出生前診断(NIPT)を受けるか悩んでる?みんなの決めた理由を紹介!

出生前診断を受けるか受けないか、迷っている方は多くいらっしゃると思います。

アメリカでは妊娠中の70%の方がNIPT検査を受けており、検査することが当たり前になりつつあります。

出生前診断は、生まれる前から赤ちゃんのことを知るきっかけになる素晴らしいものでありながら、問題視されている面もあります。

こま
こま

今回は、みなさんがNIPT検査を受ける受けないを決めた理由を紹介したいと思います。

記事の執筆者
こま

日常に役立つ情報メディアLife Stories 編集長
過去にLINEヤフー株式会社(旧:Yahoo! JAPAN)で働いていた経験を活かし、日常に役立つ情報メディア「Life Stories」の編集長として就任。
「女性の悩みに寄り添い、力になる」をモットーしており、編集だけでなくライティングなども兼務。
また、日本化粧品検定1級日商簿記2級など他多数の資格を取得。
現在は二児の母で子育てにも奮闘中。
>>学びチャンネル「Manap」に出演中
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NIPTを受けようと思った理由は?

NIPTを受けると決めた人たちの理由がこちら。

NIPTを受ける理由

・高齢出産で心配だから

・お腹のこの健康が気になって仕方ないから

・近しい人に染色体疾患の子がいるから

・妊娠生活が毎日不安で楽しくない

・周りに受けている人がいたから

・シングルマザーで育てる予定だから

・前もって環境を整えてあげたいから

こま
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やはり、1番大きなきっかけとしては、漠然とした「不安」から来るものが多いです。

妊娠中って常にお腹の子が心配で、不安になってしまいますよね。

次の妊婦検診まで期間が開くと、子供が生きているのか不安になってしょうがないと思います。

そこで検査を受けることで以下のようなメリットがあります。

NIPTのメリット

・早いうちに赤ちゃんの健康状態を知れる

・安心につながる可能性がある

・赤ちゃんが産まれてくる環境を早い段階から整えられる

早いうちに障害がわかれば、その子が生まれたあとスムーズに対応できるようになるし、その病気について調べることもできると前向きに捉える方もいます。

ご夫婦でお腹の子について話し合う時間も今までより長い時間確保することができます。

こま
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検査は採血のみで、妊娠10週〜と早いうちから検査することができる点も受検者が増加している理由の1つです。

もちろん、安易に受けていい検査ではありませんが、NIPTは従来の非確定的検査と比較しても検査精度が高く、リスクがないため、安心して受けることができる検査です。

検査を受けるにあたってはメリット・デメリットがあるのでしっかり把握した上で、夫婦で話し合って決断するようにしましょう。

NIPT検査を受けなかった理由は?

NIPT検査することをやめた理由がこちら。

NIPTをやめた理由

・どんな子であっても産むって決めていたから

・不妊治療の末に授かった念願の子供だから中絶を考えられなかった

・費用が高いから

・すでにお腹の子が愛おしいから

・全ての病気や疾患がわかるわけではないと知ったから

こま
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検査で陽性だった場合、出産か人工妊娠中絶かという苦しい決断を、短時間で迫られることになります。

検査をするということは、陽性だった場合の対応までどうするのか話し合っておく必要があります。

「結果がどうであれ産むことを決めているから検査を受ける必要ない」と決めたから検査をやめたという人が多いようです。

他にも、いくら話し合っても人工中絶や妊娠継続の決断をすることができないからという意見もあります。

また、費用が高いから諦めるという方もいらっしゃいます。

こま
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NIPTはあくまで非確定的検査になるので陽性だった場合、陽水検査を受ける必要があります。

羊水検査の相場は20万円前後になるため、そこまで含めて費用として頭に入れておきましょう。

無認可施設の場合、羊水検査が含まれている施設もありますので、そういった施設を選択すると安心でしょう。

これらを踏まえて、検査を受ける必要があるのか、最終的にどのような決断をするつもりなのかを十分に考えて受けてほしいと思います。

NIPTってどんな検査?

こま
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NIPTとは、採血するだけで胎児のダウン症といった染色体異常を調べることができる検査です。

2013年から国内で導入されているNIPT(新型出生前診断)は、年齢制限などの条件など関係なく検査することができるため、受検者が毎年増加しています。

NIPTでわかること

NIPTでは基本的に以下のことを調べることができます。

  • 21トリソミー(ダウン症)
  • 18トリソミー(エドワーズ症候群)
  • 13トリソミー(パトウ症候群)
  • 性染色体および1〜22番までの異数帯の判定
  • 性別判定
こま
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ただし、認可施設の場合、基本的に3つのトリソミー(21・13・18トリソミー)のみの検査になります。

NIPTの注意点

NIPTを受けるにあたって、勘違いしないで欲しいことがあります。

注意点

この検査で分かる障害や疾病は、本当に限定的であり、胎児の全ての状態がわかるわけではありません。

こま
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もちろん、障害の重さがどの程度なのかもわかりません。

NIPTを受けることで「病気がないとわかって安心だと」思い込む人もいるので、そこは勘違いしないように注意してください。

また、NIPTで陽性が出た場合は、確定的検査(揚水検査)を受ける必要があります。

認可施設と無認可施設がある?

「出生前診断を受けようかな…」と漠然と考えてい悩む人も多いと思います。

NIPTの認可施設は全国に92施設ありますが、望んだ人が全員検査できるわけではありません。

認可施設で検査ができなくて、無認可施設を予約する人も多くいるのは事実です。

それぞれメリット・デメリットがあるので把握しておきましょう。

こま
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認可施設では、ハードルが高くて誰でも受けれるわけではないという問題点があります。

認可施設の問題

・誰でも受けれるわけではない

・夫婦同伴であることが必要なところもある

・平日の検査が多い

・3回ほど通う必要がある

・認可施設が少ないため、予約も埋まりやすい

こま
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認可施設のNIPT検査は、働く人にとって休みを取るのが難しかったり、予約が取れず検査を諦める人も多くいます。

無認可施設は、日曜日に検査可能だったり1人受診可能だったりと誰でも検査が受けやすい環境が整っています。

しかし、無認可施設にも課題はあります。

無認可施設

・誰でも受けれるからこそ、安易な気持ちで受ける人がいる

・アフターフォローが施設によってまちまち

・遺伝カウンセリングの有無

確かに今まで誰でも受けることができなかった出生前診断が、受けたいと思った人が受けれるようになり、私達により身近なものになりました。

こま
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誰でも受けれるからこそ、安易な気持ちでこの検査を受けないようにしましょう。

遺伝カウンセリングとは?

こま
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NIPTでは検査をするにあたって、「遺伝カウンセリング」が重要視されています。

遺伝カウンセリングは、基本的に「臨床遺伝専門医」「認定遺伝カウンセラー」が行います。

NIPTを受ける際は、遺伝カウンセリングを受けてから採血するという流れになります。

遺伝カウンセリング

・検査では何がわかって、何がわからないのか

・障害の子を育てることになった場合、どんな生活になり、どんな支援があるのか

・もし疾患が見つかったらどのような選択肢があるのか

こま
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こういったことを説明した上で、NIPT検査を受けるか受けないか自身で判断できるように促すのが遺伝カウンセリングの役割になります。

遺伝カウンセラーは、あなたの意見を否定・肯定するわけでもなく価値観を尊重しサポートしてくれる存在として、大事な役割を担っています。

このカウンセリングを通して納得した上で、検査を受けるか受けないかを決断することが大切です。

また万が一、陽性が出た場合、いくら覚悟していても戸惑う方も多くいらっしゃいます。

陽性が出た場合はどう対応していくのか、そこまで考えてNIPTを受けるか決断する必要があります。

だからこそ、遺伝カウンセリングが重要になります。

気をつけて!

無認可施設では、検査するだけで、重要な「遺伝カウンセリング」が含まれてないところもある!

こま
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遺伝カウンセリングが無認可施設によっては、別病院探してくださいといったところもあるようです。

値段の安さだけに惑わされず、こういったフォロー体制についてもしっかり確認した上で受けるようにしましょう。

NIPTには、必ず「遺伝カウンセリング」が必要です!

こま
こま

必ず遺伝カウンセリングが実施されているのか確認するようにしましょう。

もう一度考えてみよう!

 

こま
こま

NIPT検査を悩んでいる方は、もう一度、ご自身やパートナーと以下のことを考えてみましょう。

整理しよう!

・なぜこの検査を受けたいのか

・何が不安なのか

・誰のために受けようとしているのか

・陽性だった場合、どうするのか

・妊娠を継続するのか人工妊娠中絶を選択するのか

出生児の3〜5%は、何らかの病気や障害などの先天性異常があると言われています。

こま
こま

この検査は安易に受けることで、万が一陽性だった場合に覚悟していたとしても、とても悩み苦しい思いをしてしまう人がいます。

受けたことを後悔する人もいるかもしれません。

ですが、反対に受けて良かったと思う人もいます。

受ける受けないはご自身で判断することであり、医者やカウンセラーは決めてくれません。

だからこそ、心理的ケアが必要であり、遺伝カウンセラーの存在が重要になります。

改めて、夫婦で話し合い納得した上で、検査するかしないか判断してみてはいかがでしょうか。