相手と別れる決断をしたとしても、別れる勇気が出なくて悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
別れる勇気が出ない理由は人それぞれですが、別れる勇気が出なくて悩んでしまう人の多くは、自分に自信を持てない傾向にあります。
だから、「相手がいないと自分はダメなんだ」「相手以上に自分を好きになってくれる人なんか、いるわけがない」と思ってしまうわけですね。
こういう不安を抱いていると、一人になってしまった時の恐怖心を大きく感じてしまうため、別れる勇気を出すことを自分で妨げてしまいます。
そんな時は、自分に自信が持てるように働きかけたり、「別れる勇気をください」と他の人に声をかけるのも、勇気を出すきっかけになります。
ここでは、別れる勇気をくださいという人に読んでほしい、別れる勇気を出すために必要なことについて、詳しく見ていきたいと思います。
なぜ別れる勇気が持てない?
別れる勇気が持てない人の多くは、自分に自信が持てない傾向にあります。
自分に自信が持てないといっても、様々な場合があります。
例えば、相手の収入に頼って生活をしているのだとしたら、自分の生活力に自信が持てないから、別れる勇気が出ませんよね。
自分の容姿に自信がないけど、それを受け入れてくれる相手がいなくなると、今後良い人と出会えるかどうかが不安になった場合にも、別れる勇気が出ないと思います。
このように、自分が持っている不安要素を補ってくれていた相手がいなくなることが、別れる勇気を出すことの妨げになっているわけですね。
しかし、ここで冷静に見てほしいのが、自分が持っている不安要素についてです。
自分が持っている不安要素が出ている原因と克服方法を書き出してみて、自分でとことん分析してみましょう。
自分が持っている不安要素に対しての原因と克服方法を見出すことさえできれば、自分一人でも対処することができますよね。
また、別れる勇気を出すために必要なことについても、下記にまとめていますので、詳しく見ていきましょう。
別れる勇気が持てない理由は?
別れる勇気が持てない理由は、以下の通りです。
- 一人になるのが怖い
- 一方または双方が依存している
- いつかは変わってくれると相手に期待している
- 今後の生活に不安がある
それでは、それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。
一人になるのが怖い
一人になるのが怖いと感じてしまうのは、典型的な理由ですよね。
確かに、相手以上の人が見つかるのかという不安があったり、自分のことを好きになってくれる人がいるのかという不安があるのはよくわかります。
しかし、自分が好きになってくれる人を求め続ける限りは、一生、その人よりも良い人に出会えないなんてことは絶対にありません。
仮に、別れた年齢が25歳だったとして、60~70年余りの人生の中で、絶対に「あ、この人、いいな」と思う人に出会えないと思いますか?
死ぬまでの60~70年余りの人生の中で、相手がずっと心の中に残っているのでしょうか?
相手に依存していない限りは、絶対に「いいな」と思う人が新しく出てきます。
今の辛い気持ちも、月日が経つことで軽減されていくので、結果としては、「時間」が経てば解決することなんです。
だから、一人が怖いと思っていたとしても、いざ別れてしまえば、吹っ切れることも多いのはこれが理由だといえます。
一方または双方が依存している
一人になるのが怖いという場合と似通っているのが、一方または双方が依存している場合です。
一人になるのが怖いという場合は、「相手よりも良い出会いがある」と吹っ切ることができれば、別れる勇気を持つことができることがほとんどです。
しかし、「相手は自分がいないとダメなんだ」「自分には相手がいないとダメなんだ」と思い込んでいる場合には、相手に依存していることになります。
それが、一方であっても双方であっても、相手に対する執着と支配を愛情と履き違えている場合が非常に多いです。
依存関係を続けていると、お互いに傷つけ合ったり、自分または相手を思い通りに動かそうとしたりするのが当たり前になってしまいます。
そんな状態で関係を続けていても、自分にとっても相手にとっても、悪影響でしかないことをまずは自覚しましょう。
いつかは変わってくれると相手に期待している
いつかは変わってくれると相手に期待している場合も、別れる勇気を出すことを妨げている原因の一つになります。
相手に期待してしまう人の多くは、自分に自信がない人が非常に多いです。
自分に自信がないと、自分が変わることを選択するのではなく、「自分にはできないから、相手が変わってくれるのを待とう」と受け身になりがちです。
自分が変わることが厳しいと思うわけですから、相手に変わってくれることを期待する方が余計に厳しいのは明白ですよね。
また、相手に変わってもらうことを期待しているということは、相手の悪い部分を受け入れることができないという心のサインでもあります。
それを受け入れて、別れを告げることが、結果として、自分のためになるだけでなく、相手のためにもなるでしょう。
今後の生活に不安がある
今後の生活に不安がある場合にも、別れる勇気を出すことを妨げる原因になります。
特に、相手と同棲しており、相手の収入によって生活を賄っており、実家に帰省することができない場合には、今後の生活は非常に不安ですよね。
しかし、無職でも家を貸してくれるところがあったり、様々な制度等を利用できることがあったりと、しばらくの間は生活を確保することができる場合もあります。
そのため、活用できるものをフル活用して、今後の生活の中で不安に感じているものをなくしていくと、別れる勇気を出すことができるでしょう。
別れる勇気を持つためにできることは?
別れる勇気を持つためにできることは以下の通りです。
- 相手と一緒に居て楽しいと思えるかどうかを考えてみる
- 相手と一緒に居ることでできなくなったことを考えてみる
- 相手に変わってもらうことは無理だと割り切る
- 自分の時間を充実させれば、後は時間が解決してくれる
- 第三者に悩みを打ち明けて、背中を押してもらう
それでは、それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
相手と一緒に居て楽しいと思えるかどうかを考えてみる
別れる勇気を出したいと思っている場合には、相手と一緒に居ても、楽しいと思えなくなっていることが非常に多いです。
あなたは、相手と一緒に居て、本当に楽しいと思うことができていますか?
自分の気持ちを押さえつけて、我慢して、相手のために無理をして笑っていませんか?
自分を言い聞かせるために、わざと「楽しい」と思おうとしていませんか?
その気持ちが大きくなっている場合には、別れたいと心が訴えかけているサインです。
自分でも別れたいとわかっているのであれば、あとは一言「別れよう」と相手に伝えるだけです。
どうせなら、自分のためにも、スパッと相手に別れを告げて、あなたが心から楽しいと思える相手との出会いを求めに行っちゃいましょう。
相手と一緒に居ることでできなくなったことを考えてみる
相手と一緒に居ることでできなくなったことを考えてみることも、別れる勇気を出すためには非常に有効な方法になります。
例えば、相手のために尽くすことが当たり前になっていると、自分のためにお金を割くことが格段に減りますよね。
相手と付き合う前は、自分のために洋服を新調したり、美容院に通ってスタイリングをしたり、ジムに通って自分磨きをしたりなどで充実していたとします。
しかし、相手と付き合った後は、相手のためにご飯を作りに行ったり、プレゼントをしたりなど、相手のために尽くしていると、自分に回すお金がなくなりますよね。
以前の状態と、現在の状態を比較して、どちらの自分の方が、心から笑えていますか?
どちらの自分の方が、心から、楽しい、嬉しいと思えていますか?
それを自分に問いかけてみると、どちらの自分の方が幸せに感じているかどうかがわかるようになります。
現在の自分が幸せだと感じていないのであれば、以前の幸せを感じていた自分に戻ることができるわけです。
ほんの一瞬、相手と別れるための勇気を出して、幸せを感じていた自分を取り戻しましょう。
相手に変わってもらうことは無理だと割り切る
別れる勇気を出すためには、自分に言い聞かせて、洗脳を解くことも有効な方法の一つです。
相手に対して嫌だと思う部分があったとしても、相手に変わってもらうことを期待するのは非常に時間の無駄です。
特に、相手に強く主張することができないのに、「いつかは相手が変わってくれるはず」と思っても、言われてもいないことを自分で気づいて変えることはほぼ不可能ですよね。
相手に変えてほしいところを主張したとしても、「あー、うん」「わかった」と言われるだけで、改善してくれないということも多いと思います。
また、相手を本気で変えようと思うと、相手を変えるための努力を一緒に行う必要が出てきます。
今、自分を抑え込んで、我慢をした状態で、相手に変わってもらうための努力を一緒に行うことはできますか?
それが無理だと思うのであれば、相手に変わってもらうことは無理だと割り切って、さっさと別れを切り出してすっきりしちゃいましょう。
自分の時間を充実させれば、後は時間が解決してくれる
相手と別れる勇気が出ない場合には、自分の時間を充実させることも非常に有効な方法の一つです。
自分の時間を充実させるためには、自分の趣味を楽しむ時間を作ったり、ヨガに行ったりエステに行ったり、好きなことを好きなだけ行うようにしましょう。
自分の好きなことに囲まれると、「楽しい」「嬉しい」という気持ちが溢れてきて、今まで抱いていた暗い気持ちもどんどん明るくなります。
このように、精神的にしんどいと思ったことは、自分の時間を充実させれば、後は時間が解決してくれます。
時間が解決してくれれば、別れる勇気を持つこともできるようになってきます。
自分を見つめ直すためにも、ちょっとその悩みから離れてみて、好きなことに囲まれて生活して、気持ちを明るくするようにしましょう。
第三者に悩みを打ち明けて、背中を押してもらう
自分で対処しきれない、別れる勇気がほしいと思っている場合には、第三者に悩みを打ち明けて、背中を押してもらいましょう。
自分一人では、「別れを切り出して逆ギレされたらどうしよう」「自分にはあの人しかいない」と思う気持ちだけでぐるぐるしてしまうかもしれません。
しかし、第三者から見れば、全然そんなことはない、と思えてしまうのが現実です。
第三者に相談して、「全然そんなことないよ!」「〇〇だったらいけるよ!」と言ってもらえると、すごく自信になりますよね。
自分だけでは勇気が出ない、足りないと思う場合には、第三者に相談して、援護してもらうことで、背中を押してもらいましょう。
別れる勇気を持って、新しい第一歩を踏み出そう!
「相手と別れよう!」という決断をしたと思っても、いざ別れを切り出そうと思うと勇気が出ない場合には、まだまだ心には不安が残っています。
その不安を解消するためには、自分の中での不安の原因は何であるのかを冷静に分析することが、非常に重要です。
また、別れる勇気を持つことができない根本の原因は、相手が原因だというよりも、自分に自信を持てないことが理由である場合が多いです。
自分に自信を持つためには、自分の時間を充実させたり、第三者から背中を押してもらうなどの様々な方法があります。
上記を参考に、自分の中の不安を解消させて、ほんの一瞬の勇気を蓄えて、サクッと別れを切り出してしまいましょう。