インターネットは生活において不可欠なものになりつつあります。
需要の高さから、IT業界で転職を考えている人もいるでしょう。
ITエンジニア・SEの方が転職を考える際に、心強い味方となってくれるのが転職エージェントです。
ただ、転職エージェントのサービスは数多くあるため、どれを利用すべきか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ITエンジニア・SEに強いおすすめの転職エージェントを紹介します。
ITエンジニア・SEの転職エージェントの選び方は?
IT分野で活躍する職種には、プログラマー・SE・Webエンジニアなどが挙げられます。
こうした仕事をしている場合、ITに特化した転職エージェントを選ぶのがおすすめです。
転職サービスといえば、リクルートやマイナビといった幅広い業種・職種を取り扱っているものが思い浮かぶでしょう。
しかし、こういった一般転職のサービスではアドバイザーが必ずしもIT業界に詳しいとは限らないのです。
もしもIT分野に詳しくない人が担当者になった場合、自身のスキルを正確に把握してもらえない可能性があります。
すると、希望にそぐわない求人を提案されてしまう可能性が高まるため、注意が必要です。
ITに特化したエージェントを利用すれば、このようなリスクを回避できます。
在籍するアドバイザーは実際にIT業界で勤務していたケースが多く、適切にスキルや過去の経験を把握してもらうことができます。
業界に精通しているぶん、今後のキャリアプランや転職について詳しく相談することができるでしょう。
ITエンジニア・SEにおすすめの転職サイト13選
転職サイト | おすすめ度 |
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一番おすすめ! レバテックキャリア |
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マイナビ IT AGENT | |
TechClipsエージェント | |
type転職ITエージェント | |
doda | |
リクルートエージェント | |
Geekly | |
ワークポート | |
ウズキャリIT | |
DYMテック | |
G-JOBエージェント | |
ソフトウェアジョブズ | |
Tech Stars Agent |
1. レバテックキャリア
レバテックキャリアはITエンジニア・SE経験者向けの転職エージェントサービスです。
基本的に未経験向けの求人は少なく、ハイクラスのITエンジニア・SEの求人をメインに取り扱っています。
自身の経験やスキルを生かし、キャリアアップを目指したい人や年収アップを狙いたい人などにおすすめです。
15年以上もの転職支援実績を持っており、キャリアアドバイザーの知識や経験も豊富で、提案力や対応力の高さに定評があります。
また、職務経歴書の添削や面接対策などのサービスも充実しています。
サービスに登録すると非公開求人を閲覧できるようになり、様々な企業の中から自分に合う仕事を探すことができます。
レバテックキャリアの口コミ
レスポンスが早く、親身になってサポートしてくれたのでとても安心できました。自分1人で転職活動となると企業を探して、連絡を取って…、と全て自分でやらなければならないんだろうという抵抗感があったので、間に立ってもらえたのはすごくありがたかったですね。
20社あった企業の絞り込みの際も、「楽しく働きたい」という私の希望に対して、各企業で働いている方や現場の雰囲気などをコーディネーターの方が必ず添えてくれたんです。実際に足を運んで選んだ企業を紹介してくれたんだろうなと、いい印象を受けました。
公式サイトより引用
面接対策や、企業の情報を電話で丁寧に伝えてもらえたのがとてもありがたかったですね。他社よりも事前のフォローが手厚く、おかげで不安なく面接に挑むことができました。
この情報共有については、私が仕事の都合で平日に電話する時間がとれなくて困っていたところ、休日に対応してもらえたのも助かりました。対策や企業の特徴などを、1時間くらいかけて説明してもらえましたね。
公式サイトより引用
2. マイナビ IT AGENT
マイナビIT AGENTは、株式会社マイナビが運営するITエンジニア・SE向けの転職⽀援サービスです。
アプリ開発エンジニアからインフラエンジニア、運用・保守など、幅広い求人を扱っていることが特徴です。
IT・Web業界の転職事情に詳しいキャリアアドバイザーが在籍しており、経験やスキルを確認したうえで最適な転職活動プランを提案してもらうことができます。
アドバイザーによる支援も充実しており、面接日程の調整や応募書類の添削なども依頼することが可能です。
面接対策にも対応しているため、二人三脚で転職活動を進めたい人にも良いでしょう。
働きながら無理なく転職活動を行えます。
マイナビ IT AGENTの口コミ
こちらのペースに合わせて並走してくださるので前向きに転職活動へ取り組めました。
大変お世話になりました。
幅広い時間帯ですぐに対応してくださり、相談しやすかったです。
ワークライフバランスを重視した転職活動で、希望に叶う会社はないのではないか、あっても採用してもらえないのではと不安ばかりでしたが、面接前のアドバイスや程よい距離感で並走してくださり心強く頼りになりました。
ありがとうございました。
公式サイトより引用
書類添削や面接対策のきめ細かさ・アドバイスの的確さ・頻度の多さ、どれを取っても高いクオリティでした。
登録して本当に良かったと感じます。
キャリアアドバイザーであるU様に出会えていなかったらと思うと…本当に恐ろしい限りです。
U様のお力添えのおかげで、ここまでスムースに転職活動を進めることができました。
心より感謝申し上げます。
公式サイトより引用
※マイナビのプロモーションを含みます
3. TechClipsエージェント
ITエンジニア・SEを専門とし、年収500万円以上の求人のみ提供しているのが、TechClipsエージェントです。
転職サイト側で条件を絞った求人だけが提供されるので、求人のミスマッチが少ないのが利点です。
TechClipsエージェントのコンサルタントは現役のエンジニアで、転職してからのキャリア設計を考慮した提案や、長期にわたって活躍するうえで役立つアドバイスなどを期待できます。
TechClipsエージェントの口コミ
TechClipsエージェントのキャリアコンサルタントの方は、現役エンジニアでもあるので深い話ができましたね。
提案していただいた企業についても、納得感があるものばかりでした。
公式サイトより引用
私はエンジニアの畑を10年間携わっていましたが、担当してくれた現役エンジニアのコンサルタントは、技術的な話など難なく相談できたので期待が持てました。
紹介された案件も、実際に企業の経営層と繋がりを持っているところなので、開発現場の雰囲気や環境など細かい部分を共有してくれます。
最終的には、私が希望していたエンジニアが働きやすい環境でパフォーマンスを発揮できる企業を紹介してもらい、無事に内定をもらいました。
公式サイトより引用
4. type転職ITエージェント
typeIT転職エージェントは、1994年創業と、転職サイトの中でも老舗に入ります。
運営会社である株式会社キャリアデザインセンターが発行する転職情報誌を通じて形成された、幅広い企業とのつながりを生かせるのが強みです。
首都圏の案件を多く扱っているので、地域を限定しての仕事探しに役立つことでしょう。
公開求人数は、2022年4月の時点で950件ほどですが、typeIT転職エージェントは、公開求人よりも非公開求人数の方が多いのが特徴です。
ITに加え、企画や営業など、幅広い職種に対応しているので、自分の希望によりマッチした求人や、自分一人ではアプローチが難しい求人を紹介してもらえるかもしれません。
5. doda
dodaは総合転職エージェントであり、IT・WEB業界の求人も多数保有しています。
プライムSIer・ITコンサルティング・インターネットサービスなど、幅広い求人を取り揃えています。
地方の求人情報も多いため、地方でのIT転職を希望する人にもおすすめです。
dodaではIT業界への転職を支援するための魅力的なコンテンツが用意されています。
例えば、転職における自分の市場価値を診断できる「年収査定」では、現在の年収が適切かどうか簡単に診断することが可能です。
自分のキャリアの価値が気になる人や、今後の年収推移を知りたい人などは利用してみると良いでしょう。
加えて、応募前に合格の可能性を診断できる「合格診断」などのコンテンツも用意されています。
自身の経歴やスキルをもとに、合格の可能性がある企業を診断することができます。
こうしたサービスを利用することによって、より具体的なキャリアプランを計画できるようになるでしょう。
dodaの口コミ
dodaは業界大手だけあって求人数がとても豊富でした。
担当したアドバイザーの助言も的確だったので、面接も不満なく行え、見事通過する事ができました。
公式サイトより引用
他のサービスと併用して利用していましたが、やはり求人数は圧倒的でした。
ネット上では悪い噂も目にしましたが、私を担当してくれた人はとても親身になって対応してくれました。
公式サイトより引用
6. リクルートエージェント
リクルートエージェントは人材業界大手の総合型エージェントサービスです。
IT業界に強く、アプリ開発からIT関連の営業職、Webデザイナーまで幅広い求人を取り扱っています。
そのため、技術職に限らずIT業界への転職を目指す幅広い人におすすめのサービスです。
非公開求人も多く、全国各地に拠点があることも強みといえます。
地方の求人案件も多く、都心や関東圏以外の地域に住む人も活用できるでしょう。
また、支援実績やノウハウも豊富です。
IT・Web業界に精通したキャリアアドバイザーが在籍しており、過去の実績をもとにその人に合う求人を提案しています。
応募書類の書き方や面接対策などサポートも充実しており、転職活動の心強い味方になってくれるでしょう。
リクルートエージェントの口コミ
この不景気でなかなか求人が見つからないので、非公開求人を紹介してくださるのがありがたかったです。
また、キャリアアドバイザーの方が、丁寧に相談に乗ってくれたので助かりました。
面談で何時間もかけて私の話を聞いてくださったり、電話での相談が長引いてしまったときなども私が納得いくまで付き合ってくださって本当に感謝しています。
(店舗管理・27歳男性)
公式サイトより引用
転職市場に精通したキャリアアドバイザーに相談しながら活動を進めることができ、大変心強かったです。
お陰で自分の考えに凝り固まらず、今後のキャリアについて新たな見方ができるようになりました。
総合的にみて、転職先がみつかったのはキャリアアドバイザーの方のおかげであると思っています。
(ネットワークエンジニア・27歳女性)
公式サイトより引用
7. Geekly
GeeklyはIT・Web・ゲームなどの業界に特化した転職エージェントです。
IT業界との太いパイプを持っており、豊富な支援実績があります。
Geekly独自の求人も数多く取り扱っており、マッチング精度が高いことが特徴です。
転職を成功させるために、多角的な視点から分析を行っています。
これにより、高いマッチング精度と面接通過率を実現させているのです。
さらに、IT業界の主要企業と深い関係性があることから、実際の雰囲気や働き方などの詳しい情報も把握しています。
求人票では把握できない情報もしっかりと求職者に伝えることで、入社後のミスマッチを防いでいるのです。
情報の密度が非常に高く、適切なアドバイスを受けながら転職活動を行えることがメリットといえるでしょう。
Geeklyの口コミ
不安だらけだった初めての転職活動でしたが、無事に満足のいく会社に出会うことができました。
また機会がありましたら、お手伝いいただけると幸いです。
この度は本当にありがとうございました。
公式サイトより引用
圧倒的な紹介求人数だった。
面接到達率を見ても自分の実力ではなく、geeklyに企業がよせる信頼の裏返しと思った。
ありがとうございました
公式サイトより引用
8. ワークポート
ワークポートはIT・Web業界の求人に強い転職エージェントサービスです。
ITエンジニア・SEやクリエイターなどに関連する求人を豊富に取り揃えています。
在籍する転職コンシェルジュの質が高いことが特徴で、エンジニアの経験者も多く、業界の動向や面接のノウハウにも精通しています。
実際の経験や知識から、的確なアドバイスをもらえると評判です。
また、対応やサポートが丁寧なことに定評があります。
求人紹介や面接対策など、1対1でじっくりとサポートしてもらうことが可能です。
9. ウズキャリIT
ウズキャリITは、ITエンジニア・SEに特化した求人を扱う転職サイトで、特に未経験者がIT業界を目指すのに向いています。
それは、第二新卒や就業経験がない人の転職や就職の実績が豊富であることからも理解できます。
さらに、未経験者を対象とした学びの場を提供していることも関係しているに違いありません。
ウズキャリITでは、無料でプログラミングを学んだり、インフラ周りの知識を得るのに役立つ学習コンテンツを多く用意しています。
登録の段階で行われる面談にも力を入れており、自分の強みや向いていることを見極めるのに役立つようです。
就業サポートも丁寧で、書類選考や面接の前には、該当の企業に最も詳しい担当者からのサポートが受けられます。
ウズキャリITの口コミ
就職活動では、担当のカウンセラーの方が親身に時間をかけて面接対策をやってくれたんです。
結果的に、就職活動を始めてわずか3週間で内定をもらうことができました!
こんなに熱量高くサポートしてくれる会社は、他にないと思います。
公式サイトより引用
ウズキャリの就業サポートでは、IT学習のコンテンツが豊富に揃っていたり、自分のクセや弱点を自覚、改善することができました。
面接対策では、選考企業に一番詳しいカウンセラーが代わる代わる担当してくれたり、大船に乗った気持ちでサポートしてもらえました。
公式サイトより引用
10. DYMテック
DYMテックはIT・Web関連のフリーランス求人・案件を取り扱うエージェントサービスです。
DYMテックの特徴は、経営者層との太いパイプを持っていることです。
取引の中で培ったネットワークによって、社長と直接条件や単価の交渉を行うことができます。
また、DYMテック独自の高単価・非公開の求人や案件を保有していることが魅力です。
経営者層との密な関係を築けているからこそ、大手企業からスタートアップ企業まで幅広い案件が揃っています。
加えて、フォロー体制を徹底していることも特徴です。
DYMテックは参画後も面談やレポーティングを通じてサポートを実施しています。
万が一、企業に直接伝えにくいことがあったときも相談できるため安心です。
11. G-JOBエージェント
G-JOBエージェントはゲーム業界に特化している転職エージェントで、業界でも屈指の求人数を誇っています。
コンサルタントの質や信頼性が高いことが特徴で、
- ゲーム会社人事経験3年以上
- ゲーム開発現場のマネジメント経験
- 国家資格キャリアコンサルタント
のいずれかがコンサルタントの必要条件になっています。
確かな知識と経験を持つコンサルタントにしっかりとサポートしてもらうことができるでしょう。
また、G-JOBエージェントは多種多様な雇用形態の仕事を探せることも魅力です。
正社員や派遣社員、アルバイトやフリーランスなど、様々な案件を保有しています。
希望するキャリアに合う求人を提案してもらうことが可能です。
12. ソフトウェアジョブズ
ソフトウェアジョブズはフリーランスエンジニア・派遣エンジニアなどを対象として案件を紹介するエージェントサービスです。
主にフリーランスエンジニアに向けて、テスト・QA、デバック・品質の案件を提案しています。
また、ソフトウェアジョブズは3人体制による充実したサポートを受けられることがメリットです。
テスト・検証、開発職専門のジョブコーディネーターによって、仕事探しを総合的にサポートしてもらうことができます。
その人に合う職場や仕事が見つかるよう手助けしてくれることはもちろん、就職後のフォローも実施しています。
転職初心者でも安心して利用できるでしょう。
13. Tech Stars Agent
Tech Stars AgentはIT・Web・ゲームなどの業界に特化した転職エージェントです。
幅広い企業の求人を取り扱っており、その人のスキルや経験に合う仕事を提案してくれます。
大手からスタートアップ企業まで、好待遇の求人が豊富です。
フルリモート案件や、他社にはない独自の非公開案件なども保有しています。
なお、アドバイザーは元ITエンジニアやゲーム企業の元人事職など、豊富な知識を持つ人が多く在籍しているため安心して相談できます。
丁寧なカウンセリングによって、転職におけるミスマッチを効果的に防いでいることが特徴です。
模擬面接を実施しており、きちんと練習して自信をつけてから面接に臨めます。
予行練習によって面接の通過率アップを期待できるでしょう。
ITエンジニア・SEが不足している6つの背景とは?
近年は、バックグラウンドに関わらずITエンジニア・SEを目指している人が増えていますが、それでも人材不足は深刻。
その理由を6つ紹介します。
1.労働人口が減少している
単純に日本の労働人口が減っているため、ITエンジニア・SEも不足しています。
総務省の調査によると、15歳~64歳の労働人口が2010から2020年の間に101万人減少しました。
25歳~34歳に限定すると減少幅は186万人。
エンジニアに絞ると、さらに深刻になります。
経済産業省の調査によると、2030年までに高度IT人材が79万人足りなくなるとの試算が出ました。
どこの企業も人材不足を補うべく、自社で未経験エンジニアを養成したりスクールを開講するなどして対処していますが、全く追いついていません。
2.IT業界が成長市場
IT業界が成長市場なのも、ITエンジニア・SE不足である背景の一つ。
今はWebサービスが充実してきている上に、AIやIoTなどの先端技術が次々と誕生して業界が勢いづいています。
加えて、2020年に発生した新型コロナウイルスの影響で、かつては現実世界でしか受けられなかったサービスもデジタル化されています。
- Web会議の普及
- 実店舗からECサイトへの移行
- 社内システムのDX化
このように、あらゆる分野でITの可能性が見出されています。
それゆえ、ITエンジニア・SEが足りていないのです。
3.本当にスキルのあるITエンジニア・SEがいない
「多少のコードなら書ける」「お遊び程度のゲームくらいなら作ることができる」という、いわゆる「なんちゃってプログラマー」みたいな人は多いかもしれません。
しかし、本当にスキルのあるITエンジニア・SEは少ないです。
フリーランスサイトの案件を見ても、以下のように応募条件が厳しい求人がほとんど。
- Webアプリケーションの開発経験
- JavaPHPなど特定言語の開発経験
- システム保守の運用経験
ITエンジニア・SEが不足しているからと言って、企業側も誰でもいいとは考えていません。
優秀な人材を手に入れるためにスキルや経験を重視しています。
しかし、企業が求めるスキルを持つ人材が少ないため、常にITエンジニア・SE不足です。
4.業界の変化についていけない
業界の変化についていけないのも、ITエンジニア・SE不足の要因です。
IT市場はどの分野より変化が速く、たった数年で人材価値がゼロになることも珍しくありません。
例えば、20世紀に隆盛を極めていたFortranも現在ではマイナー言語に分類されています。
一方、ここ10年間でAIやIoT、AWSなど新たな技術が次々と導入されました。
もちろん、これらの技術が10年後も生き残っているとは限りません。
このように、激しすぎる業界の変化についていけず、ITエンジニア・SEを断念する人は少なくありません。
5.ブラックなイメージがある
ITエンジニア・SEにブラックなイメージが残っているのも、人材不足の大きな要因です。
一昔前より改善されたとはいえ、未だに違法労働が横行している会社もあります。
- ムリな納期を強要
- 裁量労働制の悪用
- 未経験者の育成を放置
私の先輩にも、裁量権もロクにないままサービス残業をさせられている人がいます。
このようにブラックな実情があるせいで、ITエンジニアにをためらう人は多いです。
6.給料が安くなるケースもある
先のブラック企業と関連しますが、給料が安くなるリスクがあるのも、ITエンジニア・SEの成り手が少ない原因の一つ。
ITエンジニア・SEは高収入が期待できる仕事ですが、業界や会社を誤ると安く買い叩かれることもあります
ただし、ITエンジニア・SEの低年収問題はスキルを身に付け、適切にエージェントを利用すれば解決できます。
未経験者にITエンジニア・SEへの転職をおすすめする理由は?
ITエンジニア・SEと聞くと「難しそう」「理系の人しかこなせないのでは?」と思うかもしれません。
しかし、バックグラウンドにかかわらず、ITエンジニア・SEはおすすめです。
その理由を5つ紹介します。
1.深刻な人材不足
ITエンジニア・SEを初め、日本では深刻なIT人材不足に直面しています。
経済産業省によると、2030年までに78.7万人の高度IT人材が足りなくなるそうです。
加えてITエンジニア・SEの高齢化も進み、2020年時点でIT人材のうち50歳以上が2割を超えています。
このように人材不足と高齢化が加速し、ITエンジニア・SEの需要は年々増えているのです。
企業も人材不足を補うために、自社でITエンジニア・SEを育成しようという動きも活発。
それゆえ、ITエンジニア・SEは未経験でも参入しやすくなっています。
2.手に職を付けられる
手に職を付けられるのも、未経験からITエンジニア・SEへの転職をおすすめする理由の一つ。
Webサービスはあらゆる業界で必要とされているからです。
そのため、スキルさえあれば業界を超えての転職が容易。
私の友人でも、新卒でEC事業の会社に入りましたが、転職して人材系のサービス開発をしている人がいます。
このように、ITエンジニア・SEは手に職付けてどの業界でも働ける点でおすすめです。
3.場所と時間に縛られず働ける
場所と時間の制約がないのも、未経験者にITエンジニア・SEへの転職をおすすめできる理由です。
ITエンジニア・SEはプログラミング言語を使ってサービスを作るのが主な業務。
パソコンとネットがあれば完結します。
そのため、多様なワークスタイルを実現できるのが魅力です。
例えばフリーランスだと、育児に力を入れたい人は在宅ワークも可能。
旅をしながら働きたい人であればノマドワークもできます。
近年では正社員でもフルリモートを認めている企業も多く、オフィスを持たない会社も少なくありません。
このように場所と時間を選んで働けるため、ITエンジニア・SEはおすすめです。
4.初期投資が低い
ITエンジニア・SEは初期投資を抑えられる点でも、未経験からの転職におすすめです。
他の専門職であれば、膨大なお金と時間を費やさなければいけないケースがあります。
例えば医者だと医学部に入って医師免許を取らなければいけないため、学費の総額が1000万円を超えることも。
実技を学ぶにしても家では難しく、研修医として長い訓練を重ねなければいけません。
一方、ITエンジニア・SEはパソコンとネットがあれば仕事が可能。
そのため本を読み自分でサービスを作れば、それだけで転職活動のアピール材料になります。
また、プログラミングスクールで腰を据えて勉強する場合でも、学費は年間数十万円程度で済みます。
このように、ITエンジニア・SEは他の専門職に比べてコスパよく目指せることが、大きな特徴と言えるでしょう。
5.高年収を期待できる
ITエンジニア・SEは未経験からでも高年収を目指せるのも大きな特徴。
政府の賃金構造基本統計調査によると、ITエンジニア・SEの平均年収は568.9万円で日本給与所得者の平均年収436万円を大きく上回っています。
フリーランスになるとさらに待遇は上がる傾向にあります。
フリーランスエージェントのレバテックフリーランスにによると、登録者の平均年収は862万円。
1000万円を超えるケースも珍しくありません。
繰り返しになりますが、エンジニアは年々不足しています。
しかし、スキルのない人がすぐにできる仕事でもないため、自然と待遇が良くなっています。
このように、ITエンジニア・SEは未経験からでも高年収が見込めるため、おすすめと言えるでしょう。
独学でITエンジニア・SEになる方法は?
本を読む
読書は、独学でITエンジニア・SEを目指す王道ルートといえます。
本で学ぶメリットは、
- 低コスト
- 自分のペースで勉強できる
- ネット環境が必要ない
といった点が挙げられます。
本は高くても数千円前後なので、大学や専門学校に比べると各段に安くつきます。
加えて、近年はクオリティの高い本がたくさん出ているため、独学でもハイレベルなゲームを作ることが可能。
また、ネット環境が無くても勉強を進められるため、独学の中でも非常に自由度が高い学習方法といえます。
動画を観る
YouTubeなどの動画投稿サイトで勉強するのもおすすめです。
動画の最大のメリットは、プログラムの動作をリアルタイムで観られること。
例えばエラーを解決したい場合、どんなコードを書いているのか実演してくれるため、解決法のイメージがしやすくなります。
また、作りたいゲームの関連動画があれば、本よりもマネしやすいでしょう。
「文章を読むのは苦手」「直感で勉強できるコンテンツがいい」という人は、動画で勉強することをおすすめします。
オンライン教材を活用
オンラインの教材も、独学でITエンジニア・SEになる近道の一つです。
本や動画との大きな違いは、必要な知識を体系立てて学べること。
YouTubeにある解説動画は、内容がピンポイント過ぎたり抽象度が高かったりと、自分が勉強したいコンテンツがないことも珍しくありません。
一方、オンライン教材であれば、必要な知識を過不足なく解説しているため、より速く成長できる点が魅力。
中には、仕事の獲得方法や転職のコツを教えてくれる教材もあります。
以下におすすめのオンライン教材を載せていますので、興味が湧いたものを試してみてください。
Udemy
テクノロジア魔法学校
Progate
ITエンジニア・SEの平均年収は500万円弱
ITエンジニア・SEの平均年収は正社員で487万円です。
ボリュームゾーンをみると500万円~550万円が最も多く、780万円を超える人も一定数います。
日本人の平均年収が436万円であることを考えると、ITエンジニア・SEは比較的収入がいい仕事といえますね。
しかし、収入の幅が300万円~800万円であることから、勤める会社やスキルによって大きく収入が変わる職業でもあります。
ITエンジニア・SEが給料を上げる方法は?
ITエンジニア・SEは年収の差が激しい職種なので、しっかりキャリアを考えないと低収入に陥ってしまいます。
ここでは、ITエンジニア・SEが高収入を得るおすすめの方法を5つ紹介します。
うまくいけば年収を倍以上増やすことも可能なので、じっくり読んでください。
社内で出世
社内の昇進は、ITエンジニア・SEが収入を上げる最もオーソドックスな方法です。
特にマネジメント層まで出世すると、給料が一気に上がるケースは少なくありません。
ゲーム開発は規模が大きく、ITエンジニア・SEだけでなくデザイナーやシナリオライターもうまく巻き込んで仕事をする必要があるため、責任が大きくなるからです。
企業規模が大きいほど出世の価値は高くなるので、収入アップを目指す人は社内でのキャリアアップを視野に入れましょう。
スキルアップ
スキルアップも、ITエンジニア・SEが収入を上げるうえで欠かせないポイント。
スキルを伸ばして市場価値を高めることで、転職しやすくなったり高単価な案件を受注できたりするからです。
プログラミング
語学
マーケティング
いうまでもなく稼げるITエンジニア・SEになるなら、プログラミングスキルは必須です。
特に、需要が高く、まだ供給が追いついていない言語を勉強すると、企業からも引っ張りだこです。
また、語学やマーケティングも学ぶことで、海外クライアントとの取引でも優位に立てるため、高い報酬を期待できるでしょう。
大手ゲーム会社に就職
大手のゲーム会社に転職できれば大幅な収入アップを見込めます。
下の表は、主な大手ゲーム関連会社の平均年収です。
どの会社もITエンジニア・SEの平均年収487万円を大きく上回っています。
会社名 | 平均年収 (2021年度) |
スクウェア・エニックス・ホールディングス | 1,469万円 |
バンダイナムコホールディングス | 1,121万円 |
任天堂 | 971万円 |
カプコン | 603万円 |
サイバーエージェント | 771万円 |
大手企業は、開発の上流に位置していることが多く資金も潤沢です。
その分人件費をかける余裕もあるため、年収が高い傾向にあります。
なお、大手ゲーム会社に入る際は、ぜひ転職エージェントを活用してください。
転職エージェントとは、企業選びや選考対策など転職活動をサポートしてくれる会社のこと。
業界に詳しいキャリアアドバイザーがいるため、効率的に転職活動を進められるはずです。
ソーシャルゲーム業界に転職
ソーシャルゲームとは、SNSなどインターネット上でプレイできるゲームのことで、ITエンジニア・SEにとっても稼げる業界の一つ。
スマホやiPadなどタブレット端末の爆発的な普及で、ソーシャルゲームの需要も伸びているからです。
ゲーム情報誌「ファミ通」の調査によると、2020年にヒットしたモバイルゲームTOP3は、どれも月商500億円を越えています。
次々に新しいゲームがリリースされているため、ITエンジニア・SEへの投資額が高い傾向にある点が魅力です。
フリーランスとして独立
フリーランスとして独立するのも、稼げるITエンジニア・SEになるうえでおすすめの手段です。
なぜなら自分のスキル次第で収入を大幅に上げられるからです。
ITフリーランス求人サイトによると、2022年3月でゲーム求人22,920件の内、月単価が60万円以上の案件はなんと8910件。
中には月単価80万円を超える案件もあります。
フリーランスには「社会保障が薄い」「収入が安定しない」といったデメリットはありますが、実力に見合った報酬を稼ぎたい人には魅力的な働き方といえます。
特徴を比較して自分に合う転職エージェントサービスを見つけよう!
ITエンジニア・SEの転職エージェントと一口にいっても、企業によって特徴やサービスの内容は異なります。
求人・案件の紹介だけではなく、中には書類の作成や面接日程の調整などを代行するサービスもあります。
自分がどのようなサポートを必要としているのか、しっかりと整理しておくことが大切です。
そのうえで、転職エージェントの特徴やメリットを比較し、自分に合うサービスを選択しましょう。