一口に50代の保育士の転職といっても「キャリアアップしたい」「収入を得たい」「復職したい」など、様々な理由があるでしょう。
自身で転職活動をすることもできますが、情報を得ながら理想の転職先を見つけるには転職サイトを利用すると効率よく進めることができます。
そこで、50代保育士におすすめの転職サイトを選び方と併せて紹介します。
50代保育士向けの転職サイトの選び方は?
転職サイトを利用しようと思っても、たくさんのサイトがあって迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
まずは、自分に合った転職サイトに登録することが大切です。
そこで、転職サイトを選ぶコツを3つ紹介します。
大手の転職サイトをチェック
大手の転職サイトは取り扱う求人数も多く、どんな求人があるのかを知ることができます。
また、求人数が多ければ、条件に合った転職先を選ぶ選択肢も増えます。
実績のある大手の転職サイトであれば、転職に関連するノウハウも豊富です。
様々な転職に携わってきた経験から、利用者の希望に沿った対応をしてくれます。
保育士に特化した転職サイトをチェック
転職サイトには、幅広い職種を扱う総合型のサイトと、専門分野に特化した特化型があります。
保育士の転職であれば、保育士に特化した転職サイトも利用してみましょう。
保育士に特化した転職サイトであれば、保育業界の動向や情報にも詳しいスタッフが多く、転職の不安や悩みもより具体的に相談することが可能です。
サポート体制をチェック
転職サイトの中には、求人の紹介だけでなく履歴書の書き方や面接対策などのサポートをしてくれるエージェント型のサービスを提供しているところもあります。
初めての転職する方や転職活動に不安がある方は、サポート体制もチェックしてみましょう。
50代保育士向けおすすめの転職サイト19選
転職サイト | おすすめ度 | 公開求人数 | 対応エリア |
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一番おすすめ! マイナビ保育士 |
約2万件 | 全国 | |
保育士人材バンク | 約13,000件 | 全国 | |
ヒトシア保育 | 約5,000件 | 全国 | |
保育求人ガイド | 17,000件以上 | 全国 | |
保育士ワーカー | 約4万件 | 全国 | |
ほいく畑 | 約4,000件 | 全国 | |
ジョブメドレー | 約23,000件 | 全国 | |
保育のお仕事 | 約19,000件 | 全国 | |
保育士バンク | 約47,000件 | 全国 | |
クリックジョブ保育 | 非公開 | 全国 | |
サクシード | 非公開 | 全国 | |
ほいてんサーチ | 約50,000件 | 全国 | |
保育エイド | 非公開 | 全国 | |
リスジョブ | 約65,000件 | 全国 | |
ジョブデポ保育士 | 約28,000件 | 全国 | |
ほいくジョブ | 約17,000件 | 全国 | |
保育士コンシェル | 約3,000件 | 関東・東海 関西・九州 |
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保育Fine! | 約13,000件 | 全国 | |
ミラクス保育 | 約7,000件 | 全国 |
1. マイナビ保育士
マイナビ保育士 | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 約2万件 |
対応エリア | 全国 |
マイナビ保育士は、大手人材会社のマイナビが運営している転職支援サイトです。
保育士に特化し、公式サイトでは求人のタイプごとに特集も組まれています。
公開されている求人数も多いのですが、好条件の非公開求人も多いのがマイナビ保育士の特徴です。
まずは登録しておきたい転職サイトですね。
大手ならではの手厚いサポートも魅力のひとつ。
専任のアドバイザーによるサポートを無料で受けることができます。
たくさんの求人情報を得たい方におすすめの転職サイトです。
マイナビ保育士の口コミ
「自宅から遠くなくて、少人数制の保育園で働きたい」という私の希望にぴったりの求人を紹介していただき、履歴書の書き方や面接のポイントまでアドバイスをいただけたので、安心して面接に臨むことができました。今はこれまでよりも丁寧に仕事に取り組むことができて充実しています。
公式サイトより引用
初めての転職活動で不安な事がいろいろありましたが、キャリアアドバイザーの方が親身になって話を聞いてくださったり、面接のポイントなども教えていだだき安心して転職先を探す事ができました。ありがとうございました!
公式サイトより引用
※マイナビのプロモーションを含みます
2. 保育士人材バンク
保育士人材バンク | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 約13,000件 |
対応エリア | 全国 |
保育士人材バンクは、求人情報の詳しい情報を得られる転職サイトです。
他の転職サイトではあまり情報がない「求める人物像」「働きやすさ」といった情報も掲載しています。
また、保育士人材バンク独自のルートを持ち、全国各地の求人に対応しています。
保育士人材バンクでは、保育の知識のあるエリア専任のキャリアパートナーが、利用者の不安や悩み、要望などを汲み取りながら、最適な求人を提案しています。
履歴書の書き方や面接対策、条件交渉などのサポート体制も整っているので、初めて転職する方でも安心です。
また、内定獲得まで最短3日で可能というスピードの速さも保育士人材バンクを利用するメリットです。
情報の多さと手厚いサポートで質の高いマッチングを求めている方におすすめの転職サイトです。
3. ヒトシア保育
ヒトシア保育 | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 約5,000件 |
対応エリア | 全国 |
ヒトシア保育は、利用者の満足度が高いと評判の保育士に特化した転職サイトです。
保育園や幼稚園だけではなく、学童保育や企業など幅広い職場の求人があります。
また、保育士の資格を活かして働ける職種や園長などの管理職、オープニングスタッフなど働き方も職種も多彩な求人があるので、50代の方にもおすすめの転職サイトです。
ヒトシア保育は公開されている求人の他にも、高収入や条件の良い非公開求人が多いことでも知られています。
公開されている求人の中に希望する条件の求人がなくても、非公開の求人情報から見つかるかもしれません。
また、ヒトシア保育では、求人の紹介だけでなく、保育士の転職活動をサポートする「保育士転職エージェント」も提供しています。
働きながらの転職活動したい方におすすめの転職サイトです。
ヒトシア保育の口コミ
とても真剣に希望条件のヒアリングをしてくれて、転職活動中もこまめに連絡をくれてフォローいただけました。一生懸命に対応してくださったことがうれしく、また信頼できる方に転職サポートをしていただけて幸運でした。
公式サイトより引用
タイミング的に保育士求人の少ない時期だったのですが、条件にあった求人を絞り出してもらえてとても感謝しています。いつも優しく明るく丁寧に接していただき、元気をもらえました。現在の仕事と育児に追われなかなか電話のお時間をつくれない中、私の都合にあわせて柔軟にご対応いただきとても助かりました。
公式サイトより引用
4. 保育求人ガイド
保育求人ガイド | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 17,000件以上 |
対応エリア | 全国 |
保育求人ガイドは、全国各地をカバーする求人数の多さを誇る転職サイトです。
「理想の仕事に出会える求人サイト」として1位に輝いた実績もあり、業界最大級の2万件を超える求人数があります。
求人は時短勤務や駅近など人気の条件の求人も多く、様々な働き方から求人を絞り込むことも可能です。
保育求人ガイドのコンサルタントは保育士の経験者が多く、手厚いサポートも人気が高い理由のひとつです。
保育求人ガイドでは、全国18か所に、保育士の仕事の悩みや転職について相談できるカフェブースを設けています。
また、カフェブースに行けない方でも電話やチャットによる相談は可能です。
転職活動に悩んでいる方や多くの求人から転職先を探したい方におすすめです。
保育求人ガイドの口コミ
「小規模な保育園、人間関係がいい所」などと、私の希望をもとに求人サイトには載っていない、非公開求人もご紹介していただいたり、とても親身になって対応してもらいました。
面接にも同行していただき、不安も取り除かれ安心して面接に臨むことができました。
転職して良かったです。ありがとうございました。
公式サイトより引用
保育のお仕事からしばらく離れていましたが、保育士に戻りたいと思い、保育求人ガイドに登録しました。面接調整もすぐにして下さり、面接にも同行してくださったのでとても心強かったです。担当の方がとても話しやすく親切で明るい方なので、面接もとても和やかな雰囲気になり、緊張せずに話すことができました。 今回職場復帰をして、前職よりの年収も上がり、本当に登録してよかったと思いました。
公式サイトより引用
5. 保育士ワーカー
保育士ワーカー | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 約4万件 |
対応エリア | 全国 |
保育士ワーカーは、オーダーメイド型の転職サポートを提供している転職サイトです。
専任のアドバイザーの手厚いサポートに定評があり、豊富な求人の中から最適な求人を紹介してくれます。
高収入、好条件の非公開求人も保有しています。
保育士ワーカーでは、一般的な求人情報ではわかりにくい職場の雰囲気や人間関係のような詳しい情報も提供し、転職後のミスマッチを防いでいます。
転職活動にサポートを求めている方におすすめの転職サイトです。
保育士ワーカーの口コミ
電話で対応してくださったスタッフさんは、とても気さくに対応してくださいました。 私に合いそうな求人をいくつか紹介してもらい、面接を受けることになりました。 スタッフさんに、面接に自信がないと伝えると、練習時間も作ってくれたんです! たくさんアドバイスをくれ、お陰さまで採用になりました!
公式サイトより引用
6. ほいく畑
ほいく畑 | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 約4,000件 |
対応エリア | 全国 |
ほいく畑は、未経験の保育士やブランクがある方に強いと評判の転職サイトです。
ブランクがある方でも少しずつ現場に慣れていくことができる時短勤務や週3日以内の求人などが多いことが特徴です。
求人の紹介から、転職後までサポート体制も充実しています。
正社員だけでなく、派遣保育士や紹介予定派遣など幅広い雇用形態に対応しているので、自由な働き方を探している保育士におすすめの転職サイトです。
ほいく畑の口コミ
登録時にコーディネーターへ自分の希望を伝えたところ「大丈夫です、探してみますね」と言ってくれたのがとても心強くて。面談後も「〇〇園は交渉中です」など、進捗状況をマメに連絡してくれ、頼もしい味方がいるような気持ちになりました。色々と探していただいた結果、自宅近くの保育園への就業が決まりました。条件も希望通りで園の雰囲気もよく、まさかこんなにぴったりの職場が見つかるとは思いませんでした。
公式サイトより引用
これまで、事務職の派遣として働いた経験はありましたが、保育士にも派遣があるとは知りませんでした。早速登録し、自分の希望をコーディネーターに伝えたところ「大丈夫です、条件に合う求人をお探しますね」と言ってもらえたので、ほっと安心しました。実際に、短期間で私の条件にぴったりの保育園が見つかったのには驚きましたね。
公式サイトより引用
7. ジョブメドレー
ジョブメドレー | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 約23,000件 |
対応エリア | 全国 |
ジョブメドレーは、医療介護業界に特化した求人情報サイトです。
会員数が100万人を超える人気の高い転職サイトで、豊富な求人数が掲載されています。
ジョブメドレーには、内定率がアップするスカウト機能があります。
スカウト機能とは、登録無料のプロフィールに資格や経験を登録すると、そのプロフィールを見た事業所からスカウトが届くシステムです。
スカウトが届いたからと言って、必ずしも受けなければならないというわけではないので、スカウト機能を利用したい方は登録してみてはいかがでしょうか?
LINEを連携すれば、新着の求人情報などの通知を受け取れるのも便利です。
ジョブメドレーの口コミ
入力した、プロフィールを元に情報をいただけて、条件に合うところからのスカウトが多かったです。様々なところを見ながら、就職活動ができました。また、勤務しながらでも、空いた時間に、情報が見られ、落ち着いて決められました。プロフィール情報から、履歴書、職務経歴書の作成ができ、スムーズな応募が出来ました。ありがとうございました。
公式サイトより引用
細かく記載して下さって分かりやすい。丁寧な対応で有難い。画面が見やすい。早い対応をして下さり、助かりました。 気になる★など何名など出ているのも良いと思った。ラインに繋げて受信しながら出来るのも魅力と思った。勤続支援金制度もあり、有難いです。
公式サイトより引用
8. 保育のお仕事
保育のお仕事 | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 約19,000件 |
対応エリア | 全国 |
保育のお仕事は、保育士・幼稚園教諭の専門の転職支援サービスを提供しています。
新卒の保育士からベテランの方、ブランクのある方など、どのようなタイプの保育士の転職にも対応しています。
求人の検索も、勤務地や雇用形態、時短勤務などこだわりの条件から絞り込んで探すことが可能です。
好条件の非公開求人が多いのも特徴のひとつ。
経験豊富なキャリアアドバイザーは、地域の求人情報や保育業界にも精通しているので、適正に合った転職先を紹介してくれます。
給与などの条件交渉や現在働いている施設の退職手続きなど、サポート体制も充実しているので、初めて転職する方や転職活動に不安がある方におすすめです。
保育のお仕事の口コミ
現職の都合でなかなか連絡が取れにくかったと思いますが、親身に希望や疑問を聞いていただきとても嬉しかったです。 転職については不安が多かったですが安心できる職場を紹介頂き、新しい一歩を踏み出す勇気をもらえました。ありがとうございました。
公式サイトより引用
前職の園は攻撃的な態度をとる方もいて、仕事量も多かったので、余裕がなくてとても働きにくい雰囲気でした。なので働きやすい雰囲気の園であることは第一条件でした。転職先は和気あいあいとしていて、とても働きやすいです!
公式サイトより引用
9. 保育士バンク
保育士バンク | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 約47,000件 |
対応エリア | 全国 |
保育士バンクは保育士転職サイトの中でも多数の部門で1位を獲得している人気サイトであり、業界最大級の求人数でも知られています。
4万件以上の求人を保有しており、対象エリアも全国展開していますので、登録しておけば個人では見つけることが困難な求人を早期に見つけられるでしょう。
また、転職活動の際には専任コンサルタントがサポートを行い、月給額や福利厚生、ブランク、未経験などの様々な条件から利用者にぴったりの求人を探し出します。
さらに、履歴書などの書類添削や面接の調整及び対策、条件交渉まで任せることができますので、転職活動に集中することができます。
コンサルタントはいずれも保育士の転職に特化した豊富な経験を持つスタッフですので、安心して任せられるでしょう。
保育士バンクの口コミ
給料を求めて保育士になったわけではないのですが、家計は苦しく、毎月のやりくりに苦労していました。アドバイザーさんに相談したところ、私の経験年数での適正な給与相場を教えてもらい、しっかり頑張りを評価してもらえる職場に転職。残業代もきっちり出ていて、借り上げ宿舎制度で家賃負担がほとんどなくなったのがありがたいです。今は精神的にも余裕をもって保育できています。
公式サイトより引用
以前は休みが少なく、土日出勤も当たり前でした。紹介してもらった今の職場は、完全土日休みで、有給休暇も職員間で調整してしっかり消化。毎年、趣味の海外旅行を楽しむなど、お仕事もプライベートも充実しています!
公式サイトより引用
10. クリックジョブ保育
クリックジョブ保育 | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
クリックジョブ保育は保育士専門の転職サイトということもあり、保育士が初めて転職する際に役立つ情報提供やアドバイスなどのサポートが優れているサイトです。
例えば、転職に関するノウハウが公式サイトで無料で公開されています。
全国エリアの保育士や幼稚園教諭などの正社員の仕事の他、契約社員やパートのように勤務可能な時間帯を制限できる雇用形態の求人も多数保有。
加えて、好条件の非公開求人も多数扱っていますので、給与アップを目指したい、家事や育児の空き時間だけ復帰したいといった、様々な希望に沿う形の案内が受けられます。
また、こちらのサイトでは求人票の掲載内容以外に、実際の職場の雰囲気なども確認して情報提供してくれるため、転職後のイメージとのギャップをほとんど感じません。
11. サクシード
サクシード | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
サクシードの特長は、取り扱っている求人のほとんどが非公開求人であることです。
他の転職サイトでも非公開求人の取り扱いはありますが、サクシードの場合は登録してから希望を伝えた後に紹介を受けることができます。
また、学童指導員や男性保育士向けといった他のサイトでは検索が困難な仕事の紹介も行っている上、仕事の悩みや条件に応じたサービスの案内などをしていますので、効率の良い求人探しが可能です。
IターンやUターンなどの相談にも対応していますし、転職が成功した後のフォローも受けられますので、信頼性の高いサイトの一つと言えるでしょう。
12. ほいてんサーチ
ほいてんサーチ | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 約50,000件 |
対応エリア | 全国 |
ほいてんサーチは全国展開している保育業界に特化した転職サイトであり、保育士や幼稚園教諭だけでなく、保育園等で働く看護師や栄養士・管理栄養士、調理師、事務員、用務員などの求人も扱っています。
そのため、保育士が求人を探す場合にはきちんと絞り込みをする必要がありますが、条件に合った求人が登録されている場合、スカウトメールが自動的に配信されるため、仕事探しの負担は大幅に軽減されるでしょう。
ほいてんサーチでは自分で求人を探して応募する必要がありますが、職種や施設の形態、勤務内容などで絞り込みができるほか、気になる求人のキープも可能です。
専属の担当者に案内をされるのではなく、自分のペースで転職活動をしたいという場合には利用しやすいサイトでしょう。
13. 保育エイド
保育エイド | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 非公開 |
対応エリア | 全国 |
保育エイドは求人の登録件数を非公開としていますが、人間関係を重視して長く働ける職場を紹介しており、いじめやパワハラ被害で転職をすることになった人におすすめです。
独自のネットワークで職場の雰囲気や人間関係などを調査し、担当者が実際に保育園に訪問して内情を確認しているため、応募前にどんな職場なのか詳しく知ることができます。
LINEでの相談にも対応していますし、転職が決まって勤務が始まってからもサポートを受けられますので、転職初心者にもおすすめです。
保育エイドの口コミ
まだまだ慣れないことなどが多くて歯がゆい気持ちもありますが、職場の方々はとてもいい方ばかりで、本当に転職して良かったと日々感じております!子どもたちの気持ちに寄り添って明るく保育をしていくことを意識して、頑張っていきたいと思います!
担当していただいたコーディネーターさんには大変お世話になりました。何から何まで、ありがとうございました!
公式サイトより引用
園の雰囲気がとても良く、楽しくお仕事できています。
前職は人員に余裕が無く、ギスギスした雰囲気でとても憂鬱だったので思い切って転職してみて良かったです。サポートしていただき、ありがとうございました。
公式サイトより引用
14. リスジョブ
リスジョブ | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 約65,000件 |
対応エリア | 全国 |
リスジョブは保育や福祉、医療などの業界で働く人の転職サポートを行う転職サイトです。
求人数は日本最大級で複数の求人サイトが保有しているおよそ20万件、保育士に関する求人は約5万件の求人から検索や比較ができ、こちらに登録することで複数の転職サイトに一括登録ができます。
もちろん、非公開求人の紹介にも対応していますので、複数の転職サイトを見比べるのが面倒という人におすすめです。
15. ジョブデポ保育士
ジョブデポ保育士 | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 約28,000件 |
対応エリア | 全国 |
ジョブデポは単独の転職サイトとしては日本トップクラスの求人数を誇り、約3万件の案件から希望にそったものを紹介してくれます。
ジョブデポでは専属コンサルタントが企業の人間関係などの情報提供をしてくれますし、条件交渉や入職後のサポートなど、さまざまな支援をしてくれます。
雇用形態や勤務先の種類も豊富で、自分に合った求人を見つけられる可能性が高いです。
16. ほいくジョブ
ほいくジョブ | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 約17,000件 |
対応エリア | 全国 |
ほいくジョブは年間利用者が3万人以上と多くの保育士から利用されている転職サイトです。
好待遇の非公開求人を多数そろえており、希望に合わせた好条件の求人を紹介してくれるだけでなく、コンサルタントのサポートが手厚いことでも高い評価を得ています。
面接の調整や履歴書の作成サポート、条件交渉などの自分では対応が難しい手続きも任せられますので、転職初心者にもおすすめです。
17. 保育士コンシェル
保育士コンシェル | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 約3,000件 |
対応エリア | 関東・東海・関西・九州 |
保育士コンシェルは利用者からの満足度が高い転職サイトです。
ブランクがある人や年収アップを目指す人など、さまざまな条件を個別に聞き取り、希望に合った転職先を紹介してくれることに定評があります。
また、対応の速さやきめ細やかさにも人気があり、こまめに連絡があるので状況が把握しやすい点も魅力です。
最短で登録当日に求人の案内が来ることもありますし、日程調整や条件交渉などの進捗具合もすぐに知らせてもらえるため、間に人を挟んでも不便さを感じません。
保育士コンシェルの口コミ
すぐに対応して頂き、電話やLINEで丁寧に色々教えてもらえたので助かりました。ありがとうございました!
公式サイトより引用
不安だらけの転職活動でしたが、安心してお任せすることができました。ありがとうございました。
公式サイトより引用
18. 保育Fine!
保育Fine! | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 約13,000件 |
対応エリア | 全国 |
保育Fine!は球児数はそれほど多くありませんが、対応エリアは全国で小規模保育や認定こども園、オープニングなどの豊富な種類の案件を確保しています。
検索機能も優れており、新卒やブランクあり、園長としての求人など様々な案件を見つけることができますし、人間関係や立地などの働きやすさで絞り込むことも可能です。
基本的に自分のペースで求人を探すことができますので、急ぎではないが転職活動を始めたいという場合にぴったりです。
19. ミラクス保育
ミラクス保育 | |
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おすすめ度 | |
公開求人数 | 約7,000件 |
対応エリア | 全国 |
ミラクス保育は対応エリアを全国にしていますが、首都圏エリアが中心となっており、保有件数も約4万件と豊富です。
非公開求人の取り扱いも多く、保育士経験のあるコンサルタントも多数在籍していますので、転職の悩みや仕事に関する不安など、さまざまな相談ができます。
もちろん、自分に合った求人の紹介や応募、面談の日程調整や対策、終業後の相談など幅広いサポートが受けられるため、首都圏で働きたい人におすすめです。
保育士が転職を成功させる5つのコツを伝授!
1. 辞め時を見極めよう
保育士が転職を成功させる1つ目のコツは、辞め時を見極めることです。
人間関係や待遇面の不満などを理由に、感情的に「仕事を辞めたい!」と思っていませんか?
実は、先のことを考えないで辞めてしまい「後悔した……」と感じた経験のある人もいるようです。
同僚や友人に相談をしたり、自分の気持ちを紙に書き出したりして、いったん冷静になりましょう。
冷静になれたら、以下のようなポイントで辞め時を判断してみてください。
保育士として実績を積んだか
今後のキャリアを考えると、ある程度経験を積んだと感じられるようになってから転職を考えるのがおすすめです。
保育士の場合、ひと通りの業務を経験するのに1年かかります。
1年を通して現場を経験すると実績になるため、転職活動をしやすくなるでしょう。
逆に1年未満の勤務期間だと、業務を経験できていないと見なされることもあります。
勤続年数1年未満で退職する場合、転職活動が不利になる可能性があることは頭に入れておきましょう。
転職しやすい年齢か
保育士には体力が必要です。
そのためほかの職種よりも、選考に年齢を考慮している園も多いようです。
30代で転職を迷っている場合、年齢的に考えると、早めに行動したほうがよいかもしれません。
保育士のニーズは高いですが、年齢が上がるほど転職が難しくなるのも事実。
高い年齢で転職を希望する場合は、スムーズにいかない可能性も理解しておきましょう。
2. 転職サイトを利用しよう
保育士が転職を成功させる2つ目のコツは、転職サイトを利用することです。
- 仕事を続けながら転職活動をしたい
- 子育てをしながら情報を集めたい
- できるだけたくさんの情報を比較して転職先を選びたい
といった人に適しています。
保育士特化のサイトを使おう
保育士が転職する際、おすすめなのが「保育士に特化した転職サイト」。
もちろん、一般的な転職サイトにも保育士の求人はたくさん掲載されています。
ただ保育士に特化した転職サイトでは、保育に特化したキーワードから求人を検索できたり、保育士の転職ならではの情報が得られたりすることも多いです。
どの転職サイトがいいのかわからず迷ったときには、保育士に特化した転職サイトに登録するとよいでしょう。
数は2〜3個にとどめよう
転職サイトを利用するときには、2~3つ程度のサイトに登録することをおすすめします。
複数の転職サイトを利用する最大のメリットは、たくさんの求人情報に触れられること。
多くの求人情報を見ることで、自分の理想に近い園が見つかりやすくなります。
逆に多すぎると管理が大変になりますので、2~3つ程度にとどめておくとよいでしょう。
3. 自分の希望をはっきりさせよう
保育士が転職を成功させる3つ目のコツは、自分の希望をはっきりさせておくことです。
自分の希望を明確にするための方法をステップ式で紹介します。
1.転職で叶えたいことを考える
まずは転職をして叶えたいことを書き出してみましょう。
今感じている不満から考えてもよいですし、自分の理想像から考えてもよいでしょう。
ざっくりとした内容で構いません。
「転職したらこんなふうになりたいな」という内容を考えてみてくださいね。
- 仕事だけじゃなく、プライベートも楽しみたい
- 他の保育士の顔色をうかがうのではなく、子どもたちにしっかりと向き合いたい
といった感じです。
いくつか理想を考えたら、優先順位をつけておきましょう。
これが求人を探すときの元になります。
2.転職先に求める条件を考える
次に、さきほど挙げた理想を叶えるためには「どんな条件が必要か」について考えます。
たとえば「仕事だけじゃなく、プライベートも楽しみたい」人なら、
- 残業が少ないこと
- 日曜や祝日は休みであること
などの条件が挙げられるでしょう。
さきほど自分が挙げた理想像すべてに対し、どんな条件ならその理想を叶えられるのかを検討してみてください。
そして先ほどと同様、優先順位をつけておきます。
転職先に求める条件が増えると、自分に合う求人を探すことが難しくなるもの。
転職活動を少しでも楽に進るためにも、条件に対し優先順位をつけておきましょう。
3.妥協できる範囲も考えておこう
最後に、妥協範囲について考えておくと求人を探しやすくなります。
自分の理想に完璧に合う求人なんて、そうあるものではありません。
「残業がないこと」を重視すると給料が理想通りではない……といったように、譲れないポイントと現実がかみ合わないケースも多いのです。
そんな場合、最低どれくらいなら妥協できるかということを検討しておくと、納得しやすくなります。
給料や勤務時間、通勤時間などについて、この程度なら妥協できるといった範囲を自分なりに考えておきましょう。
4. 自分に合った求人を探そう
保育士が転職を成功させる4つ目のコツが、自分に合う求人を探すことです。
ここでは求人を探すときに気をつけたいポイントをお伝えします。
求人情報をよく読む
【コツ3】で考えた条件や妥協範囲を元に、求人情報を見ていきます。
求人情報には、給料や勤務時間、福利厚生などの一般的な条件以外にも、園の方針や特徴、雰囲気などが書かれているケースも多いです。
動画で園の様子を見られる転職サイトもあります。
気になる園が見つかったら、求人情報をくまなく読みましょう。
求人情報をしっかりと読むことは、転職後のミスマッチを防ぐためにも役立ちます。
求人情報でとくにチェックすることは?
転職後「思っていた条件と違う……」と感じやすいことに、残業や賞与、休暇取得などがあります。
これらは求人情報をしっかりとチェックしたり、園に問い合わせたりすることで防ぐことが可能です。
少しでも気になる点があったら、しっかりと確認してておくと安心でしょう。
固定残業代に注意!
求人情報の給料欄に「固定残業代」や「みなし残業代」の表記がある場合は、あらかじめ残業代が含まれた額となっています。
- どのくらいの残業時間分の給料が含まれているのか
- 残業はどの程度あるのか
- 基準となっている残業数を超えた場合は、別に残業代の支払いがあるのか
といった事柄についてはっきりと確認しておくとよいでしょう。
賞与について確認!
賞与の欄には、たいてい「めやす」が記載されています。
園の業績などによって賞与額が変わることが多いので、書かれている額が支給されると確信してはいけません。
また、入職した年には賞与が支給されないケースもあります。
いつから支給されるのかを確認しておくと安心です。
有給休暇や代休取得についてもチェック!
有給休暇の制度はあっても、実際には取得しづらい場合も少なくありません。
求人情報には、有給休暇の取得率が記載されているケースもあるので、気になる人は確認しておくとよいでしょう。
また、園によって大きく異なるのが、休日保育や預かり保育です。
休日保育や預かり保育を実施している多くの園では、シフト制で対応しています。
休日出勤する場合の具体的な勤務時間や、代休取得制度があるのかどうかといったことも、確認しておきましょう。
5. 園見学をさせてもらおう
保育士が転職を成功させる5つ目のコツは、園見学をさせてもらうことです。
転職を経験した多くの保育士が、転職理由に挙げているのが人間関係。
しかし、人間関係の良し悪しを求人情報から推測するのは難しいですよね。
人間関係を重視して転職先を選びたい場合は、園見学などをお願いしてみてはいかがでしょうか。
受け入れてくれるタイミングは園によっても異なるため、まずは電話などでコンタクトをとります。
園見学に行った際は
- 保育士同士の関わり方(雰囲気がギスギスしていないか・笑顔があるかなど)
- 外部の人に明るくあいさつをしているか
- 雰囲気は明るいか
といったことに気をつけて見てみましょう。
園内の人間関係は求人情報だけではわかりません。
園見学を「自分に合うかどうかの判断材料」にしてみてはいかがでしょうか。
保育士は転職しやすい!ニーズが高く求人数も多い
転職活動を考えている保育士にとって気になるのが「転職のしやすさ」ではないでしょうか。
そこで、厚生労働省発表の「保育士の有効求人倍率の推移(全国)」を見てみましょう。
現在もっとも新しいデータが、令和3年7月の2.29倍。
これは、求職している保育士ひとりに対し2.29個の仕事があることを意味しています。
全職種平均の1.11倍に比べると、かなり高いことがわかるでしょう。
また、過去の推移を見ても、保育士は常に高い有効求人倍率を維持しています。
このデータから、保育士の転職先は豊富にあり、転職しやすい環境であると言えるでしょう。
共働きが増え保育園の需要が拡大しているため、今後も保育士の求人数は高い状態をキープすると推測されています。
保育士の転職活動を3ステップで紹介
保育士の転職には平均3か月程度の期間が必要です。
保育士の場合も、一般的な転職活動と同じような流れで進みます。
ステップごとにやることや注意点を紹介します。
1. 求人情報を集める
転職活動をはじめるとき、最初にするのが求人情報を集めることです。
求人情報を集める手段には以下のようなものがあります。
- ハローワーク
- 保育園などのHP
- 求人誌
- 求人サイト
- 人材紹介サービス
転職する場合、自分で積極的に情報を集めることが大切です。
雇用条件や福利厚生、自分がやりたい仕事内容など、自分が転職先に求める条件を明らかにしておくと、情報を集めやすいでしょう。
できるだけ多くの情報を集めたいと考えているなら、転職サイトを利用するのもひとつの方法です。
一般的な転職サイトのほか、保育士に特化した転職サイトもたくさんあります。
どちらのサイトにも保育士の求人はたくさん掲載されているので、転職活動をはじめるときには登録してみてはいかがでしょうか。
2. 応募する
気になる求人を見つけたら、早速コンタクトを取りましょう。
多くの場合、応募には履歴書や職務経歴書が必要です。
履歴書には、自己PRや志望動機などを記載します。
指定がない限り、手書きで丁寧に書きましょう。
園の保育方針やカラーを理解した上で、自分の気持ちを前向きに書くことが大切です。
職務経歴書には、学歴や職歴を記入します。
職務経歴書に関しては、パソコンでの作成を認める保育園も多いようです。
履歴書や職務経歴書は、応募する保育園に合わせて作成したものを用意しましょう。
応募書類の用意は面倒に感じる人が多いもの。
しかし、ここで手を抜かず丁寧に作成することで、面接につながりやすくなります。
がんばって作成してくださいね。
3. 面接を受ける
保育士の転職において、もっとも重要なステップが面接です。
書類からはわからない人柄や熱意は、保育士の転職において大きく評価されるポイントなのです。
新卒採用のときと同じように、基本的なマナーや身だしなみも大切です。
それに加え転職面接では、今までの経験やそこから得た知識や能力にも注目されます。
今までの経験を振り返り、具体的なエピソードとして話せるよう、自分なりにまとめておくとよいでしょう。
面接では自己PRや志望動機、転職理由のほか「何か質問はありませんか?」と逆質問をされることもあります。
自身の意欲を見せられるポイントでもありますので「とくにありません」という回答は避けたいところ。
入職までに学んでおくことや保育方針に関することを質問すると、意欲をアピールすることにつながります。
面接前にあらかじめ逆質問を考えておくとよいでしょう。
保育士の転職にオススメの時期は?
先ほどの「保育士の有効求人倍率の推移(全国)」のグラフを見てもわかる通り、保育士の求人が多いのは1~3月頃です。
これには、保育園が新年度を見据えた計画的な採用を行うことが影響しています。
「求人数が多いこの時期に転職活動をはじめるとよいのでは?」と考える人もいるかもしれませんね。
しかし、新卒の募集も増えてくる時期なので、おのずと競争率も高くなってしまいます。
そこで転職を考える場合は、この時期より少し早めに活動をはじめるのがオススメです。
保育士の求人は秋頃から徐々に増えはじめるため、9月頃から情報を集めはじめるとスムーズに転職できるでしょう。
転職を決意したら退職の意向はいつ伝える?
保育士の場合、新卒の求人を出す関係で、6~10月頃には来年度についての希望を聞かれることが多いようです。
希望を聞かれた段階で年度末での退職意思が固まっているようなら、このときに伝えるのがスムーズです。
この時期を逃した場合や年度末以外での退職を希望する場合は、発表会や運動会などの大きな行事が終わったあとに話を切り出してみてはいかがでしょうか。
というのも、行事が一段落ついた時期なら、園長や主任保育士に時間を取ってもらいやすいからです。
引き継ぎなどのことを考えると、退職を希望する日の2~3か月前までには、退職の意向を伝えられるとよいでしょう。
保育士は年度の途中でも転職できる?円満退職するポイントと成功のコツは?
保育士は年度途中に退職できる?
そもそも保育士は年度途中に退職できるのでしょうか。
年度途中でも退職できる!しかしデメリットも
もちろん他の職業と同じように、保育士も年度途中での退職が可能です。
しかし「転職や再就職を考えたときに影響が出るかもしれないこと」を知っておく必要があります。
保育士業界では、年度途中の退職にネガティブなイメージがあります。
特に保育園に転職したいと考えている場合は、年度途中での退職について慎重に検討したほうがよいでしょう。
雇用契約によっては年度途中の退職がNGの場合もある
「保育士も年度途中で退職できる」とお伝えしましたが、入職時の雇用契約によっては退職できないこともあります。
期間を定めて雇用契約を結んだ場合、原則、契約途中の退職はできません。
年度途中の退職を希望する人は、雇用契約についても確認しておく必要があるでしょう。
場合によっては自分の身を守るための選択も必要
年度末での退職が望ましいものの、自分を守るために退職という選択が必要な場合もあります。
保育園の労働環境が合わず、心身に支障をきたしているなら無理をせず退職する勇気も必要でしょう。
「担当の子どもたちや同僚の保育士などに迷惑をかけたくない!」という気持ちはすばらしいもの。
しかし、それ以上に大切にすべきなのは自分の健康です。
身体や心の状態が悪化してしまうと、仕事復帰自体が難しくなる可能性もあります。
心身に不調が出ている場合は、どうか自分にとって最良な選択をしてくださいね。
年度途中の退職を避けた方が良い3つの理由は?
保育士はできるだけ年度途中での退職を避けたほうがよいでしょう。
年度途中に退職したことで同僚保育士から批判を受けたり、年度途中の退職を認めてもらえずトラブルになることもめずらしくないようです。
保育士が年度途中での退職を避けたほうがよい理由は、以下の通りです。
- 担任をしている場合、子どをも混乱させる可能性があるため
- 他の保育士への負担が大きくなってしまうため
- 無責任な人だと思われる恐れがあるため
それぞれについて解説しましょう。
1.担任をしている場合、子どもを混乱させる可能性があるため
退職によって特に大きな影響があるのが、担任クラスを受け持っている場合です。
多くの場合、クラス担任は同じ保育士が1年間担当しますよね。
一番信頼関係を築きやすい担任の保育士が突然いなくなったら、子どもたちにショックを与えてしまうでしょう。
中には、クラス全体の落ち着きがなくなってしまうこともあるようです。
子どもは順応性が高いといわれていますが、一時的に子どもたちを混乱させてしまうことは避けられないでしょう。
2.ほかの保育士への負担が大きくなってしまうため
現在、ギリギリの人数で仕事を回している保育園がほとんどです。
そのため一人辞めてしまうと、他の保育士への負担が大きくなってしまいます。
たとえば行事の準備を考えてみましょう。
保育園には、運動会や発表会、遠足など行事がたくさんありますよね。
保育士にとって行事の準備は大切な仕事のひとつです。
行事準備は保育士総動員で行っている園も多いため、一人の退職によって他の保育士に業務の負担が増大してしまうことは容易に想像できるでしょう。
3.無責任な人だと思われる恐れがあるため
保育園は1年を通して子どもを保育する施設として、年間スケジュールが決まっています。
そのため年度途中に退職することで「仕事を途中で放棄した」とみなされることもあり、保護者や同僚保育士からの信頼を失ってしまうこともあるのです。
特に、辞め方に問題があった場合や退職時にトラブルが生じた場合には、無責任な人だと思われやすいです。
年度途中で退職する場合は、普段以上に周囲に配慮した辞め方が必要でしょう。
年度途中にスムーズに退職するための流れは?
年度途中での退職はトラブルになりやすいです。
できるだけトラブルにならないように、退職の流れを頭に入れておきましょう。
1. 退職時期を考える
スムーズに退職するためには、まず退職しやすい時期を選ぶことが大切です。
時期が悪いと、退職を引き延ばされてなかなか辞められないケースもあります。
また、上司が時間を取りにくいため、うまく話ができないこともあるようです。
退職しやすいのは、行事が少なく、業務が落ち着ている時期。
・新年度がはじまって落ち着いてきた6月
・業務にゆとりが出る8月
・運動会や遠足などの行事が終わった後の12月
自分が勤める保育園の行事を考慮したうえで、退職の時期を考えてくださいね。
2. 退職の意思を伝える
退職時期が決まったら、退職の意思を伝えます。
一般的には2週間前までに伝えるとよいとされていますが、退職申請の時期に関する規則がある園もあります。
あらかじめ就業規則を確認しておきましょう。
また、伝えるときには、直属の上司に口頭で伝えます。
伝える順番や方法を間違えると、トラブルになりかねないため、気をつけましょう。
3. 職員にあいさつをする
退職日が決まったら、職員にあいさつをします。
会議や朝礼など、できるだけ多くの職員がそろう場で伝えるとスムーズです。
伝える場については、上司と相談しておきましょう。
その場にいない職員へは、後で時間を作り、個別にあいさつできるとよいですね。
4. 子どもや保護者に説明する
職員にあいさつができたら、子どもや保護者に説明する段階です。
すべての保護者にきちんと説明できるよう、方法やタイミングは上司に説明することをオススメします。
伝え漏れがあると、園に対して不信感を抱かれてしまうことも考えられます。
今後保護者と園が信頼関係を維持していくためにも、保護者への説明は慎重に行いましょう。
5. 後任保育士に引き継ぎを行う
スムーズに退職するためには、しっかりと引き継ぎを行うことが大切です。
担任をしているクラスの子どもたちについてや、担当した行事・係については特に詳しくまとめておきましょう。
6. 私物やロッカーを整理する
退職が決まったら、園に置いている私物の持ち帰りやロッカーの整理をはじめます。
次に使う人が気持ちよく使えるためにも、私物を早めに整理し、掃除をしておくようにしましょう。
勤務最終日には、花束をもらうこともあるようです。
想像以上に大荷物になることもありますので、早めに私物を持ち帰っておきましょう。
7. 退職の手続きをする
退職には事務的な手続きも必要です。
以下に、保育士が退職するときに必要な手続きの例をあげました。
・退職届の提出
・備品やエプロンの返却
・健康保険証の返却
・定期券の払い戻し
・離職票の受け取り
・源泉徴収票の受け取り
・健康保険の任意継続
・借り上げ社宅など住宅関連の手続き
人によって必要となる手続きが異なります。
事前にどのような手続きが必要となるのか確認しておくと安心でしょう。
8. 【退職日】最後のあいさつをする
勤務最終日には、当日勤務している保育士さんに最後のあいさつをします。
ゆとりのある時間帯を見計らって、お世話になった職員には個別であいさつをするのもよいでしょう。
年度途中に円満退職するための4つのポイントは?
ここからは、保育士が年度途中に円満退職するために気をつけたいポイントを4つ紹介します。
ここで紹介するポイントは、園やほかの保育士たちとの関係性をこじらせないために必要なことばかり。
退職時に不必要なトラブルを起こさないためにも、ぜひ参考にしてくださいね。
園や他の保育士のことも考えた辞め方をする
保育士が年度途中に円満退職するためには、園や保育士たちへの配慮を大切にしましょう。
年度途中で退職するとなると、園や他の保育士たちに迷惑がかかることは避けられません。
しかし、しっかりと引き継ぎをする、業務にゆとりのある時期に退職するといった配慮によって、多少なりとも他の保育士たちへの負担を減らせます。
今後の園や他の保育士たちのことも考えた辞め方をすることで、あなたに対するネガティブな印象を減らせるかもしれません。
退職の意思を伝える順序を守る
年度途中での円満退職のためには、退職の意思を伝える順序も大切です。
退職の意思は、直属の上司から伝えることが原則です。
たとえば直属の上司が主任なら、主任に伝えてから園長に伝えるといった流れをとります。
主任をとばして園長に先に話をしたことがきっかけで、トラブルになってしまうこともあるようです。
不必要なトラブルを招かないためにも、退職の意思を伝える順序は守りましょう。
引き止められた場合の対応も考えておく
年度途中に「退職したい」と言うと、引き止められるケースもあるでしょう。
多くの保育園はギリギリの人数で仕事をしているため、「辞められたら困る……」と考える園も多いのです。
しかし自分がしっかりと考えて出した結論であれば、退職の意志が強いことをはっきりと伝えるようにしましょう。
引き止められた場合の対応をイメージしておくことで、心が揺れたりあたふたしたりせずに自分の思いを伝えられるのではないでしょうか。
誰かに相談したい場合は園関係者を避ける
年度途中に円満退職したいなら、退職に関する相談を園関係者にしてはいけません。
あなたが辞めることで保育士たちへの負担が大きくなりますので、同僚保育士があなたに対して不信感を抱くこともあり得るでしょう。
それゆえ、トラブルになる可能性も高いのです。
退職について相談したいときには、園に関係のない外部の人を選びましょう。
できれば専門的な知識があるキャリアアドバイザーや、似たような経験をした先輩などがオススメです。
年度途中での転職を成功させるコツは?
保育士が年度途中での転職を成功させるにはコツがあります。
コツを押さえて、後悔のない転職活動を行いましょう。
退職理由の伝え方を工夫する
転職を成功させたいなら、退職理由の伝え方については工夫が必要です。
転職先の保育園には「また年度途中で退職されたら困る」という不安があるもの。
そのため転職の面接では、退職理由についてほぼ必ず聞かれます。
中には、深く聞こうとする保育園もあるかもしれません。
退職理由の伝え方として絶対NGなのは、前職の愚痴や不満を言うこと。
たとえ真実だとしても、そのまま伝えてしまってはあなたの印象が悪くなるだけです。
できるだけポジティブな内容に言い換える工夫をしてみるとよいでしょう。
どうしても難しければ、「家庭の事情でやむを得ず」とまとめてしまうのもひとつの方法です。
転職先の保育園が抱く不安を払拭できるような言葉で、退職理由を伝えるようにしましょう。
転職エージェントを利用する
おそらく年度途中での転職には、さまざまな理由があるのでしょう。
「自分ではどうしたらよいのかわからないけれど、同僚に相談することもできない」と悩んでいる人もいるかもしれません。
そんなときには転職エージェントを利用してみませんか?
退職方法や転職活動について、専門的な立場で相談にのってもらえます。
不安を自分で抱え込まず、転職エージェントを積極的に利用してみましょう。
保育士が転職で悩むのはなぜ?メリット・デメリットは?
保育士が転職で悩む理由は?
転職で悩む人に共通しているのが「不安」です。
「今の職場をやめて後悔しないだろうか……」「失敗したらどうしよう……」といった不安から、なかなか決断できない人もいるのでしょう。
不安から転職に踏み切れないのは、保育士に限ったことではありません。
実際に転職経験者に心境を聞いたところ、やはり「不安だった」と回答した人はたくさんいました。
くわしく聞いてみると、以下のような意見が聞かれました。
- 今の職場に不満はあるけれど、転職したからといってその不満が解消されるとも限らない
- 自分の希望に合う転職先がなかなかない
また「転職したい気持ちとためらう気持ちが二転三転して、どうしたらよいのか自分でもわからなくなってしまった」という声もありました。
転職するかどうかは、多くの人が不安に感じ悩むものです。
自分が何に不安を感じているのかをひも解いてみると、決断に向けて一歩踏み出すきっかけになるかもしれません。
保育士が転職する3つのメリットは?
今感じている不安をはっきりとさせる前に、転職するとどのようなメリットがあるのか改めて確認してみましょう。
ここでは多くの人に共通する以下の3つを紹介します。
心機一転できる
労働条件の向上が期待できる
多様な保育観に触れ、成長につながる
それぞれくわしく見ていきます。
心機一転できる
転職する大きなメリットに「心機一転できること」があります。
たとえば、人間関係に悩んでいる場合、転職して新たな環境に身を置くことで悩みが軽くなることもあるでしょう。
特に保育士の場合、職場の人間関係を理由に退職する人も多いです。
平成30年度東京都保育士実態調査報告書によると、退職した保育士の約37%が退職理由として人間関係をあげていました。
今の職場にとどまりながら人間関係を改善することは難しいものです。
転職してゼロから人間関係を作ることができれば、今までの人間関係の悩みから解放されるかもしれませんね。
そのほか、後輩を指導する負担が大きく「ツライ……」と感じている場合や、大きな失敗をしてしまい自信がなくなってしまった場合も、職場をかえることで心機一転が期待できます。
労働条件の向上が期待できる
「労働条件の向上が期待できること」も転職するメリットです。
前出の資料によると、保育士が退職した理由の上位には、以下のことがあげられていました。
- 給料が安い
- 仕事量が多い
- 労働時間が長い
この結果から、労働条件に不満があり退職する保育士は多いことがわかります。
同じ職場にとどまっていると、条件面の向上は期待できないケースが多いです。
一方、自分が望む条件にしぼって転職先を探せば、ある程度満足できる条件で働けるでしょう。
多様な保育観に触れ、成長につながる
転職をきっかけに「多様な保育観に触れ、自身の成長につながる」こともあります。
なんとなく仕事に自信がもてない、自分のスキル不足を感じるという人は、転職によって新たな可能性が見つかるかもしれません。
というのも、転職すると新たな園の方針に触れたり、今まで出会ってこなかったタイプの保育士と仕事をしたりするため、多様な保育観に接することができるからです。
転職をきっかけに新たな考え方が芽生えたりスキルを吸収したりでき、成長できるかもしれません。
保育士が転職する3つのデメリットは?
次に、保育士が転職した場合のデメリットについて考えてみましょう。
ここでは、多くの人に共通するデメリットとして以下の3つを紹介します。
新たな環境になじむ努力が必要
転職後6か月間は有給休暇がない
転職後1年間はライフイベントを控えるのが無難
転職によるデメリットが不安の原因になっていることも考えられますので、丁寧に見ていきましょう。
新たな環境になじむ努力が必要
転職のデメリットとして「新たな環境になじむよう努力しなければならないこと」があげられます。
環境の変化が苦手な人にとっては、ハードルが高いことと言えるでしょう。
仕事の進め方や園の保育方針ががらりと変わることもあるかもしれません。
今までのやり方が転職先でNGとされると、とまどってしまうこともあるでしょう。
それに加え、人間関係の構築も必要です。
職員や子ども、保護者との信頼関係を築くことは、一朝一夕でできることではありません。
長い目で見て、良い関係を築くことが大切でしょう。
転職後6か月間は有給休暇がない
「転職後6か月は有給休暇がもらえないこと」も転職によるデメリットでしょう。
労働基準法により、有給休暇の取得は入職後6か月を過ぎてからと定められています。
もちろん入職後6か月以内にも仕事を休むことはできますが、欠勤扱いとなるため注意が必要です。
プライベートな理由で有給休暇を利用したいと考えている人は、有給休暇がもらえるまで6か月の勤務が必要なことを頭に入れておいてくださいね。
転職後1年間はライフイベントを控えるのが無難
もちろん、転職後にライフイベント(結婚や妊娠など)を迎えることがNGというわけではありません。
しかし、転職先で信頼関係を築くためには、できるだけ転職直後のライフイベントは控えるのが無難です。
転職先は実務経験のある人を即戦力として採用しています。
それにもかかわらず、すぐに結婚や妊娠を理由に休まれると、園としても信頼しにくくなってしまいます。
もしライフイベントの予定があるのなら、前もって話しておくほうが好印象でしょう。
保育士が転職に悩む具体的な不安点とその解消法は?
転職に悩んでいる保育士は、実際、どのようなことに悩んでいるのでしょうか。
ここでは多くの人が悩むポイントとその解消法をお伝えします。
「辞めたい」と言い出しにくい…
まず、今の園に「辞めたい」と言い出しにくいというケースです。
特に年度途中に辞めたいと考えている場合、言い出しにくさを感じる人はたくさんいます。
保育士の場合、1年単位でスケジュールが決まっているため、年度途中で辞めたいと言い出しにくいのです。
どうしても年度途中で退職したいなら、行事が少ない時期に退職の意向を伝えることをおすすめします。
運動会や遠足、発表会などの行事が終わった後には業務が一段落する園も多いので、上司に時間をとってもらいやすいでしょう。
また、短期間しか働いていない場合も、辞めたいと言い出しにくいものです。
このような場合は、引き止められることも多いかもしれません。
引き止められたくない場合は、自身の体調や家族の世話など、園がやむを得ないと感じる理由を伝えるのが無難です。
保育士がひとり欠けると、ほかの人たちの負担が増えてしまいます。
できるだけ迷惑をかけないためにも、丁寧に引き継ぎをするなどの心がけは必要です。
いい園が見つかるのかな…
今よりもいい園が見つかるのかが不安で決断できないケースもあります。
転職したら今よりも人間関係が複雑だった……残業が多かった……といったミスマッチを防ぐためには、気持ちにゆとりをもって転職先を探すことが大切です。
このような不安が大きい場合は、今の仕事を続けながら転職活動を進めましょう。
時間的には負担がかかるかもしれませんが、ひとまず今の園で仕事ができるということが安心材料となり、比較的ゆとりをもって転職先を探せると考えられます。
いい園が見つかった段階で、退職の意向を伝えても遅くはないでしょう。
新しい環境になじめるかな…
新しい環境になじめるか不安に感じるケースもあります。
転職すると人間関係をゼロから作っていく必要がありますし、保育方針や業務内容もいままでとはまったく異なるかもしれません。
新しい環境に対応するためには、今までのやり方に固執せず、柔軟な対応で取り組むことが大切です。
また、慣れないうちはストレスがたまりやすいです。
休みの日には思いっきりリフレッシュするなど、ストレスをうまく発散させながら仕事に取り組むとよいでしょう。
失敗したらどうしよう…
「転職に失敗したらどうしよう」という漠然とした不安を感じている人もいるでしょう。
先のことが見通せないと不安を感じやすいです。
不安を感じている自分を否定せず、自分がどの点に不安を感じているのか、具体的な不安ポイントを探ってみるようにしましょう。
不安に感じることを紙に書き出し、一つひとつに対して具体的な対策を考えてみます。
やるべきことが具体的になると、漠然とした不安を少しは軽減できるのではないでしょうか。
保育士の転職で失敗しないためのコツは?
保育士が転職を成功させるコツは、園見学をさせてもらうことです。
転職を経験した多くの保育士が、転職理由に挙げているのが人間関係。
しかし、人間関係の良し悪しを求人情報から推測するのは難しいですよね。
人間関係を重視して転職先を選びたい場合は、園見学などをお願いしてみてはいかがでしょうか。
受け入れてくれるタイミングは園によっても異なるため、まずは電話などでコンタクトをとります。
園見学に行った際は、
- 保育士同士の関わり方は?
- 外部の人に明るくあいさつをしているか?
- 雰囲気は明るいか?
といったことに気をつけて見てみましょう。
園内の人間関係は求人情報だけではわかりません。
園見学を「自分に合うかどうかの判断材料」にしてみてはいかがでしょうか。
保育士が転職するなら大規模園?小規模園?それぞれの違いは?
大規模園と小規模園の特徴について知ろう
大規模園ってこんなところ
大規模園とは、たくさんの子どもを預かっている保育園。
一般的には100人以上の子どもが在籍する園をさします。
中には、200人以上の子どもが在籍している園もあります。
預かる子どもの年齢は0~5歳までと幅広く、運動会や発表会、季節の行事などを活発に行う園が多いようです。
小規模園ってこんなところ
2015年からスタートした「子ども・子育て支援新制度」で、認可保育園として認められたのが小規模園です。
小規模園では0~2歳の乳児を預かります。
定員は6~19人と少ないため、保育士と子どもがじっくりかかわりながら家庭的な保育が行われています。
大規模園と小規模園の大きな違いは?
大規模園と小規模園では、預かる子どもの年齢や人数が異なります。
そのため、以下のような違いがみられます。
大規模園 | 小規模園 | |
---|---|---|
子どもとのかかわり方 | さまざまなタイプの子どもにかかわれる | 一人ひとりとじっくりかかわれる |
行事・イベント | 頻繁にある・大々的 | 少ない・規模も小さい |
遊び | 園庭で身体を使った遊びができる | 園庭がなく遊びに工夫が必要 |
職員とのかかわり方 | 分担して仕事を行うため、チームワークが大切 | 人数が少なく、連携しやすい |
休みの取りやすさ | 比較的取りやすい | 取りにくい |
身に付くスキル | あらゆる経験を積める | 乳児保育の経験を積める |
大規模園のメリット・デメリットを知ろう
大規模園のメリットは?
大規模園のメリットとして、この記事では以下の3つを紹介します。
- たくさんの子どもとふれあえ、成長を見守れる
- 比較的休みを取りやすい
- スキルに不安がある人も活躍しやすい
ひとつずつ見ていきましょう。
たくさんの子どもとふれあえ、成長を見守れる
大規模園ではたくさんの子どもを預かっているので、さまざまなタイプの子どもと接することができます。
子どもとのかかわり方やトラブル時の対応方法など、あらゆる経験を積めるでしょう。
保育士としての成長にもつながりそうですね。
また、大規模園は0~5歳を対象としているので、乳児期に預かった子どもの成長を長期にわたって見守ることができます。
子どもの成長を見守れることは、保育士にとってやりがいでもあるでしょう。
比較的休みを取りやすい
大規模園は子どもの人数が多いため、保育士の人数に余裕をもたせていることも多く、勤務に関する融通がききやすいようです。
実際、私の友人の保育士は「シフトの変更を相談されることも、自分からすることも多い」と話していました。
複数担任制を取り入れるなど、保育士の負担に配慮している園も多く見られます。
柔軟な働き方ができるのも大規模園の魅力でしょう。
スキルに不安がある人も活躍しやすい
大規模園にはたくさんの保育士が働いています。
ほかの保育士と子どもたちのかかわり方を間近で見られるため、スキルに不安がある人にとっても大きな学びとなります。
しばらく実務から離れている人やスキルに自信がない人にとって、大規模園はほかの保育士の仕事を体感しつつ、自分のスキルアップにつなげられる環境といえそうです。
さまざまなタイプの保育士がいるので、自分と違う保育方針をもつ人もいるかもしれません。
自分と異なる意見をもつ保育士とかかわることで、新鮮に感じたり自分の世界が広がったりといったメリットもあるようです。
大規模園のデメリットは?
大規模園のデメリットには以下のようなことがあげられます。
- 行事前の仕事や事務作業など負担が大きい
- 人間関係が複雑になりやすい
- 体力が必要とされる
それぞれくわしくお話ししましょう。
行事前の仕事や事務作業など負担が大きい
多くの大規模園では、年間を通じて行事が計画されています。
子どもの人数が多いため、必然的に行事の規模も大きくなります。
準備もかなり大きな負担となるでしょう。
日常の業務と並行しながら準備をすすめるので、残業になることも多いようです。
また、子どもの人数が多い大規模園では、連絡帳の記入や書類作成など、日常的な事務作業も保育士にとって大きな負担となります。
園によっては、ほかの保育士と分担して負担を減らすなど、対応が取られていることもあるようです。
人間関係が複雑になりやすい
大規模園には、子ども・保護者・職員を合わせるとかなりの人数がかかわっています。
そのため、中には自分と合わない人もいるかもしれません。
特に保育士の中で苦手なタイプの人がいると、仕事がつらく感じてしまうこともあるでしょう。
大規模園は人数が多いゆえに、人間関係が複雑になりやすいようです。
体力が必要とされる
大規模園では1クラスの人数が多いため、一度にたくさんの子どもたちに目を配ることが必要です。
行事や園外保育のときなどには、特に体力が必要となるでしょう。
また、3~5歳の子どもたちも在籍しているため、身体を使ったダイナミックな遊びをする機会も多いです。
安全に配慮しながら子どもと遊ぶには、かなりの体力が必要でしょう。
小規模園のメリット・デメリットを知ろう
小規模園のメリットは?
小規模園のメリットとして、この記事では以下の3点を紹介します。
- 一人ひとりの子どもと密にかかわれる
- 行事が少なく仕事の負担が少ない
- 乳児保育の経験を積める
それぞれについてみていきましょう。
一人ひとりの子どもと密にかかわれる
小規模園では、保育士1人あたりの子どもの数が少ないため、子どもと密にかかわれます。
子どもとじっくり向き合いたい人には大きなメリットでしょう。
「子どもの個性に合わせた保育をしたい」「自分の保育方針を実践したい」という人にとっても、やりがいにつながりそうです。
行事が少なく仕事の負担が少ない
小規模園は行事が少なめです。
あったとしても規模が小さく保育士の負担も少ないため、保育士は行事の準備に追われることなく、日常の保育に集中できます。
「行事の準備は負担が大きい」という保育士の声は多いもの。
行事が少ないことで、仕事の負担軽減につながるでしょう。
乳児保育の経験を積める
小規模園では0~2歳の乳児だけを保育するため、乳児保育の経験を積みたい人には魅力的な職場です。
言葉でのコミュニケーションができない乳児期は、保育士が子どもの気持ちを読み取ることが必要です。
また、月齢によって子どもの発達が大きく異なるため、3歳以上の保育とは異なるスキルが求められます。
このように乳児保育はたくさんの難しさを抱えており、今後、乳児保育の経験が豊富な保育士は重宝されるでしょう。
小規模園のデメリットは?
小規模園のメリットには以下のようなことがあります。
- 子どもの成長を見守れない
- 急な休みが取りにくい
- 園庭がなく遊びが限られることもある
ひとつずつお伝えします。
子どもの成長を見守れない
小規模園で預かっている0~2歳児は、3歳以降は別の園に転園することになります。
そのため、大規模園のように長年にわたって子どもの成長を見守ることはできません。
「子どもの成長を見守れるのがうれしい」と感じる保育士にとっては、残念なことといえそうです。
急な休みを取りにくい
小規模園は大規模園に比べて、人員にゆとりがないことが多く、急な休みに対応しにくい園もあるようです。
急に休む可能性がある人は、園で働く保育士の人数を調べておくと、休みの取りやすさの参考になるかもしれませんね。
園庭がなく遊びが限られることもある
小規模園では園庭がないことも多く、遊びが限られることも少なくありません。
そのようなときには、保育士がアイデアを出し合って、子どもたちが安全に楽しく遊べる環境を作り出す必要があります。
遊びが限られるとデメリットに感じるか、アイデア次第で遊ぶ方法を工夫できるとメリットに感じるかは、人によるかもしれません。
大規模園か小規模園かを選ぶときに考える3つのこと
転職先として大規模園と小規模園で迷ったら、以下のようなことに注目してみてはいかがでしょうか。
- どのように働きたいか
- どのような保育がしたいか
- 今後どのようなキャリアを積みたいか
それぞれについて解説します。
1. どのように働きたいか?
大規模園と小規模園では働き方が大きく異なります。
そこで「自分がどのように働きたいのか」を自問自答してみましょう。
休みや残業、人間関係などについて、思いつくままに書き出してみてください。
2. どのような保育がしたいか?
大規模園と小規模園では保育方法もまったく違います。
「どのような保育をしたいか」を考えることで、どちらのタイプの園なら自分の希望が叶えられるのかが明確になってくるでしょう。
3. 今後どのようなキャリアを積みたいか?
「保育士としてこの先どのようなキャリアを積みたいのか」を考えると、転職先を選びやすくなります。
自分の将来を充実させるためにも、じっくり考えてみてはいかがでしょうか。
これらのことについて考えたら、自分の中の優先度を考えましょう。
やりがいを感じながら働ける職場を見つけるためには、優先順位を考えることが大切です。
迷うことも多いでしょうが、しっかりと考えてみてくださいね。
保育園以外の職場・働き先15選!
保育士資格を生かせる職場・働き先はたくさんある!
「保育士=保育園で働く」というイメージはありませんか?
実は、保育士の資格を生かせる転職先は、保育園だけではありません。
というのも、保育士資格は子どもに関わるあらゆる仕事で生かせるもの。
現在さまざまな場面で保育を必要としているので、保育士が活躍できる場面も多いのです。
しかも、現場によって保育の目的や保育の形態が異なります。
一般的な保育園とは違う目的や形態で、保育が行われている現場もたくさんあります。
保育士が転職先を選ぶときには、保育園以外の転職先も検討してみてはいかがでしょうか。
保育士は生涯にわたって活躍できる資格です。
ぜひ自分に合う仕事を見つけてくださいね。
児童福祉施設3選
児童福祉施設とは、児童福祉法などの法令に基づいて、子どもの保育や保護、養護を行う施設のこと。
一般的な保育園も児童福祉施設に含まれます。
児童福祉施設は子どもに関わる施設なので、働くには保育士資格が必要です。
保育士資格を生かして働きたい人には、適した職場といえるでしょう。
児童福祉法では、14の児童福祉施設が定められています。
ここではそのうち、保育士が活躍できる3つの施設を紹介します。
1. 乳児院・児童養護施設
大きなやりがいを感じられる
親の立場で子どもと関われる
さまざまな事情を抱えた子どもに対応する必要があり、対応が難しいことも
子どもの療育にとどまらず、幅広い仕事を行う
24時間体制・休日勤務などがある
乳児院と児童養護施設は、保護者がいない場合や家庭で生活できない場合などに子どもを養護する施設です。
入所する子どもの年齢によって、施設がわけられています。
児童養護施設:2歳~18歳くらい
乳児院や児童養護施設では、子どもたちが安心して生活できるようサポートをします。
子どもたちが乳児院や児童養護施設に入所する理由はさまざまです。
児童養護施設に入所している子どもの約6割が、親から虐待を受けているというデータもあるなど、心のケアを必要とする子どももたくさんいます。
「一人ひとりの子どもに寄り添いたい」「子どもの精神的なケアもしたい」と考えている人は、乳児院や児童養護施設を検討してみてはいかがでしょうか。
児童養護施設について詳しく知りたい人は、全国児童養護施設協議会発行のパンフレットをご覧くださいね。
2. 児童館
地域に密着した子育て支援ができる
さまざまな年齢の子どもと関われる
持ち帰りの仕事や残業が少ない
ワークライフバランスを大切にできる
主に公務員としての募集となるため、公務員試験の受験が必要となる
児童館は、児童に健やかな遊び場を提供し、健康の増進と情操教育を目的とした児童厚生施設です。
児童館には、0歳~18歳までの子どもが自由に遊べる場所としての役割があります。
それに加え、子育て家庭や子どもの安定した生活を支援する役割もあるため、保育士が活躍できるのです。
児童館の規模や利用する子どもの年齢、地域によっても業務内容は異なります。
以下に、一般的な業務内容を紹介します。
- 子育て相談の対応
- イベントなどの企画・運営
- 保護者とのコミュニケーション
- 事務作業
「子育て支援業務に興味がある」「地域に根差した子育て支援をしたい」と考えている人にはオススメの職場です。
3. 母子生活支援施設
母子の成長を近くで感じられる
母子を多方面からサポートできる
入所する年齢が幅広いため、さまざまな支援が必要となる
精神的なケアが必要なケースも多い
求人数が少ない
母子生活支援施設は、18歳未満の子どもがいる母子家庭が入所できる施設です。
入所する母親の年齢は10代~50代、子どもは0歳~18歳と幅広いため、支援の内容も多岐にわたります。
また、母子生活支援施設の入所理由の過半数を占めているのが「配偶者からの暴力」です。
そのため、精神的なケアが必要な場合も多く見られます。
母子生活支援施設では、保育士資格を持っていれば母子支援員として仕事ができます。
母子支援員の主な業務内容は以下の通りです。
- 母親が自立するための支援
- 育児相談
- 子どもの保育
- 学習指導
このように、母と子の両方をサポートするのが母子支援員の仕事です。
「世帯単位で支援したい」「母親と子どもが安心して過ごせるよう、さまざまな観点から支援をしたい」と考えている人には、非常にやりがいがあるでしょう。
子どもに関わる施設6選
社会には子どもに関わる施設がたくさんあります。
どの施設でも保育士が重宝されているようです。
ここからは6つの施設を紹介していきます。
1. ベビーホテル
深夜手当などがあるため、給料が高いことが多い
一般的な保育園では経験できない業務を経験できる
開所時間がさまざまなので、自分が働きやすい勤務時間を探せる
勤務時間が不規則になりやすい
人手不足な施設も多いため、スタッフに負担がかかることもある
ベビーホテルとは、以下のいずれかの規定を満たした認可外保育園のことを意味しています。
- 夜8時以降の保育
- 宿泊を伴う保育
- 一時預かりの子どもが利用児童の半数以上
令和2年3月末時点で、全国に1,255か所のベビーホテルがあります。
ベビーホテルでは、0歳~6歳くらいまでの子どもを預かりますが、3歳以下の利用者が約7割を占めています。
ベビーホテルの仕事内容は、食事や遊び、入浴、寝かしつけなど。
保護者の代わりとなって生活のサポートを行います。
ベビーホテルは、施設によって業務内容や待遇などが大きく異なります。
開所時間もさまざまなので、自分に合う施設かどうかしっかりと確認しておくことが大切です。
「夜や深夜に保護者と離れなければならない子どもたちに寄り添いたい」「子どもたちに安心して過ごしてもらいたい」という人にはやりがいを感じられる職場でしょう。
2. 企業内保育所
保護者が近くで勤務しているため、連携がとりやすい
保護者と保育士の距離が近く、トラブルになりにくい
一般的な保育園に比べイベントが少ないため、イベントに関連する業務が少ない
企業の営業日に合わせて運営されることが多い
ワークライフバランスを考えた働き方ができる
企業内保育所は、保護者が働く企業に併設された保育所です。
厚生労働省が公表したデータによると、企業内保育所はここ数年で大きく増えています。
ニーズが高いため、今後も増加する可能性が高いでしょう。
多くの企業内保育所は、小さい規模で運営されています。
そのため「子どもや保護者とじっくり向き合いたい」と考えている人にはぴったりの職場と言えそうです。
3. 院内保育所
少人数での保育となることが多いので、子どもとじっくり向き合える
子どもを長時間預かることが多い
運営母体によっては、一般的な保育園よりも待遇がよいこともある
24時間体制の勤務となるため、シフト制を導入していることが多い
病院に出入りするため、とくに感染症に注意しなければならない
院内保育所は、保護者が働く病院に併設された保育所です。
病院スタッフは24時間体制で働いています。
そのため、早朝や夜間に子どもをあずかってくれる院内保育所は、大切な役割を担っています。
近年院内保育所は増えており、今後も導入する病院が増える見込みです。
院内保育所では、子どもを長時間預かることが多いため、子どもとの生活に密接に関わります。
「子どもたちと密に関わりたい」と考えている人には適した職場でしょう。
5. 病児保育施設
少人数なので、ひとりの子どもにしっかりと対応できる
基本的に室内で保育を行うので、体力の負担が少ない
子どもから自分に感染症がうつる恐れがある
一人ひとりの体調が異なるため、それぞれに適した対応が必要である
保育知識に加え、医療の知識も必要である
病児保育施設とは、病気の子どもを預かって保育をする施設。
医療施設や保育所に併設されているケースが多いです。
子どもの急病時に保護者が仕事を休めないことも多いため、ニーズが高まっています。
病児保育施設では病気の子どもを保育するので、子どもの体調変化にはよりいっそうの注意が必要です。
また、病気の子どもを預ける保護者は、大きな不安を感じています。
保育中の様子や体調について詳細に伝えることで、保護者を安心させることができるでしょう。
病児保育施設で働くには、保育士資格が役立ちます。
さらに専門的なスキルを取得したいと考えるなら「認定病児保育スペシャリスト」や「認定病児保育専門士」といった民間資格を取得するのもよいでしょう。
「保育士としてスキルアップをしたい」と考えている人は、病児保育施設での仕事もオススメです。
6. 商業施設内の託児所
初対面の子どもに対応できる臨機応変さが必要
商業施設の営業時間内での仕事となるため、残業がない
小規模でアットホームな雰囲気で働ける
正社員としての募集が少ない
商業施設内にある託児所は、保護者が買い物をしたり美容院に行ったりする間の短時間だけ、子どもをあずかる施設。
当日飛び込みで利用されるケースが多いです。
商業施設内の託児所での主な仕事は、子どもと一緒に遊んだり、子どもの遊びを見守ったりといったこと。
室内で過ごすため、体力的な負担は少ないでしょう。
残業がほとんどないため「プライベートな時間を大切にしたい」と考えている人にも向いています。
短時間のパートとして働いている人も多いようです。
7. 子育て支援センター
育児中の保護者をサポートすることが多い
幅広い年齢の子どもと触れ合える
イベントの企画や運営を行う
保育士経験が浅い人やブランクがある人でも働きやすい
子育て支援センターは、子育て中の家庭を支援するための施設です。
一般的に、公共施設や児童福祉施設のスペースなどを利用して運営されています。
地域によって「子育て広場」や「支援サロン」と呼ばれることもあるようです。
保育士資格が不要な場合も多いですが、専門知識や経験があることは大きな強みとなるでしょう。
子育て支援センターは、育児相談の窓口としての役割があります。
そのため子育て支援センターで働く場合には、保護者への子育てサポートが必須の業務です。
育児の不安に寄り添ったり、ときにアドバイスをしたりするなど、保護者の負担を軽くするための支援を行います。
「子育てのサポートをしたい」と考えている人は、子育て支援センターも転職先として検討してみてくださいね。
個人宅での保育業務2選
待機児童の問題もあり、最近注目されているのが個人宅での保育です。
新しい保育スタイルとして定着しつつあります。
ここで紹介する2つの働き方も、転職先の選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。
1. ベビーシッター
自分の働きたい時間に仕事ができる
子どもの気持ちに寄り添った保育ができる
待機児童解消の手段として、今後もニーズが高まると予想される
収入が安定しにくい
ベビーシッターは、利用者の自宅などで子どもを保育する仕事です。
乳幼児~小学生くらいまでの幅広い年代の子どもをあずかります。
ひとりの子どもと密に関わるため、きめ細かい対応やサポートができるのもベビーシッターの特徴です。
ベビーシッターは常勤で働くことは稀で、一般的にパートやアルバイト、フリーランスとして働きます。
保護者とのやりとりはありますが、そのほかに多くの人と関わる必要がありません。
「職場の人間関係が苦手……」という人にも向いているかもしれませんね。
2. 保育ママ
少人数保育で子どもと密に触れ合える
保育方針に自由がきくため、自分の理想の保育を実践できる
保育ママになるための条件が自治体によって異なる
フリーランスとして働くことになるため、収入が安定しにくい
事務や経理など保育以外の仕事にも対応しなければならない
保育ママは、平成22年の児童福祉法改正に伴って定められた「家庭的保育事業」に含まれる保育サービスです。
ただし、保育ママのサービスが行われていない自治体もありますので、自治体のHPなどで確認してください。
保育ママは、自宅で3歳未満の子どもを保育します。
保育ママ1人につき、あずかる子どもの数は3人までとなっています。
子どもや保護者との距離が近いため、やりがいが大きいと感じている人も多いようです。
保育士としての経験を積んだ人は、保育ママとして開業するのもよいでしょう。
保育士資格を生かせる異業種3選
保育士が転職を考えるときには、保育士資格を生かせる異業種にチャレンジするという選択肢もあります。
ここでは3種類の仕事を紹介しましょう。
1. 幼児教室
子どもの成長を近くで見られる
意欲のある子どもが多いためレッスンしやすい
勤務時間・仕事内容が決まっている
アクセスしやすい場所にあることが多く通いやすい
土日出勤の場合も多い
幼児教室は、幼児期の子どもにスポーツ、音楽、英語などを教える教室。
小学校受験に対応した幼児教室もあります。
幼児教室の先生になるために保育士資格が必須というわけではありませんが、保育士資格をもっていると優遇されるケースが多いようです。
1日中レッスンがあることは少なく、比較的短時間から勤務できます。
また残業がなく勤務時間が決まっているため「メリハリをつけて働きたい」と考えている人にも向いている仕事と言えそうです。
2. 幼稚園
子どもの教育に集中できる
比較的休みが取りやすい
残業が少ない
1人が担当する子どもの数が多い
幼稚園は満3歳~小学校入学までの幼児を教育する施設です。
もちろん幼稚園で働くためには、幼稚園教諭の資格が必要です。
保育士資格だけでは、幼稚園で働けないことはご存じでしょう。
しかし今なら、保育士資格をもっている人は、少ない負担で幼稚園教諭の資格が取得できます。
これは「3年以上かつ4320時間の実務経験がある保育士は、試験や履修科目が一部免除される」という令和6年度までの特例措置によるものです。
幼稚園は保育園に比べて勤務時間が短く残業も少ないことが多いです。
保育園の勤務時間に不満を感じている人は、幼稚園教諭として働くのもよいかもしれませんね。
3. 認定こども園
保育と教育の両面から経験を積める
幅広い知識を得られる
行事準備など負担がかかりやすい
歴史が浅いため、現在も手探りな状態にある
認定こども園は、幼稚園と保育園を一体化させた施設です。
一般的な保育園との違いは「教育」という視点が必要であること。
今までと違った観点から子どもと関われることは、保育士としてのスキルアップにもつながるでしょう。
認定こども園で働くには、幼稚園教諭と保育士の両方の資格が必要です。
保育士資格しかもっていない場合は、特例措置を利用して幼稚園教諭の資格も取得しましょう。
保育士と幼稚園教諭の両方の資格をもっていると、今後活躍できる職場が増えると予想されます。
特例期間を上手に利用して、スキルアップしてくださいね。
まとめ
保育業界は深刻な人手不足と言われ、他の業種と比較すると求人が多い職種です。
そのため、50代からでも希望する条件に合った転職先が見つかりやすいといえます。
しかし、理想の職場を一人で見つけるのは難しいもの。
スムーズに転職活動を進めるには、それぞれの転職サイトの特徴を知って複数のサイトに登録することをおすすめします。
転職サイトを上手に利用して、転職活動を成功させましょう。