- ゲームプログラマーになりたいけれど給料が気になる
- ゲームプログラマーの年収は低いの?
- 高年収を目指すには何をしたらいい?
などと考えていませんか。
ゲームプログラマーはIT業界でも花形なので、気になっている人もいますよね。
しかし、収入面でいい話を聞かないこともあるため、ためらっている人もいるでしょう。
この記事を読めば、高待遇なゲームプログラマーになるヒントが見つかるので、ぜひ最後までお読みください。
ゲームプログラマーの平均年収は500万円弱
求人ボックスによると、ゲームプログラマーの平均年収は正社員で487万円です。
ボリュームゾーンをみると500万円~550万円が最も多く、780万円を超える人も一定数います。
日本人の平均年収が436万円であることを考えると、ゲームプログラマーは比較的収入がいい仕事といえますね。
しかし、収入の幅が300万円~800万円であることから、勤める会社やスキルによって大きく収入が変わる職業でもあります。
ゲームプログラマーの年収が低いといわれる4つの理由は?
前章の通り、ゲームプログラマーの年収には幅があり、想定以上に低くなることも少なくありません。
ここではゲームプログラマーの年収が低いといわれる背景を4つ紹介します。
安易にゲームプログラマーに転職すると、薄給に苦しむリスクがあるので、じっくり目を通してください。
下請け会社に勤務
開発の下請け会社に勤務していると、年収が下がる可能性が高くなります。
なぜなら、中間マージンを取られてしまうため、プログラマーに十分な人件費をかけられないからです。
中には自社の利益を優先するあまり、サービス残業など違法労働を強いる会社も珍しくありません。
子供はゲームプログラマーになりたいって夢があるけど
完全実力社会で
あまり学歴は関係なく
職場は大概ブラックで
下請けに就職しようものなら
福利厚生もほとんど無く
給料もかなり低いという
現実を教えてあげた方が
いいのか悩む夢を潰すのもな…
— Lily (@Ff14Klee) February 20, 2021
どれだけ優秀で社内でステップアップしても、ブラック労働が横行していたり資金力に乏しかったりすると、年収は上がりません。
もちろん、全ての下請けが劣悪な企業というわけではありません。
しかしビジネスモデル上、三次請け、四次請けと商流が低い会社は避けた方が無難といえます。
スキル不足
純粋にスキルが足りていないのも、低年収なゲームプログラマーにありがちな傾向です。
例えば、十分なプログラミングスキルがないと、
- 開発に時間がかかり納期に間に合わなくなる
- デバッグが減らない
といったデメリットが考えられます。
他にも、コミュニケーションスキルが低いと、チームワークを発揮できなかったり上司に認めてもらえなかったりという弊害も出てきます。
その結果「インセンティブをもらえない」「昇進が遅れて給料が上がらない」といった状況になってしまいます。
勉強時間が膨大
勉強に時間を割かなければいけないのも、ゲームプログラマーの年収が低いと感じる理由に挙げられます。
ゲーム業界は変化が激しいため、常にスキルアップしないと人材価値が落ちます。
スマホアプリのゲームにおいても10年前まで大ヒットした作品が、今ではサービス終了になっているケースは珍しくありません。
歴史があるゲームにおいても、ユーザーを定着させるために、頻繁にバージョンアップが行われています。
このように時代の変化についていくために、新しいテクノロジーやマーケットの知識が必要になるため、ゲームプログラマーは常に勉強に追われています。
会社でも、勉強会を開催したり教材を補助してくれるケースもありますが、勉強は基本的に自分のお金と時間で進めなければいけません。
勉強に時間を取られることを踏まえると、時間単価が良くないと感じるゲームプログラマーは一定数います。
成果主義
成果主義を採用している会社が多いのも、ゲームプログラマーの給料が低いといわれる理由の一つです。
多くのゲーム会社では業績連動型でボーナスの支給額を決定しています。
また、ベンチャーやスタートアップだとインセンティブ中心の賃金テーブルにしているケースも多く、成果が出なければかなりの低年収に追い込まれることもあります。
実力次第で高い収入を得られるのは魅力ですが、会社の業績や個人の成果が大きく影響するせいで稼げなくなるケースは少なくありません。
年収の低いゲームプログラマーが給料を上げる方法は?
ゲームプログラマーは年収の差が激しい職種なので、しっかりキャリアを考えないと低収入に陥ってしまいます。
ここでは、ゲームプログラマーが高収入を得るおすすめの方法を5つ紹介します。
うまくいけば年収を倍以上増やすことも可能なので、じっくり読んでください。
社内で出世
社内の昇進は、ゲームプログラマーが収入を上げる最もオーソドックスな方法です。
特にマネジメント層まで出世すると、給料が一気に上がるケースは少なくありません。
ゲーム開発は規模が大きく、プログラマーだけでなくデザイナーやシナリオライターもうまく巻き込んで仕事をする必要があるため、責任が大きくなるからです。
企業規模が大きいほど出世の価値は高くなるので、収入アップを目指す人は社内でのキャリアアップを視野に入れましょう。
スキルアップ
スキルアップも、ゲームプログラマーが収入を上げるうえで欠かせないポイント。
スキルを伸ばして市場価値を高めることで、転職しやすくなったり高単価な案件を受注できたりするからです。
プログラミング
語学
マーケティング
いうまでもなく稼げるゲームプログラマーになるなら、プログラミングスキルは必須です。
特に、需要が高く、まだ供給が追いついていない言語を勉強すると、企業からも引っ張りだこです。
また、語学やマーケティングも学ぶことで、海外クライアントとの取引でも優位に立てるため、高い報酬を期待できるでしょう。
大手ゲーム会社に就職
大手のゲーム会社に転職できれば大幅な収入アップを見込めます。
下の表は、主な大手ゲーム関連会社の平均年収です。
どの会社もゲームプログラマーの平均年収487万円を大きく上回っています。
会社名 | 平均年収 (2021年度) |
スクウェア・エニックス・ホールディングス | 1,469万円 |
バンダイナムコホールディングス | 1,121万円 |
任天堂 | 971万円 |
カプコン | 603万円 |
サイバーエージェント | 771万円 |
大手企業は、開発の上流に位置していることが多く資金も潤沢です。
その分人件費をかける余裕もあるため、年収が高い傾向にあります。
なお、大手ゲーム会社に入る際は、ぜひ転職エージェントを活用してください。
転職エージェントとは、企業選びや選考対策など転職活動をサポートしてくれる会社のこと。
業界に詳しいキャリアアドバイザーがいるため、効率的に転職活動を進められるはずです。
ソーシャルゲーム業界に転職
ソーシャルゲームとは、SNSなどインターネット上でプレイできるゲームのことで、ゲームプログラマーにとっても稼げる業界の一つ。
スマホやiPadなどタブレット端末の爆発的な普及で、ソーシャルゲームの需要も伸びているからです。
ゲーム情報誌「ファミ通」の調査によると、2020年にヒットしたモバイルゲームTOP3は、どれも月商500億円を越えています。
次々に新しいゲームがリリースされているため、プログラマーへの投資額が高い傾向にある点が魅力です。
フリーランスとして独立
フリーランスとして独立するのも、稼げるゲームプログラマーになるうえでおすすめの手段です。
なぜなら自分のスキル次第で収入を大幅に上げられるからです。
ITフリーランス求人サイトのフリーランススタートによると、2022年3月でゲーム求人22,920件の内、月単価が60万円以上の案件はなんと8910件。
中には月単価80万円を超える案件もあります。
フリーランスには「社会保障が薄い」「収入が安定しない」といったデメリットはありますが、実力に見合った報酬を稼ぎたい人には魅力的な働き方といえます。
ゲームプログラマーにおすすめの転職エージェントは?
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、業界屈指の規模を誇る転職エージェントです。
ゲーム関連のエンジニア求人数も申し分なく、2022年3月時点での公開案件数は1,794件と豊富。
高待遇な求人も多く、中には年収700万円越えのプロジェクトマネージャ職も扱っています。
実際に利用した人も、希望年収に沿った案件をたくさん提示してくれたことを評価していました。
高年収なゲームプログラマーになるためには、それなりの規模と実績をもつエージェントの協力が不可欠です。
リクルートエージェントなら、希望にマッチした求人に巡り会えるでしょう。
G-JOBエージェント
G-JOBエージェントは、ゲーム業界専門の転職エージェントで、求人数は3,400件以上を保有しています。
一番大きな特徴は、業界に詳しいキャリアコンサルタントが常駐していること。
G-JOBエージェント面談担当者の条件は次のうちいずれかで、素人がアドバイスすることはありません。
- ゲーム会社人事経験3年以上
- ゲーム開発現場のマネジメント経験
- 国家資格キャリアコンサルタント
ゲーム業界は特殊な面もあるため、実務経験者のアドバイスはかなり貴重です。
ゲームプログラマーになりたいけれど、確かな情報を元に転職活動をしたい人にとって、G-JOBエージェントはおすすめですね。
Geekly
GeeklyはIT・Webに強みがある転職エージェントで、利用者の75%が年収アップを実現しています。
Geeklyを利用する最大のメリットが、志望企業の詳しい評価を見られること。
IT企業口コミサイトGeekly Reviewでは、入社後のギャップや待遇面など豊富なカテゴリから口コミを検索できるため、転職後に後悔するリスクを減らせます。
また、Geeklyはエンジニアのキャリアアップに全力で向き合ってくれるのも魅力の一つ。
実際に利用した人も、Geeklyのおかげで成長できる会社に転職できたとコメントしていました。
Geeklyのコンサルタントは、そこらへん理解したうえで、ゲーム会社のサーバエンジニアの求人を紹介してくれました。考えてなかった業界だったので驚きました。
よく話を聞けば、ソシャゲ業界の仕事は、今まで携わってた仕事より規模も大きくエンジニアとしては学びが多そうで、魅力に感じ面接を受けることにしました。
WEBやゲーム専門じゃなくても、サーバエンジニアでソシャゲ業界への転職、なかなかアリですね。思ってもみない提案だったのですが、結果としては納得いく職場におさまった感じです。
キャリアアップに意欲的なゲームプログラマーにとって、Geeklyは素晴らしい転職エージェントといえるでしょう。
年収が低いゲームプログラマーにおすすめのフリーランスエージェントは?
レバテックフリーランス
レバテックフリーランスは国内最大規模のフリーランスエージェントで、登録者数は全国トップ。
利用者の平均年収も862万円と高い報酬を期待できることで知られています。
2022年3月時点のゲーム関連求人は3,966件で、90万円超えの求人も少なくありません。
レバテックフリーランスの最大の特徴は取引先が多いことで、なんと5,000社以上。
その多くが大手企業との直契約のため、余分なマージンを取られることなく高い単価を稼げる点が魅力です。
「有名企業と取引したい」「評判が確かなエージェントのサポートがほしい」という人にとって、レバテックフリーランスは良きパートナーになってくれるでしょう。
ITプロパートナーズ
ITプロパートナーズは、人材紹介会社hajimariが運営するフリーランスエージェント。
2015年の設立から、わずか7年弱で2000社以上の企業が利用するなど実績は申し分ありません。
「週2日からOK」「トレンド技術が取り入れた案件が多数」など、ゲームプログラマーにとって魅力的な案件が多いのもポイントです。
特に、ワークスタイルを選べる案件が豊富で、中にはフルリモートで週3日稼働、月単価70万円のクライアントも扱っています。
自分のライフスタイルに合った案件を見つけるなら、ITプロパートナーズは心強い味方になってくれるでしょう。
Linkjob
Linkjobはゲーム業界特化のフリーランスエージェントで、登録者の平均年収も598万円と高水準です。
求人においては、フロントエンドやバックエンドはもちろん、データアナリスト、クライアントエンジニアなど多様な職種からキャリアを選べる点が魅力。
また、Linkjobではフリーランス向けの福利厚生パッケージLVAを運営しており、フリーランスゲームプログラマーに役立つさまざまなサービスを用意しています。
税務サポート(税理士紹介、会計ソフト割引など)
リスク補償(所得補償、情報漏えいなど)
勉強会・交流会の開催
家賃補助
健康診断・人間ドック割引
フリーランスは正規雇用と比べて社会保障が薄かったり、人脈作りに困ったりしますよね。
Linkjobなら、フリーランスのゲームプログラマーが安心してキャリアを歩めるようにサポートしてくれるでしょう。
まとめ
この記事では、ゲームプログラマーが低年収になりがちな理由や、高い収入を得る方法などについて紹介しました。
稼げるゲームプログラマーになるためには、働く環境とスキルアップが重要です。
資金に乏しかったり、社員の待遇をないがしろにしたりする会社にいると、どれだけ優秀でも給料アップは見込めません。
また、大手企業に入ったりフリーランスとして独立したいなら、相応のスキルアップが必要です。
この記事を参考に、ぜひ稼げるゲームプログラマーになってください。