりないので、フリーランスとして実績作りをしたいときに利用するのも良いでしょう。

また、クラウドソーシングでは、ポートフォリオの提示を求められることがほとんどです。

フリーランスエージェント

フリーランスエージェントを使って、自分のスキルや希望に合った案件を紹介してもらう方法です。

クラウドソーシングのような個別案件というより、業務委託という形で長期契約の案件が多いのが特徴です。

わざわざ営業活動をする必要もなく、面倒な契約などもエージェント会社が代行してくれます。

営業が苦手な人や、書類手続きが面倒な人におすすめです。

もちろん実績やスキルがあるほど、条件の良い契約ができます。

Webマーケターのフリーランスエージェントを選ぶポイントは？

案件数をチェックしよう

フリーランスエージェントを選ぶ上で、案件数がどれくらいあるかとういうことは大事なポイントです。

まずは、案件数の多いフリーランスエージェントを3種類ほど登録しておきましょう。

そうすることで、客観的な視点で見ることができます。

東京や大阪などの大都市エリアと、地方のエリアでは案件数が変わってくるため、自分に合ったサイトを選んでください。

大手のフリーランスエージェントは1万件以上あることも多いです。

仕事にこだわりを持っている人は、なるべく多くの案件が掲載されているフリーランスエージェントに登録すれば仕事が見つかりやすくなります。

様々なフリーランスエージェントで公開されている案件の内容を比較して、希望する条件に合う仕事を多く紹介しているフリーランスエージェントを選びましょう。

サポート体制をチェックしよう

フリーランスの案件紹介サービスは2種類あり、

1. エージェント型
2. クラウドソーシング型

と呼ばれます。

エージェント型は、契約時やトラブルが起きた時のサポート環境が整っています。

一方、クラウドソーシング型は案件にかかるまでの流れが簡単なので、簡単に仕事を始めることが可能です。

エージェント型に登録したいという人は、2〜3社程登録してみてください。

そうすれば、様々な案件を比較したり、使いやすいエージェントを探すことが出来ます。

探しているうちに、相性の良い担当者にも出会えることが多いです。

どちらが良いか分からないという人は、2つとも登録してみましょう。

まず登録してみて、使い勝手の良い自分に合ったサイトを見つけてください。

マージン率や支払サイトをチェックしよう

フリーランスエージェントでは、マージンを取られることが多いです。

マージンとは手数料のことを指し、この費用によってエンジニアが利用しやすい環境が整えられています。

中間マージンを取られたくないと思う人も多いですが、案件を探して仕事に参加するための必要な経費です。

マージンはフリーランスエージェントによって異なり、10～25％程度が多いと言われています。

中には、マージン率を非公開にしているサイトもあるため、しっかり確認してください。

Webマーケターにおすすめなフリーランスエージェント4選

1. テクフリ

テクフリは、90％以上の契約更新率を誇る、案件が途切れないことが強みのエージェントです。

中間マージンが10％の案件が多く、利用者の3人に1人が収入アップを実現しています。

10,000件を超える案件があり、リモート案件など様々な働き方にも対応しています。

費用は発生しますが、税理士の確定申告代行サービスも提供。

税金対策や経費についての的確なアドバイスやサポートを受けられます。

また、フリーランスが安心して働くための福利厚生サービス「ITフリーランスコンソーシアム」があり、ケガや病気で働けなくなったときの備えや業務支援を受けることができます。

公式サイト
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テクフリの口コミ

 

テクフリのおすすめ案件例

大手出版会社のメディアSEO改善

>>公式サイトより画像を抜粋

※タイミングによっては既に終了している可能性もあります。

>>公式サイトより案件を抜粋

 

デジタルマーケティング領域におけるシニアコンサルタント

>>公式サイトより画像を抜粋

※タイミングによっては既に終了している可能性もあります。

>>公式サイトより案件を抜粋

 

2. Midworks

Midworksは、豊富な案件と正社員並みの保障があり利用者の満足度が高いエージェントです。

フリーランス向けの賠償責任補償や健康診断などの優待がある「フリーランス協会」への加入や経理支援、報酬保障サービスなど、充実したサービスを提供しています。

担当するコンサルタントは業界を熟知しているので、キャリア相談から案件獲得、参画後まで利用者に寄り添った手厚いサポートが特徴です。

Midworksでは公開されている案件以外にも、非公開案件があり案件全体の80％を占めています。

非公開案件は高単価や好待遇の案件が多く、申し込みの殺到や取引企業側が新規サービスの情報が流出することを抑えるために公開されていない案件です。

非公開案件は登録すると提示してもらえるので、気になる方は登録してみることをおすすめします。

Midworksの口コミ

 

3. ITプロパートナーズ

ITプロパートナーズは、週2日からなど柔軟な働き方に対応した案件が豊富なサイトです。

間に仲介会社を挟まずにクライアントと直接契約をするエンド直案件が多く、高単価の案件を提案してくれます。

経験やスキルによって報酬は変わりますが、高単価の案件を獲得すれば週2～3日の稼働でも十分な収入を得ることが可能です。

登録すると専属のエージェントがつき、利用者の希望に沿った案件の紹介から、契約交渉や債権管理などもサポートしてくれます。

また、利用企業は2,000社以上あり、その中にはスタートアップ企業やベンチャー企業が多いのも特徴の一つ。

案件を獲得し収入を得ることだけでなく、新しい技術や知識に触れて実績と経験を積みたいという方にもおすすめのフリーランスエージェントです。

 

4. フリエン

フリエンはエンドユーザーとの直接取引の案件が多く、高額案件が全体の45％を占めています。

平均単価は72万円、最高単価180万円を実現し、フリエンを利用した人の80％が収入アップを叶えています。

週2〜3日で働ける案件や最新技術に携われる案件など幅広い案件を保有し、利用者のニーズに合った案件を紹介してくれます。

また、業界最短の支払いサイト「フリエンペイ」では、報酬の先払いや即日払いにも対応。

独立して間もない方などが抱えがちな資金繰りの悩みの解消にも繋がりますね。

「フリエンペイ」に登録すると、フリーランス協会が提供する「ベネフィットプランLight」も無料で加入することができます。

情報漏えいや納品物の瑕疵、著作権侵害や納期遅延といったフリーランス特有の賠償リスクに備えた賠償責任保険もあり、安心して仕事ができる環境を整えることが可能です。

フリエンの口コミ

 

Webマーケターにおすすめなクラウドソーシング3選

1. クラウドワークス

様々な職種を扱っている国内最大級の総合型クラウドソーシングサイトです。

登録者数は業界No.1で、案件数も豊富なのが特徴です。

サポート制度が整っていますので、初心者の人も安心して利用することができます。

• 契約が必要なプロジェクト形式
• 契約が不要なタスク形式
• 作品を応募して採用の可否が決まるコンペ形式

という3種類の案件を取り扱っています。

報酬の支払いについては、契約後にクライアントがクラウドワークスに対して仮払いを行います。

その後、納品しクライアントの検収が完了すると報酬がワーカーに支払われる仕組みです。

固定報酬制と時間単価制があり、時間単価制の場合には、働いた週ごとに仮払いされ、翌週に報酬額が決定します。

クラウドワークスの口コミ

 

2. ランサーズ

満足度・運用実績No.1の総合型クラウドソーシングサイトです。

ランク制度があり、実績に応じてレギュラー、ブロンズ、シルバー、認定ランサーとランクが上がっていきます。

上位のランクになるほど案件を受注しやすくなり、高条件な案件を獲得できるようになります。

初心者にも安心なサポート制度や福利厚生制度などがあるのも嬉しい点です。

エンジニアの仕事を探す場合には、高単価案件のあるLancers Agentへ登録するとよいでしょう。

担当エージェントから希望に合う案件を紹介され、クライアントとの面談がセッティングされます。

双方が合意にいたれば仕事開始です。

作業中に困ったことがあればエージェントに相談することが可能です。

ランサーズの口コミ

 

3. ココナラ

個人の得意なスキルや経験などを売り買いする、国内最大級のスキルマーケットです。

前述の二社のクラウドソーシングサイトではクライアントが発注した案件の中から自分に合う仕事を探すのに対し、ココナラでは仕事（サービス内容）を決めるのは自身です。

プロジェクトに参加するだけでなく、エンジニアとしての経験を生かした様々なサービスを自身で発案し提供することができます。

利用の流れとしては、無料の会員登録をした後、サービス出品画面にて必要事項を入力して出品完了です。

購入されるとメールが届きますので、トークルームで購入者と最終的な確認をし納品します。

支払いはココナラを通して行われます。

プロフィール画面を充実させることで自身をアピールすることもできますし、ココナラブログではココナラユーザーに対してサービスをアピールすることも可能です。

 

まとめ

インターネット広告市場が拡大してWebマーケターの需要が高まっていますが、Webマーケティングのスキルを持つ人材が不足している現状があります。

スキルをしっかりと習得し使いこなせる人が少ないこともあり、Webマーケターの技術を持っている人は希少価値の高い人材として活躍できるでしょう。

ただし、データ集計や分析作業などは、AIや機械学習に代替される懸念もあります。

しかし、企画立案など人間でなければできないことも多く、AIや機械学習を活用する立場になることで、より生産性を高めることも可能です。