最近は自身のキャリアについて考える必要が多く、そのため、企業や学校の中にキャリアコンサルタントの人が増えてきているようです。
- キャリアコンサルタントとは何をする人なのでしょうか?
- キャリアコンサルタントはどうすればなることができるのでしょうか?
そこで今回の記事では、キャリアコンサルタントについて解説していきます。
キャリアコンサルタントって?
キャリアコンサルタントとは、国家資格の一つです。
実際の業務内容は、個人のキャリアに関する問題を聞き出し、専門知識によりそれを分析し、問題に対して適切な助言を行います。
近年は仕事のキャリアのことのみならず、趣味やボランティア、勉強など生活に関する幅広い分野も扱っているようです。
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キャリアコンサルタントの仕事内容は?
これから就職や転職しようとしている人は、少なからず不安や悩みを抱えている場合もあると思います。
そんな求職者たちの悩みを聞き、具体的に問題を解決するための提案や支援を行うことがキャリアコンサルタントの主な仕事内容です。
例えば、どのような職種に応募したらいいか悩む人がいれば、その人の今までの経歴や所持している資格をキャリアカウンセリングにより聞き出すことで、その者に対して的確な助言を行います。
また、やりたいことは決まっていても、そのためにどのような過程を踏めば良いかわからない人がいれば、それに必要な過程についてアドバイスをします。
このように、キャリアコンサルタントはキャリアに関する個人の悩みをカウンセリングし、それぞれに合ったアドバイスをすることが主な仕事内容です。
キャリアコンサルタントになるには?
キャリアコンサルタントは、国家資格を持っている人のみが名乗ることのできる称号です。
そのためキャリアコンサルタントになるには、国家試験に受かり、その資格を取得する必要があります。
受験資格は?
・厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した者
・労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験を有する者
・技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験に合格した者
・上記の項目と同等以上の能力を有する者
上記のいずれかの条件を満たす必要があります。
学歴や実務経験は問われないため、コンサルティングやカウンセリングが未経験の人でも挑戦しやすいでしょう。
試験に合格後は登録が必要
これらの受験資格を得られると、キャリアコンサルタント試験を受けることができます。
試験にて合格したのち、キャリアコンサルタントとして登録を行うことにより、はじめてキャリアコンサルタントとなることができます。
ちなみにキャリアコンサルタントの資格は5年ごとに更新が必要です。
また、その資格の更新には知識講習を8時間以上、技能講習を30時間以上受ける義務があります。
キャリアコンサルタントの試験について
試験の概要は?
キャリアコンサルタントの試験は1年に4回程度行われています。
試験には学科試験と実技試験があり、実技試験はさらに論述試験と面接試験に別れています。
キャリアコンサルタントとして認められるには、その両方の試験に合格する必要があります。
ただし、前回までにいずれか一方に受かっていた場合などは、学科試験もしくは実技試験のみの受験も可能です。
キャリアコンサルタント試験の受験申し込みは試験日の2〜3ヶ月前から開始しています。
試験の内容は?
学科試験の試験時間は100分で、全部で50問が出題され、4肢択一のマークシート方式で行われます。
実技試験の論述試験は50分で行われ、1〜2問を記述式で解答します。
面接試験はロールプレイを15分、口頭試問5分で構成されています。
いずれの試験も
- 職業能力開発促進法その他関係法令に関する科目
- キャリアコンサルティングの理論に関する科目
- キャリアコンサルティングの実務に関する科目
- キャリアコンサルティングの社会的意義に関する科目
- キャリアコンサルタントの倫理と行動に関する科目
上記の中から出題されます。
試験の合格ラインは?
学科試験は100点満点中70点以上で、実技試験は150点満点中90点以上が合格点です。
その他に、論述試験の4割以上、面接試験では「主訴・問題の把握」「具体的展開」「傾聴」のどの区分でも4割以上の点数を取得する必要があります。
試験の開催地域は札幌、仙台、東京、金沢、名古屋、大阪、広島・高松、愛媛、福岡、沖縄で行われていますが、場所によっては開催されない回があることもあるので注意が必要です。
試験の合格率は学科試験がおよそ60%、実技試験がおよそ65%ですが、年によっては試験の合格率が約30%だった回もあるようです。
キャリアコンサルタントの活躍の場
キャリアコンサルタントの活躍する場面は幅広く存在します。
仕事に関する相談
一般企業の中では企業内のカウンセラーとして、従業員のこれからのキャリア相談や形成を支援することができます。
人材派遣会社や民間職業紹介会社ではその会社に登録している人と面談を行い、その人物をどこに派遣・紹介することが良いかを考え、相手企業との仲介をサポートします。
また、就業した後も登録者の相談に乗ることがあります。
その他にも、ハローワークのような公的機関では求職者の就職支援を行います。
教育・進路に関する相談
中学や高校、大学などの教育機関では生徒・学生たちの就職支援だけでなく進路相談も行います。
また、生徒・学生に向けてキャリア形成に関する授業やセミナーを行うこともあります。
独立する場合も
さらに、独立してキャリアコンサルティング事務所を開き、企業の委託によりキャリアカウンセリングを行ったり、学校でキャリア形成の講演を行ったりすることも可能です。
このように、一般企業から学校法人や公的機関などキャリアコンサルタントは様々な場所で求められています。
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