保育士におすすめの相談窓口12選!労働・ハラスメント・メンタルヘルスなど

保育士はたくさんの人と関わるため、人間関係に悩みを抱えているようです。

また、人材不足などの影響もあり「労働条件がよくない……」と悩んでいる人もいるでしょう。

この記事では、保育士が相談できる窓口を内容別に12か所紹介します。

悩みを抱えながら働いている保育士さんは、ぜひ参考にしてください。

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ほいくのおまもり「保育士お悩み相談」

保育士の悩みをなんでも相談できる窓口として「ほいくのおまもり」が設置している「保育士お悩み相談」があります。

「ほいくのおまもり」とは、保育士経験者が「ツライ思いで働く保育士を減らし、笑顔で働ける保育士を増やしたい」との思いで立ち上げられたサイトです。

「保育士お悩み相談」で回答してくれるのは、メンタルケアカウンセラーやメールカウンセリングの資格をもつ現役保育士さん。

相談者に寄り添い、悩みを解決したり負担を軽くしたりするサポートをしてくれます。

LINEで「友だち追加」をして相談を送信すると、1週間程度で返信がくるというシステムになっています。

なお、過去の相談の中には公開されているものもあります。

2022年9月時点で500件の相談が公開されていますので、自分と同じような悩みがないか検索してみるのもおすすめです。

>>ほいくのおまもり「保育士お悩み相談」はこちら

労働に関する悩み相談窓口

働き方や労働環境などに悩んでいる人には、以下の窓口があります。

  • 厚生労働省「総合労働相談コーナー」
  • 全国福祉保育労働組合「労働相談」
  • 介護・保育ユニオン「相談」

労働に関して不満を抱えながら働いているという保育士さんは少なくありません。

不満や悩みを相談することで、何かしらの解決方法がある場合もありますので、ぜひここから紹介する窓口に相談してみてください。

厚生労働省「総合労働相談コーナー」

「総合労働相談コーナー」は、全国の労働局や労働基準監督署内に379か所設けられている相談窓口です。

雇用や賃金などの労働条件に加え、嫌がらせやパワハラなどの労働環境に関する相談に無料でのってくれます。

悩みを聞いてくれるのは専門の相談員です。

厚生労働省が公開している都道府県ごとの「総合労働相談コーナー一覧」には、女性相談員がいるかどうかも記載されています。

女性に相談したいという人は、参考にしてみてくださいね。

相談方法は、面談か電話となっています。

面談の場合も予約不要ですので、気軽に相談できそうです。

>>厚生労働省「総合労働相談コーナー」についての詳細はこちら

全国福祉保育労働組合「労働相談」

「労働相談」は、全国福祉保育労働組合がおこなっている相談窓口です。

全国福祉保育労働組合とは、民間の保育所や介護施設など、福祉の職場で働く人たちの全国規模の組合です。

こちらの窓口では、労働に関することならどのような内容でも相談できます。

たとえば「有給休暇を取らせてもらえない」「サービス残業がある」などの相談は多数あるようです。

相談方法は、電話かFAX、メールのいずれか。

電話の受付時間は9時30分頃~18時頃となっています。

>>全国福祉保育労働組合「労働相談」についての詳細はこちら

介護・保育ユニオン「相談」

「介護・保育ユニオン」という介護・保育・福祉業界で働く人のための労働組合でも、相談窓口を設けています。

「人手が足りないため休憩がとれない」「産休・育休が取れない」など、多数の労働相談が寄せられているとのこと。

組合に入っていない人でも相談可能です。

相談方法は、電話・LINE・メールのいずれかとなっており、全国どこからでも無料で相談できます。

電話の受付時間は、平日(水曜日をのぞく)17時~21時、日曜日・祝日13時~17時です。

>>介護・保育ユニオン「相談」についての詳細はこちら

ハラスメントに関する悩み相談窓口

パワハラなどのハラスメントで悩んでいる人には、以下の窓口があります。

  • 厚生労働省委託事業「ハラスメント悩み相談室」
  • 法務省「みんなの人権110番」
  • 法テラス「相談」

悩みの中でも特に、ハラスメントに関しては職場に相談しにくく、ひとりで悩んでしまう人も多くみられます。

ハラスメントに関する相談窓口はたくさんありますので、ぜひ活用してみてください。

厚生労働省委託事業「ハラスメント悩み相談室」

「ハラスメント悩み相談室」は、パワハラやマタハラ、セクハラなど、あらゆるハラスメントに関する悩みを相談できる窓口です。

「上司に育児休業の相談をしたら、今後昇給はないと言われた」「短時間勤務をしていたら、同僚から嫌味を言われて精神的にツライ」など、育児休業などに関するハラスメントにも対応しています。

相談方法は、電話・LINE・メールから選べます。

電話の受付時間は平日の17時~22時、土曜日の10時~17時。

LINEとメールは24時間いつでも相談できます。

>>厚生労働省委託事業「ハラスメント悩み相談室」についての詳細はこちら

法務省「みんなの人権110番」

「みんなの人権110番」は、法務省が設置している相談窓口です。

差別やハラスメントなどの人権に関する相談にのってくれます。

相談に応じてくれるのは、法務局の職員や人権擁護委員です。

人権擁護委員とは、法務大臣から委嘱されたボランティアの人たち。

人格識見が高く、社会の実情や人権擁護に深い理解をもっている人たちなので、安心して相談できるでしょう。

相談方法は、インターネット上の相談フォームや電話、面談があります。

電話の受付時間は平日8時30分~17時15分。

0570-003-110にかけると、最寄りの法務局・地方法務局につながるシステムになっています。

>>法務省「みんなの人権110番」についての詳細はこちら

法テラス「相談」

あらゆる分野における法的トラブルの解決をサポートする「法テラス」では、パワハラや退職などに関する相談も受け付けています。

「職場でパワハラを受けている」「退職したいが、引き止められて辞められない」などの相談がよせられているようです。

法テラスでは電話かメールで相談を受け付けています。

電話の受付時間は平日9時~21時、土曜日9時~17時。

電話とメールのいずれも無料で相談できます。

法テラスのサイト内には、よくある質問を検索できるシステムがあります。

相談カテゴリや相談キーワードから検索できるので、同じような悩みがないかどうか確認してみるとよいでしょう。

>>法テラス「相談」についての詳細はこちら

メンタルヘルスに関する悩み相談窓口

メンタルヘルスについて悩んでいる人には、以下の窓口があります。

  • 厚生労働省「こころの耳相談」
  • 厚生労働省「こころの健康相談統一ダイヤル」

こころを健康に保つことは、仕事や生活に大きく影響します。

少しでも異変を感じたら、早めに相談するようにしましょう。

厚生労働省「こころの耳相談」

「こころの耳」は、働く人のメンタルヘルスに関するポータルサイトです。

サイト内では、仕事やキャリア、ハラスメントなどあらゆる分野の相談窓口が一覧で紹介されています。

「こころの耳相談」として相談窓口も設置されており、主に人間関係の悩みや長時間労働からくる健康被害などの相談に応じてくれます。

相談方法は、電話・LINE・メールのいずれかです。

相談にあたっての注意事項がありますので、あらかじめサイトの記載内容をしっかりと確認しておきましょう。

>>厚生労働省「こころの耳相談」についての詳細はこちら

厚生労働省「こころの健康相談統一ダイヤル」

「こころの健康相談統一ダイヤル」は、こころの健康に関する相談窓口で、都道府県・政令指定都市が主体となって設置しています。

相談方法は電話。

9時~17時くらいの間で対応してくれるところが多いようです。

ただし、自治体によって対応可能な日時にはバラつきがありますので、相談前にあらかじめ確認が必要です。

また、月曜日~金曜日の18時30分~22時30分には、日本精神保健福祉士協会と日本公認心理師協会が相談を受けています。

>>厚生労働省「こころの健康相談統一ダイヤル」についての詳細はこちら

転職や就職・キャリアアップに関する悩み相談窓口

転職や就職、キャリアアップなどで悩んでいる人には、以下の窓口があります。

  • 厚生労働省委託事業「キャリア形成サポートセンター」
  • 各自治体など「保育士・保育所支援センター」
  • なないろ保育士「就・転職お悩み相談室」

転職や就職、キャリアアップについては、専門家に相談することで道が開けることもあります。

ぜひ相談を検討してみてください。

厚生労働省委託事業「キャリア形成サポートセンター」

「キャリア形成サポートセンター」は、ジョブ・カードを活用したキャリアコンサルティングをおこなっています。

「ジョブ・カード」とは、キャリアプランニングや職業能⼒証明となるツールです。

このツールを活用しながら、専門のキャリアコンサルタントが相談者をサポートします。

相談方法は、対面もしくはWebでの面談です。

対面の場合、全国にあるキャリア形成サポートセンターで面談を実施します。

オンラインの場合、⽉曜⽇〜⾦曜⽇の9時10分~20時、土曜日・日曜日の9時10分~16時50分に実施されます。

対面の場合は地域によって時間が異なりますので、確認しておきましょう。

>>厚生労働省「キャリア形成サポートセンター」についての詳細はこちら

各自治体など「保育士・保育所支援センター」

各自治体には「保育士・保育所支援センター」が設置されており、保育の仕事に就きたい人をサポートしてくれます。

自治体によって取り組み方法が異なりますので、まずはお近くの保育士・保育所支援センターのWebサイトを確認してみるとよいでしょう。

>>全国の「保育士・保育所支援センター」の連絡先一覧はこちら

なないろ保育士「就・転職お悩み相談室」

保育士の就職・転職を無料でサポートしている「なないろ保育士」では、「就・転職お悩み相談室」を設置しています。

「就労時間が不安定」「低賃金のわりに仕事が大変」などさまざまな悩みを抱える保育士をサポートしてくれます。

相談方法は面談です。

JR埼京線「戸田公園駅」から徒歩1分のところにある一室で、落ち着いて相談できます。

相談時間は、平日10時~21時、土日祝日も可能です。

相談は無料ですが予約が必要ですので、予約フォームか電話で問い合わせてみてください。

>>なないろ保育士「就・転職お悩み相談室」についての詳細はこちら

まとめ

働き方や人間関係などに悩みを抱えている保育士さんは多いでしょう。

悩みを相談することで、負担が軽くなったり解決できたりすることもあります。

悩みがある保育士さんは、ひとりで抱え込まず、この記事で紹介した相談窓口の活用も検討してみてくださいね。

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記事の執筆者
Ricca

2人の子育てをしながら在宅で働くwebライター。
今までたくさんの人材系記事に携わってきました。
転職に悩む人や転職に踏み切ろうと努力している人のために、本当に役立つ、リアルな情報をお伝えします。
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