妊活は、避妊をしなければすぐ成功するというわけではありません。
- 栄養や休養で体のバランスを整えたり
- 夫婦生活のタイミングをとったり
色々なことをして妊娠に至ることが多いのです。
男女共に忙しい現代社会なら尚更です。
ですが、しっかり妊活をしているはずなのに、なかなか妊娠できないという人も多いのが現実です。
どうしてうまくいかないのか…と悩んでしまうこともあります。
今回の記事では、「妊活がうまくいかない夫婦の特徴」や「夫婦で協力し合う方法」などを紹介していきますので、ぜひご覧ください。
妊活がうまくいかない夫婦の特徴は?
忙しい中妊活を頑張っている夫婦はたくさんいます。
ですが、なかなか上手くいかないという夫婦も多く、歯がゆい思いをしていることもあるのです。
妊活が上手くいかない夫婦には、どんな特徴があるのでしょうか?
焦りすぎて夫婦仲が悪い
妊活を円滑に進めていくためには、夫婦仲がよいことが大切です。
ですが、夫婦仲がよくないと夫婦生活を行う気分にもなれず、妊活にも影響が出てきてしまいます。
最初から仲がよくないという夫婦はあまりいません。
多くの場合、妊活を始めてから夫婦仲が悪くなってしまった場合は、妊活が影響を与えてしまっていることが多いです。
妊活の焦りが悪影響を与えてしまうと、今後の妊活に差し支えるだけではなく、夫婦仲にも影響してきます。
妊活以前の問題とならないよう、夫のペースも加味しながら妊活を進めていきましょう。
夫婦生活が少ない、足りていない
妊娠しやすいのは、排卵日2日前あたりとされています。
その理由は、卵巣あたりまで精子が到達するまでには約2日ほどかかるためです。
排卵日2日前なら、排卵されたと同時に受精できるため、妊娠の確率が上がるというわけです。
ですが、必ず排卵日2日前に夫婦生活があれば妊娠できるというわけではありません。
なるべく少ない回数で妊娠するために、排卵日2日前だけ夫婦生活をするようにしているという人も実際は少なくないのです。
ただ、それだけでは夫婦生活の回数が足りないということも事実です。
排卵日を意識しなくても、2・3日に一度の夫婦生活があれば、子宮の中には常に精子がある状態になります。
そのため、妊娠の確率もアップするというわけです。
タイミングを意識しすぎるが故に回数が少ないのであれば、回数を増やしてみることをおすすめします。
夫婦で協力できていない
妊活は夫婦2人で行うものです。
そのため、2人で協力して行わないと妊娠することはできません。
例えば、排卵日近くでタイミングをとりたいのに、「仕事で疲れているから」と断られてしまったり、逆に自分が拒否してしまったりと色々な事例があります。
やはり夫婦生活で協力できないと妊娠するのは難しいのです。
お互いの気持ちもあるため簡単にはいかないことも多いですが、歩み寄ったり排卵日近くであることを意識させない、自分も体調を整えておくなどの対策で協力し合うことを目指しましょう。
どちらかが妊活を負担に感じている
夫婦のうちどちらかが妊活を負担に感じてしまっているということはないでしょうか?
その原因としては、
- どちらかがそこまで子どもを望んでいなかったり
- どちらかがガツガツしすぎてついていけなくなってしまったり
と様々です。
子どもに関しての気持ちのすり合わせも大切ですし、張り切りすぎてしまうのもよくありません。
かえって悪影響となってしまうこともあります。
どの周期も妊活を確実に行うのではなく、夫婦生活の回数を増やしながらゆったりとしたペースで進めて、お互いの妊活ペースを決めていきましょう。
話し合いだけで解決できないことも、時間が自然と解決してくれるということもありますよ。
妊活を夫婦で協力し合うにはどうすれば?
妊活は夫婦での協力が必須です。
ですが、上手く連携が取れなかったり、気持ちがすれ違ったりしてしまい、上手く進まないことも多いはずです。
夫婦で協力して妊活を進めていくためにはどうしたらいいのでしょうか?
その方法を紹介していきましょう。
子どもについての温度差を埋める
妊活の一番のポイントは、子どもについての温度差を埋めていくことです。
どの夫婦も必ず子どもが欲しいというわけではありません。
仲良しの夫婦でも、子どもが欲しい・欲しくないという考え方については全く違うということが多くあります。
というのも、子どもの存在というものは人生を左右する大きな要素の1つだからです。
子どもが欲しい・欲しくないだけではなく、何人の子どもが欲しいかということまで、夫婦ごとに様々な温度差があります。
その温度差を少しでも近くすることで、妊活のペースが変わってくるのではないでしょうか。
排卵日を共有する
温度差が埋まったら、具体的に妊活のペースを合わせていきましょう。
1周期も無駄にしないようにするために重要なのは、排卵日の共有です。
基礎体温をある程度の周期で計測しており、規則正しく生理が来るという人なら、排卵日の目安はつくのではないでしょうか。
カレンダーに書き込んだり、カレンダーのアプリで共有したりと色々な方法があります。
妊活アプリだと、夫婦で共有できるものもあり、排卵日付近に通知が来るものもあるので、夫婦で使いやすい方法で共有するようにしましょう。
男性には排卵日という概念がないため、知識がない男性も少なからずいます。
妊活を成功させるには排卵日が重要ということをまず理解してもらうようにしましょう。
息が詰まったら一旦お休みする
妊活は、何回も上手くいかないと息が詰まってしまうものです。
でも、1周期も無駄にしないために頑張っている夫婦が多いでしょう。
ただ、その期間が長くなってしまうとメンタルも消耗してしまいますし、お互いに疲れてしまいます。
息が詰まったら、一旦お休みをするようにしましょう。
1周期分でもお休みすれば気持ちも少し楽になるでしょう。
夫婦で期間を決めて、お休みをしましょう。
妊活に限らず、どんなことでも息が詰まったら休息することが重要です。
仕事に休憩時間があるように、妊活にも休憩時間が必要ということです。
妊活以外の時間も一緒に楽しむ
妊活のことで頭がいっぱいになると、そのことだけしか考えられなくなってしまいます。
普段から一緒に過ごしているはずの夫の存在も、妊活のパートナーとしてしか見られなくなってしまうということも、非常によくあることです。
それで、夫婦仲が悪くなってしまうということが多いのです。
これからも毎日一緒に過ごす相手なのですから、妊活以外の時間も大切にし、夫婦仲を深めるようにしましょう。
たまにはデートをしたり、一緒に料理をしたり、2人でできることはたくさんあります。
妊活は夫婦2人で行うものです。
いつでも仲良く妊活に取り組めるようにしましょう。
夫に上手に排卵日を伝える方法は?
生理日から約2週間後に来る排卵日は、妊活中の人にとっては子どもができる大きなチャンスの日です。
この日を逃さず、タイミングをとりたいですよね。
ですが、実際夫に排卵日であることを伝えるのに恥ずかしさがあり、上手く伝えられないと悩んでいる人は多くいます。
また、夫にプレッシャーをかけてしまうと遠慮がちになってしまうことも。
そこで、上手に排卵日であることを伝えるための方法を紹介します。
出勤前にさらっと直接伝える
多くの家庭では、出勤する夫を見送ったり、一緒に出勤しています。
別れ際にさらっと伝えることで、夫と次に会うのが夜になるので気まずさの軽減にもなります。
伝える言葉は、「今日、排卵日だから」の一言だけで大丈夫です。
妊活中の夫婦なら、男性側も排卵日=夫婦生活の日ということを理解しています。
なので、これだけで夜にタイミングをとろうという意思表示になるのです。
ポイントは、しつこくないようさらっと一言で伝えることです。
たくさんの言葉を並べると、それだけプレッシャーとなってしまうので、注意しましょう。
アプリで共有する
スマートフォンの普及により、妊活もアプリにサポートしてもらうことも当たり前のことになってきました。
基礎体温を入力すれば自動でグラフを作ってくれたり、生理日を入力すれば、次回の排卵日の予測をしてくれるなど、便利な機能が備わっています。
そんな妊活アプリですが、中には共有して排卵日の通知をしてくれるものもあります。
自分だけではなく夫のスマートフォンにもアプリをダウンロードして共有し、夫のスマートフォンにも排卵日・排卵日付近であることを通知してもらいましょう。
それだけでさりげなく排卵日であることを夫にも伝えられますし、自分の気持ちもかなり楽になりますよ。
恥ずかしいからLINEで伝える
直接伝えることが難しいのならば、LINEで伝えるのも手です。
LINEは既読を表示してくれるため、読んでくれたことがひと目でわかります。
休憩中の時間なら読みやすいこともあるので、メッセージを送るなら夫の休憩時間を狙うのがおすすめです。
特に昼休みの時間は長い休憩になりますし、スマホを見ている時間も長くなりがちなので、目を通してもらいやすいですよ。
スタンプで前置きしてから伝えると、より伝えやすくなるかもしれません。
大切なのは相手への言い方!
どの伝え方でも共通して言えることですが、1番大切なのは相手への言い方です。
排卵日であることをしつこく伝えすぎたり、毎日言い続けるなど過度なアピールをすると相手がやる気を失ってしまう原因になりかねません。
伝え方のコツは、簡潔に、さらっと一言で伝えることです。
- 「今日は排卵日だよ」
- 「今日タイミングだよ」
の一言だけで十分伝わります。
排卵日の伝え方だけでも、夫のプレッシャーは大きく違います。
むしろ前向きな気持ちになることもあるのです。
言い方次第で妊活を左右すると言っても過言ではありません。
夫の気持ちも理解してあげよう
夫は、妊活における最大のパートナーです。
ですが、協力してもらえるかどうかが難しいという場合もあります。
夫がなかなか協力してくれないという場合、自分にできることは夫の気持ちを理解し、寄り添うことです。
何が原因で妊活に一緒に取り組んでもらえないのか、確かめていきましょう。
夫にプレッシャーを与えすぎていない?
排卵日を伝えるだけではなく、色々なことで夫にプレッシャーをかけてしまっていませんか?
精子の運動率をよくするような食事など生活面で妊活を意識させてしまっていたり、病院へ行くことのアピールなど、プレッシャーの与え方は色々あります。
自分の行動で、思い当たることはありませんか?
「妊活」というワード自体もプレッシャーになってしまうことがあるため、なるべく生活で妊活を意識するのではなく、ワンポイント程度に留めておくといいかもしれません。
適度なプレッシャーはいいかもしれませんが、過度なプレッシャーは与えすぎないようにしましょう。
ギスギスした雰囲気になっていない?
妊活で最も重要と言っていいのは、夫婦仲の良し悪しです。
夫婦仲がギスギスしていると、タイミングを取ることも難しいですし、会話をすることすら難しいです。
妊活を始めたら夫婦仲が以前よりも悪くなってしまったという場合は、そもそも妊活が原因かもしれません。
そんなときは、妊活を少しお休みして、夫との生活を優先しましょう。
1周期も逃したくないと考える人も多いですが、夫との仲がよくないとなかなか妊活もうまくいきません。
仲の良い夫婦を目指し、関係修復に努めましょう。
妊活の話ばっかりしていない?
夫と食事中やリラックスタイムで、妊活の話ばかりしてしまっていませんか?
妊活を始めると、妊活の情報ばかり目にするようになってしまいます。
頭の中が妊活のことでいっぱいになってしまい、話題にも上がりやすくなってしまうのです。
毎日妊活の話をしていたら、どうしてもプレッシャーになってしまったり、妊活にやる気があったのになくなってしまったりということがあります。
日に日に夫の反応が悪い、会話が上手くいかないという場合は、自分の会話の内容を思い返してみてください。
妊活以外のことも楽しんで、ゆったりとした気持ちで妊活を進めたいですね。
まとめ
子どもが欲しい・欲しくないという気持ちは人それぞれです。
とても仲のいい夫婦ですら、妻と夫で考えが違うということもよくあるほどです。
それでも、妊活を円滑に進めるためには、やはり夫の協力が必須です。
2人の子どもなのですから、ペースを合わせ、妊活を進めていきたいですね。